2016.10月開催 「交渉のためのアサーティブ・トレーニング」はまみさきクラス

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S. T. さん(40代以上/岡山県よりご参加) はまみさきクラス



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プレワークで、データを集めていくうちに自分の変化が感じられるようになりました。
自分の気持ちが言えるようになったこと、無邪気に喜んでいました。
当日のワークショップ・クラスで「交渉とは」の話を聞き、衝撃を受けました。

自分の気持ちを言う…その先に、まだ幸せな goal があるんだ…。


私にとって「交渉」は、条件付きで可能な行為だと思い込んでいました。
相手が聞き入れてくれるだけの時間と余裕とゆとりがあれば…。

「あの~…。ちょっといいですか…。」
そう言いながら、おずおずと恐る恐るうかがいをたてて
こちらの言うことを聞いてもらえて、なおかつ OK をもらえてはじめて成立するもの。
そんなイメージがありました。

こうして文字にしてみると、相手が上で、私は下。
下の立場の私から上の立場の相手に向かって、懇願するという感じです。


だから、わたしにとって「交渉」するという行為自体、
気を遣い、かなりな心のエネルギーを使うものでした。

そもそも、私が交渉していいということすら、分かっていなかったと思います。
それに、交渉して聞き入れてもらえなかったら
「落ち込む」「自分を否定する」。


そんな結果になるのが嫌で、聞き入れてもらえるように相手の状態を見ながら…。
今まで私がやってきた「交渉」は、相手優位の・相手を怒らせないための行為でした。

「嫌われない」なおかつ「自分の願いを通す」。
なんて、複雑な操作をしていたのだろう…そう思います。


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ワークショップ・クラスで、「交渉」について新たな知識を得ました。
そして、何回も交渉を体験しました。
とてもシンプルで、とても大切なことを、時間いっぱい凝縮して体験しました。
それは、日常に戻ってからの私を支えています。

ワークショップに参加したことで、私は「私はどうしたいのか?」という
自分の気持ちを自分が分かっていることの大切さを再確認しました。
「~すべき」「~せねば」という、世間や周りを優先する思考と行動パターンがしみついている私。
あらためて、「境界線」「自分重心」がやっぱり基本で、とても大切だと実感しました。

現実的に、自分も相手も win―win になる着地点・goal に向かって、互いの利益のためにやりとりできるよう、まずは、自分の根っこ・足元をしっかりさせたいと思っています。


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私が私の人生に責任をもつ。
私の決断が、選択が、私の人生を決めていく。
まだ今はヨロヨロしていますが、コツコツとやり進めていきます。

優月さん、「はまみさきクラス」でご一緒したみなさん。
みなさんと共有した時間が、今も私を支えています。
本当にありがとうございました。




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Y. T. さん(30代/島根県よりご参加) はまみさきクラス



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私にとっての「交渉」とは、勝ち負けをつけるパワーゲームで、相手を思うように動かしたいというコントロールでした。
言葉で交渉することは、とてつもなくハードルが高く、最初からあきらめていました。

また、不機嫌になるとか、ふてくされるとか、怒るとか、言葉ではなく、態度で察してもらうとか、そういうものも「交渉」に含まれるものだと思っていましたが、それは「交渉」ではないと教えていただき、驚きました。

私がしていたこと、原家族から学んだことは、「交渉」ではなく、「交渉のようなもの」でした。
「交渉」とは、「解決すること」なんだと知って、衝撃でした。
全く考えたことがなかったです。
どれもこれも、目からウロコでした。


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交渉するには、タフさととてつもないエネルギーが必要だと思っていましたが、実際にやってみたら、何だかすがすがしく、気持ちが軽くなったように思いました。
「解決する」って、こういうことかも! と思いました。

何も行動せず、グチグチと文句を言うだけで、心に澱みが溜まっていくような、不毛な気持ちになることが周りには溢れていますが、それとはまったく違いました。
「私が、私が」ってやらなくても進んでいくすがすがしさは、気持ちが良かった。


また、「共通の利益」というキーワードは私にとって新鮮でした。
今まで全く考えたことがなかったです。
とても重要なポイントだと思いました。

交渉する相手を見極めることも、知らなかったです。
むしろ、相手を選ぶなんていけないことだと思っていました。
私が住んでいる世界は、「『解決する』をしない」世界なのだなと改めて思い知りました。


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それから、私には、「私はどうしたいのか?」がないんだ、ということも改めて実感しました。
そこがすっぽり抜けている。

「これは嫌=ノー」だけでは人生は進まない、人生を進めるには「私はどうしたいのか? =イエス」が必須だということも衝撃でした。
今までの私には「ノー」しかなかった。
だから人生がちっとも進まないと感じるのか! と腑に落ちました。

何も進まないことを複雑に感じていたけど、仕組みはとてもシンプルなんだと思いました。
いつも誰かや何かを待っていました。
受け身でした。

その方法しか知らなかったけど、もう、本当にこんな世界からは引っ越したいと思います。
「交渉のためのアサーティブ・トレーニング」のワークショップ・クラスは私には早すぎたかなぁ、と思っていましたが、収穫がたくさんあり、思い切って参加してみて本当に良かったです。


最後になりましたが、優月さん、「はまみさきクラス」の皆さま、ありがとうございました。
クラスが始まる前は緊張していましたが、始まってみるといつの間にかリラックスしていました。
安心して集中できました。
本当にありがとうございました!




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T. Y. さん(40代以上/千葉県よりご参加) はまみさきクラス



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「交渉」って、大変なもの、難しいものでした。
わたしにとっては、勝ち負けを決めるもので、相手をわたしの思う通りに動かさなければいけないものだった。

相手がどう動くかなんてわかないのに、わたしの願いを聞いてもらわなければならない。
そのためにどうすればいいかわからず、下手にでる、相手の条件を飲む、聞いてもらえそうにないと不機嫌になるとか。
そんな手段ぐらいしか知らなかった。

そうではなく、交渉は問題解決の方法なのだ、と、そしてそれはどういうものかを体験できてよかったです。
体験したからって、すぐできるわけじゃない。
実際に人と交渉する機会があったけど、あとから振り返ると自分の「ノー」を押しつけていただけで、最初に自分の思いを伝えたものの、結局はこれまでとあまり変わらない。
それでも、お互いにうまくいく交渉がどういうものか、それと自分の交渉はどう違うのか、振り返ることができたのは大きな進歩です。


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ワークショップ・クラスでは最初から手強いものでした。
境界線をもった「ノー」に対峙したときの強く押し返される感じ、それに対して自分の「ノー」はなんてへろへろなんだ、と思いました。
だから、面倒なことを押しつけようとする人がいたんだ…。

それから、交渉のゴールになる、「わたしはどうしたいのか」がわたしにはなかった。
嫌なことはいっぱいある。
与えられることに「ノー」だ、ということはたくさん言えるのに、自分がどうしたいのか、がなかった。

これは難しいです。
「ノー」の裏返しの「イエス」になって、それに気づかないまま、これが自分のしたいことだ、と思ってしまう。
ついこの間もそれをやってしまいました。


相手が何を望んでいるか考えること。これも今までできなかったし、どうすればいいかわからなかった。
自分の望みをいかに相手に飲ませるか、そのことでいっぱいで、相手が何を望んでいるかなんて、少しも考えることがなかった。
そして、相手がわたしを思いやってくれると、どれほどほっとするかも、感じることができました。


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ほんとにできないことがまだまだたくさん。
わたしの今までのやり方とはぜんぜん違う。

そして、人とつながりをもつには、この交渉のやり方のほうがぜんぜんいい。
対決するより、同じ方向を向いて歩いていけるほうがずっといいです。


あらためて、藤沢さん、一緒にあの時間を共有したみなさん、ありがとうございました。
できないところ、みっともないところも含めて、素の自分でぶつかっていました。
すごく疲れた! でも、自分なりにせいいっぱいだったし、そのことに満足しています。




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S. H. さん(40代以上/東京都よりご参加) はまみさきクラス



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交渉って、怖いものでもめんどくさいことでもない。むしろ私の人生を前に進める重要なものなんだ。
これが解っただけでも、心が大分軽くなりました。

思い返せば本当に、人生は選択の連続。
向き合いたくない現実から逃げようと思えばいくらだって逃げることは可能。
そんな風に恐れ恐れ生きてきた気がします。「相談」と題して他人に丸投げしていたし。

だけどそんな時は決まって頭でばかり考えていた。
こなすことで安心していた。
大切な自分の気持ちはいつも、置き去りでした。

どんな結果が待っていても、1歩踏み出さないと私の景色は変わらない。
毎日の1つ1つの選択が私の人生だとすると…。
私が私に、毎日、毎回、「どうしたいの?」を問うことを続けていきたいなと思いました。


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「はまみさきクラス」のみなさん、優月さん
ワークショップ・クラスではありがとうございました。
交渉ってなかなか習慣化が難しいですが、1歩づつ前に進んでいきたいですね!




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A. Y. さん(30代/神奈川県よりご参加) はまみさきクラス



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ワークショップ・クラスから一週間経った今、わたしは新しい世界に少しずつ自分が落ち着きはじめている気がします。
この先もまた後退する時期が来るだろうけど、その起点は、一歩進んだ「ここ」からだと思います。確実に、歩を進めた気がするのです。
わたしの水にレモンの一滴は落とされました。


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わたしは、今回の ONSA WORKSHOP(対面式)を受けて、確実にがらりと変わった視点がありました。
そのきっかけは、クラスで行なったワーク。
「交渉するにあたって、わたしはどうしたいか。」
というのを書き出し、発表をした時。

わたしは、
「ここが嫌」「こんなところが嫌い」と「NO」ばかりを書き連ねていました。
わたしにとっては、これがわたしの「どうしたいか」なのです。
わたしは、疑いなく「どうしたいのか」という質問に答えていると思っていました。

でも、そこで優月さんにアドバイスをいただけたことで、
「はっ!」と思いました。
わたしは、「どうしたいか」を言っていない。
そこでようやく気付いたのです。

その時は、「NO」を言うのが得意な典型的な共依存の自分を、恥ずかしく思いました。
私は、とっさに切り替えてもう一度ワークし直しました。

あの時の気付き、そして、そのあとに切り替えてワークを再チャレンジしたことが、とても大きくわたしに影響しました。


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わたしは自分が見ている対象物が違うんだと思いました。
わたしは、「人」ばかり見ていました。
しかもその「人」の汚点ばかり。
その部分を正当化して自分は正しいとしてきました。

でも、あの時の気付きのおかげで、
わたしの視点は、「問題を解決すること」へと変わりました。
わたしはどう解決したいのか。
どうすれば、この問題は解決するのか。

この視点の切り替わりは、翌日からの仕事にも早速良い影響を与えました。
接客業のわたしは、お客さんとのやり取りに取り入れてみました。
商品のお問い合わせ、在庫の確認などなど、日々の細かなこと。
わたしはこれまで、こんなやり取りにも、相手がどうこうだと、心の中で批判をし、不満を抱いていました。
それを一切スルーして、「お客様の目的」「わたしの目的」に意識を向けると、ストレスが一気に減りました。

同じように、スタッフ間のやり取りにも取り入れ、
「相手がどうこう」ではなく、「仕事」「業務」に注目してみると、
業務ももちろんいい流れになりましたし、
それまでそうしたくて相手を見ていたのにできなかった人間関係も、
スムーズにやり取りができるようになりました。


今はまだその新しい視点の感覚に違和感を感じますが、
これをわたしの今後のスタンダードにしたいと強く思います。
これは譲れません。

今までの、人とのやり取りで抱えるストレスが一気に減りました。


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そんな気づきを通して思ったのは、これが、Web. WORKSHOP の「コース1/STEP.1」で学び、ONSA のあらゆるワークショップで聞く、
「他人を批判しない」
なのかなと思いました。

私は、今まで「他人を批判しない」と学びながらも、本心から止めることはできず、むしろ他人を批判せずにはいられませんでした。
それをコントロールで抑制することはできても、本心は批判しないと気が済まない。
そして、批判することで、問題は解決するんだとどこかで思っていました。

今、ようやく他人を批判しなくても生きていける方法を身につけたと思います。
私は、「他人を批判しない」ということを、「小さなこと」に感じていましたが、実際それを体験すると、人生の景色がガラッと感じるほどの大きさだと思いました。
そして、それは同時に、わたしの回復に大きな影響も与えてくれる気がしました。


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私のこの PAY FORWARD、この時点で、まだクラスの前半の話なのですが(笑)、私にとってはとても大きな出来事なのでこのことをメインにしたいと思います。

ちなみに、後半のワークは「いつも通り」楽しかったです。
現実世界で生きるための練習は難しいですが、楽しいです。
だって、その練習は必ず私の現実の世界を生きやすくしてくれると、何度もワークショップを受けて体験してるからです。


クラスの中でどんなに恥ずかしくても、そんな恥ずかしい姿を安心して見せられるのも今では楽しいです。
新しいことを練習するときの、「思い切って飛び込んでみる」も、安全な、ONSA のワークショップの空間だからできることです。

そうやって、今回も自分の成長の収穫をこうしてできることがとても嬉しいです。
ありがとうございました。



| ONSA WORKSHOP は「回復者」が「主催者」のワークショップ


ONSA WORKSHOP は、「体験者」であり「回復者」が主催者のワークショップ。
基礎に忠実でありつつも、現実の状況に即した、実践的な内容が特徴となります。


「人生は、いつからでも変えられる」
多くの方が、プログラムをつうじて学ぶことで現状を変え、新しい時間を生きはじめています。