知識をつける | ONSA WORKSHOP に参加したあと、どうすればいいの?

| ワークショップ・クラスの後、何をすればいいの?
課題を仕上げます。仕上げることで、取組中のテーマが完結します

| はじめに

まずは、「完結する」。


ONSA WORKSHOP のワークショップ・クラスを終えた後に、何をすればいいのか。
何が、効果的なのか。

2003年から、ワークショップに伴走をさせていただいて、言えること……。
まずは、PAY FORWARD とアフターワーク(課題)を、最後まで仕上げることをお勧めいたします。

ONSA WORKSHOP ワークショップ・クラスに参加された後は、自分が問題としていること(テーマ)を、より、はっきりと感じられるかと思います。
そして多くの方が、「いま現在、取組中のテーマ」を飛び越えて、見えてきた次の問題に、飛びかかりたい衝動に駆られます。

そして、このこと……
「『いま取組中のテーマ』をいったん脇に置き」
「見えてきた次の問題に、瞬時に、飛びかかること」
を繰り返すことが、余計に、問題の解決を遅らせることになります。

なぜなら、これを繰り返すなら、全てが中途半端になる。
ひと通り飛びかかった後、結局は最初に戻って、同じことをやり直さなくてはならなくなるため、時間が無駄になってしまうからです。


「今」の、目のまえのテーマを、完結させる。


必要なのは、「いま、目の前にある、取組中のテーマ」から逃げないことです。
そして、それを完了させることです。


具体的に言い換えれば、ONSA WORKSHOP の課題を、アフターワークまで、しっかり完成し切ること。
つまり、「今回のテーマ」に、最後まで向き合い切ることです。

めきめきと、テーマを乗り越えている人たちには、一定の傾向があります。
まずは、目の前の課題を完了して、今のテーマに、自分なりの結論を出す。そうしてから、次の問題に取りかかる。
このサイクルです。

多くの方に、確実に効果のある方法……「まずは、課題を仕上げる」です。



主催者が、「経験者まっただ中」だった時は、こんなふうに見えました。
まるで、次々に出てくる「モグラ叩き」のモグラのように、どの問題・どのテーマ・どの部分から手をつけていいのか、わからない状態。
「すべてを」
「直さなければならない」
まるで、そんなふうに感じました。

そんな時かけてもらった言葉が、
「ひとつずつ、確実に」
「根は、けっきょく多くはないから」
「上に咲いた『花(=現象)』のほうに目をとられると、時間と機会を無駄にする」
「それゆえ、根っこ、根っこ」
と教わりました。

今私が、こうして元気に、人生を送っている。
そのことからも、この方針が正しかったと、個人的に確信できます。

この経験を生かして、ONSA WORKSHOP では、主要な「根っこ」にしぼって、コースを設計しています。
おおまかな取組順序まで、指定してあります。
それゆえ、コースを「完結する」をしていただくと、1つずつ、いちばん最適な順番で、根に対処してゆけると思っています。また、そのような受講者の方々が多いのも、事実です。


| 課題を仕上げること。それは、内側に耳を澄ませる習慣を、つくること

ひとつずつの課題で、ひとつずつ習慣が作られてゆく。


課題を、仕上げる。

これを、別の言葉で言うなら、
「外側から答えをもらうのではなく、内側に耳を澄ませる」
訓練を、開始しているということ。


別の言葉で言い換えると、「外側」から答えをもらうのではなく、「内側」からの答えをキャッチするために、自分との対話を続けること。
「自分で考え、自分で決める習慣を、ひとつずつ養っている」
ということ。


「次は、どうしたらいいのですか」を、自分で決めてみる。


あなたが ONSA WORKSHOP ワークショップ・クラスに、参加されたばかりだとすれば……。
つい今さっき、自分と対話する練習を、開始したばかりと思います。

それゆえ、今後の課題(テーマ)の多さや、今後のことに不安になり、つい反射的に
「より、信頼性の高い答え」
「より、正解に近い答え」
のようなものを知りたくなっても、無理はありません。


あるいは、答えを知っていそうな他人に
「次は、どうしたらいいんですか?」
「これから、どうなるのですか?」
と聞きたくなってしまう気持ちも、とてもよく分かります。

目のまえの問題を、とにかく、一刻もはやく、なんとかしたい。
少しでも早く「退かして」「消して」「サッと片付けて」しまいたい衝動に、かられるのです。



「あなたの」答えを選択することに、チャレンジしてみる。


しかし、絶対的な真実があります。

それは、
「これから、どうしたらいいのか」
を知っているのは、文字どおり、あなた自身しかいないということ。


「ええっ!?」
「まさか!?」
と、お思いでしょうか。
でも、これが事実なのです。

それゆえ、
「自分の声を聞く」
「ゆっくりでもいいので、ひとつずつ、自分で感じる」
「自分で、決める」
このことを、ひたすらを練習した方が、解決の近道となるのです。

重ねて、まずは PAY FORWARD とアフターワークを、仕上げましょう。
ワークショップ・クラスで訓練したことを投げ捨てず、習慣にして、ひとつずつ定着させるのです。



「自分で考え、自分で決める習慣をつける」
そう聞いた時、体験者まっただ中の主催者が感じたのは、こんなことでした。

「本音は、ちゃんと関わるのが、めんどうなだけでしょう」
「それだけのエネルギーが、私に、割けないだけでしょう」
「私に、それほどまでの価値が、ないからでしょ」
こんなムードが、ビフォー(回復前)の考え方でした。

そして、アフター(回復後)は、こうです。
いざ、自分の人生を、混沌から回復させてみて、驚いたことがあります。
それは、
「こんなにも、自分の人生を、自分で決めなければならないのか」
ということ。

本当に、そうなのです。
それなのに、その習慣を、まったく教わってこなかった。代わりに、現実を生き抜くのに、なんの役にも立たない悪習慣や、歪んだ・破壊的なもの見方を、たっぷり学んできた。
ただただ、必要なことを学べる機能が壊れた家庭に、生まれてしまったというだけで。

それゆえ、学ぶことができなかった習慣を、今度は自分で、ひとつずつ身につけてゆかないといけない。
そうでないと、この現実を、生き抜けない。
そんな危機感が、実感として、ありありとあった。だから私は、健やかに安全に、この世界を生きてゆくために必要な習慣を、ひとつずつ丁寧に、学習していった。自分の人生を、壊れて機能しない世界観の中から、回復させるために。
これが、体験者としての私から、率直に言えることです。


| 課題に取り組みつつ、「機能不全家族」問題について調べてみよう。ゆっくり、ひとつずつ、確実に。

正確な知識をつけてゆく。調べてみよう。


ワークショップ・クラス中で、気づかれたかもしれませんが……。
問題の根は、「機能不全家族問題」に、おそらくあります。

これは「家族が悪い/親が悪い」という、単純な議論・責任の押しつけとは、少し異なっています。

もう少し複雑で、でも、しっかりと系統立っています。
しっかりした知識があれば、必ず理解でき、乗り越えられる質のものです。


そのため、以下のワードについて知識をつけておくことも、お勧めいたします。

| 詳しくなっておきたいワード
– 機能不全家族
– アダルト・チルドレン
– 共依存


お勧めの本を読んでみる。


PAY FORWARDとアフターワークに取り組みながら、「『問題』の正体をさがすために、お薦めの本リスト」のページの本を読んでみることも、お勧めいたします。

もしかしたらこれらは、あなたにとって、新たな世界観であるかもしれません。

別の言葉で言えば、
「実感レベルでは、とっくに、心当たりがある」
「ずっと、『その世界』の中に、生きてきた」
「でも、系統だった知識や世界観としては、新しく知ることばかり」

そんな感覚と、出会うかもしれません。


課題を「ライフジャケット」にして、ひとつずつ知識を増してゆく。


PAY FORWARD やアフターワークといった課題。
それらは、いわば「ライフジャケット」。
まだできていないことより、もうできたことを確認させてくれ、定着させてくれるツールです。


そのため、課題にしっかりしがみついて、流されないようにしながら、調べてみてください。
ひとつずつ、ゆっくり、確実にで、大丈夫です。


知識は、武器です。
同時にですが、一時的に流行していたり、センセーショナルではあるものの、実際に役に立たない知識もあります。
意外かもしれませんが、心理学の世界にも、流行があるようです。

体験者としての私が、この視点から強調したいのが、
「機能不全家族問題からの、回復についての本を書いている人。その多くが、それを実際には、経験していないかもしれない」
ということ。
駅伝監督が、必ずしも駅伝を走った経験があるわけではないことに、似ているかもしれません。

どの知識を取り入れるかを選ぶときには、この点に注意しなければなりません。
場合によっては、「現役走者」のあなたの方が、機能不全家族問題への揺るがない実感を、持っているかもしれないからです。
「自分の、心の声を聞いて、ひとつずつ」
「自分の手、自分の感覚を感じながら」
の大切さが、よりいっそう、理解できますね。

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