「機能不全家族問題」から脱出するための、サポートをさがす | 医療機関を訪ねる カウンセラー・セラピストをさがしてみる

ONSA WORKSHOP にご参加される前後に
「機能不全家族問題」から脱出するための、サポートをさがす | 医療機関を訪ねる カウンセラー・セラピストをさがしてみる


| カウンセラー・セラピストは、以下の基準をひとつの参考に、自分の足で探すことをおすすめします


たくさんの方の力が必要です

「共依存」からの回復は、多くの方の力によって成し遂げられます。

たとえば、カウンセリングやセラピー、ワークショップ、勉強会。
本からの勉強、自助グループ。ヨーガやボディワークなど、身体を通じた技法……。

限界のある人間が、同じ人間のサポートしようとするのですから、1人で全てのことはできない。
また、人によって、知識の専門分野も違います。

カウンセラー・セラピストとは、専門の訓練を受けた人たちのこと

カウンセラー・セラピストとは、心理学の専門知識を持ち、カウンセリング・セラピーを提供をすることで、「共依存」からの回復を手助けできる、専門訓練を受けた人たちのことを指します
彼らは、専門的な知識を提供することで、あなたが問題を乗り越えるためのサポートすることを、職業としている人たちのことです。
深刻な「機能不全家族問題」「共依存」の問題を抱えた方は、援助を仰ぐことをお勧めします。

カウンセラー・セラピストとは、「肩代わりしてくれる人」ではない

一方で、カウンセラー・セラピストはスーパーマンではありません。
ましてや、あなたの問題を「肩代わり」する人ではない。
あなたの苦しさや混乱を、代わりに背負ってくれる人は、誰もいないのです。

あなたご自身が、自分の手で、その状況からご自身を助け出すことが必要。
そのために力を貸してくれる人たちが、いわゆる「専門家」です。


| カウンセラー・セラピストを探すときは、以下の基準をひとつの参考に、心でしっかり判断することをおすすめします


自分の目と心で、たしかめる

ここに書かれたことが、絶対の指針ではありません。
ですが、これから「共依存」の問題を解決するため、「カウンセラー・セラピストを探そう」という方には、ひとつの指針になるかもしれません。
これらの情報も含め、さまざまな情報をご自身でお調べになり、最終的にはご自分の判断で探してください。


指針- 1|
相性の合う人(=信頼できる人)


「人として」信頼できることは、すごく大事

意外かもしれませんが、人として相性のいいことは、すごく大切のように思われます。
これはなにも、相手のカウンセラー・セラピストがよい人であるとか、性格が良いとか悪いとかいう、価値判断ではありません。

そうではなく、私たちは全員違う人間であるため、ある人に合うカウンセラー・セラピストでも、他の人には合わないかもしれないのです。
(* ONSA が特定のセラピストの紹介をしないのも、この理由によります)

そして、この場合の「合う/相性がいい」というのは、あなたにとって、その人が人間として信用・信頼できること。
この人になら、自分の問題を話してもいいと、感じられること。


あなたが「その人を信じられる」という感覚が非常に大事ですので、相性が合う人と出会うまで、何軒かカウンセリングルームを訪ね歩くことが、必要な場合もあるかもしれません。


指針- 2|
きちんとした資格を持っている人/専門訓練を受けている人


心理学の知識にもとづき、必要な基礎訓練を受けている人

現在の日本で、カウンセラー・セラピストの信頼できる資格は「臨床心理士(りんしょうしんりし)」です。
その他には、民間の団体によって独自に出されている資格もあり、「日本交流分析協会」等の組織も、一定のトレーニングを終了した人に独自の資格を与えています。

同時にですが、信頼できる資格を持たなくとも「カウンセラー」「セラピスト」と看板を掲げて開業することもできます。
実際「スピリチュアル・カウンセラー」等と名乗ることに何の規制もないのが、日本の現状です。

「機能不全家族問題」「共依存」問題のケアーを受けるには、専門知識が必須

「機能不全家族問題」「共依存」の問題でケアーを受けたい場合、きちんとした専門知識と、訓練を受けていることが非常に重要です。
回復には、専門的な知識が必要だからです。
「機能不全家族問題」「共依存」の問題は、「気の持ちよう」「ちょっとした考えの工夫」で何とかなる問題ではなく、回復には指針が必要です。

そのため、「機能不全家族問題」「共依存」の問題で専門家のケアーを受けたい場合は、

  • - 「機能不全家族問題」「共依存」の問題をテーマに治療・ケアーを提供しているところ/実績のあるところ
  • - 臨床心理士の資格を持っているカウンセラーがいるところ(望ましい)
  • - 実績があり、専門訓練を提供しているところ
をひとつの指針としてお勧めします。


指針- 3|
専門知識を持っていて、私に本当のことを告げてくれる人。私が自分の足で立つことを、サポートしてくれる人


あなたを「依存させない」人

「話を聞くこと」は、カウンセリング・セラピーにおいて、非常に重要です。
実際カウンセリングに行くと、あなたは、たくさんのことを話すことを求められるはずです。

そしてそれは、とても必要なことです。
なぜなら、カウンセリング・セラピーは、あなたが、答えをもらいに行く場ではないからです。

私たちが、カウンセリング・セラピーの場で、自分のことを話し、自分の歴史を振り返り、感じたり考えたりしてゆく中で。さまざまなことを勉強し、知識を深めてゆきながら、自分の答えを自分でつかんでゆきます。
それを手助けするのが、カウンセリング・セラピーです。


あなたを「依存させす」、かつ自立をうながしてくれる人

一方で、人生の時間は限られていますし、時間は貴重です。
クライアント(患者側)は、セラピストほど知識がないので(だからカウンセリング・セラピーに来ている)、自主的に気づくためには、膨大な時間がかかります。
そのため、クライアント(患者側)にも、本や自助グループなどを通じ、積極的に勉強することを薦めるカウンセラーは、よいカウンセラーといえるかもしれません。

また「その方法はまだ早い」「その方法は、非現実的かもしれない」と、「肯定的な NO」を伝えてくれる方も、指針を持って治療に当たっている方ということができるかもしれません。
職業としての境界線を保ちつつ、しっかりと事実を告げてくれるカウンセラー・セラピストは、宝です。

治療方針のないカウンセラー・セラピストは、時間のムダ

一方で、クライアント(患者側)が自主的に気づくのを、延々「待つ」「話を聞き続ける」カウンセラー・セラピストもいます。
「待つ」「話を聞く」ことは、多くの場合は必要です。
事実、最初の3−4セッションは、カウンセリングの進行は非常にスローです。
お互いがお互いを知るため、情報やデータを取るための面接が、設けられるためです。

しかし、いつまで経っても、カウンセラーが指針も持たず、ただ話を聞いているだけなら。カウンセラー側が、ただ受け身なだけで、果てしなく時間が浪費されてしまうようなら。

この状態が何年も続くようであれば、カウンセラーが、治療に対する指針を持っていないのかもしれません。
どのような知識を与え、クライアント(患者)の自主性をどう育ててゆくのか、いつが「待つ」時で、いつが「介入する時」なのか。
そういった指針を持たないまま、ただ受動的に、話を聞き続けているだけかもしれません。

心理学の基礎訓練を受けていないカウンセラー・セラピストも、時間のムダ

あるいは、きちんとした資格を持っていなかったり、基礎訓練を受けないでカウンセラー・セラピストを名乗っている人に多いのですが、答えや、次にすべきことをの指示与え続けて、クライアント(患者側)を依存させてしまう場合もあります。
この場合、クライアント(患者側)は、自分で生きてゆく力をつけるための機会を、取り上げられてしまうかもしれません。
そもそも、このように「依存させる人々」が、カウンセラー・セラピストを名乗ってよいのかは疑問です。

あなたを「依存させる」カウンセラー・セラピストも、時間のムダ

カウンセラーやセラピストはスーパーマンではありませんから、1‐2回ですべての問題を解決できる「スーパーセラピスト」を期待するのは、非現実的です。
しかし、もし半年ー1年ほど通って「未来がイメージできないかもしれない」と感じたら。
あるいは
「この人がいなければ、日常の小さなことも決められない」
「自分の力をつけるように、励まされている感じがしない」
「自分のことを自分で考える力を、この人によって取り上げられている」
と感じるようであれば、別のカウンセラー・セラピストを探す決断をするのも、よいかもしれません。


指針- 4|
カウンセラー・セラピストは、依存の対象ではない


カウンセラー・セラピストは、「道先案内人」

カウンセラーやセラピストは、あなたの人生の答えの提供者ではなく、あるいは、疑似のお父さんやお母さん……かつてもらえなかった愛情や、注意関心をもらう場所でもありません。
共に「共依存」の問題を解決してゆく、頼りになるプロ。
それが、カウンセラーやセラピストです。


カウンセラーやセラピストは、登山で言えば、シェルパ(道先案内人)のような存在です。

あなた自身の問題は、あなた自身にしか解決できません。
そのため、あなたが自分の道を歩くため、カウンセラーやセラピストは、必要な知識を教えてくれたりします。

また、回復のプロセスを、カウンセリングを通じ、共に歩いてくれる存在でもあります。
どうやったら解決できるのか、有効そうな・具体的な方法を、適切な時期に教えてくれる人たちでもあります。

「自分を癒すために、自分も勉強する」と決めると、うまくゆく

重ねて、答えを与えてくれる存在ではないことに注意です。

  • - 誰の人生なのか
  • - 誰が、問題解決の主役なのか
そのことが、あなたご自身で、はっきり理解できれば。
この、「専門知識を持っていて、本当のことを言ってくれる人」というポイントと合わせて、カウンセラー・セラピスト選択の着眼点が、さらにはっきりとしてきます。


| 医療機関とは、医師(精神科医)や臨床心理士がいて、カウンセリングや投薬にも対応できる機関です


医療機関とは、医学的アプローチを中心とした機関

代表的なイメージは「心療内科」や「精神科」です。
医師(精神科医)や臨床心理士がおり、さまざまな診断テストやカウンセリング、場合によっては投薬にも対応できる機関です。


個人で開業している場合もありますし、大学病院などに「科」として設けてある場合もあります。
大学病院などの場合は、さまざまな診断テストにも柔軟に対応していますし、場合によっては CT検査(コンピュータ断層撮影)や MRI(核磁気共鳴画像法)に対応している場合もあります。
問題の由来が脳の形質のような場合(統合失調症)に、原因を早く発見し、迅速に対応することができるという利点があります。
また「統合失調症」のような症状の場合、投薬による適切なコントロールは、ご本人の安全な社会生活のために、欠かすことができません。

各種検査等を提供している場合も多い

各種診断テストで「発達障害」「学習障害」等の発見が早くなり、迅速で適切な対応ができる場合があります。もしご自身がこのように診断された場合も、専門の学習機関やグループに出席しながら、社会の中で生きてゆく訓練を受けることが重要ですから、専門機関は役に立ちます。

ONSA WORKSHOP にお越しの方の中にも、発達障害や統合失調症と診断され、適切なケアーを受けながら、再訓練にチャレンジしている方もいらっしゃいます。
(* ONSA では、安全性を重視しておりますとともに、医学的判断を大変大切に考えておりますので、医療機関でのケアーが必要なレベルであるにも関わらず、必要なケアーを受けていない方の再訓練はお断りしています)

ご自身に最適と思われる、適切なケアーを受けることが、大変重要です。
必要だと思われる場合は、ぜひ専門機関も訪ねてみられることをお勧めします。


| 自分に合う援助機関は、自分の足で探します。なぜなら「合う」「合わない」は、人それぞれだからです


同じ問題を共有する人たちの情報網が頼れる

ある方に合うセラピストが、別の人に合うとは限りません。
ただ、いくつか考えられる指針を書いておきたいと思います。

  • - 自宅近所の自助グループのミーティングに出席してみる。

    ACAなど、いわゆる「自助グループ」(* 次項参照)と呼ばれる組織には、同じような問題で悩む仲間が集っています。地元のカウンセリングルームの情報などは、仲間同士のネットワークの方が、情報に詳しい場合もあるかもしれません。
    このような自助グループを訪ねて、情報を求めることも、方法のひとつです。
    評判のよいカウンセラー・セラピスト、逆に、ホームページの肩書きなどからは見抜けない、評判の悪いカウンセラー・セラピストの情報が分かるかもしれません。

  • - 家族問題では、日本では精神科医の斎藤学(さいとうさとる)先生が代表的な仕事をされていますので、斎藤先生のウェブサイトから情報を探し始めるのもよいと思います。
    → 心理カウンセリング IFF(アイエフエフ)
      http://www.iff.co.jp

  • - アスク・ヒューマン・ケア水澤都加佐(みずさわつかさ)先生も、境界線問題や家族問題を専門として、活動されています。
    → アスク・ヒューマン・ケア
      http://www.a-h-c.jp

  • - 県や市など自治体のホームページから、カウンセリングルームの情報を探すことができます。
    自治体でリストを持っている場合もあります。お住まいの自治体にお問い合わせください。

  • - 全国の「精神保健福祉センター」が、情報を持っている場合もあります。
    特に、「家族問題」に加え統合失調症や発達障害のケアーも別途必要な場合は、こちらで情報をお尋ねになることをお勧め致します。
    → 全国の精神保健福祉センター一覧
      http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html

  • - 書店や図書館に行って、自分の抱えている問題の書棚を探してみることもできます。共感できる著者がカウンセリングルームを開設していたら、そちらを訪ねてみることもできます。
    ぶっつけ本番よりも、著書を読んでいる分「自分に合うか」「合わないか」が分かりやすいかもしれません。

カウンセラー・セラピストとの出会いは、「人との出会い」と同じ

カウンセラー・セラピストと出会う旅は、コンビニエンスストアで何か買うような感覚の外出とは違います。
時間がかかる場合もありますし(たいてい、かかります)、何人かを訪ねてみないと、ぴったりの人と出会えないかもしれません。
一発正解を求めずに、根気づよくチャレンジしてみてください。

  • - 人間として、信頼できる人
  • - 専門知識を持っていて、私に本当のことを告げてくれる人
  • - 私が自分の足で立つことを、サポートしてくれる人
をひとつの目安にして、よい出会いに恵まれるよう、探してみてください。




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