[ ONSA 通信 ]の続き | 権利を守るために、考えること。抵抗すること、行動すること[1]

画像
時間と心がテーマ、藤沢優月(文筆業)です。


12月1日(ついたち)に、[ ONSA 通信 ]の12月号を配信させていただきました。

その中にも書きましたが、欧州は今、抵抗の渦の中。


先週も、大きなデモ。
今週も、大きなデモです。

すさまじい桁数の人々が、路上に出、声を上げています。
日本では、おそらく、まったく報道されていません。

報道されることも、ないでしょう。
為政者側に都合が悪いことは、「報道しない自由」の行使なのですから。






ここ(欧州著者地方)ばかりではなく、これは、欧州全域の動き。


欧州は今、燃えています。
この分岐点を損ねてしまったら、とてつもない状況に陥るという、危機感を共有している感じ。

近隣の国では、EU 旗が政府の建物から、引きずり降ろされました。




何が問題って、……山積みですよ。

たとえば、デジタル ID の問題。
監視社会の問題。
政治家たちが、勝手に中央集権を行い、権利を侵害してくる問題。

それに付随して、権力者たちに都合のよいように、勝手にルールが変更される問題。
その状況が、加速度的に、どんどん進んでゆく様。


……もう、たくさんだ!
そして、声を上げるために、路上へ。






昨日、地下鉄の中で、デモ帰りの人に、プラカードの写真を撮らせてもらいました。
いくつか質問をしたのですが、はっきりと、自分たちの意見を述べていたのが印象的。

「こんなことは、これ以上、許されない」
「抵抗しないと、やられるだけになってしまう」
「今、止めないと」


参加者の年齢層が、多岐にわたることにも気づきます。
仕事帰りの「普通の」人たちが、ごく自然に、デモに参加していることも。


「自分には関係ない」ではなく、「自分こそ、関係がある」。
この、空気感。



<< 続きます >>

..