[ 0101 ] 落ち込むとき

2004年7月18日 今日は新月から1日目

わけもなく落ち込むときってありますよね。でも実はその時間、嫌いじゃないのです。
楽しくて、満たされている時は、世の中がとても明るく見えます。でも「光」は時として残酷で、その明るさゆえ「光」の周辺にあるものを見えなくしてしまうように思うのです。
輝いている時は、人の痛みや苦しみに、ちょっとばかり鈍感だったりする気がします。
でも、わけもなく落ち込んだり痛みを感じたりすると、心の中のしなやかな感覚が戻ってきたような気がするし、いつも温かくしてくれる周りの人を、とってもありがたいと感じることができたりする。
落ち込むのも上がるのも、意図してタイミングを操作できるものじゃないから。サイクルがあることって、とても自然で嬉しいことです。
そのようなわけで、落ち込んだ時の時間も、豊かで好きです。



[ 0102 ] うなぎ Part.2

2004年7月21日 今日は土用の丑の日らしい

あまりに暑い。東京の最高気温が39.5℃とは異常すぎます(おそらくアスファルト上は42℃を越していたと思われます)。そこで、去年も失敗しているはずなのに、懲りずにまたもやうなぎに手を出してみることにしました。
(どうして周期的に胃腸破壊の衝動がやってくるんでしょう?)
でも今度はちょっと頭をひねってみます。去年半切れは無理だったから、今回は「うなぎおこわ」でいこう! スーパーで見たそれは、親指の先ぐらいのうなぎ4切れしか入っていません。うなぎ好きの人ならきっと「こんなのは名ばかりだ!」と思うような代物。
しかし、食べられたではありませんか!
京都で買ってきた粉山椒(すっごく香りがいい、炊き込みご飯の上にうっすらとかけてあったのに感動して購入)をかけて、夏バテのさなか頂きました。お茶をいっぱい飲みながら食べたので、胃もたれもほんのちょっとだけ。
でも、ふり返ってみると、いったい私は何に挑んでいるのかと思います。嫌いなら食べなきゃいいのに。



[ 0103 ] アライグマ烈伝

2004年7月26日 猛暑猛暑、猛暑猛暑猛暑...

「アライグマに遭遇した!」という話をHPに載せたら、非常な反響がありました。
ある方は「アライグマって、屋根裏に住み着くらしいですよ。」と教えてくれました。そういえば私の遭遇したアライグマも、月夜の晩、斜め向かいのお宅の屋根裏にそっと消えていったっけ。
「下北沢でアライグマを見た! もしかしてフジサワさん下北沢に住んでいます?」と、嬉しいリアクションを下さった方も。『小田急線下北沢ホームとり肉落下事件』も掲載したことだし、下北居住疑惑がでるものもっとも。
でも私、下北沢住民ではないんです。下北沢にもアライグマがいるんですか? どうやらアライグマは、方々ではびこっているみたいですね。
繁殖するらしいですよ、と教えて下さった方も。猫ほどはびこってないのに、どうやって? アライグマ同士ヒミツのネットワークがあるのかしら?

ちなみにうちの実家では、壁と壁の間にキツツキに巣をつくられ、住み着かれたことがあります。中学生の頃の夜、パソコンを叩いていると...コンコンコンコンコン!! キツツクのです。しばらくは「なんだ?」と思っていたけれど、ある日家の外に出てみると、外壁にぽっかりと丸い穴が!
この時ばかりは、煙をたいてキツツキ一家にご退散願って、丸く開けられた穴を塞いだ覚えがあります。
ちなみにアライグマの巣って、どんなんでしょうねえ。



[ 0104 ] 初抗議

2004年7月31日 西に曲がる変な台風接近中

大変残念なのですが、はじめて大使館に抗議メールというものを送ってしまいました。宛先は中国大使館、件名はアジアカップです。
テレビ中継をご覧になっている方はご存知と思いますが、サッカーフル代表が中国の重慶でアジアカップを闘っています。
ところが、国歌斉唱の時から鳴り止まないブーイング。あげくの果てに日本代表選手にペットボトルを投げたり、日本人観客の安全を脅かしたり、嫌がらせが続いているとか。現地のことは報道でしか知らないけれど、画面で見ている限りでも、胸が痛む状況が続いています。
もちろん、マナーとか義務とか、そういうのもあります。でも私は歴史学修士で文筆業だから、もっと別の視点で考えたい。

2000年前、古代ギリシアのアリストテレスは「 人間の活動の中で、最高のものは詩」だと書きました。歴史や数学、天文学などの記録された「偉大な事実」よりも、一編の詩の方が尊い、なぜなら「書かれた事実」にできなくて、アートやスポーツに出来ること。それは、可能性にチャレンジする人々を見た時、ひとりの人間として、心からの共感が共有できること。
「あそこの国の音楽は最低」とか「あの絵は好きだけど、画家の出身国が嫌い」とか、そんなのありませんよね? どこの国の選手でも、全力でプレーするのを見るのは感動するし、パワーのある歌には、たとえ言葉がわからなくとも、心を強く揺さぶられます。真にクリエイティブなものに、国境や人種は関係ありません。
つまり「詩」には、歴史や戦争やさまざまな対立を超越して、人を結びつける可能性がある。これがアリストテレスの言った、「最高のものは『詩』」という言葉の、真の意味だと思うのです。

もちろん中国大使館に、アリストテレスの話を延々と論じたりしません。ただ、開催国で招待国なのだから、選手の安全と、気持ちよくプレーできる場を守る最低限の義務は果たしてほしいと。この状況を世界が見たら、オリンピックの開催国として信頼を得られるのか、考えてほしいと書きました。
でもそれ以上にやはり、「詩」の可能性に扉を閉ざされたことが、とても残念に感じられます。これすら奪われてしまったら、対立を埋める架け橋がなくなってしまいますから。
もちろん、中国の方全員が同じことをしているのではないこと、重々わかっています。もし日本人が同じことをしたら私が恥ずかしさを感じるように、この状況に胸を痛めている中国の方がいらっしゃることも、信じられます。
でもいずれにせよ、とても残念な状況です。



[ 0105 ] 打ち水娘 募集中

2004年8月18日 晴天と大雨で、今年の日本列島は変

「打ち水大作戦」
...こんな不思議な活動を知りました。開催しているところが「打ち水大作戦本部」だそうで、ますますアヤシイ、わたし好みです。これはチェックしなくてはと、さっそくHPを訪問しましたら、さわやかな浴衣姿の女子たちが笑っているではありませんか! この姿だけで、気温が1度下がっていい気分です。

この打ち水大作戦なるもの、大勢の人がいっせいに打ち水をすることで、気温を下げようという試み。実は実績があって、昨年は0.5-1度の気温の降下が認められたそうです。
しかも、やりかたも共感できる。水資源をじゃーじゃー使うのではなくて、どうせ流してしまうお風呂の残り湯などの二次水を打って、気温を下げようというもの。エアコンの温度を下げて涼を求めるより、はるかにエネルギー効率が良さそうで、エコロジカルですね。
「ぜひぜひ、参加しよう」という方は、こちらを。私はマンションですが、少しでも打ってみようと考えています。ちなみに「打ち水娘」も募集しているそうですよ。夏の思い出を作りたい方は、ぜひぜひ。http://www.uchimizu.jp/



[ 0106 ]『世界でただ一人の君へ』

2004年8月19日 北島康介さん&コーチ平井伯昌さん、2冠達成おめでとう!


次の本の担当編集者さんが、北島康介さんの本を編集しました。タイトルは『世界でただ一人の君へ』(幻冬舎)。北島康介さんのコーチ、平井伯昌さんがお書きになった本です。(ちなみに担当編集者さんは、平井コーチの大ファンになったそうです。)
確かにスポーツの本。でも、一個人としてとっても共感できる部分が多く、久々本に線を引きながら、読み込んでしまいました。人生という時間を一生懸命生きるのは、普遍的な行為なんですね。
すごい確率で出会った目の前の人と、どれだけ人生の道のりを楽しめるか。奇跡的な出会いにどれだけ感謝できるか。何ごとでも、アツク楽しんで味わえば、とっても豊かな時間が送れるのだなと、じんときました。電車の中で、周りの音が聞こえなくなるぐらい、夢中になってしまったのです。
個人的におすすめですので、もしよかったらお手に取ってみて下さい。二度と戻らない2004年夏。いっそう味わい深いオリンピックゲームになると思います。



[ 0107 ] シュールなパンダ

2004年8月20日 ねね寝れない。オリンピックが気になって

「これは、私のためにあるものだ!!」というアイテムを、久々に発見してしました。編集者さんと、イラストレーターさんとの打ち上げ&打ち合わせ会の帰り。

パンダなのに、マトリョーシカなんですよ。しかも、この顔!
ふだんは、あまり「モノ」を持たないワタシ。でも、会う人ごとにお見せしたくて、ついつい購入してしまいました。

暑さを吹き飛ばすようなシュールさ、思わず顔がにんまりしてしまいます。



[ 0108 ] ダウンシフター

2004年9月11日 W杯予選インド戦大停電! 見た見た?

いつも愛読させていただいている、別処珠樹さんの「世界の環境ホットニュース」414号(転載許可)に、興味深いニュースが載っていましたので、みなさまにもぜひシェアをと思いました。大好きなミヒャエル・エンデのせりふではじまっているのも、印象深い回です。


力をぬいてはじめて「あたえられ」るもの、うまくいくものがある。・・ぼくはこれまで何度となくそういう経験をしてきた。
ミヒャエル・エンデ『オリーブの森で語りあう』


ニュー・アメリカン・ドリーム・センターというサイトが、ちょっと面白い世論調査をしました。アメリカ人の半数が、もっと余暇を作って生活のバランスをとりたい、お金のことは気にしなくていい??そう考えるようになって来た、というのです。当のアメリカ人は自分たちの現状をどう考えているのでしょうか。9割以上の人びとは、自分たちの姿がこの逆だと思っている。仕事とお金のことに一生懸命で、家族や地域のことには十分な関心がない、ストレスがもっと少なくなれば、もっと生活を楽しめるのに??そう考えている。これが調査の結果です。

物質主義ばかりが行き過ぎて経済的な安定が保障されていない現状に、人びとはにがい思いを抱いているようです。たとえ消費が減っても、仕事をもっと減らそうと思っている。現実に、多くのアメリカ人が過去5年間に自発的にそのような方向へと生活を転換しました。その主な理由は、ストレスが少なく、時間があってバランスのとれた生活を目指しているから、というものです。この人たちは自分自身を「ダウン・シフター」(降りる人)と規定しています。

では、具体的な調査の数字を挙げてみましょう。

社会の優先事項(仕事と金銭)がうまくいっていない 85%
仕事と金銭ばかりが優先され、家族や地域が後回しになっている 93%
家族や友人と過ごす時間が増えてストレスが減れば生活が充実する 53%
消費文化のせいで子どもに有益な価値を与えてやれない 87%
親の世代と比べアメリカン・ドリームの実現が難しくなった 62%
10年前と比べてもアメリカン・ドリームの実現が難しくなった 64%
大抵のアメリカ人はアメリカン・ドリームを実現できる 15%
生活する上で大切なことこそがアメリカン・ドリームだ 86%
収入は少ないが余暇があってストレスの少ない生活に変えた 48%
収入は少なくても家族や友人と一緒にすごす時間がほしい 53%
自由な時間が増えるのなら収入が減ってもかまわない 50%
アメリカの社会は物質主義に偏りすぎている 88%
01年の9月11日の事件以後、消費を減らす決心をした 40%
アメリカ人は働きすぎだと思う 58%
物質主義のために自由な時間がない 52%
物質主義のために環境が破壊されている 52%
若者たちは買い物と消費に偏りすぎている 95%

働きすぎで家族とすごす時間がない 88%
働きすぎで好きなことをする時間がない 70%
賃金が安すぎるのがアメリカン・ドリームを実現できない原因だ   50%以上
アメリカン・ドリームの実現が難しいのは仕事を海外に出しているためだ 66%
ローンの額が大きすぎる 52%
アメリカン・ドリームを実現できないのはローンのせいだ 76%
医療にお金がかかりすぎる 81%
住居にお金がかかりすぎる 68%
必要以上に購買し、消費しすぎている 91%
消費の行きすぎで資源を浪費している 83%
環境を守るためには生活様式を変えなければならない 81%
他国との争いや戦争がおきるのは石油依存のためだ 71%

いまなお「アメリカン・ドリーム」が登場するのはご愛嬌です。それはさておいても、ここに描かれている姿の多くは日本も同様といわざるを得ません。「エコ○○」で過剰消費を覆い隠すのは、もう時代遅れでしょうね。

ニュー・アメリカン・ドリーム・センター、8月31日
 http://www.newdream.org/aboutus/poll.html


2001年の9.11から今日でまる3年。世界は混迷しているけれど、まず目の前の平和から。目の前の人に愛情深くあること。爆弾を落とさないこと。自分自身のライフスタイルをきちんと持って、平和で穏やかな日々が送れるように。
それが、私にできる何よりの平和への貢献だと思っています。



[ 0109 ] ヨーロッパからご挨拶

2004年12月27日 


一足早いクリスマス&新年の休暇で、ヨーロッパに来ています。
(とはいえ、悲しいかなちょっと仕事がらみ。)
12月半ばに日本を発ったのですが、世間さまより半月早く年末が来たこともあって、年末の忙しさは半端ではありませんでした。そのおかげで「消えたのか?」というぐらい、HPの更新が滞ってごめんなさい。代わりといってはなんですが、リフレッシュして、エネルギーをたっぷりチャージして、新しい目標に向かえそうな気がします。

ということで、まずは、ヨーロッパの空気のお裾分けを。
こちらのクリスマスは、本物のクリスマス。人々は家の窓をツリーで飾って、カーテンを開けて中が見えるようにしておきます。通りを散歩しているこちらが「プライバシーはいいのかな?」とドキドキ思うぐらい、家の中を見せてしまうのです。
中にはこんなものも!


「SANTA STOP HERE !」と書いてあるんですよ! 人々がいかにクリスマスを待ち望んでいるかが分かるぐらい、ヨーロッパのクリスマスはスペシャルですてきです。

イギリスは食べ物がおいしくないって、いったい誰が言ったのでしょう? 私はリンボウ先生に賛成です。イギリスは存外美味しい。ちゃんとした店を見つければ、驚くほど食べ物がおいしいのです。
ちなみにベジタリアンのお店のプレート、たとえ全部野菜でも、こんなに美味しいプレートを食べていれば太ってしまいそう...。もちろん、アフタヌーンティも健在です。



[ 0110 ] BEER ! Fantastic World !

2004年12月27日 


私の趣味のひとつはビアーです。しかも日本のでなく、イギリスとベルギーのが好きという贅沢っぷり。
ところで昔から「ワインはキリストの血」と言われ、ミサには欠かせないものでした。しかしワイン生産には北限があり、ベルギーイギリスはワインには向かない。そこで代わりにビールが造られ、ミサにも使われたらしい。ベルギーの修道院ビールは、今ではとても有名ですよね。
しかし、そんな小知恵もどこ吹く風。暖炉が燃えるパブの席に陣取れば、ビールはただのビール。一生かかっても飲みきれないほどたくさんのビールが存在していて、それぞれが物語を持っているんですね。
ハーフパイントのビールと一緒に、ゆったりとした時間を過ごす。冬のヨーロッパの醍醐味です。



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