[ 0111 ]富士山のふもとからご挨拶 

2005年3月14日 

やっとご報告ができるようになりました。実は去る1月、東京から静岡に引っ越しました。今まで通り仕事の中心地は東京ですが、居住地を静岡市に移したのです。
たまたま始めた本の仕事が皆さまに受け入れられ、一生の仕事かもしれないと思いながら今まで本をつくり続けてきました。去る2004年は、たくさんのチャンスをいただいた充実した一年でしたが、年末は想像を絶するぐらいの忙しさとなってしまいました。

そんな2004年の年末。来るべき忙しい年をどう過ごすか、自分の心と真剣に相談しました。東京のど真ん中に居を移して、もっともっと仕事に集中するか。それとも、もっと他の方法で思い切るか。
スコットランドの遠い地で、静かな年末年始を過ごしながら、自分の心とじっくり対話して分かったこと。わたしは「今、ここ」をじっくり味わい、立ち止まりながら生きるのが好きです。自身の本の中でも、そのように表現していますし、「今、ここ」を味わいながら、仕事もプライベートも充実して生きられると本気で信じています。

仕事は本当におもしろい。結果も目に見えて残ります。でも『私の人生=仕事』とは考えられません。それに、何より「地に足をつけて、ちゃんと生きる」ことから、皆さまに還元できることが生まれてくるのではないか。そのためには、人が大地に足をつけて生きている地に居を移したい。もっと自分の心に分け入って、自分の人生を深く体験したい。何よりもまず私自身が、自分の思いに誠実な人生を歩んでゆきたい。そしてそこから還元できるものを、読者の皆さまにお届けし続けたい。
このようなわけで、最終的に静岡移住の決断に至りました。

この決断を陰で支えて下さったたくさんの編集者の皆さま、本当にありがとうございます。そして愛すべき友人の皆さま、本当にありがとう。
よりパワーアップした文章を、静岡&東京からお届けしたいと思います。
あたらためまして、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



[ 0112 ] どてくま 

2005年4月9日

静岡市内に、いつも気になる看板があります。

「土」という字に「、(てん)」がついているのです。でも、県外から来た私にとっては、どう考えても「どてくま」。
どなたか、正しい読み方を教えていただけませんか? でないと「どてくま」で定着してしまいそう。
だれか〜!

ついしん* 後日これは本当に「どてくま」と読むことが判明しました。漢字って...。



[ 0113 ] 祭好き 

2005年4月24日

静かな暮らし・静かな休日を求めて静岡にやってきた私。
静岡は期待どおり、平日も休日もどこかのんびりしていて、非常に住み心地がよい。そしてさすが徳川家康公のお膝元だけあって、文化水準が高いので、飽きることがありません。先日も「フェルケール博物館」の『ポチ袋展』に行ってきました。帰りは富士山を眺めならがご機嫌で帰宅です。
でも、そんな中ひとつ気づいてしまったことが。どうやらここの人たち、無類の「祭好き」みたいなのです。

先日もでした。静岡市内で「静岡祭(いわゆる桜祭)」なるものが催されることは知っていたのですが、「ちょっとコーヒーでも飲みにいこうかな〜」と中心部へ出かけると、なななんと幹線道路がばばーんと通行止め。そしてそこには、華やかな衣装を着て踊り狂う人たちの姿が...。
冗談ではないのです。ありし日に原宿で見た「よさこい祭」の再現かと思うぐらい、春のこの時期から、まるで夏のように踊っています。そして踊る人たちの前には「ここから先は、ゼッタイ車は入れません」とばかりに、警官が仁王立ち。「ちょっと交通に気をつけている」なんていうレベルではなく、文字通り仁王立ち。

そういえば「大道芸フェスティバル」なるものも催されておりました。まだ仕事で静岡に通っていた頃、「世界お茶フェスタ」なるイベントに出かけた記憶があります。その他にも花火大会、みなと祭、神社の大祭...。  
私の静かな静岡ライフは、いったいどうなるのでしょう。



[ 0114 ] メールをどうもありがとう 

2005年4月25日

最近、メールをいただく機会がぐんと多くなりました。
この仕事をやっていてよかったなあと思う瞬間。それは、それぞれの方が真剣に悩んだり、考えたりしたことを、そっと分けてもらえること。そんなメールは宝もので、思わず感動して涙ぐんでしまうことも多々あります。お返事を書きたくなってしまうこともありますが、そこはぐっと我慢。心の中で大声で応援しています。
「たくさんメールが来るので、どうせ読んでいないのでは?」と思われるかもしれませんが、さにあらず。私の方こそ「いただくこと」がとても多く、ていねいに、何度も読んでいます。お会いしたこともないのに、お名前を覚えちゃった方もいらっしゃいます。
(明らかにアヤシクて届け出た方がいいメール以外は)スタッフに見せることもないですし、勝手に引用したりすることはないので、プライバシーの心配をしないでどうぞどうぞ送ってください。
そしてそして。すみません「お返事ください」と「お会いしたい」には、どうにもお答えができませんので、どうぞご勘弁ください。
これからも素敵なメール、お待ちしています。いつも、どうもありがとう。



[ 0115 ] Hello Again

2005年4月26日

このHP(注*旧HP)で皆さまとコミュニケーションを取りはじめてから、もう2年。早かったような短かったような、私のHP奮闘記でした。ヘタウマイラストで表紙を飾ってみたり、更新しようとして思いっきり壊してみたり。思い出が満載のOFFICE ONSA HP。
そして、とうとう10,000回を踏みましたね(その瞬間を見のがしてしまった!)、これも見てくださる皆さまのおかげ。本当にありがとうございました。

そんなHPですが、新しいスタッフの加入と期を同じくして、リニューアルすることが決まりました。(ついに! です) もう秒読みで、GWには新しいHPでお会いすることができると思います。私と皆さまを繋いでくれたものなので、何だか名残惜しいような気がしますが、新しいHPもすごくステキ。もうすぐお会いできます。楽しみにしていてくださいね。
それではSee you soon and Hello again!



[ 0116 ] 2通のメール

2005年5月31日

心にちくっと針が刺さるようなメールをいただいた日。
「もし私が目の前に(生身の人間として)いたら、この人は同じことを言うだろうか?」というメールにくっついてきたエネルギーは、ちょっと憂鬱。本を出しているからといって、他の人より強くあらねばならないわけでもないし、ましてや、感情のゴミ箱代わりにもなれません。
ちょっと憂鬱な気持ちで原稿を書きに出かけ、仕事を終えて帰宅すると。思わず応援したくなるような、素敵なメールが届いていました。送ってくださった方は、たぶん私を励まそうとしたわけではないはずです。
「自分が怠けないように、藤沢さんに宣言しておきます」
ご本人が特定されないように文面は相当ぼかしてありますが、メールには、確かにこのようなことが書いてありましたから。でも、人が自分らしく生きようともがいて、努力して、模索している姿は、どれだけ人の心を打つことでしょう。他人によく思われたいという気持ちからでなく、かといって他人をないがしろにするのでなく、周りと自分の間で葛藤しながら生きる道を模索する姿は、本当に心を打ちます。
そして、そんなお便りをシェアしてもらえることは、この仕事をしていて最高のごほうび。私もいつも完璧にはできないけれど、その時その時を一生懸命に生きていてよかったと思わせてくれる、最高のおすそ分けです。

最近「自分らしく生きることを、自分に許せてきた。嬉しい。」というお便りをいただくことが多いので、そう思っているすべての人に贈りたいと思います。
『夜明け前がいちばん暗い。今周りが暗いのは、きっと輝く夜明けが待っている証拠』  これは私の言葉。

そして、愛読している「環境ニュース」の別処珠樹さんがセレクトしてくれたとびきりの言葉を。

 あと一歩の辛抱で、
 あと一歩の努力で必ず成功する、というところで
 計画を放棄する者があまりにも多すぎる。
 潮がさっと引くときは再び
 さっと入っくる前触れである。
 見通しが実際は好転しかけている時が
 一番お先真っ暗に見えるものだ。
      ??エルバート・ハバード(アメリカの教育家)

自分らしくあって大丈夫。
私も自分にそれを許せた時から、生きるのが楽しくなってきました。



[ 0117 ] なぜなぜ?

2005年7月9日

夏ですね。
家でまったりと読書をする夜長、近くの空からは打ち上げ花火の音が聞こえます。それはまったくいい音で、英語で「Fireworks」と表現するのにふさわしい規模。
 ドン!
 ドン!
と大きな音がここ2時間間断なく聞こえて、マンションの空気を揺らします。

しかーし。
今夜の静岡は「暴風雨」と呼んでいいぐらいの大雨。ニュースによれば、警報が出されるぐらいのひどい雨脚です。ベランダの窓を開ければ、ごうごうと雨が吹き込んでくる。当然外には出られず、一日中家の中で過ごしていました。
そんな中、止むことのない花火の打ち上げ音。こんな大雨の中、いったい誰が花火を打ち上げているの? そしていったい誰が、見てるの? なぜなぜ??
疑問が深まるばかりの静岡の夜です。



[ 0118 ] ひとりじゃないよ

2005年12月14日

年末になると時間の流れがあわただしくて、行き過ぎようとしている一年が目の前につきつけられるような気がします。(見返してみると、STROLLのアップロードが夏からいきなり冬へとジャンプすることにも気がつきますし。)
一年の時間をしみじみ省みてみたい、でもそのくせ、つい心が駆け出してしまう年末の時間。だからでしょうか、私の元にも日々つぶやきメールが届きます。がんばってて、一生懸命自分の時間を歩んでいる、勇気の伝わってくるメール。どのメールを拝見しても、送ってくださった方の思いが伝わってきて、じんわりしてしまいます。

ところで、今年は私にとってもチャレンジの一年でした。
文筆に集中するため、一人として知り合いもいない静岡という土地に引越。はじめてのメッセージブックの出版。いつもは年に1度しかできないワークショップを、年に2度やってみた。気持ちにふんぎりをつけるためさっぱりと切った髪は、美容室に行くたびに短くなり、今は耳のちょっと下ぐらい。すべてが新しく、ちょっとだけ怖く、ドキドキがいっぱいの一年でした。

でも、理由があって走り続けたのでした。
私は、夢へ向かって一歩を踏み出すことや、変わることのワクワク感と不安感、大変さ、変化の前にやってくる闇のような時間の感触を、はっきりと知っています。そして、ひとりひとりの元に出かけて伴走することはできないけれど、本を通じて、エッセイやワークショップを通じて、変化する勇気を持とうとしている人に、少しでも応援の気持ちを届けたいのです。
だから、今年が終わる時間に伝えたいこと。
ひとりじゃないよ。そして、夜明けは暗闇のすぐ向こう側にあるから大丈夫。
今年最後に、本気で伝えたいメッセージです。



[ 0119 ] 本年もよろしくお願い申し上げます

2006年1月17日

本HPをお読みくださっている皆さま、新年明けましておめでとうございます。
ご挨拶が大変遅れてしまいましたが、この度取材先のスリランカから帰国致しました。
お問い合わせをくださった皆さま、お仕事のご依頼をいただいた皆さまには(いくら休業の札を出して旅立ったとはいえ)ご不便をおかけしたことと思います。その分、本年もいい文章・いい活動でお返しができればと思います。
あらためまして本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ところで取材先のスリランカからは、とうてい言葉で言い尽くせないぐらいのたくさんの贈りものをいただきました。今までたくさんの国をたずねて参りましたが、これほどの新鮮さと衝撃を受け、また謙虚な気持ちで学びをいただいた国はありませんでした。
いずれ、本に仕上げてお目にかけられればと思います。
『光り輝く島』(=Sri Lankaの意味だそうです)の秘密について、どうぞお楽しみにお待ちください。
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
一緒に楽しい一年にできるといいですね。



[ 0120 ]だいじょうぶ だいじょうぶ 大事ない

2006年2月1日

2006年もひと月がおわり、あらためて2005年回顧です。
思う通りにいかなくて、イライラしたりフラストレーションがたまった時に、私は静岡での初・2005年の様々な出来事を思い返すことにしています。

たとえば静岡では、何度も頼んでいるのに......
 クロネコ○マトからの書類が1年も届いてない(先日やっと届いた)
 静岡中央○便局で郵便物を5度もなくされた
  (いずれも大捜索の末発見。しかし先日6度目が起こりかけた)
 N○Tから渡された電話番号は、開通すぐに間違い電話だらけ
  (しかも言うに事欠いて「お客様都合で...」ということで、いまだに未対応)......

でも、相変わらず私の日常は大事なくまわっているし、ライフスタイルに決定的な支障は生じていません。
もちろん、あるべきことがあるべきように、きちんと回るのは大切なこと。約束したことを守るのは、大切でキホンです。しかし海外にゆくたびに思います。日本みたいに、電車が秒単位でホームにすべりこむ国は他になさそう。
何もかもが揃っていると、だんだん「不満足」にフォーカスしがちになって、どんどん不満を細かく考えてしまいがちなのが、日本人のクセかもしれません。でもいざそれが「当たり前」でなくなると、今まで当たり前にあったもののありがたみが、あらためて身にしみます。
これ以外にも実は不都合がいっぱいあって、気になると、たちまちイライラ。できれば早めに対応してほしいけれど、でもでも私は今年も元気に生きてる。
イライラして不毛な時間を過ごすより、「なにごとも塩梅が大事ね」と教えられ、この言葉の意味をあらためて噛み締めた年始でした。


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