『未来日記』復刻 DIARY | BACK NUMBER – p.04[No. 16-20]

書籍『未来日記』
『未来日記』復刻 DIARY | BACK NUMBER – p.04[No. 16-20]


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2018年03月30日 UP
[ ONSA 公式 blog より転載 ]


「書籍『未来日記』の印刷データの有無について、ご回答を申し上げます」

『夢かな手帳』担当の、井上さんからのメール。
書籍『未来日記』は、偶然にも、『夢かな手帳』と同じ印刷会社で、刷っていただいていました。


これも、何かの偶然。
しかも、とてつもない確率の、偶然......。


ドキドキしながら、井上さんからの、返信メールを開封します。


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メール画面の文字を追う、私の目に飛び込んできたのは、信じられない報告。


「本書籍の印刷は、かなり前だったこともあり、本来であれば、印刷データは保管していません」
「残念ながら、当時の担当者もすでに、担当を退いてしまいました」


ああ......。

やっぱり、そうだよね。


「ですが、当時の担当者の『印刷データは、宝』という方針のもと、担当者の強い裁量判断で、データが安全に保管されて、残っていました」


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「データが、残っている?」

データが、......残っている?!


この文字たちが、目に飛び込んできた瞬間。
どれほど、世界中に感謝したい気持ちになったか、伝わるでしょうか。



井上さんからのメールは、続きます。

「前任者の、『何かあったときのため、万一に備えて、データはぎりぎりまで保管しておく。データは宝』という信念のもと、データは安全に保管してございます」
「引き継ぎ内容を確認いたしましたが、書籍『未来日記』のデータも、たしかに、その中に存在しております」
「もし、再印刷をしたいようであれば、残っているデータがどこまで使えるのか、再チェックいたします」


メールは、こんな文字で結ばれていました。

「お力になれることがあれば、どうぞおっしゃってください」


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どれだけの速さで、私が返信メールを書いたか。
きっと、想像していただけるでしょう。


「お願いします!」

そう、ご返信を差し上げて、あらためて、チェックしてもらったデータ。

年月が経ってしまっているゆえ、どこか欠けていたり、あるいは、不備があったり......。
たとえば、
「イラストの、リンクデータが見つからない」
「カバーのデータがない」
等を、覚悟していたのですが......。


残っていたデータは、奇跡的に、「全部」。

そう、全部です。
表紙からカバー、イラストまで、完全データが残っていました。

印刷が、できるのです!



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このストーリーには、実は、伏線があります。
『夢かな手帳』シリーズは、スタートしてから今日までのあいだ、日経印刷株式会社さんに、一貫して印刷していただいています。

そして、その間。印刷のご担当者さんと、打ち上げをしたり、打ち合わせをしたり......。

そういった、温かな人と人同士のつながりが、おそらく、こんなにもスムーズに、バトンリレーをつないでくれました。

ご紹介させてください。

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画面向かって右側が、『夢かな手帳』シリーズの初代担当者の上野さん。
左側が、2代目の遠藤さん。
真ん中が、現在担当してくださっている、井上さん。



そして、今回『未来日記』のデータを残してくださっていた、名もなきヒーロー。
自分の判断で、仕事を守ってくださった、ご担当者さん。

すでに、ご担当でないということもあり、本人のご許可がないため、この方のお名前は公にできません。

ですが、ここにもまた、名もなきヒーローが。

そのおかげで、今日あなたの手に、その本があります。


本が、手に届くということ。
それは、当たりまえのようでいて、実は、こんなに大きな奇跡ですね。



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2018年04月03日 UP
[ ONSA 公式 blog より転載 ]


版権もある、印刷データもある!
印刷に熟達した人たちにも、恵まれた!!

なんという、奇跡。



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出版社がつぶれてから、こちら。
一難去って、また一難の、不安だらけの日々でした。


ですが、今はまるで、海路が一気にひらけたよう。


よし。
それならば、印刷しよう!!

さあ、輪転機を回そう。
そうして、本を待っているみんなに、書籍を届ける!



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よし、印刷だ!!

でも、今度は、......ちょっと変なことになりますが、著者が「著作権者」であり「版権者」になってしまう。
兼ねてしまう。
つまり、著者の事務所が、コンテンツにも印刷・流通にも、どちらにも、責任を持つことになりました。


それならば、浮かれては、いられません。
流通......つまり「届け続けること」に、きちんと責任を持たなければ。

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著作権者であり、版権者である私が、責任を持つべきこと。
それは、浮かれたあげく、「10円を得るのに、900円が必要な本」みたいな本に、しないこと。

続けて、届けられること。
潰れないこと。

版元が潰れてしまったらけっきょく、また、同じサイクルの繰り返しになってしまうから。



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それならば、電卓計算です。

まずは、印刷。
復刻版『未来日記』は、日経印刷株式会社が引き受けられる、ぎりぎりの最小ロットで依頼。

考えてみればこれも、奇跡的な話です。

大がかりな商業出版を引き受けているところで、まるで「自費出版か?」みたいなロットで、引き受けてもらえたこと。
それはたぶん、『夢かな手帳』を通じての、長年の信頼関係があったから。


そして、このロット数から逆算して、販売価格を決定。

まるで、小規模出版みたいになってしまったため、当然『未来日記』(1刷)よりも、1冊あたりの印刷単価が高い。
それゆえ、販売価格も、ちょい値上げです。



amazon では、当然、流通はできません。
流通の手数料を払ったら、利益を食ってしまって、販売を続けられない。
それゆえ販売窓口は、引き続き、弊社(ONSA)一択です。


「在庫をするということは、毎年払う税金の分の金額も、想定しておかないと」
「でも、本体価格があまりに高かったら、そもそも、買ってもらえないし」
何度も真剣に、電卓をはじきます。


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日経印刷株式会社の井上さんに加えて、2代目『夢かな手帳』担当の遠藤さんも、知恵を絞ってくれます。

「藤沢さん、紙質をそう変えずに、こっちの紙を使うことができます。この方が、コストダウンです」
「箔押しをやめて、印刷で同じように見せることができますよ。この方が、見栄えも良くて、コストダウンです」

「紙の見本帳を送りますね。実際に、見てみてください」
「色校正も、このタイミングで1回にした方が、効率的です」


さすが、プロの技術。
どんなに悩んでも、勉強しても。
私には解決できそうにないことの選択肢を、じゅうぶんに持っている。


ところが......。
いざ印刷をするとなると、次々に難問発生です。


「ISBN って、どうやって取るの?」
「バーコードって、必要なの?」

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>> 本記事 " 『未来日記』復刻 DIARY |[17]さあ、輪転機を回す準備だ!"
元記事は、ONSA 公式 blog でご覧いただけます



2018年04月06日 UP
[ ONSA 公式 blog より転載 ]


「ISBN って、どうやって取得するの?」
「バーコードって、必要!?」

本の仕事をしていても、知らないことが、山ほどですね。

こんな時は......もちろん、自分でも調べます。
ですが、実用的なこととなりますと、やはり、現場経験が必要。


かくして、こうなります。

「千葉さん!!」

重ねて、プロの経験とは、すごいものです。
そして、人と人とのつながりも。



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答えを先に言ってしまいますと、日本 ISBN 協会に問い合わせてみました。

すると、おもしろいものですね。
世の中のしくみを知ることは、なにごとも、とても興味深い。

「書籍流通する本は、できれば ISBN とバーコードがついていてほしいです」
「でも、それは『絶対』というでは、ないのです」
「バーコードがついていないと、『流通させることができない』わけではないです」
「ですが、書店さんが手間ですね」

そうか。
バーコードの存在は、サービス的な側面が強いのですね。


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ちなみに、新しく知ったことがあります。
それは、ISBN をつける権利は、年度更新だということ。

バーコードをつける権利を得ることは、出版社にとって、毎年発生する固定費になる。



知らなかった!!

......ということは、私の本を流通させておくために、出版社は毎年、固定費を払ってくれているということになる。
なんと、ありがたいことでしょう。


そして、復刻版『未来日記』は、一般流通させる計画は、ない。
ひたすら弊社(ONSA)のサイトを使って、必要な人に、お分けするシステム。

このような理由から、復刻版『未来日記』には、ISBN もバーコードいらない。
ですが、普通に書籍として成立します。



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さあ、あらためて。
過去のバーコードと ISBN は、印刷データから取ってもらいました。

その代わりに、新しく改定した価格と、弊社のロゴを入れてもらいます。


ロゴを入れるということは、責任重大。
印刷物に、弊社(ONSA)が「責任を持ちます」という、証。

いよいよ、印刷となります。
書籍『未来日記」が、モノとして、ふたたび息を吹き込まれるのです。



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>> 本記事 " 『未来日記』復刻 DIARY |[18]書籍『未来日記』に、新しい命が吹き込まれます"
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2018年04月10日 UP
[ ONSA 公式 blog より転載 ]


復刻版『未来日記』は、印刷に向けて、最後の調整です。

それは、いわば「お化粧」の部分。
最後の仕上げ、表紙とカバーです。

井上さん(現『夢かな手帳』シリーズ、および復刻版『未来日記」担当者さん)、遠藤さん(2代目『夢かな手帳』担当者さん)。表紙の色も、カバーの色も、ちょっとだけ変えたいのですが」
「予算内で、代替案がありますか?」


数々の苦難を味わってきた、書籍『未来日記』。
それだけに、残す部分はしっかり残しつつ、明るい本になってほしい。


それゆえ、......見てください。


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1代目『未来日記』は、表紙はピンク。
背に貼ったテープは、えんじ色です。

でも......。
縁あって、この本を手にとってくださった方の未来が、青空のように晴れ上がってほしい!

そんな気持ちを込めて、2代目は、ブルーを提案。



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「ピンクのカバーから、本体のブルーが『ちょい見え』していても、かわいいでしょ」
「使ってくれる人は、カバーを外して、本体だけで持ち歩くと思う。その時に、明るい気持ちになったほうが、いいと思う」

「男性ユーザさんもいるし」
「空色を選択しておけば、男性でも女性でも、どちらにも使ってもらえる」


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それなら、と「井上さん+遠藤さん組」から提案です。

「カバーのピンクも、もう少しだけ明るくしたら、どうでしょう」
「表紙の空色と、きれいにハーモニーを奏でる色の方が、いいですよね」


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私からも、それならと、さらに再提案。

「『未来日記』というタイトルを、寒色にしませんか?」
「でも、冷たい感じがするのではなくて、......」
「なんというか、『グレー』ではなく、『シルバー』な感じ。」


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印刷所の、頼もしいこと!

「この色選択で、この紙に印刷したら、想定よりも多分、暗く出ます」
「ですので、ちょっと明るいぐらいの色を選んでおいた方が、イメージ通りになりますよ」

「この2種類で、色見本を出しましょう」
「大量印刷する前に、実際に目で見て確認してもらった方が、安心してもらえると思います」

書籍『未来日記』は、こうして着々と、お化粧を仕上げてゆきます。

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2018年04月12日 UP
[ ONSA 公式 blog より転載 ]


復刻版『未来日記』。
幾多の紆余曲折をへて、やっと、復刻することができました。



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私は、本の著者です。
ですが、あらためて思います。

本が1冊世に出るのに、どれだけ多くの方の力を、借りているのか。
どれだけ多くの人の手が、1冊の本に、添えられているのか。


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書籍『未来日記』の、表に見えるところ。
そこには、たとえば「藤沢優月」とだけ、名前が入っています。

そして、もしよかったら、本の後ろのほうを、めくってみていただきたいのです。
「奥付(おくづけ)」と、呼ばれている場所です。

そこに並ぶ、たくさんの名前。
決して、表面に名前が出てくることのない、たくさんのヒーローたちの名が、刻まれています。



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著者、たった一人の力ではなく。
ここに名前がある、全員の力。
そして、その周りに、さらに広がる人たちの力で、あなたに今、その本が届いています。

そう考えれば、1冊の本が手に届くのは、奇跡的な確率ですね。


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......と、まじめなことを言ってしまいましたが。

復刻版『未来日記』、仕上がりました。


ピンクのカバーの色も、とてもきれい。
そして、その下のブルーも、いい感じでしょ。


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紙質は、ペンをすべらせても、スムーズに書ける紙を選びました。

綴じ方は、1代目から、変えていません。
こだわりの、「糸かがり」という綴じ方。

あなたが文字を書きやすいように、本が「パカッ!」と開きます。

ここは、予算を削らなかった、こだわりパートです。


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たくさんのヒーローたちの、プロの仕事と知恵が、結集した1冊です。
一人一人が、自分にできるバトンをリレーしたことで、あなたに、この本がお届けできました。



つまりは、こんなふうに、あなたのことを想っています。

「あなたの人生に、役立ってほしい」
「あなたの人生が、幸せに変わってほしい!」



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あなたという大親友と、あなたご自身が、とびきり仲良くなれますように。

こんな想いを込めて、書籍『未来日記』は、ぶじ復刻完了です。


>> 本記事 " 『未来日記』復刻 DIARY |[20]たくさんの人の力で、復刻完了しています"
元記事は、ONSA 公式 blog でご覧いただけます





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