『未来日記』復刻 DIARY |[04]本は公共物、ピースは不可分。なぜなら、法律が関わっているから。

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本を、ピザみたいに切ると、4つのピースに分かれている。

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みんなの手元に、ある本。
雑誌や小説、ムックや実用など、いろいろな本がありますよね?

それらの本をピザみたいに切ると、だいたい、4つに切れる。

本はたとえば、「書いた著者が、いちばんえらい!」みたいな単純なものでは、ない。
名前が出ているぶんだけ、責任は重い。でも同時に、著者一人のがんばりで、成立しているものではない。
たくさんの人の手がかかって、本は仕上がっている。


文節区切りの線


ちなみに、「著作権」とか、よく聞く言葉ですよね。
「版権」も、聞いたことがある?


本は法律によって、きちんとした権利分けがされています。
たとえば、こんなふうに。

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本をパカッと2つに分けると、「著作権」と「版権」に分かれます。
いちばん大きなリスクをとった人に、いちばん大きな権利が与えられている。


で、この「権利」「区分け」。
私(藤沢)は、「これは私の権利!!」みたいな、「だから権利を主張する!」のような感じには、理解していない。


いわば、こんなイメージだと、分かりやすい。

「よくぞ、ゼロからモノを作った」の、ご褒美設定。
私は、こんなふうに理解しています。

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著者には、「考え、書く手間と時間を保障するよ」という意味で、著作権が与えられている。
簡単な言葉で言えば、「この本は、著者が時間を投資したものなのだから、その成果物だけを、他の人が『いただきー!』と勝手に利用したり、パクったりしてはいけませんよ」というルール


版権も、同じ。
その本を出すために、出版社が、お金を用意して、すべての準備を整えました。
いわば、ヒットするかどうか分からないものに、賭けたわけです。

そのリスクを取ったのは、その出版社。
だから、本ができたとたん、「いただきー!」と勝手にその本をパクってはいけませんよ、というルールです。
その本を出すための、手間と労力、お金を用意した出版社が、「版権」……つまり「データの権利」を有すると、法律で決められています。

ちなみに……。
こういった状況をかんがみますと、記事を勝手にパクられる人の気持ちは、推して知るべし。

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このように、本に著者の名前が冠されているからといって、本は「私物」じゃないの。
本は、法律で守られた、公共物なのです。



書籍『未来日記』に話を戻しますと……。

このたびは、このうちの出版社が、つぶれてしまいました。
つまり、本のピースのうち、「版権」という部分が、うやむやなまま、どこかに消えてしまったわけです。

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著者である私は、本でいえば、半分の権利……著作権しか持っていません。
書籍『未来日記』のピザの半分が、どこかに消えてしまった!!

さあ、どうする!?

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