Archive List for 『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM

『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM|
PHOTO ALBUM – 001






>>  NYK ORPHEUS(オルフェウス)は、こんな感じの船です。 
まるで、海の上に浮かぶ、巨大な陸のようです。




>>  ブリッジです。
船の上では、皆が「仲間」。……つまり、チームメイト。

NYK ORPHEUS(オルフェウス)のクルーは、ぜんぶで24人。
全員が交代で、船の安全を守ります。




>>  船のチームは、多国籍です。
これは、フィリピン人クルーが、パイロット(水先案内人)が乗った
ボートを待っているところ。




>>  これは、ワッチ(Watch/見張り)という仕事。
海の上には、目に見える道路がないし、巨大な船から豆粒みたいな船まで、
様々なものが浮いています。
レーダーも使いますが、最後はしっかり目で見て確認です。




>>  港が近くなると、旗を揚げます。
この日は綺麗な青空でした。



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『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM|
PHOTO ALBUM – 002






>>  海図のメンテナンスをしている、山口二等航海士です。
この日は、東京港に入港しました。
貨物の積み降ろしを待つ間、香港までの航海の準備のため、
海図の入れ替え中です。
私(藤沢/本の著者)もこの後、海図と、船と、荷物と一緒に、
香港まで海を渡ってゆきました。




>>  接岸直前、モニターを見つめる阪口一等機関士です。
飛行機と同じで、船も、
離岸と接岸の時が、いちばん慌ただしい。
いちばん注意の要る時間帯、
エンジンの様子をじっと見つめています。




>>  東京港からの出帆は、夜になりました。
海の上は街灯もないので、本当に暗く、
フィリピン人クルーの抜群の視力と、
モニターだけがたよりです。

私も、一緒にブリッジにはりついていました。
双眼鏡を手に、真っ暗な中をワッチ(Watch/見張り)するフィリピン人クルーが
「ほら、あそこに船がいます」
というたび、
「??」

みんな、目がいい。
中でも、フィリピン人クルーは、とびきり目がいい!




>>  「ハイ!」
船の中では、本当に笑顔を多く見かけます。
なぜなら、ゴハンも仕事も、プライベートも。
本当に長い時間を一緒に過ごす「なかま」だからです。




>> > ブリッジでのミーティング。
背中に「真剣」と書いてあります。
船の中の魅力は、笑顔で明るい瞬間と
命のかかった真剣な瞬間が、
いつも隣り合わせにあることです。




>>  「ハイ!」
……アラッ、どなたでしょう?

けっきょく、最後までどなたか、分かりませんでした!
そして、何の仕事の帰りだった?
わー、教えて。



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『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM|
PHOTO ALBUM – 003







>>  みんな大好き・機関長の大野さんです。
でも、わたしにとっては「機関長」と日本語で書くと、
なんだか漠然としている気がします。
 
そして、英語で「チーフ・エンジニア」と書くと、
私にとっては、くっきり。

大きな船は、マシン(機械)のかたまりです。
つまり、エンジニアたちが機械の整備をし続けることで
毎日、安全に動いています。
「船が動く」という当たり前のことすら、実は
人間の手や気配りで行われているんです。

大野さんは、その部門のリーダー。
大野さんがしっかり目を配っていることで、
今日も船が安全に動いているわけなのです。

そんな大野さんには、私の取材乗船中、本当にお世話になりました。
船の中は意外に冷える。
「うわ〜。買ってきたそば茶が、香港までもたないよ〜」
と思っていたら。
東京港に入港したとき、大野さんが買ってきてくれました。感涙。
大野さんは機械だけじゃなく、人間のメンテナンスもしてくれる
とってもハートの温かな大人です。





>>  一等機関士の阪口さんです。
「腕がなまっちゃった」
といいながら、真剣に機械をメンテナンス。

「腕がなまる」
なんて言えるほど、自分の腕を意識しているなんて、
本当にプロ。
ふだんの阪口さんはのんびりした印象なのですが、
仕事の真剣さとのギャップが、とても人間らしくて
素敵な方だと感じました。
なにより、プロ根性のカタマリみたいな方です。





>>  エレクトリシャンさん。
つまり、船の電気関係を担当する方です。

そういえば、別のエンジニアさんが言っていました。
「電気は目に見えないから、想像力が大事。」

あ! そうだよね!
そんな当たり前のことを考えずに、日々電気を使っていました。
船の上は、電気がショートして火事になったりしたら大変。
水の上なので、消防車が走ってこられないもの。
それに、電気が止まったりしたら、機械の固まりである船は
止まってしまう。

毎日お仕事、おつかれさまです。
そして、いい笑顔でのお仕事、本当にありがとう。





>>  これは、船の「ギア」です。
このギアを入れると、船が走ったり、後進したり、
速度が上がったりします。

私は、たとえば
「ハーフアヘッド!」
と号令がかかって、
操舵手が「ハーフアヘッド」と復唱して、
エンジンの速度が切り替わる時の
「ピーッ」
というブザーの音まで、鮮やかに記憶しています。





>>  チーム・エンジン……つまり、エンジニアさんたちです。
かっこいいでしょう?

この人たちのメンテナンスのおかげで、
あの「鉄のかたまり」が、まるで命を持っているかのように
海の上を駆けるんです。

鉄である船に、命を与えている人たちです。





>>  チーム・エンジンのミーティング風景です。

「真剣」
顔に、そう書いてある。
大きな鉄の陸「ORPHEUS(オルフェウス)」の大きさに関しては、
どうぞ、書籍『たいせつなことは船が教えてくれる』を
ご覧ください。

命や責任に大きさはないと同時に、
ものすごく大きな船をあずかる責任は、それは大きい。
たくさんの命、荷物、大切なつながりを乗せているから、
仕事も、こんなに真剣です。



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『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM|
PHOTO ALBUM – 004







>>  ORPHEUS(オルフェウス)の管制塔である、ブリッジのメンバーです。
春名キャプテンです!
書籍『たいせつなことは船が教えてくれる』中では、
スペースの関係上、キャプテンの制服は
途中でカットになっていました。
ただ、こうやって制服ごと見てみると、
ましてや、いいものですね! 堂々です。





>>  一等航海士の飯田さん(左側)と、三等航海士の TU(トゥー)ちゃんです。
TU ちゃんは、ベトナム人。
すごく優秀な感じで、作業をサクサクと先読みし、
「気づけば、作業の先に TU ちゃんアリ」みたいな印象を
私は持ちました。

そして。
書籍『たいせつなことは船が教えてくれる』にもたびたび登場する飯田さんは、
私の中では「ザ・一等航海士」。
飯田さんがしっかりワッチ(見張り)してくれている船でなら、
安心して熟睡できます。





>>  フレンドリーで、笑顔がチャーミングな
フィリピン人クルーです。
取材中、都合3回転(!)も同じ釜のゴハンを共有しました。
ある意味、おつきあい最長メンバーの1人です。

ちなみに。
私の理解だと、フィリピン人にとってのコーヒーは、
ミルクコーヒー(+砂糖たっぷり)。
ちなみに、私はブラック派。
「コーヒー飲みますか?」
「ありがとう。……じゃあ、いただきます。ブラックで。」
そうして出て来た、彼のいれてくれるコーヒーは
まるで泥のよう(笑)、すごく思い出に残っています。
でもでも、本当にスゥイートな味でしたよ!





>>  機関長の大野さん……「みんな大好き大野さん」と、
TU ちゃんです。
これは、香港に入港する直前。

大野さんほどベテランになると、こんなに緊張する時間帯でも
経験の場数が違うのか、とてもリラックス。
私ふくめ、周りの若い人たちに声をかけて、
リラックスさせていました。
変な緊張が解けて、かえって事故が防げる。
これだから、大野さんのこと、みんな大好きなんですよね!





>>  「イェイ!」
香港港です。……「港」という字が2つ続いて、なんか変な表現ですが。
英語でいうと、HongKong International Harbour でしょうか。
略して「HIT」です。

そういえば、香港は「香る港」。
かつて、イギリスが天然の良港として目をつけた、
香り高い港。
地名に「港」が、堂々冠されています。





>>  「あっ、兄ちゃんだ!」
私たちが「兄ちゃん」と呼んでいる、
とっても頼りがいのあるクルーです。
(愛情込めて「オッサン」と呼んでいる、失礼なクルーも。笑)

いつも冗談で、私たちを笑わせてくれる。
だから、彼の周りも
笑顔とリラックスでいっぱい。
きっとフィリピン版「みんな大好き『兄ちゃん』」ですね!


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『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM|
PHOTO ALBUM – 005







>> ORPHEUS(オルフェウス)の仲間です。
本当に明るくて、素敵な方たち。
笑顔で、声を掛け合って仕事をすることが、
安全にとって、いちばん大切なことだと
行動をもって教えてくれた方たちです。

もちろん、その方が、
人生も楽しくなるね!






>> そんな、未来のクルーたちを育成中の、
フィリピンにある商船大学にお邪魔しました。
書籍『たいせつなことは船が教えてくれる』の
第6章に登場してくれる大学です。

この写真は、縄の結び方の練習中。
1年生の皆さんです。
「縄の結び方」と、侮るなかれです。
実際にやってみると、なかなか難しい。
そして、なにごともやはり最初は、基礎からなのですね!






>> こちらも、1年生のクラスにお邪魔中の写真です。
計測の勉強中です。
船は、燃料やら質量やら、水やら
とにかく計りますでしょ?
正確に計ることは、やはり基礎中の基礎。
繰り返しになりますが、やっぱり最初は、基礎から。

科学技術の粋を集めたような、巨大な船を動かす仕事も
やはり、基礎学力からなのでした。






>> なんとこれは、「くもん」中です。
そうです、日本の街角にある
あの「くもん」です。
ちなみにこちらは、大学2年生の皆さんです。

船の世界は、完全に理数系の世界。
質量、方角、容積、速度……。
そのため、暗算のたぐいは欠かせません。
もくもく、コツコツと
毎日問題を解き続けます。

まさに「継続は力なり」ですね!






>> 大学3年生の皆さんにもなりますと、
たたずまいに、だいぶ貫禄が出てきますね。

ただいま、基礎の力を応用して
応用実験中です。
それが何かと申しますと……。






>> 浮力の実験中です。
塩をとかした水(海水)と、通常の水(淡水)で
どれだけ浮力が違うのか、実際に試してみます。

その上で、さまざまに荷物を積んだ船の重心は
いったいどこに来るのか、
船の速度に応じて、バランスがどのように変化するかなど、
様々な応用知識をを学びます。

粘土の船は、うまく浮かんだかな?



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『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM|
PHOTO ALBUM – 006







>> フィリピンにある、商船大学のごはん風景です。
規律、規律、規律規律。
船の上では、時間やルールを守ることが大事。
これらが守れないと、大きな事故につながるリスクがあるから。

だから普段から、しっかり規律を守って暮らします。
朝食・ランチ・夕食も、列を作って入場です。






>> そんな学生たちを見守る、スタッフさんたちです。

ごはんは、やっぱり楽しみ。
心から嬉しそうな、素の笑顔を見せてくれました。
ちなみに、フィリピンのごはんは
なかなか美味です。






>> 『たいせつなことは 船が教えてくれる』中にも登場してくれる、
Sugue さんと Bala さんです。
大学3年生と、大学1年生なのですが、
並んで写真を撮影していると
通りがかった先生が
「おお、人類の進化図を見ているようだ」
と、ひとこと。

そうですね。
1年ごとに、本当に大きくなります。
ちなみに、1年生の Bala さんの成績は、
フィリピンの中でも、上から数えた方が早いほど
優秀なんです。
こんなにかわいいのに、侮れません。






>> 今日は「はしディナー」の日です。
「やめてくれ〜(汗)」と内なる声が聞こえそうな、
箸からも、レンズからもプレッシャーを受けている
学生さんたちです。

「はしディナー」は、1ヶ月に1回。
ちなみに学生さんは、こんなことを言っていました。
「1年に12回、どうにもお腹がすいてしかたがない夜があります」
アハハ、ごもっとも!






>> 個人的にこの写真、大好きです。
黄色いウエアの学生さんは、3年生。
そして、背中を押されているのは1年生です。

商船大学では毎朝、ランニングがあります。
もちろん1年生は、まだうまく走れません。
眠いし、疲れるし、身体も強くない。
でも、船の上では体力第一。
3年間、地道に走り続けるからこそ
さっき見た「人類の進化図」みたいに、1年ごとに身体が大きくなってゆきます。

気持ちがわかるからこそ、そっと背中に添えられた手が
とても温かく感じて、大好きな写真です。






>> 「イェ〜イ♪」
3年生です。

3年間も走り続けていると、朝5時でも笑顔が出ます。
継続は力なり。
そして、力があるからこそ
周りを見渡す余裕ができて、優しくなれる。
仕事をする上で、本当に大切なこと。
生きる上でも、大切なことですね。



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『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM|
PHOTO ALBUM – 007







>>  夜の東京港です。船は動いています。
そして、パイロット(水先案内人)が仕事を終え、
船から降りてゆきます。
暗い海の上にパイロットボートが待っていて、
その上に乗り移るのです。

これは本当に危険と隣り合わせのシーンで、
みんな、これ以上ないほどに真剣です。
パイロットが夜の海に放り出されてしまったら、
命にかかわることも起こりえるからです。

だからこそ、パイロットが無事、パイロットボートに乗り移ったのを
見届けた後のクルーの笑顔は最高です!

ちなみに飛行機のパイロットは、
船のパイロット(水先案内人)という言葉を
引き継いでいるんですね。





>>  「イエーイ!」
とジャンプした後は「チャッ」と着地。
フィリピン人クルーは、とにかく明るい。

どうしてなの? と聞いたとき、ある人が言いました。
「明るくしていないと、やってゆけない現実が、
自分たちの国にはあるからね。」

400年ほど前にスペインに植民されてから、
フィリピンという国の流浪の歴史が始まりました。
今は、国民の4割以上が貧困層と言われていて、
1日1ドル以下で暮らす人口の割合も、とても多い。

一方、船乗りという職業は技術職ですから、
日本の中においても、給料がとても高い職業です。
もちろんフィリピンでは、とても給料が高く、
エリートの職業とも言えます。

乗船しているクルーたちは、子どもに親、
その親戚と、世話すべき家族を山ほど抱えているのが普通。
そして、皆でそうやって助け合わないとやってゆかれない現実……
……なかなかどうにもならない逆境を
笑顔と思いやりに替えて接してくれる姿が、
私はとても好きで
その強さを正直、尊敬しています。





>>  書籍『たいせつなことは船が教えてくれる』に載っている
ジャンピンショット(下段)の全体像は、実はこうなっていたのでした。
実はこの1枚前もあって、1枚前はみな行儀よく整列しています。
  
最後には、けっきょく明るくなってしまう
フィリピン人の精神構造がよくわかる、
すごく気に入りのショットです。





>> >> 夕食のあと、商船大学のスタッフの皆さまと、スターバックスにて。

この折は、フィリピン料理にお連れていただき、
はじめていただく料理の数々を体験しました。
彼らにすれば「休日に家族とかとたべる、普通のゴハンだよ」ということでしたが……。

よく「フィリピンの料理は、あまり美味しくない」などの
コメントを見ることがあって、
私も旅の最初は、実はそう感じていました。
なぜだろう。
治安の関係上、ホテルの周辺……つまり
外国人が行っても安全なところにしか、行けなかったからだろうか。

その後、現地スタッフの方々と出歩く機会が増えるとともに
体重も少しずつ増加。
帰国してから、増えた分の体重をスポーツでしぼる日々。
自然環境にあふれ、周りを海に囲まれ、さまざまな文化の混じり合った
フィリピンのごはんが、美味しくないわけないのでした。

いまだに忘れられない味は、オクラをココナッツミルクで混ぜたサラダと、
こぶしほどもあろうかという、濃厚な蛤のスープです。
ウエイターさんがボウルを下げようとした時、
「すみません、まだ終わってません!」
と、止めてしまいましたもの。





>>  かくして、私も朝の5時から走ります!!
走らないと、ごはんが美味しくて太ってしまうからです!

身体を動かし、心を動かし
皆で生きてゆく。
思うままにならないことも、それこそ山のようにあるけれど
それでも、やってゆく。

海の世界は、生きてゆく上での基本……
ともにやってゆくこと、思いやりや優しさ、
安全や、生きる上での智慧や感覚を教えてくれる
素敵な世界です。

そしてまた新しい仲間が、続々と海の世界へ
デビューしてゆくのですね。


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