「問題」の正体をさがすために、お薦めの本リスト

INFORMATION |「機能不全家族問題」から脱出するための、知識をつける
「問題」の正体をさがすために、お薦めの本リスト


|「機能不全家族問題」を理解するために
お薦めできる、基本的な本たちです


ONSA WORKSHOP・ワークショップ・クラスにご参加になり、ワークを進めてゆくにつれ……。自分の行動パターンが、いかに「原家族」にルーツを持っているかを、実感されてゆくかもしれません。

家族問題(「機能不全家族」の問題)は、その後の人間関係、恋愛・結婚、仕事やお金のパターンなど、さまざまなことに影響を及ぼします。
ですので、基礎的な知識を得る糧として、本リストを掲載します。

「機能不全家族問題」の研究および発表には、アメリカが、圧倒的に優位性があります。「家族の問題は、恥ずかしいこと」などと包み隠さずに、せっせと研究をし、成果を分かち合っているからです。
そのためここでは、以下の本をお薦めします。


『インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法』(NHK出版)/ジョン・ブラッドショー

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古典ともいえる、名著です。

「いかにして私は、家族問題を抱えるようになったの?」
「どうして、生きづらくなったの? なんで?」
そのプロセスが、著者の手によって、丁寧に描かれています。


また、本書に登場する「インナーチャイルドワーク」は、心理学の総合的な説明とあわせて、ONSA WORKSHOP にてご提供しています。


個人的には、この本は「インナーチャイルド」の理解だけにとどまらず、人間のあるべき発達段階を、よく解説していると思います。
難しい心理学本よりも、人間の発達段階を、実感をともなって伝えてくれます。

もっと平易な言葉で言えば、
「本来は私は、どうありたかった・どう成長したかったのか」
が、とてもよく理解できる1冊です。
そこから逆引きして、
「何が妨害され、ねじ曲げられたので、今の苦しさ・生きづらさがあるのか」
が、よく理解できます。



クラウディア・ブラックの著作

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いずれも、名著です。
クラウディア・ブラックは、機能不全家族問題研究の第一人者。「アダルトチルドレン」「共依存」という言葉の発生に、深く関わっている一人です。

考えてみれば当たり前のことですが、この世に生きる誰もが、自分の家族の以外の家族のことを、実は、よく知りません。
家庭とは、意外なことに、この世でいちばん秘密の場所。
明るいイメージを持つ言葉ですが、実は閉鎖性が強く、真実が隠されやすい場所です。

そのため誰もが、自分以外の家族が、ものごとをどう考えるか、どう解決するのか、どんな生活を送っているのか、細かいところまでは知らないはず。

だからこそ、誰もが無意識・反射的に、
「自分の家族の中での『当たりまえ』が、世間の『当たりまえ』」
と、考えてしまいがちになります。
そうして、生まれの家族(=原家族)から無意識に学習した方法で、問題解決をしたり、行動パターンを作ったりしてしてしまいます。

いわゆる「機能不全家族問題」「共依存」が、発見されにく、本人にとって気づきづらいのは、このため。

「何かおかしい。でも、何がおかしいのか、よくわからない」
と感じても、すぐに
「いや、これぐらい普通でしょ?」
と感じてしまうのは、このためです。


そんな時に、手に取って読んで欲しい本が、クラウディア・ブラックによる著作です。


いわゆる「なにかがおかしい。でも、何がおかしいのか、よくわからない」問題を訴える、初心者の方々。
その方々に、この本を勧めると、戻ってくる反応は、
「わかる!」
「これは、私!」
というもの。タイトルが過激に見えるかもしれませんが、中身はとても柔らかくて、思いやりに満ちた本です。

私(主催者)も、今でも定期的に、この本を読み返しています。
生まれの家族(=原家族)から受け継いだ、行動パターンや、思考パターン。それは、細胞の根っこのほうにまでしみついていて、手強い。
そういったものに、いちはやく気づける、基本中の基本ラインナップ。
本棚には、永久置きにしたい1冊たちです。



スーザン・フォワードの著作

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個人的に、誰もが交際・結婚をする前に、スーザン・フォワードを読んでほしいと願います。そうすれば、人間関係で発生する多くの問題を、予測したり、避けることがきるから。

スーザン・フォワードの著作の多くは、彼女のカウンセリングの現場経験から来ています。
著作ですから、イメージしやすいように、デフォルメ(強調)して書いてあることもあります。でも、多かれ少なかれ、私たちは日常の人間関係の中で、同じようなことを経験しています。

いずれの本も、タイトルが「ハッ」とするものばかり。ですが、内容は、きわめてまっとう。
多くの現場経験を土台にして書かれた、フォワードの著書のうちいくつかは、『50 Psychology classics』Tom Butlet-Bowdon(『世界の心理学50の名著』T・バトラー=ボードン/ディスカヴァー)にエントリーされています。

人間関係にとりわけ悩まされ、人に影響を受けすぎている人は、ぜひ読んでみてください。
問題のルーツがどこにあるのか、全体像がはっきり見えることと思います。



フォワードの著作が好きなのは、「リアリスト(現実主義者)」の側面。
どう理想論をこねたところで、私たちは、この現実を生きています。
現実の中で、どう理屈をこねたところで、理想論は通用しない場合が多い。
現実にはやはり、現実論が最強です。

個人的にはまず、『毒になる姑』をお勧めします。
パートナーシップ(異性問題)に混乱を抱える人は、『ブラックメール』。その他、ここには掲載していませんが、『男の嘘』『その恋を捨てる勇気がありますか』など。

フォワードは、彼女自身を有名にした著作『毒になる親』で、いわゆる「毒親」との対決を勧めています。
ですがその後、『毒になる姑』の中で、対決を撤回しています。
理屈的には、正々堂々と、自分の権利を勝ち取れたらいいでしょう。ですが、いわゆる「難しい親」「難しい人間関係」には、正攻法が効かないのが現実論。
理想論ではなく、現実論からスタートして、幸せを選んでゆく。このスタンスが、とても好きであり、信頼でき、お勧めできます。



境界線(バウンダリー)について教えてくれる本

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「境界線(バウンダリー)」についての本と、交流分析(TA)についての本も、リクエストが多い分野ですので、リストに付け加えておきます。

「境界線(バウンダリー)」についての本は、まだ日本にあまり存在しないよう。
上に紹介した本は、「聖書が語る……」とサブタイトルがついていますが、とても参考になる、境界線の本。
アメリカ発の本です。

アメリカは、いずれの宗教も等しく認められていますが、とはいえ、キリスト教の影響が大きい国。
ですので、聖書にたとえて話を展開するのが、とても分かりやすいのだと思います。
日本人が、「兎と亀が競争して……」と例えるのに似ている感覚でしょうか。

聖書のたとえがなじまない方もいらっしゃると思いますが、現在日本に存在する、貴重な「境界線(バウンダリー)」の情報源。
すでに読まれた方からは、「(聖書の例は、いったん置いておいて)参考になった」と感想をいただいています。


また、下の『入門TA』は、ONSA WORKSHOP(対面式)「境界線(バウンダリー)ワークショップ」の中でもたびたび使う、交流分析の入口として合いそう。「もう少し知りたいけれど、心理学用語まみれは、無理……」という方は、この本から入るのが、ちょうどよさそうです。




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