「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。
(ひとつ前の記事からの、続きです)
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「人は、3歳までに、人生の基本戦略を決める」
「その戦略を、7歳までに、洗練させる」
「その後の時間は、基本的に、その戦略の延長線上で生きる」
心理学の教科書には、こう書いてあります。
いわゆる、「三つ子の魂百まで」というやつですね。
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ちなみに私、これを最初に知った時に、
「どーん……」
と落ち込んだものでした。
もし、これが本当なら……。
人生の、最初のくじ引きに失敗した人には、希望がない。
誰もが、親は選べない。
「生まれる」「生まれない」も含め、子の側には、選択権がない。
もちろん、私が引いた、くじなんかんじゃない。
それなのに、たまたま誰かが引いた、自分の責任ではない、くじ。それに当たってしまっただけで、その後の自分の人生、全て決まるだなんて……。
心理学の、研究結果。
それは、まるでハンマーで頭を殴られるみたいな、衝撃でした。
後天的努力で、どうにもならない人生なんて、不公平だ。
そんな理不尽、あっていいわけがない。
この世界には、綺麗事の通用しない現実もまた、存在しますね。
お花畑であっては、決して、生き延びることができない現実です。

ですが、いわゆる「機能不全家族問題」についての勉強を、正式に開始して。「共依存」のしくみや、脳や心・トラウマの仕組みを、やっつけや切り貼りではなく、きちんとしたリソースから勉強するにつれ……。
「そうでない生き方も、ありうる」
「きちんと学べば、逆転できる!」
こんな希望に、出会いました。
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「人生は、いつからでも、変えられる」
「学ぶこと、練習することによって」
これは、私にも起こったし、ONSA WORKSHOP ご参加の「お仲間さん」にも、起こっている。
データベースを、あらためて見てみると、くっきりわかる。
人生「回復」をスタートして、およそ3年目ぐらいに、大きなターニングポイントがくるようです。
心理学で言うところの、
「3歳、最初の基本戦略を決める」
の、タイミングあたりですね。
7年目を過ぎたあたりで、さらに大きなターニングポイントが。
誰もが、ぐっと、強くなっています。
原家族から受け取った、無意識のやり方。
それに負けない自分が、芽を出しはじめるのが、これぐらいのタイミング。
この辺りになると、ともすれば、
「先天的・三つ子の魂百まで」
の方々よりも、がぜん強くなっている。
粘り強い。
簡単に、折れない。
正の部分も負の部分も、「自分」というものを、とことん、理解しはじめている。
人生を作ってゆく、積極性と地力が、明らかに違ってきている……。
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心理学の、基本の知識。
それは、別の意味でも、証明していました。
言うなれば、
「後天的・三つ子の魂百まで」
もまた、存在することを。
……すごいすごい!

人生の時間は、あきらめたまま生きるには、長すぎます。
ONSA WORKSHOP ご参加「お仲間さん」。
「今ここ」
「まずは、今日1日だけ」
「目の前の、まずは1つだけ」
これを合言葉に、この冬も一緒にゆこう。
大丈夫。
人生は、いつからでも変えられる。
生きたい人生は、生きられる。
あなたは今も、そのプロセスの上にいますから、大丈夫です。
もうすぐ、お会いしましょうね。
それでは、また!