思い返してみると、まだ幼いころに欲しかったものは、こういうものだった気がします。
たとえば、夢物語のようなもの。
一種の、運の良さ。
一瞬で、外側の形が、仕上がるような「何か」。
幸運の女神のようなものが、自身の運の良さを、裏書きしてくれるようなもの。
手に入れられたなら、自分が認められたように感じる「何か」。
そういう、見えやすいもの。
証明しやすいもの。
そういうものが欲しい時期が、確かにあった。
そして、その頃は、そういうものが欲しかった時期なのだろうとも思います。
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でも、大人になると、違うものが欲しくなってくる。
じわじわと、感じてくる。
「これからの核心部は、きっと、そこじゃない」と。
大人になって、欲しいもの。
それはきっと、ほんものの、実力のようなもの。
言葉を変えるなら、努力によって、積み上がるもの。
運に、ひらひらと左右されるようなものではなく、確固としたもの。
他人が、命運を握っているものではなく、自分が、命綱を握れるもの。
そういう、努力と訓練でしか練り上げられないようなものが、欲しくなる。
だってそれは、簡単に崩れないから。
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そうやって、一歩ずつ、積み上げているあなた様。
今日の、目のまえの、たったひとつの努力は小さい。
ほんの、ひとかけら。
でも、そうやって積んでいったものは、ここまで強くなる。
容易には崩れず、しかも、これほどの安心をもたらしてくれる。
自分にだけ、きっと、真の価値がわかる。
他人がどう見るかは、関係ないものかもしれません。
それでは、また。
また、メッセージを書きに来ます。













