2026年度の、ONSA(弊社)のイベントの、締切と手続がはじまりました。
来るべき未来の時間作りに向けて、それぞれの計画が、スタートしています。
主催者である私からは、このような形で、折り返しさせてください。
2026年も、あなたの時間・安全・未来・人生を、あなたが守ってゆけるように。
そのような時間を、強く願いながら、この文章を置かせていただきます。
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ただいま居住しております、欧州著者地方は、すっかり冬。
気温が2桁になることは珍しく、足元から、底冷えする日が続いています。
そのような中、冬は従来から、社交のシーズン。
農閑期でもあり、寒さで出歩けない冬は、集って、おしゃべりするのに絶好のタイミングです。
そのようなわけで、イベントも目白押し。
著者たち日本人も、ワインフェスへ出陣です。
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イルミネーションが輝き、ツリーがそびえ立つクリスマス・マーケットのあいだを抜けて、たどりついたフェス会場。
もうすでに、赤い顔で出来上がっている人が、たくさん。
地元産のワインのほかに、魅力的なおつまみブースも来ています。
おそらく普段、決してスーパー等に並ぶことのない、小規模生産者のブース。
腕によりをかけた、質の高いハムやチーズ、肉加工製品が並んでいます。
それらを、量り売りで買って、おのおの、気に入りのワインを探す。
一緒に、テーブルに持ってきて、わいわいと囲む。
なんて、素敵なイベント。
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チーズ、ワイン。
豚の生ハム、ワイン。
今度は、豚の別の部位のハム、そして、別の色のワイン。
ナッツ、ワイン……。
舌鼓という意味が、わかりすぎるほど、わかる。
日本人グループは、テーブルの脇にぎゅっと詰めて、ああだこうだです。
食べることにかけたら、日本人のこだわりだって、相当なものですから。
すると、なぜかお客様たちが。
現地の人たちです。
興味を持ったのか、入れ替わり立ち替わり、どんどん話しかけてきます。
(ちなみに、これは、普通の光景)
こんにちは! と横並びに並んで、最初は、当たり障りもない話から。
たとえば、日本の労働時間の話とか、新幹線の話。
日本に旅行した時、どんな経験をしたか。
友達の、日本体験談。
もう少し進むと、次第に、コアな質問が。
「今、松本清張を読んでいるんだ。
松本清張って、日本で、どんな作家?」
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何杯も、ワインのお代わりが進み、おつまみも、入れ替わりに積まれてゆきます。
皿があいたら誰かが買ってきて、テーブルの真ん中に、どん!
「さあ、食べて!」
乾杯ー! の声。
そしてまた、乾杯!
和やかな雰囲気の中、ふと、こんな質問が。
「日本の台湾発言で、中国とのあいだが緊張しているよね」
「そのことに関して、日本人は、どう思っているの?」
「これから、どうなってゆくと、予測しているの?」
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