[ ONSA 通信 ]の続き | 伝統食は保存食であり、緊急食・兵糧食

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時間と心がテーマ、藤沢優月(文筆業)です。
欧州の歴史ある街から、メッセージをお届けしています。



8月1日(ついたち)号の[ ONSA 通信 ]を、無事納品。
作りながら、思うところが、多々ありました。

「今月の、著者の読書本」というコーナーで、食について触れたのです。

つくづく、感じました。
伝統食は、保存食であり緊急食。そういう食べ物が、どこの国にもあるなあ……と。





ただいま、私がいる地方では、肉製品や乳製品が、それにあたります。

すごいのですよ。
肉製品コーナーの充実度が、半端ではない。


日本だと、こだわりの燻製屋が出すクオリティの、ソーセージやベーコン。
ハムやサラミ。

これらが、さらっと買えてしまいます。


しかも、
「ちょっとください」
とお願いしても、その「ちょっと」のカットが巨大。






チーズも然りです。
すでに包装され、製品化されたチーズコーナーも幅広なら、それとは別に、量り売りチーズコーナーもある。

バターも、種類が豊富。
しかも、おそらく、伝統的な作り方の製品が、まだまだ現役。

重ねて、それが普通。


決して短くはない冬に備えて、食べ物を保存。
次の収穫の時期まで、食べつないで生きてきた。

ソーセージやベーコン、チーズやバターは、真正な意味での「加工食」。
緊急食・兵糧食でもありますよね。






ところで、欧州著者地方には、大豆がありません。
もちろん、皆無というわけではなく、無理して探せば、わずかは売っている。

ところが、品質や安全性を考えれば、決して勧められるものではなく……。
日本のフクユタカや丸大豆なんて、この地では、夢のまた夢です。


でも、私はそろそろ、納豆が食べたい。
味噌や醤油も、仕込みたい。

しかも、いざ、何かがあった時。
頼れる味噌や醤油、納豆がなければ、心細いです。





この地で、安全な大豆を手に入れるには、やはり amazon の配送だそう。
そして、このあたりのエリアは、amazon.de(ドイツ)が担当しています。

ドイツといえば、エコやビオの先進国。
安全な大豆も、いくつか見つけました。


季節は、いよいよ8月。
夏のピークが過ぎれば、欧州著者地方は、急激に秋に向かってゆきます。

そろそろ、次の季節に備えて、仕込み開始です。




8月、暑さのピークの季節。
あなた様も、くれぐれもご自愛くださいね。

お互い、健やかに参りましょう。