PHOTO ALBUM – 003

『大切なことは船が教えてくれる』 PHOTO ALBUM
PHOTO ALBUM – 003







>>  みんな大好き・機関長の大野さんです。
でも、わたしにとっては「機関長」と日本語で書くと、
なんだか漠然としている気がします。
 
そして、英語で「チーフ・エンジニア」と書くと、
私にとっては、くっきり。

大きな船は、マシン(機械)のかたまりです。
つまり、エンジニアたちが機械の整備をし続けることで
毎日、安全に動いています。
「船が動く」という当たり前のことすら、実は
人間の手や気配りで行われているんです。

大野さんは、その部門のリーダー。
大野さんがしっかり目を配っていることで、
今日も船が安全に動いているわけなのです。

そんな大野さんには、私の取材乗船中、本当にお世話になりました。
船の中は意外に冷える。
「うわ〜。買ってきたそば茶が、香港までもたないよ〜」
と思っていたら。
東京港に入港したとき、大野さんが買ってきてくれました。感涙。
大野さんは機械だけじゃなく、人間のメンテナンスもしてくれる
とってもハートの温かな大人です。





>>  一等機関士の阪口さんです。
「腕がなまっちゃった」
といいながら、真剣に機械をメンテナンス。

「腕がなまる」
なんて言えるほど、自分の腕を意識しているなんて、
本当にプロ。
ふだんの阪口さんはのんびりした印象なのですが、
仕事の真剣さとのギャップが、とても人間らしくて
素敵な方だと感じました。
なにより、プロ根性のカタマリみたいな方です。





>>  エレクトリシャンさん。
つまり、船の電気関係を担当する方です。

そういえば、別のエンジニアさんが言っていました。
「電気は目に見えないから、想像力が大事。」

あ! そうだよね!
そんな当たり前のことを考えずに、日々電気を使っていました。
船の上は、電気がショートして火事になったりしたら大変。
水の上なので、消防車が走ってこられないもの。
それに、電気が止まったりしたら、機械の固まりである船は
止まってしまう。

毎日お仕事、おつかれさまです。
そして、いい笑顔でのお仕事、本当にありがとう。





>>  これは、船の「ギア」です。
このギアを入れると、船が走ったり、後進したり、
速度が上がったりします。

私は、たとえば
「ハーフアヘッド!」
と号令がかかって、
操舵手が「ハーフアヘッド」と復唱して、
エンジンの速度が切り替わる時の
「ピーッ」
というブザーの音まで、鮮やかに記憶しています。





>>  チーム・エンジン……つまり、エンジニアさんたちです。
かっこいいでしょう?

この人たちのメンテナンスのおかげで、
あの「鉄のかたまり」が、まるで命を持っているかのように
海の上を駆けるんです。

鉄である船に、命を与えている人たちです。





>>  チーム・エンジンのミーティング風景です。

「真剣」
顔に、そう書いてある。
大きな鉄の陸「ORPHEUS(オルフェウス)」の大きさに関しては、
どうぞ、書籍『たいせつなことは船が教えてくれる』を
ご覧ください。

命や責任に大きさはないと同時に、
ものすごく大きな船をあずかる責任は、それは大きい。
たくさんの命、荷物、大切なつながりを乗せているから、
仕事も、こんなに真剣です。



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