バイバイ、ハラスメント。「夢」と、ハラスメント(嫌がらせ)。正反対だけれど、とっても大切な関係性(上)

日々是「ターニングポイント」
バイバイ、ハラスメント。「夢」と、ハラスメント(嫌がらせ)。正反対だけれど、とっても大切な関係性(上)

2015年2月15日 13:35日々是「ターニングポイント」

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こんにちは、藤沢優月です。

たぶんこの話は、いま ONSA WORKSHOP でがんばっている方々の参考になるかもしれない。
同じように、このブログを訪ねてくださって、それぞれの場所でがんばっている方々の参考になるかも……と思いまして、アップすることにしました。


タイトルである「ハラスメント」を私にした方も、自分が「ハラスメントをした」という自覚が(多分)0%であろうこと。そして ONSA のウェブを見ることもないであろうと思われること。二重の意味で、お相手の安全性にも配慮できるということで、書かせていただきます。

今まさに、ど真ん中でがんばっている「後を歩く仲間」のために。
こういう世界もあるんだよ〜ということ、「上」「中」「下」の3回に分けて、書いてみますね。

今この瞬間も、こつこつと歩いているみんな。
大好きです。

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最近、私の現実ではめっきり起こらないことを、久々に経験しました。
その「久々」が、どれぐらい久々だったかというと、おそらく6−7年は、さかのぼっても心当たりがない。

何の心当たりが? というと、タイトル通り「ハラスメント」。



じゃあ「ハラスメント」とは何かというと、日本語で「嫌がらせ」という意味。

もっと具体的にいうと、たとえば、人格を否定されるような言葉を、一方的に言われること。普通に考えたら「それはちょっと NG でしょ」ということを、言葉にして実際に言ってしまうこと(言われてしまうこと)。

その嫌がらせが、行為のこともありますよね。
「やめてください」という言葉や雰囲気を無視して、自分の要求を一方的に通すこと、などなど。
自分の強い立場を利用して、有無を言わせずに従わせるなども、ハラスメント。

とにかく、一方的なことが特徴。
コミュニケーションが成立していない。相手の言い分は考慮されず、……ここもポイントなのだけれど、いっけん考慮されているようで、やっぱり考慮されていない。

内容も、私の言葉で言うところの「肯定的なノー(そのやり方はあなたのためにならないので、やめた方がいい)」ではなくて、「あなたはダメ(人格否定)」になってしまっている。


「人格を否定する」+「一方的」ということが合わさると、嫌がらせ(ハラスメント)になりそうです。

これは、いじめの構造そのもので、もちろん暴言や暴力・虐待も、広い意味での「ハラスメント」に入りますよね。




今回の私の場合ですが、人格や仕事に関わる失礼なこと・私を否定するようなことを、まくしたてられるような口調で責め立てられるような経験をしました。
重箱の隅にどんどんと追い込んでゆくようなやり方で、たたみかけるように攻撃されてゆく感じです。
その間、たったの20分少々。でも、すごく嫌でした。

月並みですが、あらためて、すごく驚きました。


その間私に起こったことといえば、足元がぽかーんとなくなるように、全身の感覚がなくなる。
そして、どんどん「今」から離れてゆく。

まるで幽霊船のように、心が浮遊して、勝手に流されてゆく。
そして不思議なのですが、気づけば、いつのまにか「自分が悪い」と、私は勝手に結論を出している。



暴言暴力のパワーというのは、すごいものです。
いつの間にか、負のエネルギーを投げつけられた私の方が「悪いんだ」と考えさせられるのに、じゅうぶんなパワー。

理屈のすり替え、そして、強い圧力。
もし私に、しっかりとした知識がなければ、これが「ハラスメントだ」とは気づけなかったかも。


そして、そううやって驚きながらも、
「ああ、ONSA WORKSHOP で今、回復をがんばっているみんなは、これと闘っているんだな」
「思い返せば、私も長いこと、この空気感の中に住んでいたな」
ということを、しみじみ実感する自分がいました。


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その時の私がしたことと言えば、大人ですから、冷静にその場をおさめて、距離を取ること。

ところがその日1日は、YOGA を座っても、ぜんぜん中心が帰ってこない。
どこかぼんやりしている。
現実感がなくて、現実から、ずれてしまっている。

全身が緊張して、胃が、きりきりしている。身体がうまく動かない。
だから、その日の夕方には、
「そうだ。アルコールでも少し飲んで、緊張を和らげようかな」
と思ったのですが、ふと。

「ためしに、この痛みや怖さ、ストレスを、全身で受け止めてみよう。いったい、どのぐらいの量なんだろう」
という考えが浮かびました。

逆に言えば、こんな機会は、今の私にとってなかなかない。
だから、目をつぶります。
抵抗もコントロールも防衛も全部手放して、
「何もしない」
「ただ、ある。そして『感じる』」
をしてみたら……。


不思議なことに、その瞬間から身体に発疹が、ボツボツ……ボツボツボツボツ! と発症。
同時に、吐き気がするほど、こみあげてくる胃の痛み。
発疹は、猛烈な勢いで広がってゆき、身体がこれだけのストレスを受け止めていたことを、私に教えてくれました。

力のかぎり、ぎゅうぎゅうに閉じ込めていた痛みを、あらためて解凍すると、実はこれほどの大きさだったんだ!
驚きました。


軟膏を塗りながら、
「あーあ」
と思った次第です。


今の私がかつての私と違うところは、相手にハラスメントを受けたとういう自覚が「アリ」で、何が起こったかを、頭でちゃんと分かっているところ。
かろうじて「あっ!」と気づけたので、何も言い返さず、「勇気ある撤退」を選ぶこともできた。
だから、これ以上ひどいことは、この人との間には今後何も起こらない。

しかも加えて、日常がふつうに健康。長い時間をかけて「共依存(依存症)」の影響を癒して、こんなことをたびたび経験する要素は、今の日常生活の中にはまずない。

その上。
今回のハラスメントは、かつて私が家族の中でさらされていた、数々の暴言や圧力に比べたら、かすり傷にもならない規模。


それでも、……それだとしても、こんな衝撃。


それなら、まさに「渦中」にいた時は、痛みの大きさはいったいどれほどのものだったろう。

「これほどの痛みだったら本当に、過食したり、アルコールに頼ったり……痛みを感じないように、身体感覚を仮にでも麻痺させないと、日常がたちゆかないよね」
「あらためて、症状って、意味があって出るものなんだね」
「で。痛みが発生する『原因』の方をしっかり根絶しないと、症状をなくすのは、やっぱり無理だよなあ」




で。
これだけの痛みを抱えつつ、もし、きちんとした知識にも守られていなくて、「私が悪いんだ」と信じ込んでいて。

辛い思いをしている上に、過食したり、ついアルコールを飲んだりする自分を、「だらしない」なんて責めてしまっているのだとしたら。
もしそうなら、それはどれだけ辛いことだろう。

こういったことを、その日はぐるぐると、終わりもなく考えました。
そして、思いました。


過去の私はきっと、痛みを麻痺させるだけ・その場その場を生き抜くだけで、たぶん本当にせいいっぱいだった。

子どもだった私は、自分に加えられていた種類の圧力や力が、どんなものか知らなかった。
知識がなかった。

その結果、このようなハラスメントを「私が悪いから、起こるんだ」と思い込み背負い込み、痛みを麻痺させ、自分を責めて駆り立て頑張らせることで、人生を何とか生き抜くしか、方法を知らなかった。
本当に、そうだった。



一方で今は、すぐに冷静に距離を取ったり、必要な対処をしたり、相手を攻撃しない「勇気ある撤退」で、自分を守ることもできる。
相手から冷静に距離をとっても、生活が崩壊しないし、生活はびくともしないことを知っている。

「二度と自分を、あのような環境にはさらさない」
そう強く決意して、そうできるように、転んだり失敗したりしながら、今までの時間を歩いてきた。
長い時間かけて、一歩ずつコツコツ築いてきた。


こんなことをぐるぐる想いながら、今この瞬間も、暴言や暴力、嫌がらせや力による抑圧(ハラスメント)に苦しんでいる仲間たちのことを考えていました。

いまだその渦中にいたり、そんな中でもコツコツがんばっているみんなのことを想うと、かつての私の気持ち……心細さや「なんで?」という気持ち、怒りや混乱、あきらめや奮起……そのすべての繰り返しがオーバーラップして、胸がしめつけられる思いがしたのです。



次回は「ハラスメントをする方は、なぜするのか?」「なぜ私たちは、巻き込まれ続けてしまうのか」について、少し書いてみたいと思います。
[(中)に続きます]


| ONSA は、『夢をかなえる人の手帳』シリーズを代表作とする、文筆業・藤沢優月のオフィス。「ONSA」には、「響き合い、調和し合う」という意味が込められています。

| 本記事は、ONSA WORKSHOP にご参加の方・共依存の巻き込まれやハラスメントに苦しんでいらっしゃる方・状況から脱出の道を一歩ずつ歩んでいらっしゃる仲間に向けて、書き下ろさせていただいております。
ONSA は仲間の皆さまと、日々共に歩ませていただいておりますため、内容に大変熱がこもりますことを、どうぞお許しいただきたく思います。
そして、この記事をご一読くださった、あなた様の大切な時間・人生のためにも、本記事が役立ちますように。

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