My Favourite Books – 03 |『翻訳できない世界の言葉』

書籍:My Favourite Books 藤沢優月の好きな本
My Favourite Books – 03 |『翻訳できない世界の言葉』


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こんにちは、藤沢優月です。

突然ですが、
「hang up = 電話を切る」
なんていう熟語、中学生の時に、覚えませんでしたか?

そして今は、「hang up」ではなく、「hang out」の話。

アメリカ人の知人と、こんな話になったことがあります。
「優月、『hang out』という言葉のニュアンスを、たったひとことで、伝えることなんてできないわ」
「これは、英語独特の、ものの言い回しよ」
と。

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英語を話される方は、ご存知かもしれませんが……。

この「hang out」。

彼女いわく、
「たとえるなら、休日なんかの、前後に何の予定も詰まっていない時。仲のよい友だちとカフェに出かけたり、ウインドウショッピングをしたりして、とりとめもなく、あれこれいろんなおしゃべりをしながら過ごす感じの、時間の過ごしかた」
「目的とか、方向性とかもなくて、ただ『今ここ』をありのままに、楽しんでいる感じ」


これが、私なりの「hang out」の理解。


どの言語にも、こんなふうに、「翻訳できない言葉」があるでしょう。





そんな言葉を集めて、1冊の本にまとめてくださった、エラ・フランシス・サンダースさんによりますと……。


「RESFEBER(レースフェーベル)」

– 旅に出る直前、不安と期待が入り混じって、絶え間なく胸がドキドキすること。

  (スウェーデン語・名詞)


「GEZELLIG(ヘゼリヒ)」

– 単に居心地よいだけでなくて、ポジティブであたたかい感情。
物理的に快いという以上の、「心が」快い感覚。
たとえば、愛する人と共に時を過ごすような。

(オランダ語・形容詞)


「UBUNTU(ウブントゥ)」

– 本来は、「あなたの中に私は私の価値を見出し、私の中にあなたはあなたの価値を見いだす」という意味で、「人のやさしさ」を表す。

(ズールー語・名詞)


「WABI – SABI(侘び寂び)」

– 生と死のサイクルを受け入れ、不完全さの中にある美を見いだすこと。

  (日本語・名詞)





私は、この言葉が、好きになりました。


「VACILANDO(ヴァシランド)」

– どこへ行くかよりも、どんな経験をするかということを重視した旅をする。

(スペイン語・動詞)


この単語ひとつが、まるで、人生という「時間の旅」そのものを表しているかのよう。
そんな、「翻訳できない言葉」にまたひとつ、出会いました。


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