essay-2008/161-170
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[ 0161 ] もうすぐ、じゃじゃーーーん!!
2008年2月22日
咳だけが抜けないのと、なななんと声が出ないので、ただ今筆談にて仕事進行中のフジサワです。
(咳のしすぎで、腹筋が割れそうです)
前回は「鼻セレブ」のご報告をしましたが、今回は、雪だるまになってまで取り組んでいる、ワクワクするプロジェクトの話題です。
年前から「楽しみにしてて! 楽しみにしてて!!」と何度も発表してきたプロジェクトが、もうすぐ始まります!
そのために正月休みを返上し、雪だるまにもなり、喉をつぶしてまで「コレで悔いナシ!」と潔く思える。楽しみで、言いたくて、遠足前みたいにうずうずしてます。
もうすぐ「じゃじゃーーーん!!」と、このサイト上にお目見えの予定。進行する作業を見て、ニヤニヤする毎日が続いています。早くお見せして、一緒に分かち合いたいです。
また、いっしょに時間を楽しむ春がやってきますね。
お披露目までもうちょっとだ、のど飴と一緒にがんばります!
[ 0162 ] 予告通り、じゃじゃーーーん!!
2008年3月3日
今日の日を無事迎えられたなんて、何だか信じられません。……て、まるで嫁に行く人のせりふみたいですけれど、大勢の皆さまのおかげで、今日の日を迎えることができました。
風邪で寝込んだ時は、もうどうしようかと思いましたが、ビタミンと「鼻セレブ」と、多くの方の愛情で乗り切りました。
皆さまに、ワクワクする春をお届けしたい。
本日3月3日は、いろんな動きがある日です。
ぜひ一緒に楽しんでください!
[ 0163 ] 感動 (>∧<)
2008年3月4日
感動のあまり、初・絵文字登場です。
昨日3月3日は、もろもろのアップロード日。新しくスタートすることが多いので、ばたばたするのは予想していましたが……。
朝起きて、仕事のゴングが「カーーーン!」と鳴り響いたのが、まだゴミ収集車も立ち去らない時間帯。
朝にイチゴを数粒と、バナナ1本を食べたのは覚えているのですが、気がつけばランチタイムが過ぎ、3時のお茶が過ぎ、太陽も夕日に近づき……。
ごはんが、ごはんが食べられない。
非常用の備蓄のカップ麺(ちゃっかりと春雨のローカロリー仕様)に、お湯を注ぐヒマすらない。
間に合わないので、パソコンに張り付いていると、友だちから1本の電話が。「ごはん食べれない」と悲鳴のような私の叫びを気の毒に思ったのか、調理師免許を持つ友人は「なにっ? じゃあ、作りに行ってあげるよ、今日休みだし」。
友人はさっそくやってきて、まるでレストラン仕様のゴージャスな夕食を作ってくれました。調理師免許って、すごい資格だ。
「今日の1食目なのに、カロリー高くない?」って笑ってたけど、そんなことない。カロリーマイナスだったから、ちょうどよい。なにより美味。
「くうっ…..」(>∧<)。泣けました。
明日は、別の友人が苺を差し入れてくれるそうです。
周りのみんなに胃袋を支えられて、小説「ココロノドアー」は配信されてゆきます。
うーん、ありがとう!!
[ 0164 ] ココロノドアー、配信スタートです
2008年3月5日
ついにこの日が来たか~、感無量です。
はじめて、本格的な小説にチャレンジの『ココロノドアー』、毎日楽しんで書いています。
http://ameblo.jp/kokorono-door
(↑こちらです!)
自己啓発も楽しいし、小説も楽しいですね!
両方バランス良く続けてゆくことが、私の夢であり目標です。
[ 0165 ] フライング配信
2008年3月6日
小説の配信が楽しみで、待ちきれなくて、零時のカウントが回るのを、今か今かと待っていた昨日。まるで年越しのカウントダウンをしている気分でした。
手元の時計とパソコンの時計が零時をまわったので、「よっしゃ!!」とブログをアップしたところ……。ブログに乗った日時は、3月4日。あっさりフライング配信になってしまいました。
後ほど、こっそり直しときましたけど、まだまだ慣れぬ身。
どうぞ寛大に見守っていただけると嬉しいです。
[ 0166 ] 富士山の見えぬ季節
2008年3月17日
春。
気がつけば、すっかり富士山が見えない季節になりました。
おととい、久々に洗車(小気味良い全身運動のスポーツ!)に出かける途中。ふと車のフロントガラス越しに富士山を見ると、まるで幽霊のようにぼーっとかすんでいます。まだ冠雪しているものの、アタマの先がうっすら見えるかどうか。冬の、絵はがきのようなクッキリ感は、跡形もありません。
きっと春になって、富士山と私の間には、花粉とか、花粉とか、花粉とか、(そのうち黄砂とか、)いろんなものが舞い飛んでいるんですね。ちなみに洗車したてでピカピカのボンネット上も、今日見たら、花粉だらけでした。諸行無常。
あらためて、ああ、春。
花粉症の方、心からお見舞い申し上げます。
[ 0167 ] 富士山の見えぬ季節
2008年3月18日
ディスカウ゛ァーのサイトに連載している『そろそろ本気でゆっくりコラム』でも書きましたが、今年のテーマは「キッチンに還る」です。
そのようなわけで、昨日の「炒めたまねぎとベーコンのスープ」は、シンプルな作りながら、びっくりするほど美味しくできたので、ご報告したいと思います。
とはいえ、たまねぎを甘みが出るまで炒めて、ベーコンを加えて、スープストックでのばすだけという、きわめてシンプルな料理です。
ポイントは、やわらかな春玉ねぎを使うこと。
みずみずしくて、季節のはじまりのパワーに満ちていて、地球から食べものをいただくということは、こういうものなんだ! というような味でした。
春ですねえ。
[ 0168 ] mixiコミュの皆さま!
2008年3月20日
mixiコミュの皆さま、こんにちは! 藤沢優月です!
website上から、お初のご挨拶です。
最近ログインして、こっそりコミュニティをおとずれてしまいました。website上からではありますが、メッセージを送らせてください。
先日、私の書いたものを楽しんでくださっている皆さんのメッセージに触れて、本当に嬉しい気持ちになりました。
たくさんエネルギーをいただきましたし、人間としての私が一生懸命がんばっていることに対して、あったかく迎えてくださる皆さんの存在を感じることができて、とても励まされ、ありがたく思いました。
すごく嬉しかったです。
特に、2つのコミュニティを平和に維持管理してくださっている2人の管理人の方々に、心からお礼をお伝えしたいと思います。
深く深く感謝申し上げます。
藤沢の周りでは、目下、新しい企画が続々打ち上がっています。(お正月から、ずっとがんばっています。)その甲斐あって、5月あたりにも、またまた嬉しいニュースをお届けできるかもしれません!
とはいえ「学園祭」というのは、独立して自由に楽しむから楽しいものですね。
mixiのコミュを拝見していて、たまたま私の作ったものをきっかけにしてですが、皆さんが交流をされていたり、それぞれの時間を過ごされていることを、とても尊く感じました。
先生とか、特に校長先生(親玉)とかが覗きにくると、学園祭の準備もとたんに堅くなってしまいかねない。
そのようなわけで、二つのmixi学園祭は、参加していらっしゃる方々と、二人のステキな学級委員長にお任せして、書いている人は遠くの柱の陰からそっと眺めていることにします。
今後も、学園祭の話題となるようなニュース……優しくみずみずしい表現、ワクワクするストーリー、心にちいさな灯を点すような本……を生み出せるようにがんばります。引き続き、あたたかな応援をいただけますと、とても嬉しいです。
私からは、少し遠くから、大きく手を振っています。
そしてこれからも、私の書いたものが、皆さんの生活に、少しでも喜びをもたらしますように!
[ 0169 ] ポタージュ!!
2008年3月30日
今年はキッチン復帰の年だと高らかに宣言してから、はや3ヶ月あまり。藤沢のキッチン復帰ケイカクは、着実に実を結んでいます。
最近凝りはじめたものが、ポタージュ。
近ごろ忙しさもあってか、よく食べるようになりました。
低燃費だった割には、ちゃんと一人前を完食できるようになったな~~(こんなの中学校以来だ)なんて思っていたら、何のことはない。
胃腸のバランスが崩れて、すっかり弱っていたのでした。
(気づけよ! って感じです)
やはり手作りなしには、鈍感かつ軟弱な私の五臓六腑は維持できないようです。
というわけで、ポタージュです。
弱った胃腸を元に戻すために、まずは軽めの断食(ちゃんとコントロールされた断食)。メニューの中に、「野菜のポタージュスープを食べる」というのがありまして、ポタージュなしには安全な断食ができない。
というわけで、ミキサー買いました。
ずっと持っていなくて、実家を離れて16年目の快挙です。
いざ使ってみたら、どうでしょう!
ミキサーのスイッチを入れれば、おそろしいほど美味しいポタージュが作れるんですね!
私は今まで16年間、いったい何をしていたんでしょう。
時間を無駄にしていたとしか思えない、ショックです。
これからの藤沢家の食卓は、一年ぐらいは人参のポタージュ、カリフラワーポタージュ、豆のポタージュ、ヴィシソワーズ、ガスパチョ、ブロッコリーのポタージュ、ほうれんそうのポタージュ、コーンポタージュ…….。
要するに、ポタージュ、ポタージュの予定です。
ちなみに、人参のポタージュは、うっとりするぐらい美味しくできたのですが、さぞ飢えていたのでしょう。
写真を撮る前に食べ切ってしまいました。
美しいオレンジ色を、お見せしたかったです。
[ 0170 ] なんとなく
2008年4月2日
何となく、自然な気持ちとしてそうしたくなって、顔写真を公開することに決めました。プロフィールの項に上がっていますので、どんな顔をしている人が書いてたのか、確認してみてください。こんな人が、『夢かな』だの『ココロノドアー』だのを書いています。
ずっと私のことを知ってくださっている方は、本当に顔出しが苦手だということを、ご存知だと思います。それぐらい、苦手行為ですもんね~(笑)。たぶん追々本に書いてゆくことになると思いますが、本当に苦手だったんです。でも、時間とともに、人の気持ちは変わりますね。
顔を出すということは、FACE TO FACE。
きっと、もっと皆さんと近づいて、もっと本音で語り合いたいという気持ちに、自然となることができたのだと思います。
小説『ココロノドアー』を配信しているうちに、私のハートもどんどん自由になってゆきます。現実と創造が、微妙にクロスオーバーしていておもしろいですね。
イベントも、ぜひお越しください。お待ちしています。
そういえば今日は、母の誕生日です。
リアルに食パンに見えるコースターを買っときました。リアクションはいかに??
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[ 0151 ] 込めたもの
2007年10月24日
「時間を突き詰めてゆくと、心の問題にゆきあたる」
こんなこと分かりきったことで、毎年手帳の中に書いていること。でも毎年、相も変わらずにぐるぐる悩むことです。
文字通り「この時間をどう生きるのか」ということから始まるもの。そして、限られた時間の中、大切なものや大切な人と、どれぐらいのエネルギーで関わってゆくのかを決めるもの。
それが、スケジュール帳を使う本当の意味だと思います。
仕事が忙しすぎて大切な人に会えない。働きすぎて、本当に大切なものが手のひらの隙間からこぼれてゆく。
社会が「忙しい、忙しい病」に侵されていると、大切なものを大切だと口にすることですら、勇気が必要。だけれど、大切なもののために時間を取る……具体的行動にうつらなければ、いったい何のために生きているのでしょうか。
本当に大切なことに、本気で関わる。
スケジュール帳の上で起こることは、一人一人にとっての人生のドラマです。
文字にしてしまえばただの「予定」なのに、予定の上で心は迷い、想いはいったりきたり。つまり、時間の中には、心がすっぽり包み込まれているのです。
だから、罫線の上にある「想い」すら受け止めて、抱えて進みたい。
そんな思いで、毎年手帳を作っています。
お伝えしたいことはたくさんあって、でも手帳の基幹ワーク(基本となっていて、それをやらずには一年が成立しないもの)はちゃんとやりたい。
じゃあ、それ以外にはどれとどれを載せるのか。心のテーマにどれだけの比率を割くのか。
毎年毎年、迷っています。
そして今年は、思い切って青い手帳に改革を起こしてみました。心のテーマと、丸ごと一冊どすんと向き合ったのです。
手帳も年を重ねて、最近は、迷っても良いのだと覚悟が決まりました。
私の真剣な想いを感じ取ってくださり、楽しみにお待ちくださっている読者の方と、どこかでつながっているという感じ。最近はぐっと身近に感じ取れるようになりました。支えられて、一緒に立っています。どうもありがとう。
投げかけたものが、それぞれの一年の中で使われ、人生の時間の中に入れていただける。こんなに幸せな職業はあるかと思うぐらいです。
手帳を通じて、また一年ご一緒できるかと思うと、本当に嬉しいです。
とりとめもない文章ですが、年ごとに強くなる思いを書き残しておきました。
[ 0152 ] サイン会前夜です
2007年11月2日
本を読んでくださっているみなさま、こんにちは
今日はこんな書き出しで、エッセイを綴りたいと思います。
この週末で、ついにサイン会ラッシュも締めを迎えます。
今年は全国各地にうかがうことができました。開催者の皆さまにも本当に感謝ですし、足を運んで会いに来てくださった皆さまにも、大感謝です。お会いできて本当に嬉しいですよー!
あれだけ話し込んだのですもの、もう赤の他人とは思えませんよね(笑)。また来年お会いできるのを、本当に楽しみにしています。
とはいえ、静岡に越して3年。
最近、身辺が急に騒がしくなってきました。
以前よりも加速度的にたくさん、取材や講演、インタビューのお話をいただくようになったのです。何だか非現実的だけれど、仕事の状況としては限りなく現実的。
このHPをお読みいただいている皆さまには何となく伝わっていると思いますが、私の希望は「等身大のライフスタイルがとっても大切。その中で私は書き手、みんなは読み手。書き手と読み手がいいサイクルを交換し合って、お互いの人生の時間を豊かにすること」です。
本を書くのが本当に好きで、ずっと書いていたいのです。
書き手と読み手は表裏一体だと思うから、「読者」というちょっと客観的な単語は苦手です。関係性は特殊だけれども、ともに時間を楽しんでくれる、ご縁のある皆さんだと思いながら、サイン会でお目にかかっているからです。
でも、ただでさえ、限られた時間。
しかも、年齢を重ねるごとに忙しさも増し、責任も増えます。
だからこのままいい本を書き続けてゆくには、来年は多分、こんなにたくさんの会場の講演・サイン会を回れないかもしれない。皆さんの顔を見たいけれど、難しくなるかもしれない。こんなジレンマであり葛藤を、スタッフのみんなにはお伝えしてきました。夢かなスタッフのみんなには、引き続き、本を読んでくれる皆さまとの架け橋でいて欲しいから。
昨日の夜、今までいただいたお手紙や読者カードを取り出して、あらためて読み返してみました。
一枚一枚、読みました。
そこには、その人その人のストーリーが綴られていました。赤ワインを飲みながら読ませていただいたのですが、一人一人の人生の時間は、まるで世界中の赤ワインを集めたかのよう。フレッシュな香りのするワインもあれば、熟成されて重厚なのもある。でも、ひとつひとつがとびきり魅力的であることには変わりない。
きっと、私が本という手段で出したお手紙に対して、いただくお返事ですね。大切なストーリーを分けていただくたび、「読み手と書き手のサイクルは、しっかりと廻っているんだ」という実感に励まされます。
講演・サイン会もあと2つ。
そして来る2008年は、よい本をどんどん書いてゆく年にしたい。準備はもう、してあります。
そして、お会いできる機会が限られる分、メルマガをはじめたり、季節のイベントで一緒に楽しんだりして、今ある絆をもっと深めたい。ワークショップも、できれば開催したい。(なかなか開催できなくてゴメンナサイ!!)
新しい媒体を受け入れることも、視野に入れたい。良い手段を選んで、メッセージを運び続けたいのです。
せっかく同じ時間に生きているのですもの。つながり方は変わっても、つながっているという事実は変わりたくない。
そんなことを感じた、今年最後のサイン会前の夜でした。
それでは、お会いできるのを楽しみにしています。
ぜひいらっしゃってくださいね。心からお待ちしています。
[ 0153 ] 帰国しました!
2007年11月29日
クリスマスプロジェクトでも分ちゃってますけれど、パリとストックホルムに出かけて参りました。
このユーロ高の中ですが、働きすぎたのでなんとマイルがたまって航空券は無料です♪
(助かりますよ~)
寒かったけれど、綺麗だった。でも寒かった!!
パリは乾燥して寒かったですけれど、ストックホルムはさすが東北人の私には、性が合いましたよ。ちょっと湿り気を含んだ寒さは、気持ちがぴりりとしていい感じです。
ふたつの魅力的な都市で、美術館に通ったり、街を歩いたり、話したり、ありったけの勉強をしてきましたが、根がまじめなのですね。
どこにいても、何を見ても、「次何の本を書こうっかな?」「あ、これは次の本にいかせる、メモメモ!」と余念ありません。クリスマスの応募もたくさんいただき、あったかいメッセージもいただき、ますます良い本でお返ししていかなければな~と思っている今日この頃。
フジサワは、また新しいものを勉強して、戻ってきました!
来年は、いい本をいっぱい作りますね~。
お手元に届くのを、楽しみにしていてください。
[ 0154 ] こんな気持ちです、いつも
2007年12月13日
今日は長いですが、読んでもらえたら本当に嬉しいなあと思い、この文章を書きました。読んで何かを感じていただける人がいたなら、お返事をいただけるとなお嬉しいです。
そのメールを送った人が、このエッセイを見るかは分かりません。
でも私自身が迷い、考え、真剣な気持ちで書きたくなったので、ここに文章を載せておきました。私の周りにいてくれて、私の本を読んでくれている人たちにも伝われば嬉しいと思ったから。
時々「文章を書く仕事であることと、人間であることは、どのような関係にあるのだろう?」と考えます。
私はまず人間で、強いところも弱いところも、発展途上のところもあって、きっとこれを読んでくれているみんなと同じように、悩んだり、苦しんだりしながら暮らしています。それは、サイン会に来てくれた人、ワークショップを体験してくれた人、もっと直接的に私の周りにいる人は良く知っていると想像しています。
強かったり弱かったりしながら生きてゆく上で、感じたことを文章にし、できるなら人を幸せな気持ちにしたいなあと思って、私は日々を送っています。
だから、先日「私の書いた文章を不快に感じた」というメールをいただいて、それは本当にしたくないことだし、誰かの心を傷つけてしまったのかと考えたら、眠れませんでした。そう書いてくれることだって勇気が要ったでしょう、まずはどうもありがとう。連絡をくれたことに感謝します。
編集者さんはじめ、周りの人とあらためて相談してみました。
その結果、この文章が気になる人もいるかもしれないが、気にならない人もいるかもしれないということで、どの文章であるかを明らかにするのはやめました。それをすることで、メールを送ってくれた人がますます居心地の悪い思いをするかもしれない。
だからこんな曖昧な書き方になってしまいますが、ごめんなさい。
制作の途中では、文章や言葉の選び方に、何十回もの見直しを含めて十分気を使い、読んでくれる人に不快感を与えないバランスを、いつも必死で探しています。
というのは、私自身がまだほんの駆け出しの頃(って今でも駆け出しですが)、とある有名なアーティストさんの講演会に行ったんです。私はその頃、やりたい仕事と、気の進まない仕事の両方をごちゃごちゃと抱えている段階で、とにかく時間がなくて、本当にやりたい仕事のために時間を割きたいと思っていたんです。でなければ良い質の文章を勉強する時間もないし、そうなれば、私はいずれ文章を書いて生き残ってゆくことはできないと切実に悩んでいたからです。そして、有名なアーティストの人なら、きっとこのような経験をされたことがあるだろうと思って、思いきって質問してみました。
そうしたら答えは「あなたね、仕事があるだけでありがたいと思いなさいよ。大体ね、若い頃は……」と始まってしまったんです。説教です。
大勢の前で説教されるのは本当につらかったので、以降私が講演会やワークショップで話をする時は、できるだけその人の立場になって、自分と考えの違う人をなるべく理解できるよう、努力しようと誓いました。それは今でも固く実行しているつもりです。
また別の時は、誰でも名前を知っている有名な作家さんの講演会で質問しました。前回のトラウマがあったので恐かったのですが、それも私にとっては切実な質問だったので、思いきってしてみました。
すると今度は、会場にいる人に笑われたんです。「そんな質問、小学生みたい」っていう失笑でした。でもその作家の方は、私の目をまっすぐに見て、周りなんて関係ないと言わんばかりに、真剣に真剣に質問に答えてくれました。勇気を出してよかったと心底思いました。そしてますます、私もこうあろうと学びました。
本を出しているということは、書いている文章に職業上の責任があります。個人的な意見として、それは厳然とした事実だと考えます。
私は、自分の生み出したものが人を傷つけることは望まないし、傷つけるよりも幸せな気持ちにできたらと願いながら、それこそ血を絞り出すような思いで文章にチャレンジしています。出版の前は、何人もの手で何度も読み返し、うっかりということがないように、何重にも点検します。いつも胃が痛くなります。
だからこそ、今回メールをいただいて、私の体験やものの見方をこのような形で提示して、このような場面で人は不快を感じたり傷ついたりすることがあるのだと気づかせてもらえたことで、またひとつ、私は違うやり方を試してみないといけないのだと感じました。
大げさに言っているのではなく、別のやり方を模索してみようと感じています。やり方は無限にあるし、人を幸せにするために文章を書いているのだから、読む人にも幸せになってほしい。私の努力目標です。
最後にひとつだけ、私個人として伝えたいことがあります。
私だって人間、私も自分に向けられた文章の内容に傷つくのは同じです。
人間としてももちろんですが、職業にしているからこそ、いっそう深く傷つくということもあります。職業にしていれば、耐性がつくということはありません。いまだにamazonなどに載っている書評は、人に手を握ってもらっていないと恐くて読めません。もちろん、心のこもった書評を書いてくれる方がたくさんいて、私を体温の通った人間扱いしてくれている人がいるのも知っています。でも逆に、私は文章を生み出す完璧な機械でなくてはならず、間違いは許されない特別な職業と扱っている人もいるように感じるから、私だって恐いのです。
毎回ベストは尽くしていますし、できるかぎりの失敗はしないようにと万端を尽くしていますが、私はまず何より、人間です。
言い訳ではありません。
人間で、これを読んでくれている人と同じように血を流すハートを持っているからこそ、他の人の悩みに共感し、七転八倒しながらも、今日も文章を書くことにチャレンジできるのです。
感じることを麻痺させてしまえば、社会で生き残ってゆくのは楽かもしれません。でもそれでは、決して人の悩みに共感できるものを生み出すことはできないと思います。上手になることやキャリアを重ねることと、慣れて鈍感になってゆくことは違う。だから、今日も死なない程度に繊細にチューニングを合わせて(死んでしまったら大好きな文章を書くこともできない!)、まず第一に良い人間であれるようにと、自分の職業に向かっています。
でもね、きっとその言葉を言わせるだけ、私の文章のその箇所に、ちょうどひっかかったのだなあと想像しています。いろいろ様々なことを考える重要な機会をくれて、どうもありがとう。
このエッセイを読んでくれた人も、ありがとう。私がこんな気持ちで日々文章を書いていることが伝われば、嬉しいです。
[ 0155 ] ありがとう
2007年12月31日
ありがとうございました。
そんな風に感じる、年末です。
「どう思うか、ご意見聞かせてください」と、このHPのエッセイで聞いてみたら、たくさんのお返事が返ってきました。しっかりつながっているなあ、優しい人たちに恵まれてるなあ、と嬉しくなりました。
いただいたお返事はひとつひとつしっかり読んで、メッセージを受けとって、味わって、考えて、心の引出しに大切に仕舞いました。
どうもありがとう。
年末、ずっと考えていました。
たまたま本を書く仕事につき、好きで続けているけれど、なぜ私は本を書き続けたいのかな?
考えた末に思い至ったのが、すべては小さいことから始まっているということ。いつのまにか大きなことに発展していたって、もともと私は(そして多分、すべての大きなものはきっと)、最初はちいさなエッセンスや、ちいさな理想からスタートしたのですね。たとえば、もっと幸せを感じたいとか、もっと周りを笑顔にしたいとか。
このHPを通じて、小さな対話が生まれて、ささやかだけれどもしっかりしたコミュニケーションを交換することができて、生きているのって本当に楽しいな、不思議だな、嬉しいなと感じました。
私は今後も、ひとつひとつ考えながら、そして楽しみながら言葉を紡いでゆこうと、あらためて決意する年末の出来事。プロだからとか、仕事だからというよりも、まず一人の人間だからという考えからスタートするところは変わらずゆこうと思います。
人間として、したいことだからする。
したくないことは、しないようにする。
そうやって自分に誠実に、ウソのないように生きてゆく延長の上で文字を綴ってゆきたいと、あらためて確認できました。
年末は、家族におせち当番を代わってもらいました(毎年、煮物と黒豆当番なんです)。家族の協力を得て時間をつくってもらって、来年の文章のために準備ができる、幸福な年末年始です。
しっかり備えて、勉強して、来年もがんばります。
今年も本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。
そして、あと数時間ではじまる新しい年も、どうぞよろしくお願い致します。
[ 0156 ] あけましておめでとうございます!
2008年1月9日
とうとう新年があけてしまいました!
ワクワクの2008年のはじまりです。数字の並びも、2(アヒル)+0(円←マル)+0(縁)+8(無限大!)って、何だか縁起がよくないですか? すごく楽しみにしていた年なので、嬉しいです。
Websiteにもチラ書きしましたが、あまりにも新年が楽しみすぎて、正月返上であれこれアイディアを練りました。爆発力のある年にしたいと思いますし、ますます皆さまと一緒に楽しめる年にしたい。もうすぐ、メルマガ第一号の配信もはじまります。
良いニュースを、たくさん作り出せる一年にしたいと思っています。本年も、どうぞどうぞよろしくお願いいたします。
[ 0157 ] 重ねて、あけましておめでとうございます!
2008年1月15日
いつもお世話になっているカフェのバリスタ・山口さん作のメッセージおすそわけです。カプチーノの上に、素敵な模様を描いてくれました。
飲んだら消えちゃうけど、瞬間の芸術です。
↑YUMEKANAって描いてあります。うさぎちゃん柄です。
夢かな読者の皆さまへの新年プレゼント。
↑クマ様のデコにONSAって描いてあります。
こちらは、きっとワタクシのオフィス宛に。
気がつけば、私たちみな素敵な人たちにかこまれていますね。山口さんはじめ、いつもお世話になっているスタッフの皆さま、夢かな読者ごと愛してくれてありがとう。
あらためて、素敵な一年になりそうな予感です。
[ 0158 ] 雪降らず、七夕おもう
2008年1月22日
早いもので、一月ももう終わろうとしていますね。寒い日々が続いています。
静岡は「雪が降る降る」と天気予報されたわりに、やっぱり降りませんでしたけれど。交通機関のためにはとてもよいことです。きっとこちらの人はスノータイヤを常備していない方が多いだろうから、事故頻発なんて困りますもの。でも東北人としては、雪に会えないのは少し残念。
そんな中、七夕(7月7日)までにはまだ間があるのに、Discoverと共同開催している『七夕プロジェクト』の応募が、およそ300件ぐらいを超えました。
Webの方でもご応募が100件を超え、郵送も着々といただいています。日々届けられるものを読ませていただいているんですが、皆さんステキステキ!
あったかい気持ちにさせてもらったり、気づきをもらったり。
一人一人の中にある小さな望みや夢は、もしかしたら自分では「どうってことないよ、平凡だよ」と思っているかもしれないですよね。でも外に出してみるとこんなにも素敵なんだなと、毎日感じさせていただいています。
役得です。
まだ、七夕まではかなりお日にちがあります。
ぜひ、どんどん送ってください!
イニシャルしか載らなくてプライバシーは守られますので、張り切って夢を宣言してくださいね。(イベントのページからアクセスできます。)
お待ちしています!
[ 0159 ] 新たなる作品到着
2008年1月30日
いつもお世話になっているカフェの新作です。

友人と二人連れだったのですが、大興奮。しかも、飲んでゆくにつれて顔が微妙に変化してゆくのが、とてもよいんです。
次はどんな感じで来るんでしょう。こうなると、がぜん楽しみです。
[ 0160 ] ついに私も「鼻セレブ」。
2008年2月21日
更新履歴を見て、びっくりしました。もう3週間も更新していないのですか!
……ということは、私は約3週間もの間、風邪をひいていたってことなんですねぇ。
普段めっきり風邪などひかない健康体なのですが、今回ばかりは、やってしまいました。
寝込んでしまいました。
それでも仕事は止まらないし、代わりにやってくれる人もいないので(影武者とかいないです)、ベッドの中にノートパソコンを持ち込み、お前はどこの雪だるまか? っていうほどにセーターを着込んで、ごほごほ言いながら仕事をしたのがマズかったのです。
かたわらにティッシュ箱を置きつつ、鼻をかみかみしていたら、しだいに鼻先がヒリヒリしてきて、トナカイさんみたいな状態に。
いや~ん…….と思ったその時。ピカーン!と思い出しました!
去年のサイン会で、手作りのポケットティッシュケースをいただいたのです。キュートなケースの中には、可愛いウサギさん柄の高級ティッシュ「鼻セレブ」。プレゼントしてくださった方と「こんな高級品を!!」と楽しみを共有した後。私の皮膚にはもったいなすぎて….と、ずっとオフィスに飾っていたのですが。
いま出番じゃなかったら、いつ出番なのだ!?
高級ティッシュ「鼻セレブ」、ついに使わせていただきました。カゼカゼの中、オアシスのようなひと時。
ちからが出ましたよー ありがとう!!
p.s. 贅沢に追加買いをしてしまいました。私にとっての「大人買い」って、このことだと思った次第です。
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[ 0141 ] 最近のご報告
2007年7月2日
最近の私は、今年の手帳の制作を着々と進めています。
振り返ってみれば、4月からHPstrollの更新をほとんどしていなくて、集中期は立てこもり傾向にあるのだと判明したり、反省したり。オフィスの仕事自体はばたばたとにぎやかだったのですが、HPの方はとても静かでしたね。
新作ですが、「期待していてください!」とお伝えしたい気分、気合いが入っています。メールやお手紙をいただく皆さま、そしてお手に取ってくださる皆さまのことを想像して、ひと足早い夏バテに負けず、全力投球の最中です!
仕上がり、刷り上がるのが楽しみですね。
そして、今年も手帳をはさんで皆様にお会いできるのを、今からワクワク、本当に本当に楽しみにしています!
[ 0142 ] キャンドルナイト@夏至、@盛岡
2007年7月2日
去る6月22日、100万人のキャンドルナイト@盛岡のイベントで、岩手県にでかけてまいりました。
(これで、車の走行距離を一気にのばしてしまったわけです。ついでに運転焼け……涙)
会場は、盛岡市内のcartaというカフェ。以前当オフィス(ONSA)のスタッフだった加賀谷さんがオーナーです。
会場の都合でスペースに限りがあり、入場できるお客様の数に制限があったため、事前告知ができなく恐縮でした。盛岡在住の方に、もっともっとお会いしたかったですね。
キャンドルナイトは夏至の日に行なわれましたから、夏至という時間の節目にちなんで、ゲストの皆さまと一緒にタイムトラベルをしました。古代から現代までの時間の歴史を、一緒に旅してみたのです。
人工の灯りをすべて消して、キャンドルだけで過ごす時間。言葉のライブ。なんとも贅沢で、特別なひとときでした。

たまには、こんな「言葉のライブ」もいいものですね。
いつか本にまとめたいなあと思うような、素敵なお話が交換できました。
来てくれた方々、みんな素敵でした。どうもありがとう。
[ 0143 ] 妙なご近所さんたち
2007年7月6日
マンションの窓から富士山が見えます。
するとある日、富士山と我が家の間に、めざわりなクレーンが立ちました。何やら工事がはじまったようです。
大きなクレーンが二基必要な大工事って何だろうと思いつつも、忙しくて確かめにもゆけない。そうしているうちクレーンも撤去され、ふたたび綺麗に富士山が見えるようになりました。
ある日散歩に出かけたら、見慣れぬ建物が増えている。けっこう立派でモダンです。
「クレーンの場所じゃない?」と見やると、なんとBANDAIのビル。いわゆる「ガンプラ」(=ガンダムのプラモデル)を作っている企業です。こんな近所にあったのねー。
BANDAI社員の制服は、ガンダムのコスチュームっぽいのらしいですね。襟と肩が青くて肩章がついているらしい。連邦軍です。
近所を歩いているのはまだ見たことがないけれど、車で通る道だから、遭遇したら笑ってしまいそう。どこの近未来の軍人が、コンビニにおにぎり買いにきたんでしょう。ちょとメタボ気味のおじさまだったら、こたえられません。静岡って変なところです。
ちなみに私は、田宮模型付近でよく道に迷います。
地図には強く、海外でさえすぐ道を覚えてしまう私ですが、田宮の星印のビルは3つぐらいある(と思われる)ので、3つの星に惑わされてしまう。世界の田宮、罪作りです。
静岡に越してくるまで、模型の世界なんて知りませんでしたし関心もありませんでした。
でも、これまた近所の国際展示場で、時々大きな模型展が開かれるようで、世界中からお客さんが来る。出張帰りで新幹線から降りたら、入れ替わりに田宮模型の大きな袋を持った外国人のお客さんが、大量に乗り込んできたことがありました。
これだけ模型の世界企業に囲まれた場所に住んでいるのなら、私もひとつぐらい組み立ててみようかなと思うこのごろ。
[ 0144 ] 本年の短冊スマッシュヒット
2007年7月7日
去年の七夕のヒットは、「トミカのほんとうのくるまにのりたい」でした。(No.127をご参照ください。)(おねえちゃんもできれば、乗ってみたいです。)
今年もたんざくのなびく季節がやってきましたから、目を凝らしてオモシロたんざくを探します。
しかし、今年はスマッシュヒットがない。どちらかというと、おとなしめです。
そんな中、さんぜんと輝いていたたんざくは、こちら。

生で見ると、ちょっとよれよれした文字の迫力に降参です。のみ屋さんの前にあったので、ちょっとお酒が入っていたんでしょうか。
一発内定がもらえるよう、ささやかですが私も応援してます!
[ 0145 ] 伏せる犬
2007年7月10日
平塚に「たなばた祭り」を見にいった帰りのこと。
高速に乗ろうとバイパスで信号待ちをしていると、目の前の横断歩道を、さんぽの犬を連れたおばさんが横切ってゆきます。
日暮れ前の、両側6車線の大きな道路。
茶色い雑種の中型犬は、見るからに急ぎたくなさそうな様子。「いやだ、そんなに早く歩きたくないー」という時の、重心が後ろに傾いた犬の状態です。一方で、ちかちかと点滅をはじめる歩行者用信号に、おばさんは犬をせかします。
「いいから、来なさい!」というふうに、力まかせにリードを引っ張るものですから、首輪が首に対して斜めの、ちょっとおかしな位置にきています。
「なんだか首輪がふらふらしているなあ」
悪い予感がしながらも、信号を確認してふたたび横断歩道に視線を戻すと……。
ほんの2秒ほどのうちに、犬の首輪がすぽーんと外れているではありませんか!
おばさんが、逃げられないように犬の前足を押さえつつ、横断歩道から必死でひきはがそうとしています!
一方の犬は、べったりとはいつくばって動こうとしません。それでもおしりは上がっていて、隙あらば脱走のチャンスを狙っている油断ならない感じです。
おばさんもダイナミックな動きには出られない。リードがとれているので、合計6車線の大きな道路の上で、犬に脱走され、追いかけ回すはめになったら大ごとです! 慎重を期しつつも、ひっしと両前足をつかんで、逃がすものかと犬をひきはがそうとしています。
しかし犬は、「いやだー! いやだー!」とばかりに、合成CMのお笑い画面さながらに抵抗を続けている。何十台もの車から視線が注がれる中、日ごろの餌代が誰の財布から捻出されているかなど、おかまいなしの様子。
残念ながら……いや大変なことに、ここで自動車信号が青に変わってしまいました!
爆笑劇が演じられている車線では、犬が動かないので、もちろん車も動けません。でも私の車線は、寸劇のわずかに左隣の車線。犬からちょっとずれていたので、車を発進させざるをえません。
光景はバックミラーに消えてゆきました。
次第に小さくなってゆく、伏せる犬とあせるおばさん。
あの後、どうなったんでしょう。
犬の相当な抵抗の様子からして、続きが知りたいです。
[ 0146 ] 犬のギアのうた
2007年7月12日

犬は走り出した瞬間から、いきなり1速から5速へとギアチェンジ
決して2速、3速、4速と徐々には上げない
かと思えば、突然6速から1速ギアにおとす
その上突然Uターンして、喜びの顔で飛びついてくる
6速ギアで必死で、全力疾走していた人間は、犬と正面衝突
(大型犬はマジメにシャレにならない)
そして、飛びついてくるタイミングも分からない
ギアチェンジの秘密は肉球にあるらしい
今度足を裏返して、じっくり調べてみたいとおもう
[ 0147 ] 台風一過
2007年7月15日
台風一過の夕空が広がった静岡では、大動脈・東海道が始動し始めました。
この三連休、私はフットサルの3連続ゲームだったはずなのに、東海道新幹線が動かずに静岡で足止め。予定がすっかり変わってしまいました。
楽しみにしていただけに、しょんぼり。
私の「しょんぼり」ぐらいならまだいいのですが、静岡では、東海道新幹線が108本運休、高速道路が通行止め、沼津市が一部水没したり、島田市の大井川にかかる「世界で一番長い木造歩道橋」といわれる蓬莱橋の一部が倒壊したりと、騒がしい状況でした。
全国を見渡せばもっと大変で、被害に心からお見舞い申し上げます。
そんな中、昨日の夕方と今日のお昼、海を見てきました。
駿河湾は、いつもは穏やかな顔の海。
海沿いを通る150号線は、波の様子を肌で感じられる道路です。
昨日の夕方は叩き付ける雨の中に波頭が立ち、カーブを曲がって海沿いに出たとたん、波が上から降ってくるように感じました。(念のため、安全な道路ですからお書き添えしておきます。)
今日は台風一過の青空の下。でも海はまだ泥水といった感じで、うなり声をあげて押し寄せてきます。
そのまましばらく、防波堤に腰掛けて海を見ていました。
海の底の土の強いにおい、野生のにおい。波しぶきの細かい粒が、身体をしめらせます。
台風も地球の呼吸。
人間のちからではどうしようもできない、大きな呼吸です。この星自体が生きているということを、肌で感じた時間でした。
[ 0148 ] ガンバロウ新潟!
2007年7月24日
地面がふらふらと揺れたのは、台風で新幹線が止まって予定が反故になり、家でゆっくりしていた祝日・月曜日でした。
「海の日だし、これから海でも見に出かけようかな~」なんて、ゆっくり行動開始を検討していた午前10時13分。ふらふらとマンションが揺れたので、東海地震の初期微動かと、思わず身構えました。
静岡という場所に引っ越してきた時から「ここは地震が来るよ、来るよ」と言われ続けていました。揺れの感じがいつもとは違ったので、「とうとう来たか!」と覚悟しましたが、幸いながら揺れもすぐおさまり、急いでテレビをつけます。
すると、速報の惨状に驚くばかりではありませんか。
被災された方に、心からお見舞い申し上げます。
OFFICE ONSAでは、被災された方が一日も早くストレスから解放されますよう、日本赤十字社新潟県支部を経由して義援金をお送りしました。
先のことはまだ考えられないとは思いますが、まずは一刻も早く身体が楽になっていただけるようにと、お祈りしながらの寄付です。
静岡でも先ほど地震がありました。
我がマンションの遠く遠く先には、やはり原発があります。
地震大国。これから乗り越えてゆかなければならないことはたくさんあります。
新潟の皆さま、一緒にがんばりましょう。
[ 0149] この夏の変なもの大集合
2007年9月6日
手帳シーズンがやってきました。
まじめな話は手帳のコーナーでたくさんしていますが、いかんせん仕事だらけで気持ちがマジメになってきます。
こういう時ほど、軽くはめを外さなければバランスが取れません。
そんなわけで、この夏フジサワが遭遇した「変なもの」写真を大放出! 2007年の夏は、笑いに事欠かない夏でした。

今日も富士山が綺麗です。

うなぎも踊ります。

桜えびも踊ります。

同じ「海の幸」でも、こちらは吊るされております。

徹底的に吊るされております。
「ハッッッ!!!」

トーストにあんこが…..。

あんこをクリームで巻いて、さらに揚げる……。
不可解でおもしろい夏でした。
ちなみに小倉あん攻撃は、名古屋での出来事でした。
[ 0150] 2008年度版手帳が発売されました
2007年10月3日
ついにおととい、2008年度版の手帳が発売されました。
何だか感無量です。
講演会でお会いできる方には、その時にいくばくなりとも思いを伝えることができます。(とはいえ、「何か役に立てれば……」という思いで別タイトルの講演などをしてしまうので、結局お伝えするチャンスがなくなってしまうのですけれどね。) だから、ここに書いておこうと思います。
毎年『夢かな手帳』を作るのは、自分への大きなチャレンジでもあり、そして仕事の可能性への大きなチャレンジでもあります。
自分へのチャレンジという意味では、まず何より私自身が、日々をきちんと生きて、一年という時間を過ごす。でなければ、誰かに何かを語ることはできないと心しています。
子供のころは、大人になるとできることも増え、反対に悩みも減るのかと思っていました。でも実際は、大人になると出来ることも確かに増えるけれど、その分悩みも増える。子供のころに思い描いていた大人と、現実の大人とは、ぜんぜん違うことに気づきます。
そんな自分も、日々の中でちゃんと受け止める。ごまかしたり、言い訳したり、逃げたりしないで向き合ってゆく。そうして一年間、自分と対話し続けてはじめて、この地道な経験が『夢かな手帳』につながってゆくのかと想像しています。
日々きちんと生きること。
これが、毎年の『夢かな手帳』の質を維持するため、私が自分に約束していることです。(っていうか、こういう地道な生き方が好きなんですけれどね。)
そしてお仕事の部分で言えば、「なじみがあって、安心感があるもの」(=変わらないもの)と「変化させることで、もっと違ったものにさせてゆくこと」(=変化)のバランスを、毎年ぐるぐる迷います。
今まではどちらかと言えば、あえて変えないことに重点を置いて作ってきました。『夢かな手帳』は奇をてらうことなく、「自分と向き合う」という地道で、でも生きる上で本当に大切な作業を毎年一緒にやってゆこうということを目的にしている、そう感じるからです。
ある人が言っていました。「変化することはたやすい。でも、変化しないことは、変化する以上に強い忍耐力を必要とする」と。
私自身もこの言葉を本当に大切にしています。
なのに今年は、この言葉をこえて、思い切って変化を企てた年になりました。
どんな変化か? それは次回更新のときにお話ししたいと思います。
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[ 0131 ] 今年もできました
2006年9月11日
はぁ~(脱)(笑)という気分です。
まるで、新茶を開封して丁寧に煎れ、その年の最初の一杯を楽しんだ時の気分。
手帳を世間に出した時は、毎年こんな嬉しさと安堵感、プレッシャーから解放された脱力感があります。
本のお仕事はスパンが長いです。3ヶ月かけて計画を立てて、それをまた3ヶ月かけて書いても、書店に並ぶのが6ヶ月後や8ヶ月後。旧ソ連5カ年計画ならぬ「全部1カ年計画」みたいな時間の流れになります。性格がきわめて気長になりそうです。
加えて、長い1年の間の心の揺れときたら、まさしく体験する価値のあるもの。心の養分になるようなものばかりです。
「間違った方向に進んでいたらどうしよう」
「結果が出なかったらどうしよう」
「面白くなかったら、どうしよう」
「まだまだこんなに下手なのに」「準備ができていないのに」……
夢を追っている皆さんのプロセスと、多分同じじゃないでしょうか。
夢をかなえるのに、特別恵まれた人なんていないと感じます。過日の音楽番組でスガシカオさんも「いつも『もうダメだ』という緊張感の中でやっている」というようなことをおっしゃっていました。
ワクワクとドキドキは同じこと。緊張感やプレッシャーがなくなったら、夢を実現できるパワーもあきらめてしまうことになる。
そんな時せめて出来ることは、経験を積むたび…..つまり時間を重ねるたびに、なるべく上手にこの気持とつきあって、リラックスの方法を覚えて、自分の出来ることを精一杯、楽しみながらやるということでしょうか。私も、緊張したりプレッシャーを感じる自分を情けなく思ったりしますが、身体が固まったり精神がしょんぼりした自分に気づくたび、楽しいほう、明るいほうへと生き方を戻せるよう、努力しています。
そんな風にしてできた本を、これから続々お届けすることができて嬉しいです。
サイン会は10月末ごろの週末の予定、私の中では、密かに年次会合と呼んでいます。(だって、一年に一度お会いできますからね)
会場でぜひ、お会いしましょう!
[ 0132 ] 台湾と香港から戻りました
2006年10月16日
お茶の取材と勉強のために、台湾と香港に出かけておりました。(そのために、夢かな手帳や大阪サイン会の対応が遅くなりましたこと、心からお詫び申し上げます。)
台湾では中秋節のデモを一歩差でかわしました。後日新聞を見たら、赤い服を着た人たちで台北駅前が、文字通り真っ赤っかの大混乱でした。
香港では安倍首相の訪中と、それに続く北朝鮮の核実験に直面致しました。香港は一応中国国内ですので、いつも見ることのできない側からの、リアルな報道を目の当たりにすることができました。安倍さんの訪中については、大きな紙面を割いて好意的に受け止められている様子。続く北朝鮮の核実験には、BBCはじめどのメディアも受け止め方は深刻。後で日本での話を聞いたのですが、おそらく日本国内より、欧米のメディアの方が時間を割いて報道していたようです。
ところで、「外交って、何のためにするの?」と、何かのテレビ番組で問いがありました。
答えはたしか「国と国とが仲良くすることで、お互いに安心して行き来できるようにするため」というシンプルなもの。率直さに好感を持った記憶があります。
韓国人も中国人も、友人や仲間にいる私。「国益」などという難しげな言葉があることは承知だけれども、やはり最初で最後に大切なのは人と人との関係。本当に大切なことが生かされるような政府になって欲しい。日本の政府に対する感じ方が変わったと、中国の地で感触を得たから、争いではなく平和のために、安倍さん期待しています。
[ 0133 ] 桃の酢のその後
2006年10月17日
依然として、桃のお酢に凝っています。
もともと、いったん気になったものはとことん試してみないと気が済まない性質ですから、日々桃の酢レシピの研究は進んでいます。買物に出かけたら、新たに「葡萄の酢」なるラインナップも増えていて気になるところです。
そんな桃の酢を使った美味ドレッシングのマイレシピがこれ。茹でた豆つきもやしなどにかけていただくと、本当に美味しい。材料が個別の商品指定につき非常に応用が利かないので、HPの飾りにしかならないと思うのですけれど、楽しみのために読んでみてください。
<桃の酢ドレッシング> 材料
桃の酢 たっぷり
ニュネス・デ・プラド オリーブオイル(このオイルでないと美味しい味が出ない)
だし「味どうらくの里」(この言葉を聞いて笑った人は、絶対に秋田県出身!)
白ごま 大量に
塩少々(アンデス岩塩など、マイルドな岩塩が合う)
材料調達が難しい割には、作り方は簡単です。
酢(2):オリーブオイル(2):だし(1)の割合でまぜ、塩を少々ふります。その中に、すった胡麻を入れます。私はすり鉢ですりたてのものを、ドレッシングの半量ぐらい大量に投入します。
あとは混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やすだけ。湯がいたもやし、蒸し野菜などにとびきり合い、素敵な味を醸し出します。さらにさっぱりといただきたい場合、京都・おうすの里の「お茶事の梅」を投入すると、すてきな味わいです。
ニュネス・デ・プラドのオリーブオイルは、ずっと昔から知っていました。スペインの単一農園から取れる完全手積み、オーガニックのオイルです。グルマン趣味でない私の、数少ない贅沢のひとつ。このオイルを味わうことは限りない幸せですから、ぜひ一度お試しになることをお薦めします。
ちなみにこのオイルの輸入代理店はDHCさん。ですから私は、DHCさんが今のように大きくなる前から誠実な事業内容を知っていて、この会社を尊敬していたのでした。本のご依頼をいただいたときは「ニュネス・デ・プラドの会社だ!」と、喜んでお受けしたのです。
「味どうらくの里」なる商品は、秋田で不思議CMが流れていることで有名です。
http://www.touhoku-syouyu.co.jp/
しかもこのダシ、使いでがあります。そうめんつゆ、煮物のだし、ドレッシング、炒め物、極めつけは卵ごはんのお醤油にと、一年中出番が尽きません。
関東在住の親戚の間では、調達アイテムとなっています。
特上梅パスタなるレシピもありますので、いつかご紹介したいと思います。
[0134] 明けましておめでとうございます
2007年1月1日
OFFICE ONSAサイトをご訪問いただいた皆さま、明けましておめでとうございます。
先年中も数々のご助力をいただきまして、本当にありがとうございました。
たくさんの皆さまとご縁をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。
ところで、年末にゆっくり本を読んでいたところ、こんなフレーズを発見しました。
『世の中が乱れる前兆として、必ず次の3つのことが起こる
一、何ごとによらず、白黒が分からなくなる
二、善良な人々がますます遠慮がちになり、 くだらぬ奴がいよいよでたらめになる
三、問題が深刻になると、あれももっとも、 これも無理からぬと、何でも容認してしまい、
どっちつかずの痛からず痒からずというような、 訳の分からぬことをしてしまう』
(中国の清末の書物、會国藩の言葉)
戦争のニュースも相変わらずです、世相もちょっと暗い。でも、心が暗く落ち込んでしまうと、そこに争いの種が着地する余地ができてしまいます。
本当の平和は、まずは心の平和から。小さなこと、日々を明るく、楽しく過ごせることから、……つまり目の前のスケジュール帳から始められます。
2007年が平和で明るい一年になりますよう、当オフィスも精一杯精進して参る所存でございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
[ 0135 ] 2ヶ月遅れのご挨拶
2007年2月14
今日はバレンタインデー。しかし、ちいさなマンションの窓から見える景色が煙っています。日本列島は大荒れだそうで、低気圧のアタックを受けているとか。
本当は向かいに見えるはずの山も見えず、目の前300メートルぐらいしか利かない視界。でも、たくさんのことが見えない代わりに、目の前のことをしっかり考えるのには、うってつけの日になりました。
昨年末の乱丁の出来事からまる4ヶ月弱。行動することをおおむねやめ、じっと立ち止まり、本当に様々なことを考えました。
その間に、励ましの言葉や、さまざまなメッセージをいただきました。本当にありがとうございます。
世間知らずなことも多々しでかしつつも、たくさんの学びをいただきながら、今日もやっていることを、あらためて有難く思います。
そして4ヶ月をあけ活動にうつるにあたり、きちんと今の気持ちを綴り、けじめをご報告してから、活動を再開したいと思いました。また私自身、今の気持ちを再確認して、次のステージにチャレンジしたいと考えます。
もちろん私に言えることは限られています。すべてを事細かに話すことも、また違うように思います。しかしなるべく心に正直に、今の気持ちを言葉に綴ってみようと思いました。同時にこれを書くにあたり、見方はひとつではなく、5人いれば5人の真実が、10人いれば10人の真実があることも、深く心に刻みたいと思います。それぞれの人にはそれぞれの真実があり、私には決して見えない世界があることも心に留めようと思うのです。
乱丁の気配は数年前から感じていました。それに対し抗議する私の小さな声も、「仕組み」とか「日常」とか、「進行」とか、そういったものに吸い込まれ埋もれてゆきました。自分はなんて無力なのだろうと、問い直す一年、一年。その結果、一年ごとに嘘を重ねているような気持ちになり、喜びの声を嬉しく受け止めることも難しくなっていました。いただく声がありがたいほど、逆に申し訳ない気持ちになってしまい、本当に苦しい時間が続きました。
そして、「自分が幸せに感じられないのなら、何のために仕事をしているのだろう。」 こんなことを考える機会が、だんだんと多くなってゆき、手帳の仕事そのものをやめてしまおうかと、ある年覚悟を決めました。
その年末。ついに覚悟を実行に移す時がやってきました。「手帳の仕事は、今年限りでやめさせてください」 出版元にこう伝え、そのまま海外に出かけ、今後のことを考えよう。いくら喜びが大きくても、後ろめたい気持ちが残る仕事はやめよう。
まるで架刑会場に向かうように、それを伝えに出かけた日。覚悟を決めてドアを押すと、偶然にも、本当に大勢の営業部員の方々が私を待っていてくれました。そして口々に「ありがとうございます」と伝えてくれるのです。しばらく、何のことか意味がわかりませんでした。しかし彼らはキラキラとしたまなざしとともに、自分たちが見ている、手帳の向こう側にいる様々な顔、さまざまな人々のことを語ってくれたのです。
ついに、「やめます」と口に出せませんでした。帰り道、胸にさまざまな思いが溢れ、渦巻き、そのまま家に戻ることができませんでした。遠回りしてどこまでも歩きました。
道すがら、ごく当たり前のことを、あらためて痛感したのです。作る人、配達する人、そしてそれを受け止め、読んでくれる人。仕事とは一人でやっているものではなく、大勢の人の力によって成り立っていること。私は著者であるけれども、大きなパーツの一部なのです。
そのまま海外に出かけ、熟考に熟考を重ねて、ハラをくくりました。自分に対する覚悟の表明として、静岡に引っ越しました。雑音をさえぎって、仕事に集中するためです。
大勢で仕事をし、その一部と覚悟を決めるなら、いずれ胸が裂けるような、辛い思いをする瞬間が来るかもしれない。たくさんの誤解や辛言を全身で受け止める瞬間が来るかもしれない。でもその時は、覚悟を決めて事実を受け止めよう。
騒ぎが起こったのは、それから2年後のことでした。
手帳の仕事を続けて、今年でまる4年になります。続けることは、やめてしまうことよりもきっと難しかった。でも私は、続けてよかったと思います。後悔はありません。
困難な事態を、ハラをくくって受け止められたこと。そして、事実は説明しても言い訳をしなかったことで、自分自身に少し自信がつきました。
どんなことも、いいかげんにやってきたことは、一つもありませんでした。小さな声ではあるけれども、いつでも精一杯叫び、全力を尽くし、全身で受け止め、未熟な頭で考え、本に書いたメッセージに恥じないように生きてきました。
だから、2007年もがんばります。
まだまだ未熟ですが、それでも精一杯考え、行動する人間になりたい。そしてそのプロセスや結果を、多くの皆さまと分かち合ってゆければ嬉しいです。
人よりも1ヶ月半遅いご挨拶になりましたが、今年も新たな気持ちで活動を開始したいと思います。
あらためまして、どうぞよろしくお願い致します。
[ 0136 ]花粉のゆくえ
2007年2月21日
歯磨き大好き! のおかげで、ムシ歯ゼロ更新をしているふじさわです。
ところが、奥歯のつめものが取れてしまい、さっそく静岡の歯医者に行ってきました。
仕事で東京に通う日々が続いているのと、ムシ歯がないため検査だけなので、いまだに東京の歯医者に通っている私。(歯医者ってなかなか変えられないですねえ。)
そんなわけで結局、次回の東京歯医者の予約までの間、歯を白いゴムみたいなので仮詰めしてもらったのですが……。
翌朝、野菜ジュースを飲み、玄米クッキーを食べたら、「すぽん!」と抜けてきたのです。
友達には「1日も保たなかったね~!」と笑われる始末でした。1時間も診察台に拘束されていたのに。
ところで、花粉症が猛威をふるいつつあるようです。
毎年この時期になると、「花粉症レーダー」とでもいうような人々が、くしゃみや鼻ムズで知らせてくれます。一方で、ケモノ並みの嗅覚を持つ(美容師さん談)と言われる私の鼻、花粉症はまったくセーフです。きっと、田舎育ちだから身体が粗野なんだと決めつけていたのですが、最近原因らしいものに行き当たりました。
花粉症の友達によると、「ケーキや甘いものをたべると、ぐじゅぐじゅがひどくなる」のだそうです。
「やっぱり、白砂糖とクリームだな」
気づいてはいけない因果関係に気づいてしまった、そんな口調で語る友人。そういえば、私は甘いもの嫌いで、花粉症ナシです。一応筋は通っています。
オルタナティブなライフスタイルの本などには、白砂糖やクリームが身体の中でどんな作用を引き起こすのか、詳細に書いてあります。たしかにこれらは、身体の中の粘性を増したり、身体を酸性に傾けたりするようです。
翌日、いつもお世話になっているカフェの店長さん(女性・花粉症)に、この仮説を話すと。
「そっかーーー! 納得! ……でも甘いものはやめられないなあ!」
花粉症に耐える根性も立派ですが、それを越えてまで甘いものに捧げる愛。そっちの方がよっぽど見上げた根性だと、感心してしまいました。
ちなみにふじさわ情報では、凍頂烏龍茶、菊花茶(そのままでは飲みにくいので、プーアル茶などに混ぜて飲む)は、鼻ムズを和らげてくれるようです。そして、とある友人の花粉症を止めてしまったのは、薬日本堂のお茶です。漢方の専門店で、「からだ巡茶」で有名になりましたよね。気になる方は、ぜひ問い合わせてみてください。
[ 0137 ] 祭じゃ。
2007年4月1日
3月末の週末と、4月のはじめは、「静岡祭り」と呼ばれるお祭りの時期です。
「静岡の人って、お祭り好きねえ~」なんて他人事のように眺めていた私も、居住3年目ともなると、容赦なくお祭り人員に借り出されます。
というわけで、3月31日と4月1日(今年最初の真夏日!)、お祭り人員として静岡市内を練り歩いてきました。
お祭りに参加する前の2年間。この時期はいつも忙しいので、休日をおしての仕事です。お祭りは、スピーカーホン大音量でマンションの前を通るので、静けさをいたく好む私は、通り過ぎるまでガマン。ところが一度祭に参加して、「内」に入ってみると、さまざまなことが見えてきました。
この祭り、本当に、ただ練り歩くだけなのです。
歩いて、休憩して、ごはんを食べて、また歩く。
「踊らなきゃいけない」とか「叩かなきゃいけない」などは何もなく、なんのことはない、歩くことの繰り返しなのでした。
ところが皆でおしゃべりしながら練り歩くと、「あなた、どこの人?」「最近はこうだねえ」なんて、日頃交わすことのない会話が発生。老いも若きも一緒くたになって非日常を楽しむことで、和やかな作用でありながらも、地元に対する愛着や責任感がわいてきます。ああ、これがお祭りの効用なのかと、しみじみした週末でした。
それにしても、静岡の子どもの可愛いこと!
一緒に練り歩いたお隣のおばさまに奢ってもらったジュースを仲良く分け合い、友だちみんなで味比べをし、「これは苦い!」「大人の味だ!」などと言いながらはしゃぐ様子。素直でのびやかで、元気がよくて。静岡の未来は明るいと、子どもたちを目の当たりにして実感しました。
この子どもたちに明るい未来を残してあげるのは、さあ、大人である私の責任です。
[ 0138 ] 忍者会議
2007年4月12日
美容院に出かけました。
話題は、伊賀対甲賀市長・手裏剣マジ対決のニュース。(本当にあったのです!) 美容師さんと「いいねぇ~、日本も希望が持てるねえ」と話し合った次の日。
こんな記事を見つけました。毎日新聞の配信です。
_________________
伊賀市議会:忍者姿で「もの申す」 市長や市議ら議案審議、観光客増へ期待も /三重 4月3日15時0分配信 毎日新聞
伊賀市で2日、「忍者議会」が開かれ、全市議34人と今岡睦之市長ら市幹部36人が忍者姿で2議案を審議した。
同市内で5月6日まで開催中の「伊賀上野NINJAフェスタ2007」に観光客を誘致しようと、先月24日に開催した滋賀県甲賀市長との「伊賀対甲賀手裏剣対決」に続いて企画した。忍者議会は旧上野市時代に2回開催しているが、伊賀市誕生後は初めて。
この日、会期1日の臨時議会として開かれ、男性は黒色、女性は赤や黄、青色の「くノ一」姿で本会議場に着席。今岡市長は古風な巻物にみたてた書面で市立幼稚園条例改正案など2議案を朗読、提案し、議員は「もの申す」などと質問した。
安本美栄子議長によると、忍者議会は今岡市長の要請で開催。一部議員からは「忍者姿では気持ちが緩む」などと反対意見もあったという。安本議長は「全議員の理解が得られ、感謝している。手裏剣対決がマスコミに取り上げられて観光客が増えており、忍者議会(の反響に)も期待している」と話した。【渕脇直樹】〔伊賀版〕4月3日朝刊
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この会議スタイルには大賛成! 心から応援の一票を投じたい思います!
第一忍びの衣装で、汚職や裏金、利権などといったドロドロとした争いになりっこないでしょう?
ユーモアは、絶対に世界を変える! ユーモアとは高度なことで、ものごとを良い方向に持ってゆくパワーを持っていて、不真面目やおふざけとはぜんぜん次元が違うことです。それに、ユーモアを受け入れる余裕があれば、目の前の利害関係よりももっと遠くにある、「未来」という時間を良くすることに、目を向けられるのではないかしら。そしてそれがきっと、私たちが議員の皆さまにしてほしいことです。
「色によって世界の平和を実現させる方法もあります。それは、各国の軍隊の軍服をピンクにすることです。迷彩服をやめ、華やかなピンク色にし、鉄かぶとの代わりにはお花の帽子。生地もゴワゴワの布地からサテンの柔らかいものでフリルをつけるのです。こうすれば、戦闘意欲はなくなりロマンが芽生え、命の奪い合いというバカなこともやめるのです。どうです? ピンクの兵隊さん、お互いにあんまり似合わなくてオカシクで笑い出して戦争になんかなりません。いいアイディアでしょう。」
美輪明宏さんの本に、こんなことが書いてありました。
(『世直しトークあれこれ』より)
そう、肝心なのは「よい未来を作ってゆくこと」。
そのための方法がピンクの軍服だったり、忍者衣装だったりと「あっ!」というような方法でも、本来の目的を達成できるなら、それがいちばん正解ではないでしょうか。
[ 0139 ] 車談義
2007年6月30日
静岡で車なし生活2年。
とうとう限界に達して、車を購入してからそろそろ3ヶ月になります。
「趣味・車」と書き加えたいぐらい、男の子のようなライフスタイルを送っております。いっときもじっとしていられない。東名高速が近所を通っているので、すぐにどこかへ行ってしまう。
もともと掃除は好きなのですが、その上洗車という趣味も加わってしまいました。洗剤は必要ない、水をほんの少ししか使わない、何なら雨水でもいける「エコ洗車」です。渇水時期にはぴったり。ちびっこの割に大きな車に乗っているので、タイヤに足をかけて屋根の上まで掃除する。なぜそこまで……と、あきれられています。(なぜって、好きだからです。)
納車3ヶ月も経たないのですが、すでに4000キロを走ってしまいました。秋田と岩手に車で出かけてしまったことが、営業車並みの走行距離の秘密です。
行動範囲が広がると、ついでに読めない地名もぐっと増える。
静岡市には、「草薙の剣」の草薙とか、日本平とか登呂とか、教科書に出てきそうな地名がたくさんあります。
その上、沓谷とか麻機とか賤機とか、読みづらい地名がたくさん。地元民でない私には学習が必要です。ちなみに、いまだに発音を避け、ごまかしてもみ消している地名がたくさんありクヤシイので、読みがなをこっそり調査中。心ある人におしえてもらって、いかにも最初から知っていたかのように、ある日突然堂々と発音してやります。
いつか車を買う時が来たら、ぜったいにと決めていました。とうとうCO2排出者代表に加わってしまいましたから、木を植える活動へ寄付をします。
友人に聞きながら、いい団体を調査中。
大きい環境活動も素敵だけれど、まずは自分のライフスタイルの中から。一人一人が身近なところで、出来る範囲で収支を合わせることが、とても大切だと思うから。
[ 0140 ] 晴れ女の心配
2007年6月30日
梅雨なのに、静岡にもなかなか雨が降りません。
ところで私は、超晴れ女。フットサルの練習日は、雨予報も晴れに変えさせ、ドライブをする日も晴れに変えさせ、ついでに台風も避けさせる。雑誌をやっていたころには重宝がられていました。撮影の日に雨が降りません。
藤原紀香さんの逆バージョンですね。
最近では、外出予定のある週末が雨マーク。でも前日になると晴れマークに変わっている。当日はカーッと晴れる。そう、今日のように。
渇水に、そこはかとない責任を感じるこの頃です。
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[ 0121 ] スリランカカレー
2006年2月6日
ひとつ前のSTROLLにもお書きしたとおり、年末年始はスリランカで取材+お休みを過ごしました。そして今は仕事初めいっぱつめ(の大仕事)を無事完了し、いささかホッとしています。
めずらしく遅くまで外出で仕事をしてきたので、身体が冷え冷え。そこで、スリランカ式のカレーを作って食べたら、毛細血管のすみずみまでぽっかぽかです。
カレーというとインド式やタイ式、そして日本式の煮込みカレーが連想されて「煮詰めて煮詰めて、しつっこい料理?」と誤解されがちかもしれませんが、スリランカのカレーはもっとバラエティに富んでいて、あっさりしてて美味しい。基本的に、野菜をさっと炒めてスパイスをからめたものをカレーと呼ぶようですので、カレーの種類は黄色いのから黄色くないのまで多種多様! 定番のダール(豆)カリー(←私にとってはいちばんカレーっぽい)から「えっ!? これがカレー??」っていう汁気のないものまで、いろんなバラエティのラインナップ。そして、どれもスパイシーで美味しいです。
ちなみに藤沢家はダール豆とキノコのカレーでした。
美味しかったです!
[ 0122 ] 春分の日 北海道
2006年3月31日
もう3月も終わるというのに、まるで冬のはじまりみたいに寒い日が時々あります。こうやって何度か冬が戻って、季節が明けてゆくんでしょうね。
去る春分の日、北海道大丸百貨店・三省堂書店の講演会にお招きいただき、いそいそと出かけてゆきました。
北海道は何度かでかけたことがあり、未知の地ではないのですが、旅はいつもワクワクします。
講演にお運びくださった皆さま、本当にありがとうございました。予定20人ほどのところに、着席60余名さま、立ち見も含めると100人ぐらいお越しいただいたでしょうか。
WBC世界野球の決勝戦、吹雪と「高ハードル」(笑)の元での講演となりましたが、皆さまと熱い空気をシェアすることができて、本当に幸せな時間でした。
そして、札幌以外の場所からわざわざお運びいただいた方も。
北海道で恋愛がムズカシイ理由のひとつに「家が遠いから」というのがあると聞きました。なぜなら北海道での「遠距離恋愛」は、半端なく遠い距離だとか。
悪天候の中、遠くからお運びいただいた方に心から感謝申し上げます。
ところで私は講演会の後、せっかくだから、札幌でいちばん美味しい味噌ラーメンが食べたい!(結局、初「けやき」に行きました、美味しかった!)、毛ガニが食べてみたい!
なんだか胃袋に関係したことばっかりですが、北の味覚も無事味わって参りました。
カニは後日談がございまして、「カニ3種味比べ」を行った私は、見事タラバガニの甲羅で人差し指から流血です。ちなみに味わった「3種」とは、初・毛ガニ、タラバガニ、ズワイガニでした。
一生の思い出に残る「春分の日」です。
[ 0123 ] カニトラック
2006年3月31日
「ばばへらアイス」というのは、「きりたんぽ」や「しょっつる鍋」と同じように、だいぶ市民権を得てきた言葉です。しかしそれが「秋田県にしかないもの」とは、しばらく知りませんでした。
「ばばへらアイス」とは(ちょっと言葉は悪いですが)キュートな食べものです。
おばあちゃんがヘラを使ってシャーベットアイスクリームをコーンに乗せてくれるので、このような名称がついているのです。
夏の国道沿い、運動会の会場、お祭り会場。カラフルなパラソルの下には、農作業用の帽子に似た麦わらをかぶったおばあちゃん。その前には金属製の丸いクーラーが鎮座しています。おばあちゃんはクーラーの前にじーーーっと座り、アイスを所望する子どもがあらわれると、2色あるいは3色のアイスをコーンの上に「しゃーっ、しゃーっ」と積み上げます。
札幌に出かけた折、講演会担当者の方々と、この「ばばへらアイス」の話で盛り上がりましたが、さすがの彼らも「カニトラック」のことは知らなかった様子です。
カニトラック、それは「ばばへらアイス」と同様、国道沿いに出るカニ屋のことです。
国道は「うまいもの」の流通路。そこで「ええい、店まで持って行くのも面倒だ!」とばかりに、トラックの荷台をがーんと開いて、カニを売るトラック。
カニの季節になると、この「カニトラック」が国道のあちらこちらに出る。しかも信じられないおまけの仕方なのです。
我が家は家族5人でしたから、カニは5はい買います。すると「おまけ」ともう1ぱい(ときには2はい)。大人になって、デパートや通販でカニの値段を見るにつけ「ええ? カニってこんなに高いの???」と驚愕したぐらいですから、カニトラックのお値段はかなりお手頃だったと思われます。
そんなわけで、子どもの頃は「カニ」といえば「ひとり1ぱい」が基本。甲羅から脚から、すべて自己責任です。その名残か、カニフォークがなくても、脚から甲羅の中から綺麗に食べ尽くすことができます。(カニフォークは相当の後に我が家に導入されたのでした。)
思い返せばぜいたくな日々、田舎の醍醐味です。
[ 0124 ] 新しい門出の日に
2006年4月3日
友人であり後輩である人たちが、いよいよ新社会人としてデビューします。
後輩たちが学生の頃からのつきあいなので「もう社会人か」と、時の流れを感じるこの頃。そんな友人たちに、どんな言葉を贈ろうかと迷いました。せっかくの門出ですもの、キラキラと輝いている今の気持ちを大切にしてほしい。
でも同時に、自分が30代になった今だからこそ、あの頃を振り返ってかけられる言葉もあると思います。だから、それを贈ることにしました。
20代の頃の私は、何でも一度で答えを出そうとしていたと思います。「真剣にやれば、ちゃんとフォーカスしていれば、才能があれば、運があれば……」 人生は間違いなく、思った通りに展開されると信じていたのです。
今振り返ると、学校の思考の延長線上で考えていたみたいです。まるで、まいにち神様と綱引きゲームをしていたようでした。
社会に出ると、物事は(慣れ親しんだ「学校」という環境より)もっと有機的なやり方でうずまいているのが分かります。そんな中、最初は戸惑い、今までのやり方が通じないことに困惑したりもしましたが、振り返れば、うまくいったことからも、うまくいかなったことからも、「今」を生きるのにかけがえのない学びをたくさん得ることができました。
遠い将来のことでなく、目の前に起こっていることの中に意味やありがたさを見つける心があれば、どんな素晴らしい状況の中でも、反対にどんな困難な状況の中でも、自分自身とつながっていられると思います。そして自分自身とつながっていれば、いっぺんに答えは出なくても、満ち足りた気持ちで、自分らしい人生を満喫して生きられると思うのです。
「ゆっくりゆっくり」「自分自身でであること」が、夢を生きるために大切なことだと信じています。
がんばってね! ささやかですが、心から応援しています。
[ 0125 ] 気になるその後
2006年6月30日
エッセイや書籍の分類、文筆につきっきりになるにつれ、HPの書き込みが少なくなるのが最近の悩みの種。
おもしろ写真も日々たまってきているし、「それは、あまりにも…!」というエピソードも備蓄しているのですが、パソコンの前にたどり着けぬまま力つきてしまうのです。
「もっと気軽に、つぶやくように書けばいいのに」
近ごろ自分に言い聞かせている言葉。
ふだん商売として文章を書いている職業病でしょうか、さらさらと書き込むことからどんどん遠ざかっているような気がして、最近の克服テーマになりつつあります。
ところで、このお仕事とは不思議なもので、本を読んでくださった方からメールをいただく機会が多々あります。
お一人お一人のメールは、他と比べようもなくそれぞれが輝いています。そして立場上の特権ですね、その方のエッセンスとも言えるような気づき、悩み、考えなどがぎゅっと詰まったメールを読ませていただく瞬間が、何より楽しみなのです。
つくづく不思議な職業です。だって、お会いしたこともない、お顔も拝見したことのない方の人生に立ち入らせていただくのですから。
でも、だからこそ「その後」が気になることもあります。
「あの方の悩みは解決したかしら」
「今ごろどうなさっているかなあ」
ふと、頭をよぎることがあるのです。
でも以前もこのHPに書いた通り、私は「個人的にお返事はしない」というマイルールを貫いています。本当は力一杯お返事したくとも、がまんです。
お書きくださる方は、私がお返事しないことに安心感を感じて「こんなことがありました」「またご報告します」と気軽にお書きくださるのでしょう。だったらそれがいちばんいいこと。
でも気になるので、「その後」はぜひ教えてください。本当はけっこうお返事したいのに、一生懸命がまんしていることも多いのですから。
[ 0126 ] 酢
2006年6月30日
お酢といえば、京都の「ちどり酢」がおいしい。
いやいや、臨醐山の黒酢も捨てがたい。
お酢を食べたいばかりに、わざわざ餃子を食べることもある私。ぱりぱりの餃子の皮を破って具にお酢をたっぷり吸い込ませ、すっかり「お酢味」になった頃にほおばります。普通のお酢の餃子もおいしいけれど、黒酢たっぷりも捨てがたいですよね。
以前、深田恭子さんが「餃子はお酢だけで食べます」と言っていたのを聞き、美味しそうだなあと思ってまねしてみました。結果は「う、うますぎる!」 以来私も、餃子はだんぜんお酢オンリー派です。もちろんラー油なんて入れてはいられません。
そんな中、長いこと不動だったお酢ラインナップの中に、ついに第三勢力が登場しました。
「甲州 桃のお酢」です。
このお酢、本当に桃の香りがします。試しに、ところてんにじゃばじゃば使ってみたら、合うこと合うこと! ところてんを食べ終わった後のお酢まで飲み干してしまったぐらい、まろやかなお味です。
製品自体は「飲むお酢」がコンセプトのようなので、CoQ10やファイバーなどいろいろと加えられているのが「天然生活派」の私にはちょっと気になるところではありますが、「ふだん無添加な生活を心がけているんだから、少しぐらいはいいじゃない」と言い聞かせ、ラインナップに加えました。
出会った方がいらっしゃったら、試してみてください。
飲むだけでなく、料理にも美味しいです。
[ 0127 ] 笹の葉さらさら
2006年7月10日
七夕ですねえ。
銀座に出かける用事があったので、地下鉄銀座駅地下に設けられた短冊に、私も一筆したためてきました。
今年の夏は、ほたるも見ました。季節折々の行事を通じて、四季の移り変わりを新鮮に感じられる、そんな国に住む幸せを感じます。
もちろん静岡駅前にも七夕かざりが踊ります。
短冊には、子どもたちの可愛らしいメッセージが。通りかかるたびに手に取って読んでいるのですが、「さっかーがうまくなりたいな」「いちりんしゃにのれますように」「ぱとかーのうんてんしゅになりたい」、おぼえたての初々しい字で、楽しいメッセージがしたためられています。
しかし、その中にすばらしい大傑作発見!
大人ではこんな発想で書けません。

きっと同じことを思っている大人も多いはず。
君の目のつけどころはすごい!
(もしあるなら、私も一度ぐらい乗ってみたい)
[ 0128 ] なぜ頭突き?
2006年7月10日
サッカーファンの方々は眠れない一ヶ月を送ったことと思います。藤沢家も例に漏れず、なんとか仕事の合間を縫って観戦する毎日。試合がないと「さみしいなあ」とすら感じました。
ところが、好試合の続いたドイツ大会が、なんと頭突きフィニッシュ。
(ウソッ? と思われた方も多いはず)
「なんで? なんで?」と頭の中でクエスチョンマークがダンス中です。気になってよけい仕事に集中できません。
なんで? 頭で?
[ 0129 ] でも、でもでもでもお便り
2006年7月26日
静岡の夏が、いよいよ始まりました。
今日は日本平の花火大会。
地名に「日本」とつくのはすごい! 道路標識を見るたび、そう感嘆します。おまけに「日本」が「平ら」なのですから、二重にすごい地名です。そこから色とりどりの花火が次々にうち上がって、静岡に夏の到来を告げました。
そして私の元には、ぽつりぽつりと嬉しいご報告のメールが届きます。
このHP上で何度も申し上げているのですが、直接お返事はしないことにしています。「そっと聞くだけ」の距離感が安心感となって、気軽にメールをくださるのでしょうから、大切な約束はずっと取っておくことにします。
でも、でもでも。
「夢がかないました」というご報告や、「こういう選択をしましたが、これで満足しています」「こんな風に考えられるようになりました」というメッセージ。どんなご報告にも、正直狂喜乱舞です。あるいは、「やったー!」の声とともに小さくガッツポーズ。OFFICE ONSA あるいは藤沢家では、今日も喜びの踊りが披露されています。
そして、この夏。
あまりにも嬉しいことの連続だったので、HP上から初・お返事を試みることにしました。プライバシーには最大限配慮して、個人が特定されないように気をつけています。お返事のきっかけは特定の方からのメールかもしれませんが、読んでくださる方皆様の元へ届くと嬉しいです。
[ 0130 ] 夢はかなう
2006年7月27日思い出しても恥ずかしいのですが、まだ夢をかなえられると信じられないころ、どこか斜に構えていたような気がします。がむしゃらな人は「クールじゃない」「カッコワルイ」なんて横目で見ていました。
しかし、さにあらず!
今は、がむしゃらに、一生懸命生きた方が楽しいと分かってきました。「楽しい」がポイントで、この喜びは誰か他人に認められたときの喜びの数億倍も勝っています。
ひたむきに、夢に向かっている時の歌い出したくなる気持ちといったら。そしてその中では、つぎつぎと夢の扉が開く。本当に不思議でたまりません。
フランスからメールをくださったMさん、本当におめでとうございます。「夢ってかなうものなんですね」の言葉に、何度も大きく頷きたい気分です。(ついでに大きくガッツポーズ!)
これからどんな世界が広がっているか分かりませんが、どのようなことも糧にされてゆくパワーを、メールから感じました。本当に嬉しいご報告です。
そして将来のことは分かりませんが、いつかご帰国された折には、ぜひお知らせください。「あの折の、フランス時間の味」を味わいに伺えたら、本当に楽しいですね。
そしてKさん、いつもメールをワクワク楽しく読ませていただいています。
人生のご縁は不思議なものですね。私も、手元にないものよりも、手の中に入っているものに感謝する考え方がとても好きです。神様が目の前に置いてくださったご縁は、感謝すればするほどすくすく育ち、「大切なもの」に成長する可能性を秘めているからです。
Quantityより、だんぜんQualityです。
そして、やらなかったよりやった方が、出会えなかったより、出会えた方が本当に楽しいですね。
最後に、お名前をほのめかさなくても、ご本人はお気づきですよね。
バレエノート、私も真似しちゃいました。ストレッチバレエという踊らないバレエを続けている私の目下の悩み、それは脚の後ろの筋肉が固いこと。(クエン酸飲んでます。)
でも最近はバランスよく立てるようになってきましたし、手の動作もだいぶ奇麗になってきました。(ストレッチバレエですけれど、基本の動きはやるんです。というか、そればかり延々とやるところが気に入っています。)
30代の私から、10代20代の方々を見て「まだまだ若いから、いいなあ」と言うのは簡単だと思うんです。なぜなら「いいなあ」は相対的なもので、60代の方から見れば、私もまだまだヒヨッコ。可能性に満ちあふれているように見えるかもしれません。だから本当は、時間なんて関係ないのかもしれませんね。そのようなわけで、これからも、やりたいことにどんどんチャレンジしてゆきます。フットサルだって、始めた当初に比べたら、天と地ほどの差が生じています。興味が湧いたら、やらないよりはやってみるに限りますね。
最後に、私からの近況報告です。
最近は本ばかり作っています。もう4冊ほど仕上がりまして、次は5冊目にかかるところ。ですが、発売時期がどれも一緒(9月末から10月上旬)なので、まだお目にかけることができません。
「最近仕事してないの?」と、どうぞご心配なさらないでください。
相変わらず、コツコツと楽しく時間を過ごしています。
新しいことにもチャレンジします。詳細は近日HPでお知らせできる予定。どうぞお楽しみにお待ちください。
今年の8月は夏らしい夏になるとか。皆さまくれぐれもお身体にはお気をつけて、楽しい夏の時間をお過ごしください。
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[ 0111 ]富士山のふもとからご挨拶
2005年3月14日
やっとご報告ができるようになりました。実は去る1月、東京から静岡に引っ越しました。今まで通り仕事の中心地は東京ですが、居住地を静岡市に移したのです。
たまたま始めた本の仕事が皆さまに受け入れられ、一生の仕事かもしれないと思いながら今まで本をつくり続けてきました。去る2004年は、たくさんのチャンスをいただいた充実した一年でしたが、年末は想像を絶するぐらいの忙しさとなってしまいました。
そんな2004年の年末。来るべき忙しい年をどう過ごすか、自分の心と真剣に相談しました。東京のど真ん中に居を移して、もっともっと仕事に集中するか。それとも、もっと他の方法で思い切るか。
スコットランドの遠い地で、静かな年末年始を過ごしながら、自分の心とじっくり対話して分かったこと。わたしは「今、ここ」をじっくり味わい、立ち止まりながら生きるのが好きです。自身の本の中でも、そのように表現していますし、「今、ここ」を味わいながら、仕事もプライベートも充実して生きられると本気で信じています。
仕事は本当におもしろい。結果も目に見えて残ります。でも『私の人生=仕事』とは考えられません。それに、何より「地に足をつけて、ちゃんと生きる」ことから、皆さまに還元できることが生まれてくるのではないか。そのためには、人が大地に足をつけて生きている地に居を移したい。もっと自分の心に分け入って、自分の人生を深く体験したい。何よりもまず私自身が、自分の思いに誠実な人生を歩んでゆきたい。そしてそこから還元できるものを、読者の皆さまにお届けし続けたい。
このようなわけで、最終的に静岡移住の決断に至りました。
この決断を陰で支えて下さったたくさんの編集者の皆さま、本当にありがとうございます。そして愛すべき友人の皆さま、本当にありがとう。
よりパワーアップした文章を、静岡&東京からお届けしたいと思います。
あたらためまして、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
[ 0112 ] どてくま
2005年4月9日
静岡市内に、いつも気になる看板があります。

「土」という字に「、(てん)」がついているのです。でも、県外から来た私にとっては、どう考えても「どてくま」。
どなたか、正しい読み方を教えていただけませんか? でないと「どてくま」で定着してしまいそう。
だれか~!
ついしん* 後日これは本当に「どてくま」と読むことが判明しました。漢字って…。
[ 0113 ] 祭好き
2005年4月24日
静かな暮らし・静かな休日を求めて静岡にやってきた私。
静岡は期待どおり、平日も休日もどこかのんびりしていて、非常に住み心地がよい。そしてさすが徳川家康公のお膝元だけあって、文化水準が高いので、飽きることがありません。先日も「フェルケール博物館」の『ポチ袋展』に行ってきました。帰りは富士山を眺めならがご機嫌で帰宅です。
でも、そんな中ひとつ気づいてしまったことが。どうやらここの人たち、無類の「祭好き」みたいなのです。
先日もでした。静岡市内で「静岡祭(いわゆる桜祭)」なるものが催されることは知っていたのですが、「ちょっとコーヒーでも飲みにいこうかな~」と中心部へ出かけると、なななんと幹線道路がばばーんと通行止め。そしてそこには、華やかな衣装を着て踊り狂う人たちの姿が…。
冗談ではないのです。ありし日に原宿で見た「よさこい祭」の再現かと思うぐらい、春のこの時期から、まるで夏のように踊っています。そして踊る人たちの前には「ここから先は、ゼッタイ車は入れません」とばかりに、警官が仁王立ち。「ちょっと交通に気をつけている」なんていうレベルではなく、文字通り仁王立ち。
そういえば「大道芸フェスティバル」なるものも催されておりました。まだ仕事で静岡に通っていた頃、「世界お茶フェスタ」なるイベントに出かけた記憶があります。その他にも花火大会、みなと祭、神社の大祭…。
私の静かな静岡ライフは、いったいどうなるのでしょう。
[ 0114 ] メールをどうもありがとう
2005年4月25日
最近、メールをいただく機会がぐんと多くなりました。
この仕事をやっていてよかったなあと思う瞬間。それは、それぞれの方が真剣に悩んだり、考えたりしたことを、そっと分けてもらえること。そんなメールは宝もので、思わず感動して涙ぐんでしまうことも多々あります。お返事を書きたくなってしまうこともありますが、そこはぐっと我慢。心の中で大声で応援しています。
「たくさんメールが来るので、どうせ読んでいないのでは?」と思われるかもしれませんが、さにあらず。私の方こそ「いただくこと」がとても多く、ていねいに、何度も読んでいます。お会いしたこともないのに、お名前を覚えちゃった方もいらっしゃいます。
(明らかにアヤシクて届け出た方がいいメール以外は)スタッフに見せることもないですし、勝手に引用したりすることはないので、プライバシーの心配をしないでどうぞどうぞ送ってください。
そしてそして。すみません「お返事ください」と「お会いしたい」には、どうにもお答えができませんので、どうぞご勘弁ください。
これからも素敵なメール、お待ちしています。いつも、どうもありがとう。
[ 0115 ] Hello Again
2005年4月26日
このHP(注*旧HP)で皆さまとコミュニケーションを取りはじめてから、もう2年。早かったような短かったような、私のHP奮闘記でした。ヘタウマイラストで表紙を飾ってみたり、更新しようとして思いっきり壊してみたり。思い出が満載のOFFICE ONSA HP。
そして、とうとう10,000回を踏みましたね(その瞬間を見のがしてしまった!)、これも見てくださる皆さまのおかげ。本当にありがとうございました。
そんなHPですが、新しいスタッフの加入と期を同じくして、リニューアルすることが決まりました。(ついに! です) もう秒読みで、GWには新しいHPでお会いすることができると思います。私と皆さまを繋いでくれたものなので、何だか名残惜しいような気がしますが、新しいHPもすごくステキ。もうすぐお会いできます。楽しみにしていてくださいね。
それではSee you soon and Hello again!
[ 0116 ] 2通のメール
2005年5月31日
心にちくっと針が刺さるようなメールをいただいた日。
「もし私が目の前に(生身の人間として)いたら、この人は同じことを言うだろうか?」というメールにくっついてきたエネルギーは、ちょっと憂鬱。本を出しているからといって、他の人より強くあらねばならないわけでもないし、ましてや、感情のゴミ箱代わりにもなれません。
ちょっと憂鬱な気持ちで原稿を書きに出かけ、仕事を終えて帰宅すると。思わず応援したくなるような、素敵なメールが届いていました。送ってくださった方は、たぶん私を励まそうとしたわけではないはずです。
「自分が怠けないように、藤沢さんに宣言しておきます」
ご本人が特定されないように文面は相当ぼかしてありますが、メールには、確かにこのようなことが書いてありましたから。でも、人が自分らしく生きようともがいて、努力して、模索している姿は、どれだけ人の心を打つことでしょう。他人によく思われたいという気持ちからでなく、かといって他人をないがしろにするのでなく、周りと自分の間で葛藤しながら生きる道を模索する姿は、本当に心を打ちます。
そして、そんなお便りをシェアしてもらえることは、この仕事をしていて最高のごほうび。私もいつも完璧にはできないけれど、その時その時を一生懸命に生きていてよかったと思わせてくれる、最高のおすそ分けです。
最近「自分らしく生きることを、自分に許せてきた。嬉しい。」というお便りをいただくことが多いので、そう思っているすべての人に贈りたいと思います。
『夜明け前がいちばん暗い。今周りが暗いのは、きっと輝く夜明けが待っている証拠』 これは私の言葉。
そして、愛読している「環境ニュース」の別処珠樹さんがセレクトしてくれたとびきりの言葉を。
あと一歩の辛抱で、
あと一歩の努力で必ず成功する、というところで
計画を放棄する者があまりにも多すぎる。
潮がさっと引くときは再び
さっと入っくる前触れである。
見通しが実際は好転しかけている時が
一番お先真っ暗に見えるものだ。
??エルバート・ハバード(アメリカの教育家)
自分らしくあって大丈夫。
私も自分にそれを許せた時から、生きるのが楽しくなってきました。
[ 0117 ] なぜなぜ?
2005年7月9日
夏ですね。
家でまったりと読書をする夜長、近くの空からは打ち上げ花火の音が聞こえます。それはまったくいい音で、英語で「Fireworks」と表現するのにふさわしい規模。
ドン!
ドン!
と大きな音がここ2時間間断なく聞こえて、マンションの空気を揺らします。
しかーし。
今夜の静岡は「暴風雨」と呼んでいいぐらいの大雨。ニュースによれば、警報が出されるぐらいのひどい雨脚です。ベランダの窓を開ければ、ごうごうと雨が吹き込んでくる。当然外には出られず、一日中家の中で過ごしていました。
そんな中、止むことのない花火の打ち上げ音。こんな大雨の中、いったい誰が花火を打ち上げているの? そしていったい誰が、見てるの? なぜなぜ??
疑問が深まるばかりの静岡の夜です。
[ 0118 ] ひとりじゃないよ
2005年12月14日
年末になると時間の流れがあわただしくて、行き過ぎようとしている一年が目の前につきつけられるような気がします。(見返してみると、STROLLのアップロードが夏からいきなり冬へとジャンプすることにも気がつきますし。)
一年の時間をしみじみ省みてみたい、でもそのくせ、つい心が駆け出してしまう年末の時間。だからでしょうか、私の元にも日々つぶやきメールが届きます。がんばってて、一生懸命自分の時間を歩んでいる、勇気の伝わってくるメール。どのメールを拝見しても、送ってくださった方の思いが伝わってきて、じんわりしてしまいます。
ところで、今年は私にとってもチャレンジの一年でした。
文筆に集中するため、一人として知り合いもいない静岡という土地に引越。はじめてのメッセージブックの出版。いつもは年に1度しかできないワークショップを、年に2度やってみた。気持ちにふんぎりをつけるためさっぱりと切った髪は、美容室に行くたびに短くなり、今は耳のちょっと下ぐらい。すべてが新しく、ちょっとだけ怖く、ドキドキがいっぱいの一年でした。
でも、理由があって走り続けたのでした。
私は、夢へ向かって一歩を踏み出すことや、変わることのワクワク感と不安感、大変さ、変化の前にやってくる闇のような時間の感触を、はっきりと知っています。そして、ひとりひとりの元に出かけて伴走することはできないけれど、本を通じて、エッセイやワークショップを通じて、変化する勇気を持とうとしている人に、少しでも応援の気持ちを届けたいのです。
だから、今年が終わる時間に伝えたいこと。
ひとりじゃないよ。そして、夜明けは暗闇のすぐ向こう側にあるから大丈夫。
今年最後に、本気で伝えたいメッセージです。
[ 0119 ] 本年もよろしくお願い申し上げます
2006年1月17日
本HPをお読みくださっている皆さま、新年明けましておめでとうございます。
ご挨拶が大変遅れてしまいましたが、この度取材先のスリランカから帰国致しました。
お問い合わせをくださった皆さま、お仕事のご依頼をいただいた皆さまには(いくら休業の札を出して旅立ったとはいえ)ご不便をおかけしたことと思います。その分、本年もいい文章・いい活動でお返しができればと思います。
あらためまして本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ところで取材先のスリランカからは、とうてい言葉で言い尽くせないぐらいのたくさんの贈りものをいただきました。今までたくさんの国をたずねて参りましたが、これほどの新鮮さと衝撃を受け、また謙虚な気持ちで学びをいただいた国はありませんでした。
いずれ、本に仕上げてお目にかけられればと思います。
『光り輝く島』(=Sri Lankaの意味だそうです)の秘密について、どうぞお楽しみにお待ちください。
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
一緒に楽しい一年にできるといいですね。
[ 0120 ]だいじょうぶ だいじょうぶ 大事ない
2006年2月1日
2006年もひと月がおわり、あらためて2005年回顧です。
思う通りにいかなくて、イライラしたりフラストレーションがたまった時に、私は静岡での初・2005年の様々な出来事を思い返すことにしています。
たとえば静岡では、何度も頼んでいるのに……
クロネコ○マトからの書類が1年も届いてない(先日やっと届いた)
静岡中央○便局で郵便物を5度もなくされた
(いずれも大捜索の末発見。しかし先日6度目が起こりかけた)
N○Tから渡された電話番号は、開通すぐに間違い電話だらけ
(しかも言うに事欠いて「お客様都合で…」ということで、いまだに未対応)……
でも、相変わらず私の日常は大事なくまわっているし、ライフスタイルに決定的な支障は生じていません。
もちろん、あるべきことがあるべきように、きちんと回るのは大切なこと。約束したことを守るのは、大切でキホンです。しかし海外にゆくたびに思います。日本みたいに、電車が秒単位でホームにすべりこむ国は他になさそう。
何もかもが揃っていると、だんだん「不満足」にフォーカスしがちになって、どんどん不満を細かく考えてしまいがちなのが、日本人のクセかもしれません。でもいざそれが「当たり前」でなくなると、今まで当たり前にあったもののありがたみが、あらためて身にしみます。
これ以外にも実は不都合がいっぱいあって、気になると、たちまちイライラ。できれば早めに対応してほしいけれど、でもでも私は今年も元気に生きてる。
イライラして不毛な時間を過ごすより、「なにごとも塩梅が大事ね」と教えられ、この言葉の意味をあらためて噛み締めた年始でした。
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[ 0101 ] 落ち込むとき
2004年7月18日 今日は新月から1日目
わけもなく落ち込むときってありますよね。でも実はその時間、嫌いじゃないのです。
楽しくて、満たされている時は、世の中がとても明るく見えます。でも「光」は時として残酷で、その明るさゆえ「光」の周辺にあるものを見えなくしてしまうように思うのです。
輝いている時は、人の痛みや苦しみに、ちょっとばかり鈍感だったりする気がします。
でも、わけもなく落ち込んだり痛みを感じたりすると、心の中のしなやかな感覚が戻ってきたような気がするし、いつも温かくしてくれる周りの人を、とってもありがたいと感じることができたりする。
落ち込むのも上がるのも、意図してタイミングを操作できるものじゃないから。サイクルがあることって、とても自然で嬉しいことです。
そのようなわけで、落ち込んだ時の時間も、豊かで好きです。
[ 0102 ] うなぎ Part.2
2004年7月21日 今日は土用の丑の日らしい
あまりに暑い。東京の最高気温が39.5℃とは異常すぎます(おそらくアスファルト上は42℃を越していたと思われます)。そこで、去年も失敗しているはずなのに、懲りずにまたもやうなぎに手を出してみることにしました。
(どうして周期的に胃腸破壊の衝動がやってくるんでしょう?)
でも今度はちょっと頭をひねってみます。去年半切れは無理だったから、今回は「うなぎおこわ」でいこう! スーパーで見たそれは、親指の先ぐらいのうなぎ4切れしか入っていません。うなぎ好きの人ならきっと「こんなのは名ばかりだ!」と思うような代物。
しかし、食べられたではありませんか!
京都で買ってきた粉山椒(すっごく香りがいい、炊き込みご飯の上にうっすらとかけてあったのに感動して購入)をかけて、夏バテのさなか頂きました。お茶をいっぱい飲みながら食べたので、胃もたれもほんのちょっとだけ。
でも、ふり返ってみると、いったい私は何に挑んでいるのかと思います。嫌いなら食べなきゃいいのに。
[ 0103 ] アライグマ烈伝
2004年7月26日 猛暑猛暑、猛暑猛暑猛暑…
「アライグマに遭遇した!」という話をHPに載せたら、非常な反響がありました。
ある方は「アライグマって、屋根裏に住み着くらしいですよ。」と教えてくれました。そういえば私の遭遇したアライグマも、月夜の晩、斜め向かいのお宅の屋根裏にそっと消えていったっけ。
「下北沢でアライグマを見た! もしかしてフジサワさん下北沢に住んでいます?」と、嬉しいリアクションを下さった方も。『小田急線下北沢ホームとり肉落下事件』も掲載したことだし、下北居住疑惑がでるものもっとも。
でも私、下北沢住民ではないんです。下北沢にもアライグマがいるんですか? どうやらアライグマは、方々ではびこっているみたいですね。
繁殖するらしいですよ、と教えて下さった方も。猫ほどはびこってないのに、どうやって? アライグマ同士ヒミツのネットワークがあるのかしら?
ちなみにうちの実家では、壁と壁の間にキツツキに巣をつくられ、住み着かれたことがあります。中学生の頃の夜、パソコンを叩いていると…コンコンコンコンコン!! キツツクのです。しばらくは「なんだ?」と思っていたけれど、ある日家の外に出てみると、外壁にぽっかりと丸い穴が!
この時ばかりは、煙をたいてキツツキ一家にご退散願って、丸く開けられた穴を塞いだ覚えがあります。
ちなみにアライグマの巣って、どんなんでしょうねえ。
[ 0104 ] 初抗議
2004年7月31日 西に曲がる変な台風接近中
大変残念なのですが、はじめて大使館に抗議メールというものを送ってしまいました。宛先は中国大使館、件名はアジアカップです。
テレビ中継をご覧になっている方はご存知と思いますが、サッカーフル代表が中国の重慶でアジアカップを闘っています。
ところが、国歌斉唱の時から鳴り止まないブーイング。あげくの果てに日本代表選手にペットボトルを投げたり、日本人観客の安全を脅かしたり、嫌がらせが続いているとか。現地のことは報道でしか知らないけれど、画面で見ている限りでも、胸が痛む状況が続いています。
もちろん、マナーとか義務とか、そういうのもあります。でも私は歴史学修士で文筆業だから、もっと別の視点で考えたい。
2000年前、古代ギリシアのアリストテレスは「 人間の活動の中で、最高のものは詩」だと書きました。歴史や数学、天文学などの記録された「偉大な事実」よりも、一編の詩の方が尊い、なぜなら「書かれた事実」にできなくて、アートやスポーツに出来ること。それは、可能性にチャレンジする人々を見た時、ひとりの人間として、心からの共感が共有できること。
「あそこの国の音楽は最低」とか「あの絵は好きだけど、画家の出身国が嫌い」とか、そんなのありませんよね? どこの国の選手でも、全力でプレーするのを見るのは感動するし、パワーのある歌には、たとえ言葉がわからなくとも、心を強く揺さぶられます。真にクリエイティブなものに、国境や人種は関係ありません。
つまり「詩」には、歴史や戦争やさまざまな対立を超越して、人を結びつける可能性がある。これがアリストテレスの言った、「最高のものは『詩』」という言葉の、真の意味だと思うのです。
もちろん中国大使館に、アリストテレスの話を延々と論じたりしません。ただ、開催国で招待国なのだから、選手の安全と、気持ちよくプレーできる場を守る最低限の義務は果たしてほしいと。この状況を世界が見たら、オリンピックの開催国として信頼を得られるのか、考えてほしいと書きました。
でもそれ以上にやはり、「詩」の可能性に扉を閉ざされたことが、とても残念に感じられます。これすら奪われてしまったら、対立を埋める架け橋がなくなってしまいますから。
もちろん、中国の方全員が同じことをしているのではないこと、重々わかっています。もし日本人が同じことをしたら私が恥ずかしさを感じるように、この状況に胸を痛めている中国の方がいらっしゃることも、信じられます。
でもいずれにせよ、とても残念な状況です。
[ 0105 ] 打ち水娘 募集中
2004年8月18日 晴天と大雨で、今年の日本列島は変
「打ち水大作戦」
…こんな不思議な活動を知りました。開催しているところが「打ち水大作戦本部」だそうで、ますますアヤシイ、わたし好みです。これはチェックしなくてはと、さっそくHPを訪問しましたら、さわやかな浴衣姿の女子たちが笑っているではありませんか! この姿だけで、気温が1度下がっていい気分です。
この打ち水大作戦なるもの、大勢の人がいっせいに打ち水をすることで、気温を下げようという試み。実は実績があって、昨年は0.5-1度の気温の降下が認められたそうです。
しかも、やりかたも共感できる。水資源をじゃーじゃー使うのではなくて、どうせ流してしまうお風呂の残り湯などの二次水を打って、気温を下げようというもの。エアコンの温度を下げて涼を求めるより、はるかにエネルギー効率が良さそうで、エコロジカルですね。
「ぜひぜひ、参加しよう」という方は、こちらを。私はマンションですが、少しでも打ってみようと考えています。ちなみに「打ち水娘」も募集しているそうですよ。夏の思い出を作りたい方は、ぜひぜひ。http://www.uchimizu.jp/
[ 0106 ]『世界でただ一人の君へ』
2004年8月19日 北島康介さん&コーチ平井伯昌さん、2冠達成おめでとう!

次の本の担当編集者さんが、北島康介さんの本を編集しました。タイトルは『世界でただ一人の君へ』(幻冬舎)。北島康介さんのコーチ、平井伯昌さんがお書きになった本です。(ちなみに担当編集者さんは、平井コーチの大ファンになったそうです。)
確かにスポーツの本。でも、一個人としてとっても共感できる部分が多く、久々本に線を引きながら、読み込んでしまいました。人生という時間を一生懸命生きるのは、普遍的な行為なんですね。
すごい確率で出会った目の前の人と、どれだけ人生の道のりを楽しめるか。奇跡的な出会いにどれだけ感謝できるか。何ごとでも、アツク楽しんで味わえば、とっても豊かな時間が送れるのだなと、じんときました。電車の中で、周りの音が聞こえなくなるぐらい、夢中になってしまったのです。
個人的におすすめですので、もしよかったらお手に取ってみて下さい。二度と戻らない2004年夏。いっそう味わい深いオリンピックゲームになると思います。
[ 0107 ] シュールなパンダ
2004年8月20日 ねね寝れない。オリンピックが気になって

「これは、私のためにあるものだ!!」というアイテムを、久々に発見してしました。編集者さんと、イラストレーターさんとの打ち上げ&打ち合わせ会の帰り。

パンダなのに、マトリョーシカなんですよ。しかも、この顔!
ふだんは、あまり「モノ」を持たないワタシ。でも、会う人ごとにお見せしたくて、ついつい購入してしまいました。

暑さを吹き飛ばすようなシュールさ、思わず顔がにんまりしてしまいます。
[ 0108 ] ダウンシフター
2004年9月11日 W杯予選インド戦大停電! 見た見た?
いつも愛読させていただいている、別処珠樹さんの「世界の環境ホットニュース」414号(転載許可)に、興味深いニュースが載っていましたので、みなさまにもぜひシェアをと思いました。大好きなミヒャエル・エンデのせりふではじまっているのも、印象深い回です。
力をぬいてはじめて「あたえられ」るもの、うまくいくものがある。・・ぼくはこれまで何度となくそういう経験をしてきた。
ミヒャエル・エンデ『オリーブの森で語りあう』
ニュー・アメリカン・ドリーム・センターというサイトが、ちょっと面白い世論調査をしました。アメリカ人の半数が、もっと余暇を作って生活のバランスをとりたい、お金のことは気にしなくていい??そう考えるようになって来た、というのです。当のアメリカ人は自分たちの現状をどう考えているのでしょうか。9割以上の人びとは、自分たちの姿がこの逆だと思っている。仕事とお金のことに一生懸命で、家族や地域のことには十分な関心がない、ストレスがもっと少なくなれば、もっと生活を楽しめるのに??そう考えている。これが調査の結果です。
物質主義ばかりが行き過ぎて経済的な安定が保障されていない現状に、人びとはにがい思いを抱いているようです。たとえ消費が減っても、仕事をもっと減らそうと思っている。現実に、多くのアメリカ人が過去5年間に自発的にそのような方向へと生活を転換しました。その主な理由は、ストレスが少なく、時間があってバランスのとれた生活を目指しているから、というものです。この人たちは自分自身を「ダウン・シフター」(降りる人)と規定しています。
では、具体的な調査の数字を挙げてみましょう。
社会の優先事項(仕事と金銭)がうまくいっていない 85%
仕事と金銭ばかりが優先され、家族や地域が後回しになっている 93%
家族や友人と過ごす時間が増えてストレスが減れば生活が充実する 53%
消費文化のせいで子どもに有益な価値を与えてやれない 87%
親の世代と比べアメリカン・ドリームの実現が難しくなった 62%
10年前と比べてもアメリカン・ドリームの実現が難しくなった 64%
大抵のアメリカ人はアメリカン・ドリームを実現できる 15%
生活する上で大切なことこそがアメリカン・ドリームだ 86%
収入は少ないが余暇があってストレスの少ない生活に変えた 48%
収入は少なくても家族や友人と一緒にすごす時間がほしい 53%
自由な時間が増えるのなら収入が減ってもかまわない 50%
アメリカの社会は物質主義に偏りすぎている 88%
01年の9月11日の事件以後、消費を減らす決心をした 40%
アメリカ人は働きすぎだと思う 58%
物質主義のために自由な時間がない 52%
物質主義のために環境が破壊されている 52%
若者たちは買い物と消費に偏りすぎている 95%
働きすぎで家族とすごす時間がない 88%
働きすぎで好きなことをする時間がない 70%
賃金が安すぎるのがアメリカン・ドリームを実現できない原因だ 50%以上
アメリカン・ドリームの実現が難しいのは仕事を海外に出しているためだ 66%
ローンの額が大きすぎる 52%
アメリカン・ドリームを実現できないのはローンのせいだ 76%
医療にお金がかかりすぎる 81%
住居にお金がかかりすぎる 68%
必要以上に購買し、消費しすぎている 91%
消費の行きすぎで資源を浪費している 83%
環境を守るためには生活様式を変えなければならない 81%
他国との争いや戦争がおきるのは石油依存のためだ 71%
いまなお「アメリカン・ドリーム」が登場するのはご愛嬌です。それはさておいても、ここに描かれている姿の多くは日本も同様といわざるを得ません。「エコ○○」で過剰消費を覆い隠すのは、もう時代遅れでしょうね。
ニュー・アメリカン・ドリーム・センター、8月31日
http://www.newdream.org/aboutus/poll.html
2001年の9.11から今日でまる3年。世界は混迷しているけれど、まず目の前の平和から。目の前の人に愛情深くあること。爆弾を落とさないこと。自分自身のライフスタイルをきちんと持って、平和で穏やかな日々が送れるように。
それが、私にできる何よりの平和への貢献だと思っています。
[ 0109 ] ヨーロッパからご挨拶
2004年12月27日

一足早いクリスマス&新年の休暇で、ヨーロッパに来ています。
(とはいえ、悲しいかなちょっと仕事がらみ。)
12月半ばに日本を発ったのですが、世間さまより半月早く年末が来たこともあって、年末の忙しさは半端ではありませんでした。そのおかげで「消えたのか?」というぐらい、HPの更新が滞ってごめんなさい。代わりといってはなんですが、リフレッシュして、エネルギーをたっぷりチャージして、新しい目標に向かえそうな気がします。
ということで、まずは、ヨーロッパの空気のお裾分けを。
こちらのクリスマスは、本物のクリスマス。人々は家の窓をツリーで飾って、カーテンを開けて中が見えるようにしておきます。通りを散歩しているこちらが「プライバシーはいいのかな?」とドキドキ思うぐらい、家の中を見せてしまうのです。
中にはこんなものも!

「SANTA STOP HERE !」と書いてあるんですよ! 人々がいかにクリスマスを待ち望んでいるかが分かるぐらい、ヨーロッパのクリスマスはスペシャルですてきです。

イギリスは食べ物がおいしくないって、いったい誰が言ったのでしょう? 私はリンボウ先生に賛成です。イギリスは存外美味しい。ちゃんとした店を見つければ、驚くほど食べ物がおいしいのです。
ちなみにベジタリアンのお店のプレート、たとえ全部野菜でも、こんなに美味しいプレートを食べていれば太ってしまいそう…。もちろん、アフタヌーンティも健在です。

[ 0110 ] BEER ! Fantastic World !
2004年12月27日

私の趣味のひとつはビアーです。しかも日本のでなく、イギリスとベルギーのが好きという贅沢っぷり。
ところで昔から「ワインはキリストの血」と言われ、ミサには欠かせないものでした。しかしワイン生産には北限があり、ベルギーイギリスはワインには向かない。そこで代わりにビールが造られ、ミサにも使われたらしい。ベルギーの修道院ビールは、今ではとても有名ですよね。
しかし、そんな小知恵もどこ吹く風。暖炉が燃えるパブの席に陣取れば、ビールはただのビール。一生かかっても飲みきれないほどたくさんのビールが存在していて、それぞれが物語を持っているんですね。
ハーフパイントのビールと一緒に、ゆったりとした時間を過ごす。冬のヨーロッパの醍醐味です。
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[ 0091 ] 連休、旅たび
2004年5月9日 ははのひ
先月末…つまりGW前は、本当に必死で働きました!
今年は飛び石連休の平日もしっかり働いて、とどめは関西への旅。旅といっても取材のお仕事だったんです。(なにが起こったのか、6月ごろに判明の予定。)
というわけで、私の4月は関西で締めくくられました。しかし、せっかく関西まで行ったのだから、美味しいものを食べてこずには済まされない。というわけで行ってきました。梅田駅近くの「きじ」です。

さすが関西……「粉のワンダーランド(←私が名づけた)」。「粉もの」の中に入っている空気が美味しいです。これを食べるためだけに、定期的に通いたい!

ちなみに、タコ焼き2個を挟んだ「たこせん」なるモノも薦められたけれど、そんなハラがなかった。次回の課題です。
私が見つけた(関東人にとって)珍しいものもいろいろあります。
まずは地下鉄のマーク。関西の方には何にも珍しくないと思うけれど、私には新鮮。グッドデザイン!

ふくれっ面みたいな入り口のマークも、とってもキュートでした。

でもって、梅田駅の出口には、こないな奇妙なものがありました。『かえ~るボックス』
雑誌か何かを回収する箱?

フィニッシュは、梅田阪急前の紀伊国屋さん(の出店)。

本を置いてくれてありがとうございました! 遠い関西の地で自分の本を発見すると、不思議~な気持ちになりました。嬉しかったです。
[ 0092 ] 大好きな京都にも
2004年5月9日 ははのひ…でも雨だった
京都には友人がいます。だから、京都に行くたびに少しずつテリトリーを広げ、いろんなところを冒険します。
今思い返せば、若い頃は京都が苦手でした。その「苦手感」はパリに似ていて、リズムがゆっくりで、食べ物が美味しくて、建物が美しくて、人が頑固。何もかもが、容易に移り変わらない。どちらも大人の街。表面の華やかさに比べて、実はどっしりと重い質感が、子どもだった私にはヘビーすぎたのでした。
でもその質感が、今は大好きになりました。今の私が刻む時間のリズムに、とても合っていると思うのです。
錦通市場も、三条通も、清水さんも、貴船も、ひとつひとつの中身が濃い。表面をなでさせてくれない濃厚さが、とっても気に入っています。
今年はあと何回、ご縁があるかな?
[ 0093 ] そして福島へ…マイナスイオンを浴びに。
2004年5月9日 GWはあいにくの天気だった
GWは、来たる5月の嵐に備えて、しっかり休みました。福島まで、友だちとドライブに行ってきたのですが、そこでもまたまた謎なものをたくさん見つけたのです(地元の人にしてみれば、謎でもなんでもないと思うけれど)。
素晴らしきかな福島! シュールなデザインの宝庫!
まずはお約束、『あかべこ』です。会津若松城のふもとにて。

さすが城下町。蝋燭店の品揃えは、本格的な和蝋燭。運転していた友人が「ああっ! ろうそくやさん!」と気づいたのがきっかけですが、実は有名なお店だったんですね。中は美しい伝統柄の和蝋燭で埋めつくされていました。ブラボーニッポン! といった趣でした。
東北自動車道のサービスエリア、売店にて。牛乳パックのデザインも、地方によって違う。蔵王牛乳、北欧っぽさを感じます。

でも、なんといっても今回のチャンピオンは、このミルク。蛍光灯に照らし出される姿が、最高にシュール!
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それにしても、5月5日、夕方。東北自動車道も首都高も、まったく渋滞しなかったんです。特に、首都高速の案内板が真っ黒(注.*渋滞時は箇所に赤くランプがつく)なんて、はじめて見ました。悪名高い首都低速道路。これを見るだけでも、十分価値があったかもという旅行でした。
ロングドライブを運転してくれた友人に感謝。
[ 0094 ] 超能力
2004年5月25日 5月末なのに寒い
超能力があります。
といっても「ごはんやさんを外さない」という実用方面に発揮されます。美味しい店には、ものすごい嗅覚があるのです。
先日、友人と一緒に会津に行った時。「せっかくだから、喜多方ラーメンを食べよう!」ということになり、地元の人にオススメしてもらったのに、そのラーメンやさんはちょうど閉まっていました。
「それでも、美味しいもの食べたいよね!」と言いながら歩いていると、「目当ての店」の近所にあったラーメンやさんが、私のとつぜん視界の中で燦然と輝いたのです。これといって目立たない外観。ふつうの店構えですが、ただならぬ気を発しているのがひしひしと分かります。
「ここ! ここ美味しいと思う!」
すかさず主張する私。その言葉は、友人がひるむ程の自信に満ちていたにちがいありません。
そして、そこは実際大当たりだったのです。煮干し系の優しいだしの味は、決して胃もたれしない、それでいてじわじわ効いてくる美味しさ。忘れられない味って、こういうことを言うんでしょうね。派手さはないけれど、そこに戻ってゆきたくなる味でした。
しかし残念なのはこの超能力、どうしてもう少し宝くじとか、福引きとかに生かされないんでしょう。
[ 0095 ] いい勝負
2004年6月8日 今年は猛暑らしい?
もう半年ぐらい前から、パソコンの状態が末期です。
わたしの愛するMacは、時々画面が白くなります。ADSLに繋いだまま再起動すると、これまた画面が白くなる。でも、不思議とウイルスの徴候はありません。
最初に画面が真っ白になった時は、私の頭も真っ白になったけれど…でも、慣れってコワイものです。一度その状態に慣れれば、なんとか連れ添ってゆく方法を覚えちゃうんですね。友人に「G4の持ち腐れだよ」とからかわれるぐらい、処理速度も遅くなってしまいました。マシンのせいではなく、明らかに私のせい。ADSLのコンセントを抜きつつ再起動をするという裏ワザを覚え今日に至りますが、このまま、原稿を飲み込んだままストップしてしまわないようにと、祈りつつの今日この頃です。
ちなみに、沖縄の知り合いは、パソコンがぜんぜん分からないのに、ネットカフェを経営しています。
[ 0096 ] 豆腐丸飲み
2004年6月8日 梅雨空、気温の変化が激しいですね
すごいものを見つけました。

とはいえ、ご存知な方は、もうとっくにご存知ですよね。これは、まるで豆腐を飲んでいるような濃厚さなんです。たちまちご愛飲で、あっという間にこんなになってしまいました。
脳が疲れた時には、植物性タンパクがいいんですよね。最近疲れてるな~と思われる方は、ゼヒ。
[ 0097 ] 不可解1
2004年7月6日 明日は七夕! 一年ももう半分!
ある月夜。洗濯物を取り込もうとベランダに出たら、妙な生き物と目が合いました。
そいつは向かい側の塀の上を散歩中で、私に気がつくと暗闇の中「ぴたっ」と止まった。いつも、猫の通り道なのだけれど。そいつは確かに、猫と紙一重なのだけれど…。
月夜に目がキラーン! …でも、その鼻は長い。(このあたりでもう、猫じゃない。)しっぽを見ると、ふさふさと太い。月明かりに照らされて、テレビ画面で見覚えのあるシマシマが、かすかに見える。
アライグマじゃありませんか! なんで?
アライグマって、放し飼いできるの? 猫みたいに、塀の上を歩くの? 夜行性なの?
しばし見つめ合ったあと、ごそごそと去ってゆく後ろ姿に、わき上がる質問をぶつけてみたい夜でした。
[ 0098 ] 不可解2
2004年7月6日 拭いて仕舞ったはずの小皿が冷蔵庫から出てきた
「アライグマ遭遇事件」と同じ日、太陽がかんかんと照る夏の日。小田急線下北沢駅の上りホームに、生のとり肉がむき出しで落ちていました。
なんのために?
不可解なことに遭遇し続ける毎日。
[ 0099 ] 選挙
2004年7月11日 世間は自民大敗で大変、私は原稿で大変!
雷鳴の轟く中、投票に行ってきました。
投票の結果は、目下テレビ中継で流れている通り(自民惨敗)なのだけれど、投票に行く道すがら、つくづく思いました。日本も、年に1度でいいから、直接国民投票のチャンスがあったらいいのに。(そしたら、何をおしても出かけてゆくのに。)
それは私だって「この人なら意思を反映してくれるかも!」と一票を投じます。でも、その人が必ずしも肝心の時、…いわば『時代の分かれ目』に、私たちの気持ちを反映してくれるとは限らない。というのは、いくら選挙で選んでも、選ばれた人にだって党則や周りとの兼ね合い、しがらみがあるはず。選ばれたその時の気持ちと、実際に議員活動を始めた後とでは、状況は微妙に異なってくるかもしれません。
だからせめて、
・自衛隊の多国籍軍参加
・年金改革
・憲法九条の改正案
…などなど『ここが時代の分かれ目!』という大きな出来事の時には、国民に直接投票で問うて、その結果を受け止めてから国の流れを決めてほしい。
その方が、選ばれた議員の人々にだってメッセージが伝わります。国民からのプレッシャーを受けることで、「自分たちは国民の代表」という意識を持ち続けてほしいから。
たしか先進国たる北欧だって、直接投票のチャンスがあったはず。そりゃあ日本とは人口のケタが違うかもしれないけれど、私なら、チャンスがほしいと思います。
今のままの、ずるずる日本じゃ嫌。
[ 0100 ] 待ってました!『日本のタクシー大冒険2』
2004年7月17日 テレビ東京さん、待ってましたよ!
CMの画像を見ただけで、思わず「フフフ…」と笑いがこみ上げてくるほのかなシュールさ
南米の荒々しい自然と、東京の可愛らしいタクシーの不思議なミスマッチ。砂ぼこりの中、野趣あふれる大地を、ほのぼのとしたタクシーが走っているのを見るだけで、内臓あたりから笑いがこみ上げてきます。
放送時間は18日(日)19日(月)夜8時ちょっと前から(って、わたしテレビ東京の人みたい)。ちなみに、『THE 鉄腕DASH』で東京無線(タクシー会社・東京タワーのランプを載せてる姿がキュート)が韓国に上陸した時も、すごく面白かったのです。
どこかの国の有名なデザイナーさんが「日本のタクシーは、持って帰りたいぐらいキュート」とおっしゃっていましたけれど。ふだん東京の街中ではあまりにも当たり前な乗り物なので、ああやって海外の景色の中で見ると、その違和感がなんともキュート。
ついしん* でも上記テレビの内容はまじめよ
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[ 0081 ] 権力社会
2004年4月11日 情報混乱の中、痛感すること
お金と力のあるものは、自分と家族の財産と命を守ることができるということを、痛感します。首相にはシークレットサービスがついているし、アメリカも日本も政府高官はたいていお金持ちで、命が守られることも、財産が保証されることも、当たり前の感覚なのでしょう。目下、年金問題が喧々囂々になっていて、企業によるプライバシー流出が後を絶たないけれど、プライバシー情報を漏らしておいて、笑っていられるどこかの会社社長も、官僚族も、自分自身の安全、財産の安全はびくともしないでしょう。
そんな「安全な塀」の中で守られていて、世間の風のにおいが感じられるんだろうか。命を脅かされている人たちに、本当に共感できるんだろうかとと問うてみたい。
頭の上に爆弾を降らされる、アフガニスタンの人々
イラクの人々
ガンバッテ働いた収入から、年金を取られる人々(わたし)
プライバシーを漏らされる人(わたしかも)
政府首脳が本当に「(家族に)話すことは何もない」と言い、面会を断ったのかはわかりません。ヒステリー的に報道したのかもしれませんし(全体的に、今すこしヒステリー的ですよね)、もしかしたら「今は話すよりも、行動の方が優先」と語ったのかもしれない。言葉は持ち主を離れると、独り歩きします。
でも、小泉首相のメッセージの冷たい温度。「……(撤退する気は)ありませんね」 たいして体温の感じられない言葉を聞くたびに、胸のそこから怒りと悲しみが込み上げてくるし、こういう人に国政を決められて、国民である私たちはそれに従わざるを得ないとなると、運転手を選べないタクシーに乗せられた気分。
言霊って言葉が、日本にはあります。誠意のない言葉を口にするたび、心の中の大切な部分が麻痺してゆくんだろうなあ。
[ 0082 ] ジャーナリスト豊田直巳さんより報告
2004年4月12日 午前零時と少し。誰もが解放を祈っている
幾度も戦地を踏み、劣化ウラン弾などの被害について取材していらっしゃる豊田直巳さんから情報が入りました。私にとって、お会いしたことのある豊田さんの情報は、信頼に足るものです。また、ソースがはっきりしていること、差出人の名前がしっかり入っていたことから、とうていバルクメールとは考えられないため、掲載を決めました。
豊田です。以下至急、各方面にも流してください。
3人の「人質」問題の解決に向けて、世界の非武装の市民が動いていることを、ご理解ください。私がイラクの友人のベスマンにお願いしたことの、中間報告です。
下記の文章は、本日、4月11日夕刻、バグダッドのバスマン・アル-ジャレリさんから届いたメールを訳したものです。アル-ジャレリさんは 、写真家の豊田直巳さんなどの通訳をされたことがあり、高遠菜穂子さんの活動もよくご存じの方です。昨夜、豊田さんの依頼で、アル-ジャレリさんに国際電話をかけました。それは、高遠さんが親しくしていた「ストリート・チルドレン」をできるだけ早く見つけ出して、バグダッドのテレビ局に連れていき、子どもたち自身に、高遠さんがどんな活動をしていたのか、イラクの人たちに向けて訴えてもらえないか、お願いするためです。何度目かの電話でようやく掴まり、電話口に出て来られたアル-ジャレリさんは、すぐにこちらのお願いの趣旨を理解してくださり、「今すぐ動きます。全力を尽くします」と言ってくださいました。
幸いにも、それから数時間後、日本の深夜、「人質解放声明出される」のニュースが流れましたが、今日アル-ジャレリさんから届いたメールには、改めて、高遠さんの活動がどんなにイラクの子どもたちに喜ばれていたか、また、アル-ジャレリさんのようなイラクの一般の方が、今回の事件をどんな風に受けとめているのか、日本や日本人に何を求めているのかが、とてもはっきりと表れていると思いますので、翻訳してお伝えする次第です。三人が無事解放されるよう、あらゆる方法で懸命の努力をされてきた全国の人々にぜひお伝えしたいメールです。(なお、文中に言及されています高遠菜穂子さんの写真は、添付ファイルを忘れたのか、メールには付いていませんでした。)
「解放」の事実が一刻も早く確認されることを祈りつつ。 草々
「拝啓、まず、解放されるとのニュースが流れたこと、とても喜んでおります。次に申し上げたいのは、私へのお礼など全く必要ないということ、なぜなら私は、一人の人間として、またイラク人として当然のことをしようとしただけですから。どうぞ、(拘束されてしまった三人の)ご家族の方々や全ての日本の方々に宜しくお伝えください。私は、今回起きたことが、イラク人と日本人の間の良い関係に何ら影響を及ぼすことのないことを望みます。そして、占領を支持することのないよう、あなた方の政府に言ってください。
また、広島の(反劣化ウラン)グループの努力に敬意を表します。
このメッセージには、私がテレビ局を通じて放送しようと試みたナホコの写真何枚かを添えて送ります。豊田直巳さんに宜しくお伝えください。
あなたやナホコさんに会えることを楽しみにしています。私は、ナホコさんが助けていたストリート・チルドレンの一人を見つけました。この少年は、彼女のためなら何でもするつもりだ、そして、「彼女の代わりに僕を人質に取ってくれ」とまで言いました。
追伸:もっと早く連絡しようと思ったのですが、電気や安全上の理由でできませんでした。日本の全ての人々にお詫び申し上げます。
敬具 バサマン・アル-ジャレリ
英語原文
Dear sir First of all I want to congratulate you about the news for the release .
Then I want to tell you that you don’t need to thank me at all because I only did my duty as a human and as Iraqi person . Please give my regards to their families and all Japanese people and I hope that what happened would never influence the good relationship between Iraqis and Japanese , and please try to tell your government not to support the occupation. Also best regards to Hiroshima group (anti DU) for their efforts. With this message you will find some photos of Naoko which I was trying to broadcast through the T.V. Best regards to you and to Mr. Naomi Toyoda and I wish to meet you and also Miss Naoko.
I met one of the street boys which she used to help and he said that he is ready to do anything for her even he said ((((Let them take me instead of her))))
Notice:: I could not get connected with you earlier because of electricity and security conditions. My appologize for all japanese people.
Yours Bassman Al-Jalely
ちなみに、先ほど転載したグローバルウォッチからのメッセージ、作家の星川淳さん経由でも転送されてきました。内容は先ほど『グローバルウォッチより緊急転載、日本政府の声明を受けて』(No.91参照)に掲載したものと同じですが、転載許可となっておりましたので、星川さんのメッセージをここに掲載します。
(グローバルウォッチのメッセージを受けて)
星川@屋久島より
この情報は実質的に救出に動いている関係者からのものです。なるべく多くの人に回し、政府関係者に警告を発しましょう。
今回、日本政府は明らかに人命より対米追従を優先し、まったく無策のまま、イラクの人びとと市民による努力の成果をタナボタ式に横取りしようとして、好転しつつあった事態を悪化させています。「政府の対応は正しかった」などと、口が腐っても言わせてはなりません。日本政府は何もする気がない、それ以下です。
同じ感想です。
(グローバルウォッチのメッセージを読む→JUMP)
[ 0083 ] 血と誇りと
2004年4月12日
イラクの取材から戻った方々のお話を伺う機会があります。
「バグダッドでは…」「サマワでは…」 いろんな話を伺っても、土地カンがないので、詳しいことは分かりません。でもとりわけ印象的に覚えている言葉、それは「イラクの人々は、誇り高い」という言葉です。
「一度受け入れた人間に対しては、誠心誠意友情を捧げるんだよ」
多くのジャーナリストがイラクを助けたいと思っているのは、多分、イラク人の温かさを知ってしまったから。お酒の席で話を聞いているだけの私にさえ、キラキラしたまなざしと熱い言葉を通じて、彼らの心が伝わってきます。
そんな、あたたかく誇り高い人々、そして血で繋がる部族社会に生きる人々へ頼みごとをする時。どのような状況が展開されているのか、想像するだけで理解できます。
彼らに働きかけることができるのは「公の人」や「圧力」や「理論」じゃないだろう。共に食事をし、笑顔を、笑いを、涙を共にした「異国の仲間」。心を介して通じ合っている人にのみ、この誇り高い人々は、助けの手を差し伸べてくれるのでしょう。
目の前にあらわれるいくつもの情報をパズルのように繋ぎ合わせると、「人」のネットワークが見えてくる気がします。
[ 0084 ] Keep Clean
2004年4月12日 今日も長い夜
「Keep Clean !(きちんとしておきなさい!)」
カナダ留学時代、フランス系カナダ人のホストマザーの口癖でした。
トロント。リスがおとずれる裏庭に面したキッチンの窓。穏やかな光線がさしこむキッチンの床を、彼女はよくモップで磨きました。どこからともなくささっとモップを出してきて、ごしごし。
「どんな時も、きちんとしておかなきゃダメよ」
そう言いながら、軽やかにモップがけ。フランス人らしく、ミニマムで美しく整えられた家を彼女は愛し、ことあるごとに手入れを欠かしませんでした。
愛する息子が結婚した時も、離婚した時も「Keep Clean」
黙々と、床をそうじしていたのが印象的。おそらく自分が離婚し、胸が張り裂けんばかりであった時も、「きちんと、きちんと」と呪文のように唱えながら、床を磨いていたのでしょうね。
彼女と過ごすうちいつしか、身の回りを整えるクセが伝染してしまいました。深夜、部屋を整えながら、人質解放の一報を信じて待っています。
[ 0085 ] つながりゲーム
2004年4月13日 人質事件を心にとめながら、気を落ち着けて仕事
「憧れの人まで、何人でたどり着ける?」
こんなゲームを試したことがあります。
例えば、夢にまで見る俳優さんまで、友人を何人挟めばたどり着ける? 今までこのゲームを真剣に考えてみたこともなかったけれど、試しに頭をひねってみました。
すると憧れの俳優さんまで、なんと中二人。つまり、友だちに友だちを紹介してもらい、その友だちに「かの人」を紹介してもらうと、もうゴール。あまりのあっけなさに、脱力。
「いやいや、そんな簡単なはずはない」と今度はスタジオジブリを目指してみた(近所だし)。すると仲のよい友だちが、宮崎監督と親戚だといいます。大学生のときからの付き合いだけれど、そんなこと知りませんでした。
調子に乗って、世界の大物にチャレンジしてみます。その結果、事態はますますエスカレート。中二人挟めば、クリントン大統領までもたどり着けることが判明。(このままでは、ブッシュまでの距離も相当近いに違いない。たどり着いたら戦争停止をお願いしよう。)
何もこれ、私が特別と証明したいんじゃありません。きっと誰が試しても同じ結果になると思うし、考えてもみない不思議な縁が、発見できるに違いありません。
結論:世界中の人はきっと、なにかしらの形で繋がりあっている。だったら傷つけあい、殺しあっている場合じゃないと思う。
[ 0086 ] おめでとう、ありがとう!
2004年4月15日 本当に嬉しい瞬間、一週間これを待っていた!
よかった、人質が解放されて、本当によかったです。ご家族の嬉しそうなお姿を拝見して、心が晴れました。本当によかったです。今までHPにおつきあい下さった皆さま、本当にありがとうございました。
番外ですが、解放の瞬間のNHKのニュースの中で、北海道東京会館の中で、歓喜の声をあげるJVJAの先輩・豊田さん(過去に登場)が画面に写し出されていました。豊田さんはどこにいらっしゃっても豊田さんだなあと、感想。
まずは、本当によかったです。
[ 0087 ] 死してなお消される人々
2004年4月15日 人質事件のかげでは、何が起こっている?
別処珠樹さんのML(転載許可)に、とっても興味深いレポートが載っていました。引用します。
ひとつ気になることがあります。こうして日本中がこの事件に気を取られている間にも、米軍のイラク侵略は続き、罪のない市民がたくさん犠牲になっています。米軍のイラク侵略によるイラク人の死者は、非戦闘員だけでもすでに一万人を超えたと思われます。詳しい数字がわからないのは、米軍がイラク人の死者を統計的に数えることを禁止していて、そのような動きを妨害しているからです。
参考:
Iraq Body Count http://www.iraqbodycount.net/
Iraq war pictures http://www.shwa.org/topic/iraqwar/iraqwarpictures01.htm
被占領者には、死者の数を数えることすら自由にならない。「どれだけ死んだのか」ということは、知られてはまずいことのリストの、かなり上位を占めていそうです。
日本もそう。原爆による被害を、いまだアメリカは受け入れません。スミソニアン博物館で、原爆の事実を展示することすら退けられました。
隠されていること。そして、それを知らせようとしてくれる人の存在を、忘れてはならない、今回の事態でつくづく学びました。
[ 0088 ] 塀の中でサッカー
2004年4月15日 いやいや、まだまだ続いている
サッカー好きなのでこのような例ですが、もしワールドカップの決勝戦が、塀で覆われたサッカースタジアムで行われたら? 選手と審判だけの世界。もし実現したら、相当もめそうですね。「勝ったよ!」「いやいや、うちの勝ちだよ!」 .試合がフェアに行われたのか、八百長がなかったのか。誰がどのように証明してくれるのでしょう?
ジャーナリストは競技場にいる観客と同じ。審判がミスジャッジをしないよう、…つまり力を持ったものが隠れて悪いことをしないよう、監視するための機構がジャーナリズム。健全なメディア、健全な仕組みを持ってこそ、はじめて民主主義が機能していると言える理由はここにありそうです。フランスはジャーナリズムがしっかりしているといわれます。戦場取材をしている方々に伺うと、どこの現場にもフランス人がいるらしく、ジャーナリストが誇りを持って取材をしているのが印象的だとか。
一方で日本やアメリカの大多数のメディアは、ジャーナリズムと称しながら戦車の車列の後ろをついてゆくような「ツアー状態」ということを聞きます。砲弾を発車する側の後ろにいるわけですが、それでは、爆弾が降り注ぐ側…つまり攻撃される側はどうなっている?
それが、今回問題になっているフリーのジャーナリストです。
バグダッドでマイクを握っている人たちが、日テレやフジテレビなどなどの人だと思ったら、何かちょっと違います。大手のテレビ局や新聞社は最近、特派員を戦地に派遣しない傾向にあるといいます。なぜなら、社員になにかあったら保障が大変だから(という噂です)。
その代わりに働くのがフリーのジャーナリスト。ある時は大手TV局の中継に登場。また雑誌や新聞には、まさに今回拉致された郡山さんのようなフリージャーナリストが記事を売り貢献。そのような彼らの仕事ぶりにより、私たちは戦場で何が行われているか、日本という国がどのような選択をするべきかを考えるための、いろいろな材料を手に入れることができるのでした。
官製・大本営発表だけで、大失敗した経験が日本にはあります。多くを知ることができないと、大切なことを判断する時に危険です。
ところが昨今、政府は避難勧告、避難勧告とおうむ返しに言うそうです。
「危険なことを承知で、自己責任で行っているのだから…」
ついには、一国(ああ残念ながら私が納税している国!)の官房長官までもが、このような発言を。でも「命を失うかもしれない本人」であるジャーナリストが、避難勧告の重みをリアルに分かっていないとでも考えているのでしょうかしらね。私には、悪い冗談としか思えません。もし私がアジアに出かけたとしても、マラリアや赤痢の情報には十分注意します。だって自分の命ですもの。
ましてや戦争です。
それなのに、命をかけてまで出向いているのに、正直に「はいはい~」と避難するようなジャーナリストばっかりだったら、悪いことをとってもやりやすいでしょうね。
「ジャーナリストはおバカでしょうか?」
最近くり返される「自己責任」発言を聞いて、ちょっと問い返してみたくなります。「自己責任発言」は、ジャーナリズムへの基本的認識が欠如していることを、自ら暴露するようなもの。それに、私たちが「知る」ために命がけで取材に赴いてくれている人たちの「仕事」に、あまりに失礼。
[ 0089 ] 読者カード拝見
2004年4月25日 春らしいいい天気!
過日…もうかれこれ3ヶ月も前でしょうか。「読者カード」を読ませて頂きました。
いつも本の間にはさまっているあれ。自分が頂くと、本当に嬉しいものです。
お名前と職業と、字の感じから、書いて下さった方を想像して読みます。(もちろん、プライバシーは完全に守られているので、ご心配なく!)編集者さんとふたりで、美味しいお茶を飲みながらゆっくり、ゆっくり読んだのですが、何度もはがきが往復したりして、本当に嬉しい時間でした。
書いて下さった、そのお手間を取ってもらったことも嬉しい。そして、お顔を存じ上げない方の思いが、私の元に届けられてくるというのも、とても不思議を感じます。
もちろん、アマゾンのレビューも時々読みます。でも、夜は読むのが恐い(笑)、眠れなくなりそう。自分の本って検索するの恐いんです、数字とか星とかもついているし。(第一星をつけてくれる人は、どなたなのかしら? 汗)
ところで、読者カードもレビューも、編集者さんと一緒に笑ってしまったのは……
1冊目の『手帳術』の方は「良かったです♪」「役に立ちました」「ちょっとだけライフスタイルが変わった感じ♪」というご意見が多かったんですよ。
でも2冊目の『魔法の手帳』の方は…
「もう少し大きい方が」「いやいや、もう少し小さい方が」「レフィルないの?」「日付け、入れといてよ」「日付けのないのが、便利だった!」「日曜日を大きくして!」「縦軸って便利!」「…横軸がよかった」…もう、けんけんごうごうです!
そんなことになるだろうと思って、制作段階ではいちばんニュートラルな形を心がけました。大きさや軸の配置は置いておいて、それぞれの方々が好きに改造できる余地を、たくさん残しておいたんです。日付けだって入れていません。旧暦で使ってもらってもいいし、マヤ暦だってオッケー。(「マヤ暦オッケー」本文に書いたらカットされてしまった。)
ちなみに(前も書きましたが)私は10月の部分から使っています。こうすると、忙しさMAXの12月に、手帳の差し換えをしなくても済みます。グッドアイディア。
[ 0090 ] 質問にお答え 「ライフワークとプライベート?」
2004年4月25日 気がつけばHP一周年
2週間、ずっと気になっていた質問があったんです。ところが、頂いたのがちょうど「人質事件」の最中だったし、解決すると私はすぐに腰痛でダウン。とうとう今日まで箱入りにしてしまったのですが、それは、『夢をかなえる人の手帳術』の中のライフサークル(っていう輪があるんですけど)、その中の「ライフワーク」と「プライベート」って、どう違うのですか? また「心の目標」とは、どんなことを書けばいいんでしょう? というご質問です。
言葉足らずでごめんなさいね。それではご説明差し上げます。
■「ライフワーク」と「プライベート」の違いについて
例えば、陶芸がすっごい好きな人がいるとします。「一生のうちに、全国の窯を回ってやろう!」と考えているとします。この人にとっては「陶芸の窯を全部回る!」がライフワーク。つまり、(目下)人生で叶えたい大きな目標、ちょっと大げさに言えば「ミッション(使命)」みたいなものと考えていただければ分かりやすいと思います。
ちなみに私は文筆がライフワーク。他に「一生でオリーブオイルの産地を、できるだけめぐる!」という野望も持っています。歴史学科卒業の私にとって、オリーブオイルは格別の思い入れがある。歴史的で、かつ大地に根づいたもの。それに、美味しい! ぜひ巡ってみたいです。だからこれらが、私のライフワークです。
一方でプライベートとは、もっと小さなかたまりです。
特に「家族、友人、恋人」など、周りの(ポジティブな)人間関係に関するものを書いてみて下さい。例えば、一ヶ月に一度は大勢で集まって、わいわい食事をしたいとします。するとプライベートの目標は「1ヶ月に一度、友人たちと食事」になる。また、体調管理のために、週末は海や山で散歩をすると決める。
これら「一ヶ月に一度、友人たちと食事」「週末に散歩」は、プライベートの豊かさにとって大切な事柄。でも、一生をかけて行うミッションではないはず。そこが、ライフワークとプライベートの違いというわけです。
■心の目標について
これは、イコール「内面の目標」と考えてもいいと思います。
例えば私、自分のことを「まだまだちっちゃいな~」と思うんですけれど、というのも、忙しくなってくると仕事をスムーズに、約束通りこなすのに精一杯。もちろん楽しいですし、わいわい、がやがややっているけれど、周りの方々に恵まれているので、助けていただくばかりです。
たまには私が助けたいです。というわけで、内面の目標は「もっとでかい人間になる!(もちろん幅のことではない)」「忙しくても周りを思いやれる人間になる」これが私の内面の目標、つまり「心の目標」です。
人間「これからどうしてゆきたいか」と考える時、つまり堅い言葉でいえば「目標を立てる」時に、どうしても「仕事!」とか「キャリアアップ!」に片寄りがちかと思います。でも人はサイボーグじゃないですから、家族もいるし、仕事以外の夢もあるし、笑いもすれば落ち込みもする。目に見えやすい時間もあれば、目に見えない、大切な時間もある。
ぜんぶ大切に、愛おしんでほしいという思いから、ライフサークルを作りました。
お返事、つくづく遅くなってしまってゴメンナサイ。
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essay-2008/071-080
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[ 0071 ] ありがとう
2004年4月10日 空は快晴なのに、時計の針が時間を刻みます
日本人人質事件に関して、昨日のHPの呼びかけを見て「共感します」「政府にメールしたよ!」と連絡を下さった皆さま、本当にありがとうございました。皆さんと繋がっている、支えあっているという気持ちがして、本当に嬉しいです。
私が知っている限りの情報を、今日も載せたいと思います。聞くところによれば、政府の動向とは相反して、アルジャジーラや政府、様々な機関に「解放を求める署名」が殺到しているそう。
時間というテーマを扱っている私には、ストップウォッチのカチカチという音が聞こえてきそう。 注意を向け続け、関心を持ち続けることで変えられることが、きっとあると思うので、もう一歩、できることをしようと思います。
それでは、ホットな情報です。
■ 日本人人質事件を受け、急遽開設されたHP
情報がよく整理され、概要を知るのにとてもいいです
(知人のフォトジャーナリスト・石塚さんのページ)
http://iraqhc.jugem.cc/
■ 昨日ご紹介した、ジャーナリスト木村さんの写真が、中東の衛星テレビ局・アルジャジーラのHPに掲載されました。アルジャジーラでは、特設ページを作っています。日本政府の冷たい対応に負けず元気を出してゆこう。
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/D2F8C568-2363-498B-B45D-2224282CEE90.htm
■ 木村さんの写真は、HIROPRESS.net フォトジャーナリスト広河隆一さんのページでも見られます。こちらは、日本語の文章つきです。
http://www.hiropress.net/contents/archive/information040409.html
この後も、できる限り最新情報を掲載してゆく予定です。ティータイムブレイクに、夕食前に、ぜひチェックして下さい。よろしくお願いします。
[ 0072 ] アルジャジーラでのアピール
2004年4月10日 人質を解放するため、さまざまなネットワークが動く
フォトジャーナリスト広河隆一さんが、日本人の人質を解放するために働きかけていることが、アルジャジーラで2度放送されたと情報を得ました。
日本国内でも、ますます声は高まっています。それどころか、海外からもさまざまな声明が出されています。ほんの一部を。こちらからリンクで入れます。
http://www.n-and-h.co.jp/
http://www.n-and-h.co.jp/statement.htm
これだけの関心を集めながら、もし日本が人質救出に失敗したとしたら。「日本は何もできない、絶好のテロのターゲットだ」 イラクで働いている日本人にもますます危険が及ぶだけでなく、今度は日本国自体にテロのターゲットを向けさせる、絶好のアピールになってしまうのでは?
もちろん、人質の命が最優先。でも、いま必至で活動している人たちはみな「その先」を見据えてアクションを起こしているように感じてなりません。
[ 0073 ] 日本人が知らない、全7分の映像
2004年4月10日 午後9時52分 人質事件いぜん進行中。今日はまだまだ更新する
打合せに出かける途中のことです。日本人人質事件が気になるので、駅のスタンドで日経新聞を買いました。なぜ日経かというと、後輩が働いているから。
おととい、後輩とたまたま一緒にランチを取り、そのまま私は仕事へ、後輩は日経新聞社の遅番へ。「帰り気をつけてね~」なんて言いながら笑顔で別れたのだけれど、その日の夜、こんな事件(人質事件)になるなんて。新聞社は、夜遅くまで本当に大変だったといいます。
ところが昨日。地下鉄で目の前に座った人のスポーツ新聞の一面。前夜から繰り返し流されている放送には、決して出てこない画像が掲載されていました。日本人人質の男性の喉元に、ナイフが突きつけられているではありませんか。
そんな中、フォトジャーアナリストの広河隆一さんからメッセージが届きました。それによると、連日テレビを通じて知っている以外の映像が存在しており、ご家族も放映を望まれているとのこと。メッセージをそのまま載せたいと思います。
JVJA世話人代表 広河氏よりお願いです
以下の要請文をテレビ局各局へ送りました。皆さんにも同じように各局へアルジャジーラを通じて入手された全映像を放映し、日本の国民にイラクで拘束された3人の本当の状況を知らせるようにすることを要請してください。全映像は7分ほどのものです。7分の中には私たちが見ていない恐ろしい状況も映っています。
以下はJVJAから発信した要請文です。皆さんの名前で以下の要請文を発信してください。お願いします。
報道関係各社殿
イラクで拘束されている3人がどれほど危機的な状況にあるか知らせていただきたいと、家族の方々から依頼がありました。記者会見で家族の方が各社に依頼されても、差し障りのない場面だけが流されて、家族の方々はそれが、政府や各方面の対応がのんびりしている原因ではないかと考えています。時間は刻々と過ぎています。至急、アルジャジーラを通じて入手された全映像を放映し、日本の国民に、本当の状況を知らせるようにすることをお願いします。報道の仕事は、真実を隠すことではありません。まして被害者の家族が放映を望んでおられるわけですから、自主規制せずに、国民に真実を伝えるようにお願いします。
以下要請先です。
NHK https://www.nhk.or.jp/plaza/mail/index.html TEL03-3456-1111
テレビ朝日http://www.tv-asahi.co.jp/anb/html/mail.html
報道ステーション http://www.tv-asahi.co.jp/hst/iraq.html
テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/goiken.html TEL03-3432-1212
フジテレビ http://www.fujitv.co.jp/index2.html TEL03-5500-8888
日本テレビ https://www.ntv.co.jp/staff/form.html TEL03-5275-1111
東京放送 TBS http://www.tbs.co.jp/contact/ TEL03-3746-1111
ニュース23 http://www.tbs.co.jp/news23/ E-mail n23@sol.dti.ne.jp
*なお、リンクを張っている間にも新情報をアップロードしたかったので、ご覧になる際には上記のテレビ各局のURLのみ、copy&pasteでお願い致します。
[ 0074 ] 禁止されても旅立つ理由
2004年4月10日 午後10時48分 人質事件こう着状態
「ご迷惑をおかけしたことをおわびします」
人質となった今井さんのお兄さんがそのように話すと「謝らなくていい!」「今井さんのせいじゃない!」 今日、渋谷ハチ公前。若い世代が立ち止まり、演説に聞き入っていたそうです。
政府は「退避勧告を出していたのに、それでも入国した」と、まるで「無視して入国した方が悪い」みたいな言い方をしています。
確かにこの旅は、他の旅とは違うと思う。熟練した経験と判断が要求されるし、危険も桁違いに多い。素人が「ちょっと見学」に行く場所ではないのは、誰もが分かっています。
でも、もし「危ないから行くな」という言葉をうのみにし、「許可」の出た情報だけを追っていたら? きっと私たちの前には、かなり操作されて歪んだ事実が提示されることでしょう。そしてそれが、新たな現実を作ってゆくに違いありません。
(現在残っている歴史書も、そうやって為政者が作り替えた「勝者の歴史」であることは間違いないのですから。)
だから、これだけ多くのジャーナリストが、命をかけて戦地に赴く事実があるのです。たとえ止められても、そこには「伝えなければならなこと」があると、みな言います。
日本政府が、アメリカ政府が「安全だから取材してもいいよ」という情報。それは一体どんな情報? 爆撃の下で傷つく、被害者側の事実であるとは思えません。
[ 0075 ] また新たに、イラクへ旅立つ人
2004年4月10日 午後10時49分 日本人人質事件のただ中で
何度も紹介しているフリーのジャーナリスト、木村さん。
明日、イラクへ旅立つそうです。そんな木村さんからのメッセージです。
明日朝刊で、共同通信、朝日新聞を通じて、イラク人たちからの邦人解放を訴えるメッセージと活動を配信する予定。また、中東で影響力を持つアル・アラビヤTVへもコンタクトをとってもらっている。
今、求められるのは、とにかく中東、イラク国内でのメディアでのアピール。現地で動くイラク人たちは、危険を顧みず、ラマディなどの危険地区へ向かい、有力部族長などへ邦人解放への働きかけを頼むビラを配りに行くとの事。
イラク人たちが、これまでの活動をしているときに、パソコンに向かうしか手段がなく情けない。皆さんも引き続き、それぞれの方法でのアクションをお願いします。
木村は明日早朝に東京へ、成田からヨルダンへ。その時はロシアの空港で待つことになる。必ず、高遠さんたちと再会できると、イラク人たちとも約束しあっている。
木村
追伸* 木村さんは直前になって、日本出国を取り止められました。イラクに向かうより日本にいた方が、人質救出の行動を起こしやすいと考えられたからだそうです。ここにご報告申し上げます。
[ 0076 ] 日本列島、おおいに語る!
2004年4月11日 午前2時05分
いつも愛読している別処珠樹さんのメルマガ(転載許可)に、興味深いメッセージ。大いに共感するところなので、転送します。同じこと思っている人、行動している人、心強いです。
●よ.み.さん
昨日から、イラク問題のメールやFAXがたくさん届いています。私は、福田官房長官の「テロに屈して自衛隊を撤退させてはならない」との記者会見の言葉に、これを機に自衛隊を派遣するか否かの問題から、テロに屈してはならないと、自衛隊の派遣を正当化しようとしているように感じてなりません。問題をすり変えようとしている。これが、戦争への道なのですね。論点がどんどん変わって、最後には戦争が正当化されてしまう・・・。
●せいやさん
民間人の人質救出を一番に考えるなら日本政府の最初にやるべき事は「人質交換」の提案です。困窮するイラク国民を助けに行って拉致され殺されかかっている3人の善意な民間人に代わって、イラク派兵に賛成した政治家と官僚と防衛庁の各代表の3名が身代わりの人質を申し出るべきです。
民間人の人質が開放されたら、代わりに人質となった派兵賛成派代表の3人(政治家と官僚と防衛庁)とイラク過激派との関係者同士で話し合い自衛隊は居残るか撤退するか決めて頂きたい。
「小泉首相、あなたが3人の身代わりに、イラクへ行って下さい」PEACE BOATのデモの横断幕にはそんなメッセージが。
http://www.n-and-h.co.jp/
政府の冷ややかな対応を前に、日本人の多くが思っているであろう怒りをひしひしと感じます。
[ 0077 ] 散歩
2004年4月11日 午前2時07分
思い返せば、9.11の時もそうでした。
大きな事件があると、それに飲み込まれて、日常生活がストップしてしまいます。書きかけの原稿はどこかへ行き、大切にしていたことがいつのまにか放り投げられ、ちゃんと食べ、ちゃんと眠るという、穏やかなリズムを失ってしまう。根っこが抜かれてしまったようにふわふわしてしまうのです。
「カタルシス」な時、目の前で起こっていることは、確かにショックです。でも、自分のリズムを失ってしまったら、平衡感覚に狂いが生じる。判断能力を失ってしまいます。だからこんな時ほど、いつものリズムを大切にしようと思うのです。
仕事をして、散歩をして、ごはんを食べて、HPにアップロードして。外の景色を見れば、太陽が輝き、散りゆく桜が春の最後をしらせている。あたたかい太陽の下、のんびりと歩いて、この平和な光景を噛みしめると、イラクで捕われている人たちが思われます。そして、目の前の平和な光景も、本当に微細なバランスで成り立っているのだと気づかされるのです平和のありがたみを忘れ、維持する努力を怠れば、穏やかな日々なんてきっとすぐに崩れてしまうのでしょう。
そういえば、戦争を経験した祖母が、何もない平凡な、こよなく平和な日々をとても愛していたのを思い出します。
[ 0078 ] 朗報か!? 解放の可能性
2004年4月11日 午前3時07分
11日午前3時。
いよいよ眠ろうと思っていたところ、NHKで「人質が24時間以内に解放か?」のニュース。本当であれば、こんなに嬉しいことはありません! もう一息!
[ 0079 ] グローバルウォッチより緊急転載、日本政府の声明を受けて
2004年4月11日 午後10時半
事態が動きません。
一方で、水面下の流れははっきりしているようです。一昨日来、情報を受け取り続けている筋からの、新しい情報が入りました。こんな混乱した状況の中、軽々に公開するのはいかがかとも思ったのですが、いよいよ差出人の立場と名前を公にしてよいこと。そして、政府発表・テレビ発表の情報のみを信じるのではなく、一緒にいろいろなことを考えてゆきたいことを考えあわせて、メッセージを本HPでも公表することにしました。
日本政府へ、そして反戦市民、団体すべてへ
アルジャジャーラにたいする川口外相の声明、外務省報道官の声明は、拉致グループを激怒させるに充分です。
わたしたち、グローバル・ウオッチはバグダッド経由の警告を受け取りました。(パリ時間正午12時15分)これ以上、日本政府が自衛隊派兵の正当性を主張し、米軍と組んでイラク民衆を攻撃しようとするなら、人質解放の扉は閉ざされる危険性があるだろう、との警告です。
私たちは、日本政府がいっさいの無意味なアジテーションをやめ、今回の人質解放に繋がる道を開いたのは、政府の努力ではなく市民たちのネットワークであることを素直に認めるべきである。拉致グループを含め、イラク民衆が望んでいるのは、あらゆる外国の軍隊のプレザンスの退去であり、占領の早期終結です。
以上のことが尊重されないなら、拉致された日本人の生命に万が一のことが起こった場合のあらゆる責任は日本政府にあると判断されても仕方がないでしょう。
グローバル・ウォッチ/パリ コリン・コバヤシ
今しきりに報道されている「テロに屈しなかった日本政府は、正しい」なんていう単純な図式。これを丸のみにすることが、日本をますます戦争参加に傾ける危険な論理ということを心したいと思いました。
[ 0080 ] 大義名分のさいご
2004年4月11日 長い一日
ここのところ、何となくテレビを見ているうちに「自衛隊、行ったからにはがんばれよ!」と声援を送っている自分がいるのに気がつきました。
人間、、ひとつのものを長く目にしていると、いつしか感情移入をしてしまうらしい。でも、この状態をつくるために、為政者側はメディア対策やら、さまざなま心理的手法を駆使していることを思い出さなくては。
自分たちが主張したいことが受け入れやすいように、不要な部分をカットし、必要な部分を膨らまして、作りこんである。「メディア対策」とはそういうものだなあ、いつのまにか私も「つくりこまれた映像」を信じ込まされているなあと思ううち、ああそうだ、自分も本を作る時に、同じことをやっていると気がつきました。
私自身もまだ見ていないけれど、「7分間の映像(ノーカット)」を目にすれば、もっといろいろなことが分かると思うのです。
先日、フォトジャーナリスト広河隆一さんからのメールに「ある映像」の案内がついていました。それは、戦場のノーカットのVTRなのですが、私は最後まで見られませんでした。深呼吸して、覚悟を決めて、それから再生ボタンを押したけれど、3分の1のところでストップボタンを押してしまったのです。
でも、唯一分かったことがあります。いくらテレビの前で「テロとの闘い」などときれいごとを言っても、やっていることは人殺し。現場ではたくさんの血が流れているし、「闘い」ではなく戦争です。
「ガザから届いた映像」
http://www.hiropress.net/contents/archive/gaza_movie.html
考えてみれば、広河さんや木村さんといったジャーナリストのみんなは、こういった状況を目の当たりにしているんだなあ。だからこそ私にとって、彼らの言葉、そして現地を知るNGOの仲間の言葉は、戦地に赴かない官僚の言葉よりも信じるに足るし、重いのです。
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