[ ONSA 通信 ]の続き | 人生の大先輩は、とにかくすごい

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時間と命がメインテーマ、文筆業・藤沢優月です。
欧州の歴史ある街から、メッセージをお届けしています。


日本の10月下旬は、なんと、台風接近のニュース。
気温的に言えば、台風が来るぐらいですから、やや暖かいのでしょうね。



欧州は、すっかり冬です。
私は、ビタミンC補給のために、ハーブティにローズヒップを混ぜて飲む日々。

ローズヒップは、最強のビタミン爆弾ですものね。



そのような中、手持ちのローズヒップが、いよいよなくなってきました。
去年の冬に買ったものなので、さすがに、底が見えてきます。

よって、ドラッグストアや市場をはしご。
でも、不思議なことに、どこも売り切れ中なのです。

みんな、同じことをしているのでしょうか。


–


こういう時には、先輩に聞くに限ります。


私のアパートメントには、いわゆる守衛さんがいらっしゃいまして、交代で勤めています。

アパートに守衛さんがいるのは、こちらでは、わりと普通。
たいてい、年金暮らしのおじいちゃん達が、代わるがわる出勤しています。


そして、この人生の大先輩たるや、知識の玉手箱。

何を聞いても、経験豊富。
雰囲気は癒しそのものですが、生き字引みたいに、何でも知っています。



–


よって、こういう時は、質問するに限ります。

「ローズヒップが、どこでも売り切れています。どこか、売っている場所を知っていませんか?」

そうしたら、どんな返事が返ってきたと思います?


「お仕事おつかれさまです。

ローズヒップですが、いつも摘むので、買ったことがありません。
だから、どこで売っているかは、あまり詳しくありません。

さっそく、あなたの分も、摘んでおきました。
今度の当番日に、持ってゆきますね」




……摘んだ?
私のために?


–


一応ここは、首都。
ですが、この首都は、自然豊富です。


目のまえの住宅道路の街路樹は、なんと、リンデン(西洋菩提樹)とエルダーフラワー。
知る人ぞ知る、ハーブティの高級原料です。

でも、おじいちゃん達には、「そんな汚いところから摘むな」と言われます。
いえ……。世界基準からすれば、十分、いろいろ清浄ですが。


名も知らぬ果実も、歩道にごろごろしていますし、秋には、栗も降ってくる。
そうそう。ライラックも、そこらじゅうに咲いています。


たまに、ライラックを折って、持って帰る人を見かけます。
が、ひと折りぐらいで、どうということもない感じ。

飾るのでしょうか。
それとも、花のコーディアル(シロップ)を作るのでしょうか。


–


さて。
人生初めての、手摘みの、生ローズヒップです。

まずは、干すところから始めなければなりません。



この地におりますと、毎日が、びっくり体験の連続。
想像の、斜め上をゆくことばかりです。

私も来春は、ハーブティ用のハーブを、自分で摘んでいる気がします。
そうなった際には、この場で、またご報告しなくては。



それでは、また。
また、メッセージを書きにきます。