


2003年11月2日 晩秋に日傘を広げる私
朝いちばんの便で、沖縄・石垣空港に降り立った私。すっかり秋風の冷たい東京から、乗り継ぎもなくいきなりかの地に降り立った瞬間。
「蒸し暑い。」
飛行機から降りてしばらくは気のせいかと思ったけれど、...決して気のせいではありません。かの地はまだまだ真夏。少なくとも、「11月」という響きから想像する気候ではありません。白いシャツが素肌にぺっとり張り付く感じが、懐かしい。
今日から約3週間。また海のそばでの日々がはじまります。
2003年11月4日 沖縄、いきなり台風19号
石垣島に台風がきています。
「え? もう11月でしょ?」と思われるかもしれませんが、11月でも来るものは来るらしい。海のちかくだから、風も雨も、自然の音や呼吸がすぐそばで聞こえます。
人間だけで生きているのではないこと、そんな当たり前のことを感じるにつけ、普段東京のビルやネオンに囲まれて暮らしている私は、なぜかほっとします。台風ですら地球の一部で、その息吹を愛おしく感じる私。この気持ち、分かってもらえるかしら。
2003年11月8日 明日は大潮
沖縄にいると「なんだこりゃ??」というものによく出会います。
特にコンビニは『???』の宝庫。見ているだけで「あれ何? これ何?」とうろうろ、キョロキョロ。
そこで『沖縄で見た、こんなものシリーズ』をお送りしようと勝手に決めました。私のツボに入ったもの、石垣島からご報告します。
まずは初歩的なところで、沖縄限定品。
黒糖キャラメル。これは関東で売っているかしら?

次に、塩せんべい。小麦粉のようなものを揚げたかんじのお煎餅です。むしょうに食べたくなる時があるんですが、油っぽいのが玉に傷。ティッシュで掴むと、油がにじむんですよね。アップした写真は「スカセン」、つまりかたちが壊れた塩せんべい。手書きの文字が、いい味。

サータアンダギーも沖縄の有名なお菓子です。小麦粉に砂糖を混ぜて揚げてあるんだけれど、こういう長細いのもある。私はここの銘柄のが大好きです。もちろん地元の人の手作り。それにしても(さっきの塩せんといい)揚げたものが多いですよね。

アイスコーヒーを頼んだ時のミルクも、初めて見たもの!
ふつうのミルクとちょっと違う。ものすごく『濃ゆ〜い』んです。色が白でなくて、クリーム色。むしろうっすらピンクに近い。「何ですか? これ?」という質問に、お店の人は「コーヒー用のミルクさ〜、間違って飲んじゃだめよ、濃ゆ〜いから」。
コーヒーに入れた感じ、確かに濃ゆ〜い。どうやって作られているんでしょ。

最後のおまけは「マンタ」です。
石垣島のマスコット的さかな、マンタ。ダイバーの憧れだそう。そういえば、石垣全日空ホテルも、マンタをかたどって作られたとか。建物が三角なんですよ。遠くから見ると、山型に見えます。

ちなみにこのマンタ君は、港の近くのオブジェ。あまりにかわいいので撮ってしまいました。
まだまだ謎なもの、石垣島にはたくさんあります。次回のアップロードも楽しみにしていて下さい。
2003年11月25日 石垣・晴れ、東京・氷雨
前回に引き続き「なんじゃこりゃ」シリーズの続きです。

『ミキ』。
アヤシイ。コンビニでわざわざカゴに入れられ、目立つように別売になっていた、怪しいドリンク。表示を読むと「玄米ドリンク」だそうで、絵柄からも名前からも、不思議な雰囲気を醸し出しています。思いきって買ってみました。しかしまだ開栓するには至っていません。果たしてどんなお味でしょう。
ところで、石垣島のスーパーの『黒糖コーナー』は異常に大きい。まるまる2コーナー黒糖が積んであります。有名な波照間産、量は少ないけれど興味深い小浜島産、沖縄本島でつくられたもの...、数々の黒糖をお茶請けに、さんぴん茶を飲む。あるいは「濃ゆい」黒糖をおつまみに、牛乳を飲む。
牛乳用の黒糖とさんぴん茶用の黒糖の見分けがつくようになれば、いくらか島んちゅに近づいてきた印らしい。個人的には極上の波照間産黒糖の、ちょっぴり塩味・ミネラルたっぷり感が気に入りです。

「さんぴん茶」...沖縄人がこよなく愛する琉球ジャスミン茶...の売られ方も、ただものではありません。第一、缶が山積みになっている。そして値段も需要を反映している。
そういえば、自動販売機もさんぴん茶だらけ。ちなみに石垣島の自販機に「ホット」のボタンはありません。(ごくたまに見かけるそうです。)緑茶もありますが、めったに売れない。そのようなものを買うのは、内地の味覚に郷愁を覚えた観光客ぐらい?
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「ポーク」なるものも、スーパーで大量に売られている物品です。(正体はアメリカの「スパム」でした。)豚の屑肉を圧縮したものなのですが、内地の人はなかなか見かけるチャンスがないもの。沖縄に行ったことのある人・沖縄料理の好きな人なら「ああ、あれね!」となるはず。かなりメジャーな食品です。
ちなみに日本の「ポーク」の9割は沖縄で消費されているそう。かなり琉球的な食品と言えそうです。それぞれお好みのポークブランドがあるようで、「あそこのは美味しい」「ここのが好き」という話をよく聞きます(というか、されます)。この積み方といい、相当人気の食品という印象アリです。

そうそう、こんな看板を見つけました。「かりゆしウエア」......って、なんでしょ。

なんでも、ワイシャツ以外のふつうのシャツを総称して「かりゆしウエア」だということ。この看板を指差して叫んだら、一緒にいたうちなーんちゅ(琉球人)に「ゼッタイつっこむと思ってた!」と言われてしまいました。
しかし、私が最大級につっこんだのは、『燃やすゴミ、燃やさないゴミ』。
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『燃えるゴミ、燃えないゴミ』ではなくて、『燃やすゴミ、燃やさないゴミ』。
「あいっ、このゴミ燃やすかね〜」という日常会話を、そのままゴミ袋の表示にしちゃったんですね。今回最大のヒットでした。
2003年12月7日 しんとした夜に。空気が冬だ
何ごとも体験してみるものです。
日頃から、しみじみ思います。決めつけてしまわないで、まずは体験の中に飛び込む。そのことで、今まで思いもよらなかったさまざまなことが感じられるからです。
京都に行った折に、可愛らしい古着のお店で、可愛らしいファーに出会いました。ケープとマントの中間ぐらいの長さで、簡単にはおって様になるような、素敵な服。50年前のものだそうです。正直、惚れました。デザインがかわいらしかったし、古着というのも気に入りました。
でも抵抗あったのです、ファー。環境問題に興味があることもあり、動物の命をおしゃれのために奪うのは賛成しがたい。そんなわけで今まで、ファーはひとつも持っていませんでした。持っているのはフェイクばかり。
ヨーロッパに行くと、ファーに対する傾向がとてもはっきりしているのに気づきます。例えばオーストリアでは、女性の多くが毛皮を着ていました。きっと、ものすごく寒いからでしょう。ロシアでも頭に毛皮の帽子を載せていますよね。ロシア人を表現する時のトレードマークと言ってもいいぐらいです。
一方で、寒いイギリス。しかし、ここで毛皮を着ようものなら、きっと大勢の人に石を投げつけられるでしょう。動物愛護の国です、日本に遊びに来たイギリスの友人が、街ゆく人のファーのバッグを見て、眉をしかめていました。
このように、毛皮に対する各国の意識はばらばら。それもこれも、高級毛皮を取られるため「だけ」に動物が育てられ、殺されるという現状があるからでしょう。
しかし、前々から疑問に思っていたことがあります。それは、ミンクやウサギ、キツネはダメで、牛や豚はいいのか? ということです。
牛や豚は肉も食べるし、余すところなく使わせて頂くという意味で、毛皮用のみの動物と意味合いが違うのかもしれません。でも、命には変わりない。
ファーにも皮革にも、命の上下、上等下等はありません。それに毛糸にせよ、絹にせよコットンにせよ、...皮革もファーも、私たちはどのみち、何かの命をまとっているのに代わりありません。
痛感するのは「人間は、たくさんの生命体のお世話になって、生き永らえている」ということ。イヌイットの人たちも、動物の皮でできた服をまとっています。ネイティブ・アメリカンも。世界中の多くの民族が、何かしらのかたちで、動物の命をまとっていました。
祖母のクローゼットにも、毛皮がありました。『モガ』な祖母のこと。もちろん、お洒落の意味あいもあったでしょうが、なんといっても秋田は寒い! 半端なく寒い! 化学繊維なんてなかった頃は、毛皮で寒さをしのぐのが、いちばん利に叶った方法だったのでしょう。
もしかしたら人は、動物の命を奪い、そのことを受け止め、衣装として自分の一部にすることで、動物の犠牲も自らの内に背負って、命というものを受け止めながら生きていたのかもしれません。
それじゃあ、まずは毛皮が「いい」「ダメ」という議論ではなく、命とは何なのか、そのことを考えなければ。ただ、いいとか悪いとか言っているうちは、きっと議論の中心からずれている。なにごとも、体験しないと分かりません。
わたしのささやかなライフスタイルの中で、ファーの存在をこんなにリアルに感じたことで、こんなにいろいろなことを考えました。だから、手に入れてみることにしました。これがそばにあると、命のこと、奪われた命を私がまとっていることを、とても身近に感じていられるからです。
ファーはあったかい。薄手のカーディガンにファーを一枚はおっただけで、12月の寒さもぜんぜん平気。動物の命が私を守ってくれているのだと、ありがたく感じます。
何でもやってみるもの。
チャレンジしてみなければ、感じられないことが多いものでした。
2003年12月7日 年下の友人たちには、助けられてばかり
とても気のきく、可愛らしい後輩かつ友人がいます。ベトナムに行った時に、お小遣いでお茶をおみやげに買ってきてくれたのにも感激したのですが、今日もまたまた素晴らしいものを差し入れてくれて、涙が出ました。
それはなにか。ずばり、「納豆」です!
「鎌倉に行ってきたんですよ。それで、おみやげ!」にこっと笑って差し出された包みには『鎌倉山納豆』の文字が。「鎌倉で納豆なんて聞いたことがない。ただの納豆じゃないはず!!」 期待に胸膨らませてパックを開けてみると、すごい大粒です!
その日の夕食は「こんな大粒、見たことない!」ってぐらい歯ごたえのしっかりした、味がぎゅっと濃い納豆。何だか元気が出てきたぞ。
こんな美味しい大粒納豆を、せめて画像だけでもお裾分け、
http://www.nattoyasan.com まで。
至福です。
2003年12月26日 仕事納めの深夜に
「これぐらいの気温で、これぐらいの湿度なら雪になる...」
東北人だったら、誰でもそんな『身体感覚』があると思います。身体にぴりっとくるぐらいに空気が冴えて、緊張をはらみながら気温がどんどん下がってゆく、そして急に世界が無音になった時、雪が降ります。
今日は年末の仕事納め。事務所が閉めるに閉められない、大掃除ざんまいの年末になりました。今年いちねんお世話になった書類たちを、心を込めて整理する深夜。
「ちょっと空気が冷えてきたな」
そう思って窓を開けてみると......午前2時の東京に、ふわふわと雪が降り積っているではありませんか!
雪国育ちの私には、ごほうびをもらったみたいで、何か嬉しい。たまらずドアを開けて外を見ると、タクシーがよろよろ走っています。きっと忘年会帰りの人々を乗せているんでしょう、いつもよりたくさんのタクシーたちが白い道路を行き交う。みんな、まさかの雪にびっくりでしょうね。
室内にいる皆さん、気づいてますか? 雪ですよ!
2003年12月30日 2003年も終わり!
2003年12月。年末も差し迫り、食事をした帰りの銀座、椿屋珈琲店にて。居心地のいいシートに落ちついた、その隣のテーブルには、感じのいい男性と女性。しかしテーブルの上には...うう、灰皿です。
私、たばこがとっても苦手。たばこを吸う人は「自分は吸うけれど、他人の煙りは嫌」なんて言うけれど...、吸わない私としては全部嫌なんじゃ。煙を吸うと、頭の中のスイッチが入れ代わったのかと思うぐらい、急にイライラしてしまいます。何の成分が入っているのか分からないのだけれど、身体の中の『格闘系』の血がぜんぶ目覚めてしまうのです。
たばこの煙を吸わされないためなら、つかみ合いの喧嘩をしてもいいぐらい!
だからたばこを吸う人が同席した場合、二重の意味で危険なので、灰皿を遠ざけてもらうことにしています。
ところで、たばこを吸わない人と同席した時、相手から灰皿を遠ざける礼儀正しい方、よくいらっしゃいます。しかし、遠ざけた灰皿の煙が、隣のテーブルの鼻先を通過することは、けっこうあるもの。よけたはずのたばこが、隣の人の目の前に突きつけられているなんて、ちょっと笑えない状況です。
ところが年末の銀座、椿屋珈琲店で遭遇したその男性は違いました。同席の女性にいちばん遠い位置、かつ隣のテーブルに座っている私たちからいちばん遠い位置に、そっと灰皿を置いたではありませんか。
忙しい年の瀬。誰もが浮かれ、少しずつ疲れている時に、彼のマナーの素晴らしさには、本当に感動しました。とっても小さいことだけれど、心がじわっとあったかくなった。
師走の東京の、ちょっとすてきな出来事。
2003年1月6日 ことしも仕事スタート!
もうご存知の方も多いかと思います。
本田健さん。彼の提案する「豊かな生き方」は、あまたある他のものと違って、とても平和でやわらかい。読んでいるだけで優しい気持ちになれて、とっても好きです。そんな本田健さんのメールマガジン(転載自由)から、新年のお祝いの気持ちも込めて、とても豊かで素敵なエッセイを引用させて頂きました。
旧年に「藤沢さんは、夢を掴むまでの間、お金のことはどうしたのですか?」というご質問を頂いたことがあったのですが、私の答えなんかより、本田さんのエッセイの方がゼッタイ参考になると思います。
2004年が実り多いものとなりますように!
■以下、本田さんのエッセイ■
こんにちは、本田健です。冬らしくなってきた長野からのメールです。
私が、このメルマガを始めたのは、「人は誰でも生まれつき、豊かに生きることができる」ということを伝えたいからです。
ちょうど今、来年2月に講談社から出る本「普通の人がこうして億万長者になった」の仕上げをしています。12,000名の高額納税者にアンケート調査をして、彼等の考え方を聞きました。それによると、驚くべきことが分かったんですね。
その結果をいくつか、来年の出版に先立ってお伝えしましょう。
1.億万長者は、勤勉さを大切にしている
アンケート調査で、億万長者に、成功するために大切だと思うことを質問してみたところ、なんと日本の億万長者は「勤勉に働くこと」を上位に挙げているんです。普通の人にも、同じ質問をしてみました。すると、彼等は、成功するためには「勤勉に働くこと」よりも、「人が気づかないようなビジネスチャンスをつかむこと」の方が大切だと考えていることがわかりました。勤勉に働くことが大切だと考えている億万長者と好対照です。
成功者は、目の前にあることをコツコツやっていけば、成功すると信じています。一方、普通の人は、チャンスさえあれば、成功できると信じているんですね。
2.億万長者は、多くの人に応援されている
億万長者の人生に関して、おもしろいことが分かりました。それは、収入が多い人ほど、応援してくれる人も多いということです。億万長者の5人に1人は、100人以上の人に応援されていると感じていました。中には、一緒に働く仲間やお客さんなど、1,000人以上もの人に応援されていると答えた人も、たくさんいました。
一方、普通の人で、100人以上の人に応援されていると感じている人は、ほとんどいません。30人以上と答えた人も、10人に1人以下だったのです。普通の人のほとんどは、応援されているとしても、せいぜい周りの10人ぐらいだと感じているのです。
この結果をみると、お金持ちは「応援され上手」で、周りの人に応援されることによって成功していることがわかります。
3.億万長者はパートナーシップを大事にしている
億万長者は、パートナーシップをとても大切にしていることも分かりました。成功するために大切だと思うこととして「常に自分を支えてくれるパートナーの存在」をあげた億万長者が、2人に1人の割合でいたのです。
普通の人は、パートナーに足を引っ張られていると考えているのと、好対照です。億万長者は、現在の成功は、今のパートナーのおかげだと心から感謝しているのです。
普通の人は、両親、兄弟姉妹、世間と同じ考えをしているので、普通の人生を送っています。成功者は、成功する物の見方、考え方をしているので、成功できるのです。こういった違いを知って、考え方、生き方を変えるのが、成功への早道だと私は考えます。
まだまだ書きたいことはいっぱいありますが、今から娘と遊ぶ約束をしているので、今回はこのあたりで終わりますね。
最後に、億万長者は、とことん人生をエンジョイしていることを付け加えておきます。好きなこと、得意なことで毎日楽しく仕事をしているので、成功できるのです。読者のみなさんも、好きなこと、得意なことをやって楽しんで下さいね!!
「好きなことを楽しめば、とっても豊かに生きられる」は、私も実感です。2004年も、夢をどんどん実現してゆくぞ!
2003年1月22日 本当の仕事始め、2日目
以前、八重山を中心に展開されている、不可解なリゾート開発のお話を掲載しました。そして去年の11月、その現場に行ってきました。でも年末のバタバタでご報告が遅れていましたらば、別処珠樹さんの環境ニュースからこのようなレポートを頂きました。水間八重さん(お名前からして、地元の方でしょうか?)という方のご報告。
特にリンクで飛べるところの写真がとても綺麗です。
日々いろいろなことが起こって、目の前の情報はくるくる変わってゆくけれど、ちょっと時間を止めて、すぐそばにある大切なもののことを思えたら。もっと住み良く、そして今よりずっと美しい世の中になるのじゃないかしらと感じます。
西表島の魚と開発
世界の環境ホットニュース(GEN) 306号 転載歓迎 2004年1月16日
沖縄・西表島トゥドゥマリ浜の自然とリゾート開発について ?? 水間八重
トゥドゥマリ浜は西表島西部、浦内川河口にある美しい弓なりの浜で、通称月が浜と言います。この浜の海岸林を切り開いて、リゾートホテルの建設が進んでいます。計画通りにリゾートが完成すると、西表の全島民が宿泊できるほどの規模になるのだとか。
沖縄の一般的な砂浜は、サンゴなど生物由来の砂浜ですが、トゥドゥマリ浜は岩石由来の砂浜で、県内唯一の鳴き砂の浜です。砂の組成も影響して、沖縄県内でもここでしか見られないという生きものたちが多く生息しています。
とりわけ、トゥドゥマリ浜の南端に河口を持つ浦内川では、なんと 360種もの魚類が見つかっています。この種類の多さはもちろん日本一! 世界でも有数の種類の多さだと言います。しかし、一生を淡水域だけで過ごす魚は、わずか一種類。残るすべての魚類が、必ず汽水域や海を利用しているのです。そして、ホテルは浦内川が海に届くまさに首根っこに建とうとしています。
熱帯の生物は一般的に種類が多く、一種類の個体数は少ないと言われていますが、浦内川の魚も例外ではありません。個体数が少ないということは、わずかの環境異変に対して、とても脆いといえます。
地史的な時間スケールで安定的に存在してきたこの空間に、いきなり巨大な人工物が出来たら生態系はどのように変わってしまうのでしょうか。音や光、取水・排水の影響が心配されています。また、現在でさえ手を焼いているゴミが倍増することへの不安もあります。
海岸林の中には14〜15世紀頃のものと思われる石垣や貝塚などの遺跡も見つかっていますが、これもコテージ群のためにつぶしてしまうそうです。これだけの自然・文化遺産があれば、もっと他の利用法があるはず。現在、リゾート差止訴訟が進行中ですが、今後ともご注目ください。
なお、昨年11月に西表島のトゥドゥマリ浜で撮影した風景や生物の写真を以下のホームページにアップしましたのでご参照ください。
http://photos.yahoo.co.jp/todomari_photo
さらに詳しい情報は以下のホームページにあります。
西表島リゾート開発差止訴訟
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2032/
JANJAN 西表特集
http://www.janjan.jp/index.php
西表の自然を愛する会
http://www.iriomote-love.com/index.html
などなど多数。
※リゾート開発差し止め訴訟ホームページ等のリンクをご参照ください。
私の方の11月西表島レポートは、また後日。水間さんの美しい写真と、私がとってきた現場写真を見比べると、いっそう印象が深いのではないかしらと思います。
「リゾート先で起こっている、ありふれた紛争」と忘れ去るのではなく、それぞれの方がちょっとだけ気にしていただけたら、本当に嬉しいです。