[ ONSA 通信 ]の続き | 欧州産のあんず干しと、「備える」の話

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時間と心がテーマ、藤沢優月(文筆業)です。
欧州の歴史ある街から、メッセージをお届けしています。


7月もまだ初めだというのに、災害級に、暑い日々が続いていますね。
お身体、お変わりないでしょうか。


著者の住む欧州も、日々、いろいろなことが起こっています。
少し前には、イスラエルとイランの応酬で、緊張感が走りました。


そのような中でも、日々ひとつずつ、すべきことを重ねる。
けっきょくは、このやり方しか続かないのだと、体験から、学び続ける日々です。






これは、余談ではないのですが……。


公式メールマガジンの中に書いた、梅干しならぬ「あんず干し」。
ついに、完成しました。

7月の、ぎらぎら太陽の中で干して、完成。
仕上がった姿は、堂々、まさに「梅干し」です。



そういえば、梅干し用の高級品種である南高梅も、梅とあんずの掛け合わせといいますよね。

著者自家製の「あんず干し」も、南高梅で漬けたような印象。
大粒で、ふっくらした、香り高い保存食に仕上がりました。





保存食と言えば、著者居住地方は、日本のように、公共の備えが手厚くないです。
自主自律が、基本。

たとえば、何かあった時の、避難所なんてない。
備蓄倉庫もない。

そのような仕組み自体が、おそらく、ない。



どのおうちも、自分なりに、いろいろ準備を重ねているのだと思います。
そういう気配が、ひしひしと伝わってくる、緊張感のある空気。


私も、空気にならっています。

日本を離れる時に、あげてきてしまった備蓄。
いったん、空っぽになりましたので、早々に再開。

備蓄倉庫なんてないですから、何かあった時は、文字どおり、路頭に迷ってしまう。
備えておかねばです。


そのような中、たまたま先週、寄った先の店員さんは、パレスチナから避難してきたそう。
家族は無事なものの、友だちの境遇はいろいろであると、話してくれました。





ここは、そういう土地。
助け合いながらも、みな、自分の足で立っている。

そういう、緊張感のある空気が、とても好きです。

そして、今週はこれから、非常用のガスバーナーをチェックして、メンテナンスする予定です。



それでは、また。
あなた様も、ぜひ、ご安全でありますように。