grenインタビュー 商品別 革製品のえらびかた



ONSAが扱っている3種類の革の特長を書いてゆきます
手帳カバーおよび革製品をお選びになる時の、ご参考になさってください

Italia シリーズの革:職人さんからのアドバイス
この製品に使っている革は、イタリアの小さな工房から仕入れられているものです。家族が協力してなめしている工房のもで、本当に手作業に近いものがあります。
タンニンとは天然の植物の汁で、お茶などを飲んだ時に「苦い」と感じる成分のこと。
これでなめすと、革が柔らかくなります。
手帳カバーを手に取っていただいた時に驚かれるのは、革のしなやかさではないでしょうか。
美しい発色も、この革の素晴らしいところです。
この革は、おどろくほど柔軟に表情を変えてくれます。使い手が手で触れるたび、どんどん変化してゆきます。
最初は少しドライな感じのする表面も、人の手の自然の油分を受けて、つやつやに変化してゆきます。
「自分のものになってゆく」という感じが、いちばん味わえる革なのではないでしょうか。
Italia シリーズの革:革の問屋さんからの革情報
(この革をなめしている)パダラッシィ社は、風光明媚なイタリア・トスカーナ州のPONTE A ECOLA地域にあるタンナー(革の染色工房)です。
同社は約30年前に、革作りの学校の教授をしていたCARLO BADALASI氏が、その理論と技術を実行するため、独立して始めた企業です。
規模は小さいですが、バクッタと呼ばれるイタリア固有の昔ながらの革を専門に作っています。
近代的な革作りを避けて、時間と手間をかけた革作りをしていますが、一方で、想像力に富んだ同社は、次々に新しい商品も開発しています。
少量生産・高品質を目標にしていますので、本当に革が好きなメーカーが好んで使用しています。
(大量生産・大量販売には向かない素材です)
有名な顧客としては、米国のティンバーランド(財布)イタリアのブリンチベ(カバン)、アケトン(靴)等を挙げることができますが、その他の多くはアーティザンと呼ばれる小規模なメーカーです。
さて上記の素材はタンニンなめし+染料仕上げのショルダー革(成牛の肩の部分)です。
栗の木などから取れる、植物性のタンニンをなめし剤として使用し、時間をかけてゆっくりとなめす方法で、近代的なクロームなめしに比べるとコストは高くなりますが、公害面では問題が少ない製法といえるでしょう。
また染色には染料仕上げを施してありますので、牛革の自然で素朴な表面感が保たれています。
薄化粧ですので、革の表面の小傷、しわ等が隠れにくく、また表面がデリケートなため爪傷がつきやすい等のデメリットがありますが、反面、使い込むにつれて艶が増し、色が濃くなり、革味が良くなります。
はじめは気になる革の表面の欠点もしだいに気にならなくなり、むしろ革らしさを感じられるようになるでしょう。
大量生産の均一化された人工的な革とはひと味違ったナチュラルな素材です。
Italia シリーズの革:革のお手入れ方法
タンニンなめしの革は、多少ひっかき傷を作っても大丈夫です。
固く絞った布巾などで拭いて頂くと、目立たなくなります。また、栄養クリームなどを塗り込んであげるののもよい方法で、艶が出ます。
ONSA Yukkuri Store の革のお手入れセットのクリームは革にとてもよいですので、どうぞご使用ください!



bisonte シリーズの革:職人さんからのアドバイス
スタンダードで、どなたにでも使っていただきやすい革です。
「革」というと、まっさきにイメージする革ではないでしょうか。
くせがないので、どなたにでも安心して手に取っていただけます。
これもタンニンなめしで、少しずつ色が変わります。
質の良い日本製の革で、手入れをすれば、ますます艶が増します。
ビゾンテ革の表情は無限です。
カバンやお財布など、他のものとのコーディネイトを考えたとき、いちばん安心できる革なのではないでしょうか。
「ビゾンテ」というのは、イタリア語で水牛という意味ですが、ONSAオリジナルの手帳カバーの場合は、牛の革を使っています。
bisonte シリーズの革:革の問屋さんからの革情報
ビゾンテ革は、日本の食用の牛から取られた国産の革です。
飼育環境がよいので、綺麗なコンディションのものが多いかと思います。
それを国内・姫路の工場でなめしています。
姫路は昔から、革のなめしで有名な場所。
今でも日本の中で有数の、革なめしを産業とする場所です。
日本のなめしは、やはり上手ですので、安心してお使いいただけます。
bisonte シリーズの革:ONSAからの追加情報
革自体の質がよいのに、比較的安価なコストでお出しできるのは、輸入しなくてもよいので関税がかからないこと、あとは輸送費などの関係です。
それぐらい、コンディションの良い革です。安心してお使いいただけます。
bisonte シリーズの革:革のお手入れ方法
タンニンなめしの革は、多少ひっかき傷を作っても大丈夫です。
固く絞った布巾などで拭いて頂くと、目立たなくなります。
また、栄養クリームなどを塗り込んであげるののもよい方法です。艶が出ます。
ONSA Yukkuri Store の革のお手入れセットのクリームは革にとてもよいですので、どうぞご使用ください!

H シリーズの革:職人さんからのアドバイス
「アッシュシリーズ」のHは、フランス語のHの読み方「アッシュ」にちなんでいます。
アッシュシリーズに使われている革は、一年にほんの数回だけ入荷するもので、競争率が高い場合は抽選制。つまり運がいいと手に入れることができます。
それもそのはず。この革は、老舗メゾン・エルメスと同じ革だからです。
少しだけ端数の出た革を、……運良く端数が出ればですが、購入することができます。
エルメスで縫製されればエルメスの製品になり、こちらで縫製されればONSAオリジナルになります。
この革の素晴らしさは、なんといっても品質の高さ。
とても柔らかくて軽いのに、時間をかけてゆっくり変化します。見た目が堂々としていて、革の風合いは楽しめますが、色の変化がとてもゆっくりなのです。
また、引っ掻き傷や水気などに比較的強いのも、魅力の1つでしょう。
ドイツの工場で、クロームなめしという方法でなめされています。
年に数度しかないラッキーチャンスですし、貴重な革ですから、縫い手も心を込めて縫製します。
どうぞ楽しんでください。
H シリーズの革:革の問屋さんからの革情報
カーフスキン(牛の柔らかい革)を原料に、シュリンク剤を入れてなめすことによって、通常の革にくらべて面積を20%程度縮めています。
(* シュリンクとは、ぎゅっと皺を寄せる加工方法のこと。革自体の面積を狭くすることで、その分丈夫にする方法のことです。)
したがってその分単価が高くなりますが、弾力に富んだ革味は、他の革にはない魅力といえます。
この素材はもともとエルメス社用に、同社の要求する基準にしたがって開発されたものですので、染料はセミアリニン仕上げが施され、さらヨーロッパの革としては珍しく色止め加工がされていますので、色落ちの心配はありません。
ヨーロッパ超一流のタンナー(革染色工房)のなめしですので、永い間使用されても型くずれの心配はありません。
H シリーズの革:革のお手入れ方法
H(アッシュ)シリーズに使われている、クロームなめしの上質な革は、もともと傷に強い素材です。
こちらも栄養クリームを塗り込んで、柔らかい布で拭いて上げるのがよいと思われます。
ONSA特製メンテナンスキットも、どうぞご利用ください!

どうですか? 革の尽きない魅力を、少しはお伝えできたでしょうか。
革は美しいと同時に、人の生活に寄り添ってきた歴史が長いだけあり、強くて長持ちです。
出荷される時は同じような表情でも、使われる方によって変わってゆくのが革のおもしろいところです。
ぜひ長くご愛用ください。
じゅうぶん年月に耐えるよう縫製してあります。
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