「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。
「すごいな」と、感じることがあります。
実際すごいし、とても神秘的。
なんで、そんなふうになっているのだろうと、いつも驚きます。
人が、まっただ中で、体験しているのを目撃しても。
あるいは、自分が経験者だった時のことを、思い出しても。

ONSA WORKSHOP では、いわゆる「共依存」という状態からの回復を、テーマとしています。
実際、とてつもなく重要なテーマです。
なぜなら、この「共依存」。
未来の時間を、めちゃめちゃにしてしまう、悪習慣です。
ところが当人に、自覚がないのですよね。
「当事者意識」が、恐ろしいほど、ないのが特徴です。
「そこ、崖だよ」
「その先には、未来に続く、時間の道がないよ」
「そのまま行くと、未来が、相当やばいよー」
人生の「まともな」時間の道が、その先には、つながっていない。
ところが、当人はといえば、まるで他人事。
だから、「当事者意識」というのが出てきたら、まずは、すごい。
相当、いい感じです。
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そして、これはもう、笑ってしまうのですが……(自分もそうだったので、正直、泣き笑いですが)。
「いや。これは、まずいでしょ」
そう気づいて、自覚した後。
「当事者意識」を持てた後ですら、無理やり、力技でなんとかしようとする。
いわば、押し付けられたギャンブルの借金を、自分もまた、ギャンブルで返そうとするようなもの。
「こい!!!! 一発逆転!!!」
みたいな感じ。
あるいは、こんな例え方もできる。
人生に生じた、他人による、窃盗被害……。
それを、自分もまた窃盗をすることで、埋めようとするようなもの。
こうやって、客観的に書いたら、おかしさがわかる。
でも、当事者からすれば、おかしさが、わからなくなってしまう。
それぐらい、混乱のるつぼであり、客観性を失っている状態。
いわゆる「共依存」が、”習慣性の病” と別名されるゆえんです。

だから、短気を起こしては、いけない。
ギャンブルは、だいたい、派手に負けるもの。
窃盗は、だいたい、悲惨な結末になるもの。
さらに借金を重ね、あるいは、さらに悪循環を重ねるより、1つずつ、確実に仕留めていった方がいい。
「王道通り、学ぶこと」
「『まず、目のまえの1つ』と、確実に向き合うこと」
その方が、ずっと、近道だったりします。
命の、神秘なるかな……です。
その方が、つじつまが、ちゃんと合う。
大丈夫。
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だから今日も、あなたの「今ここ」の歩みを、全力応援です。
(いいぞいいぞ!)
それでは、また。