


2006年2月6日
ひとつ前のSTROLLにもお書きしたとおり、年末年始はスリランカで取材+お休みを過ごしました。そして今は仕事初めいっぱつめ(の大仕事)を無事完了し、いささかホッとしています。
めずらしく遅くまで外出で仕事をしてきたので、身体が冷え冷え。そこで、スリランカ式のカレーを作って食べたら、毛細血管のすみずみまでぽっかぽかです。
カレーというとインド式やタイ式、そして日本式の煮込みカレーが連想されて「煮詰めて煮詰めて、しつっこい料理?」と誤解されがちかもしれませんが、スリランカのカレーはもっとバラエティに富んでいて、あっさりしてて美味しい。基本的に、野菜をさっと炒めてスパイスをからめたものをカレーと呼ぶようですので、カレーの種類は黄色いのから黄色くないのまで多種多様! 定番のダール(豆)カリー(←私にとってはいちばんカレーっぽい)から「えっ!? これがカレー??」っていう汁気のないものまで、いろんなバラエティのラインナップ。そして、どれもスパイシーで美味しいです。
ちなみに藤沢家はダール豆とキノコのカレーでした。
美味しかったです!
2006年3月31日
もう3月も終わるというのに、まるで冬のはじまりみたいに寒い日が時々あります。こうやって何度か冬が戻って、季節が明けてゆくんでしょうね。
去る春分の日、北海道大丸百貨店・三省堂書店の講演会にお招きいただき、いそいそと出かけてゆきました。
北海道は何度かでかけたことがあり、未知の地ではないのですが、旅はいつもワクワクします。
講演にお運びくださった皆さま、本当にありがとうございました。予定20人ほどのところに、着席60余名さま、立ち見も含めると100人ぐらいお越しいただいたでしょうか。
WBC世界野球の決勝戦、吹雪と「高ハードル」(笑)の元での講演となりましたが、皆さまと熱い空気をシェアすることができて、本当に幸せな時間でした。
そして、札幌以外の場所からわざわざお運びいただいた方も。
北海道で恋愛がムズカシイ理由のひとつに「家が遠いから」というのがあると聞きました。なぜなら北海道での「遠距離恋愛」は、半端なく遠い距離だとか。
悪天候の中、遠くからお運びいただいた方に心から感謝申し上げます。
ところで私は講演会の後、せっかくだから、札幌でいちばん美味しい味噌ラーメンが食べたい!(結局、初「けやき」に行きました、美味しかった!)、毛ガニが食べてみたい!
なんだか胃袋に関係したことばっかりですが、北の味覚も無事味わって参りました。
カニは後日談がございまして、「カニ3種味比べ」を行った私は、見事タラバガニの甲羅で人差し指から流血です。ちなみに味わった「3種」とは、初・毛ガニ、タラバガニ、ズワイガニでした。
一生の思い出に残る「春分の日」です。
2006年3月31日
「ばばへらアイス」というのは、「きりたんぽ」や「しょっつる鍋」と同じように、だいぶ市民権を得てきた言葉です。しかしそれが「秋田県にしかないもの」とは、しばらく知りませんでした。
「ばばへらアイス」とは(ちょっと言葉は悪いですが)キュートな食べものです。
おばあちゃんがヘラを使ってシャーベットアイスクリームをコーンに乗せてくれるので、このような名称がついているのです。
夏の国道沿い、運動会の会場、お祭り会場。カラフルなパラソルの下には、農作業用の帽子に似た麦わらをかぶったおばあちゃん。その前には金属製の丸いクーラーが鎮座しています。おばあちゃんはクーラーの前にじーーーっと座り、アイスを所望する子どもがあらわれると、2色あるいは3色のアイスをコーンの上に「しゃーっ、しゃーっ」と積み上げます。
札幌に出かけた折、講演会担当者の方々と、この「ばばへらアイス」の話で盛り上がりましたが、さすがの彼らも「カニトラック」のことは知らなかった様子です。
カニトラック、それは「ばばへらアイス」と同様、国道沿いに出るカニ屋のことです。
国道は「うまいもの」の流通路。そこで「ええい、店まで持って行くのも面倒だ!」とばかりに、トラックの荷台をがーんと開いて、カニを売るトラック。
カニの季節になると、この「カニトラック」が国道のあちらこちらに出る。しかも信じられないおまけの仕方なのです。
我が家は家族5人でしたから、カニは5はい買います。すると「おまけ」ともう1ぱい(ときには2はい)。大人になって、デパートや通販でカニの値段を見るにつけ「ええ? カニってこんなに高いの???」と驚愕したぐらいですから、カニトラックのお値段はかなりお手頃だったと思われます。
そんなわけで、子どもの頃は「カニ」といえば「ひとり1ぱい」が基本。甲羅から脚から、すべて自己責任です。その名残か、カニフォークがなくても、脚から甲羅の中から綺麗に食べ尽くすことができます。(カニフォークは相当の後に我が家に導入されたのでした。)
思い返せばぜいたくな日々、田舎の醍醐味です。
2006年4月3日
友人であり後輩である人たちが、いよいよ新社会人としてデビューします。
後輩たちが学生の頃からのつきあいなので「もう社会人か」と、時の流れを感じるこの頃。そんな友人たちに、どんな言葉を贈ろうかと迷いました。せっかくの門出ですもの、キラキラと輝いている今の気持ちを大切にしてほしい。
でも同時に、自分が30代になった今だからこそ、あの頃を振り返ってかけられる言葉もあると思います。だから、それを贈ることにしました。
20代の頃の私は、何でも一度で答えを出そうとしていたと思います。「真剣にやれば、ちゃんとフォーカスしていれば、才能があれば、運があれば......」 人生は間違いなく、思った通りに展開されると信じていたのです。
今振り返ると、学校の思考の延長線上で考えていたみたいです。まるで、まいにち神様と綱引きゲームをしていたようでした。
社会に出ると、物事は(慣れ親しんだ「学校」という環境より)もっと有機的なやり方でうずまいているのが分かります。そんな中、最初は戸惑い、今までのやり方が通じないことに困惑したりもしましたが、振り返れば、うまくいったことからも、うまくいかなったことからも、「今」を生きるのにかけがえのない学びをたくさん得ることができました。
遠い将来のことでなく、目の前に起こっていることの中に意味やありがたさを見つける心があれば、どんな素晴らしい状況の中でも、反対にどんな困難な状況の中でも、自分自身とつながっていられると思います。そして自分自身とつながっていれば、いっぺんに答えは出なくても、満ち足りた気持ちで、自分らしい人生を満喫して生きられると思うのです。
「ゆっくりゆっくり」「自分自身でであること」が、夢を生きるために大切なことだと信じています。
がんばってね! ささやかですが、心から応援しています。
2006年6月30日
エッセイや書籍の分類、文筆につきっきりになるにつれ、HPの書き込みが少なくなるのが最近の悩みの種。
おもしろ写真も日々たまってきているし、「それは、あまりにも...!」というエピソードも備蓄しているのですが、パソコンの前にたどり着けぬまま力つきてしまうのです。
「もっと気軽に、つぶやくように書けばいいのに」
近ごろ自分に言い聞かせている言葉。
ふだん商売として文章を書いている職業病でしょうか、さらさらと書き込むことからどんどん遠ざかっているような気がして、最近の克服テーマになりつつあります。
ところで、このお仕事とは不思議なもので、本を読んでくださった方からメールをいただく機会が多々あります。
お一人お一人のメールは、他と比べようもなくそれぞれが輝いています。そして立場上の特権ですね、その方のエッセンスとも言えるような気づき、悩み、考えなどがぎゅっと詰まったメールを読ませていただく瞬間が、何より楽しみなのです。
つくづく不思議な職業です。だって、お会いしたこともない、お顔も拝見したことのない方の人生に立ち入らせていただくのですから。
でも、だからこそ「その後」が気になることもあります。
「あの方の悩みは解決したかしら」
「今ごろどうなさっているかなあ」
ふと、頭をよぎることがあるのです。
でも以前もこのHPに書いた通り、私は「個人的にお返事はしない」というマイルールを貫いています。本当は力一杯お返事したくとも、がまんです。
お書きくださる方は、私がお返事しないことに安心感を感じて「こんなことがありました」「またご報告します」と気軽にお書きくださるのでしょう。だったらそれがいちばんいいこと。
でも気になるので、「その後」はぜひ教えてください。本当はけっこうお返事したいのに、一生懸命がまんしていることも多いのですから。
2006年6月30日
お酢といえば、京都の「ちどり酢」がおいしい。
いやいや、臨醐山の黒酢も捨てがたい。
お酢を食べたいばかりに、わざわざ餃子を食べることもある私。ぱりぱりの餃子の皮を破って具にお酢をたっぷり吸い込ませ、すっかり「お酢味」になった頃にほおばります。普通のお酢の餃子もおいしいけれど、黒酢たっぷりも捨てがたいですよね。
以前、深田恭子さんが「餃子はお酢だけで食べます」と言っていたのを聞き、美味しそうだなあと思ってまねしてみました。結果は「う、うますぎる!」 以来私も、餃子はだんぜんお酢オンリー派です。もちろんラー油なんて入れてはいられません。
そんな中、長いこと不動だったお酢ラインナップの中に、ついに第三勢力が登場しました。
「甲州 桃のお酢」です。
このお酢、本当に桃の香りがします。試しに、ところてんにじゃばじゃば使ってみたら、合うこと合うこと! ところてんを食べ終わった後のお酢まで飲み干してしまったぐらい、まろやかなお味です。
製品自体は「飲むお酢」がコンセプトのようなので、CoQ10やファイバーなどいろいろと加えられているのが「天然生活派」の私にはちょっと気になるところではありますが、「ふだん無添加な生活を心がけているんだから、少しぐらいはいいじゃない」と言い聞かせ、ラインナップに加えました。
出会った方がいらっしゃったら、試してみてください。
飲むだけでなく、料理にも美味しいです。
2006年7月10日
七夕ですねえ。
銀座に出かける用事があったので、地下鉄銀座駅地下に設けられた短冊に、私も一筆したためてきました。
今年の夏は、ほたるも見ました。季節折々の行事を通じて、四季の移り変わりを新鮮に感じられる、そんな国に住む幸せを感じます。
もちろん静岡駅前にも七夕かざりが踊ります。
短冊には、子どもたちの可愛らしいメッセージが。通りかかるたびに手に取って読んでいるのですが、「さっかーがうまくなりたいな」「いちりんしゃにのれますように」「ぱとかーのうんてんしゅになりたい」、おぼえたての初々しい字で、楽しいメッセージがしたためられています。
しかし、その中にすばらしい大傑作発見!
大人ではこんな発想で書けません。

きっと同じことを思っている大人も多いはず。
君の目のつけどころはすごい!
(もしあるなら、私も一度ぐらい乗ってみたい)
2006年7月10日
サッカーファンの方々は眠れない一ヶ月を送ったことと思います。藤沢家も例に漏れず、なんとか仕事の合間を縫って観戦する毎日。試合がないと「さみしいなあ」とすら感じました。
ところが、好試合の続いたドイツ大会が、なんと頭突きフィニッシュ。
(ウソッ? と思われた方も多いはず)
「なんで? なんで?」と頭の中でクエスチョンマークがダンス中です。気になってよけい仕事に集中できません。
なんで? 頭で?
2006年7月26日
静岡の夏が、いよいよ始まりました。
今日は日本平の花火大会。
地名に「日本」とつくのはすごい! 道路標識を見るたび、そう感嘆します。おまけに「日本」が「平ら」なのですから、二重にすごい地名です。そこから色とりどりの花火が次々にうち上がって、静岡に夏の到来を告げました。
そして私の元には、ぽつりぽつりと嬉しいご報告のメールが届きます。
このHP上で何度も申し上げているのですが、直接お返事はしないことにしています。「そっと聞くだけ」の距離感が安心感となって、気軽にメールをくださるのでしょうから、大切な約束はずっと取っておくことにします。
でも、でもでも。
「夢がかないました」というご報告や、「こういう選択をしましたが、これで満足しています」「こんな風に考えられるようになりました」というメッセージ。どんなご報告にも、正直狂喜乱舞です。あるいは、「やったー!」の声とともに小さくガッツポーズ。OFFICE ONSA あるいは藤沢家では、今日も喜びの踊りが披露されています。
そして、この夏。
あまりにも嬉しいことの連続だったので、HP上から初・お返事を試みることにしました。プライバシーには最大限配慮して、個人が特定されないように気をつけています。お返事のきっかけは特定の方からのメールかもしれませんが、読んでくださる方皆様の元へ届くと嬉しいです。
2006年7月27日
思い出しても恥ずかしいのですが、まだ夢をかなえられると信じられないころ、どこか斜に構えていたような気がします。がむしゃらな人は「クールじゃない」「カッコワルイ」なんて横目で見ていました。
しかし、さにあらず!
今は、がむしゃらに、一生懸命生きた方が楽しいと分かってきました。「楽しい」がポイントで、この喜びは誰か他人に認められたときの喜びの数億倍も勝っています。
ひたむきに、夢に向かっている時の歌い出したくなる気持ちといったら。そしてその中では、つぎつぎと夢の扉が開く。本当に不思議でたまりません。
フランスからメールをくださったMさん、本当におめでとうございます。「夢ってかなうものなんですね」の言葉に、何度も大きく頷きたい気分です。(ついでに大きくガッツポーズ!)
これからどんな世界が広がっているか分かりませんが、どのようなことも糧にされてゆくパワーを、メールから感じました。本当に嬉しいご報告です。
そして将来のことは分かりませんが、いつかご帰国された折には、ぜひお知らせください。「あの折の、フランス時間の味」を味わいに伺えたら、本当に楽しいですね。
そしてKさん、いつもメールをワクワク楽しく読ませていただいています。
人生のご縁は不思議なものですね。私も、手元にないものよりも、手の中に入っているものに感謝する考え方がとても好きです。神様が目の前に置いてくださったご縁は、感謝すればするほどすくすく育ち、「大切なもの」に成長する可能性を秘めているからです。
Quantityより、だんぜんQualityです。
そして、やらなかったよりやった方が、出会えなかったより、出会えた方が本当に楽しいですね。
最後に、お名前をほのめかさなくても、ご本人はお気づきですよね。
バレエノート、私も真似しちゃいました。ストレッチバレエという踊らないバレエを続けている私の目下の悩み、それは脚の後ろの筋肉が固いこと。(クエン酸飲んでます。)
でも最近はバランスよく立てるようになってきましたし、手の動作もだいぶ奇麗になってきました。(ストレッチバレエですけれど、基本の動きはやるんです。というか、そればかり延々とやるところが気に入っています。)
30代の私から、10代20代の方々を見て「まだまだ若いから、いいなあ」と言うのは簡単だと思うんです。なぜなら「いいなあ」は相対的なもので、60代の方から見れば、私もまだまだヒヨッコ。可能性に満ちあふれているように見えるかもしれません。だから本当は、時間なんて関係ないのかもしれませんね。そのようなわけで、これからも、やりたいことにどんどんチャレンジしてゆきます。フットサルだって、始めた当初に比べたら、天と地ほどの差が生じています。興味が湧いたら、やらないよりはやってみるに限りますね。
最後に、私からの近況報告です。
最近は本ばかり作っています。もう4冊ほど仕上がりまして、次は5冊目にかかるところ。ですが、発売時期がどれも一緒(9月末から10月上旬)なので、まだお目にかけることができません。
「最近仕事してないの?」と、どうぞご心配なさらないでください。
相変わらず、コツコツと楽しく時間を過ごしています。
新しいことにもチャレンジします。詳細は近日HPでお知らせできる予定。どうぞお楽しみにお待ちください。
今年の8月は夏らしい夏になるとか。皆さまくれぐれもお身体にはお気をつけて、楽しい夏の時間をお過ごしください。