「時間の365日シミュレーション」”練習してものにする” | チャレンジのきろく/2025年07月12日開催

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タイトルはじまり目印

S. H. さん(40代以上/岩手県よりご参加)



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質問[1]
今回のワークショップに参加することで、あなたは、何を発見しましたか?
気づいたことや、意識が変化したことは、何でしょう。



私は、なんて「できない」のだろう……。
これが、率直な気づきだった。


20年後や30年後、自分はどうなっていたいのか? 
そのためには、何をしなくてはいけないだろうか?

自分のことなのに、わからない。
考えてみたつもりでも、どうやらずれている。

実行機能の弱さとは、こんなふうにできないということなのだ、と痛感した。


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思えば、私はずっとこうだったのだと思う。
自分の将来はいつも「真っ白」で、あるのかないのかが分からないもの。

だから、何に一生懸命になればいいかもよく分からなかった。
それを問題だとも感じられていなかった。


今回の自分のメモを振り返りながら、驚いている。

私にはどうやら、「できなくて悔しい」という気持ちが存在する。
ほんの数年前には、思ってもみなかったことだ。


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私は、今できないということが、悔しい。
ぼんやりとしたこの先のイメージと「今」とをどうつなげられるのか、なかなか分からずに本当にもどかしい。

この変化は、体験が増えているからなのかもしれない。
私には少しずつ、自分の心も身体も躍動するような感覚が増えてきた。


ワクワクするとか、こんなことが好きという感じには、見えないけれど鮮やかな色がある。
それを、もっと味わいたい。

私は、自分の能力を活かして働くということに、憧れるようになってきた。
豊かな人間関係へのうらやましさや、すでに失った時間の悲しさも、色濃くなってきているように思う。


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私は、悔しさを感じる自分にまだ慣れていない。
そして、できるようになる自分も、まだよく知らない。

私が慣れているのは、「どうせできない」「だらしない」「この程度でもしかたない」自分。
自分をごまかしたり甘やかしたりすれば、簡単にこの「知っている(=安心)」状態に戻れてしまう…。


私は、この快適さに浸っていてはいけない。
何もせずにあきらめるなんて、もったいない。


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そのためにやっていくのは、「型にのっとって練習」をすること。
日々の習慣を変えていくこと。

おぼろげなイメージと今の自分との差は何なのかを、考えていくこと。


しまりの悪い蛇口から、絞りきれていない雑巾から、ボタボタと漏れ出ているような時間をかき集めていくこと。
そして、自分のために大切に使うこと。



私は今、こんなふうにできない。

でも、できるようになりたい。
だから、練習する。



質問[2]
あなたの目標......「夢をかなえる」は、何でしょう。



私は、自分のために努力する自分でありたい。
これが、いまの自分の素直で切実な願いだと感じる。




タイトルはじまり目印

S. H. さん(40代以上/東京都よりご参加)



タイトル下の線

質問[1]
今回のワークショップに参加することで、あなたは、何を発見しましたか?
気づいたことや、意識が変化したことは、何でしょう。



私は今回のワークショップで、今無いものをピックアップし、足りないものを補っていく、それが「出来る」ということであり、「夢を叶える」ことだと学んだ。
また、楽しい、誇りが持てる、成果が出る、こういうことがコンフォートゾーンだとも学び、私は本当の意味を履き違えていたのだなとも思った。


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私は、5年後、10年後、ましてや20年後のことが全く想像できず、長い間足踏みをしていたように思う。


理由は2つあって、1つ目はやり方を教わっても自分のコンフォートゾーンを壊せなかったことや、教わっただけで実行していなかったこと。
2つ目は10年、20年先のことは、考えても意味がないのだろうとどこかで思っていたからだ。

私は長くて5年なのだな、とずっと思い込んでいた。
でも大きく体調が悪くなる気配もない。そして、どんどん自分は出来ることや新しい知識、充実した時間、体験が増えていく。

それに伴って、やりたいことや成し遂げたいことも湧いてくる。
止めたくても止められないし、そのままでいようとしても、自然と先へ進みたくなるし、進んでいく。


私は、これから世界がどうなっていっても、自分の身体に何が起こっても、それでもいつも成長を止めたくはないし、その先の景色を自分と一緒に見ていきたい。
そういう人生を送っていきたいと思った。



質問[2]
あなたの目標......「夢をかなえる」は、何でしょう。



それぞれに細かな思いはありますが、将来欲しくて、今無いものや足りないももの。


・小さな畑、小さな家、自然豊かな場所
・正しい境界線を持ち合わせていること

・自分の好きで得意なことで生活が賄えるスキル
・地方で暮らしていけるスキル

・コミュニケーションスキル
・時間習慣のスキル

・情報をとるスキル
・だまされないスキル
・今あるもので美味しく料理を作るスキル


上記のものを手にいれるために、今やることはたくさんある。
失敗して泣くことは多々あっても、泣き言を言って感傷に浸っている時間は全然ないなと思う。

私は、人生を堂々と楽しみ、勉強し、成長したい。
そんな風に年を重ねていきたい。

タイトルはじまり目印

S. Y. さん(30代/富山県よりご参加)



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質問[1]
今回のワークショップに参加することで、あなたは、何を発見しましたか?
気づいたことや、意識が変化したことは、何でしょう。



前回の「まずはやってみる」の回では、5〜10年先をイメージする練習をした。
今回はさらに飛んで、20年先のイメージをやってみた。


まず、20年後の年齢を書いてみる。
私は、苦労しているせいか、精神的に老け込んでしまっているようだ。

20年後の自分の年齢に対して、あまり違和感を覚えない。もうすでにそのくらいの年齢になっているような感覚になる。
ここまでのたった10年の間に、人生ステージの大きな変化を、大量に経験する羽目になったからかもしれない。


現在の自分の年齢を見直したときに、ハッとする。
「もうこんなに年をとってしまった、もう遅い」と、さんざん思い込んできたけれども、自己イメージの自分よりも、実際の自分はまだ若いのだと気付かされた。

20年後の自分まで、あと20年もあるのか!! と、言葉にすると当たり前のことに、驚いた。


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かつての私は、「とりあえず子どもが巣立つまでの20年はこのままの状態でしのいで、その後に動き出そう」と考えていた。
その惰性的な人生計画を打破し、動いてみたあとの自分だからこう言える。

「20年動かなかったら、それで人生ほぼ終わる」


そして、そういう人生になることも、十分にありえた。
以前の生活も、それなりにやることは多く忙しくしていたし、自分ひとりでは、どこに変革の隙間を見い出せばいいのかすら、検討もつかなかった。

とりあえず、一歩動いてみてから、この先20年という時間を見渡すと、まだまだこれからも変化していけるように感じられた。
逆に、「どうやって20年も、かつての生活を維持できると考えていたのだろう」と、不思議にすら感じられる。


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イメージするにあたって、「そんな何年も先のこと、わからないよ」といつも思う。
それでも、集中してチェアワークをしてみると、おぼろげながらでもイメージは湧いてくる。

私なりの健康さの中にあること。

それは、ギラギラしたものではない。
それをイメージしたときに、なにか駆り立てられるような興奮も覚えない。

ただ、その中にいると、余分な力が抜けて、自然と身体が躍るような感覚だ。


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今回のワークショップでの大きな発見は、「逆算」という考え方だ。

このイメージと今を比べたときに、足りないものを考える。
それを補うことが、これからやるべきこと。

言われてみれば、とてもシンプルな話だ。
なのに、私はそんな考え方をしたことがなかった。


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そもそも、この身体から湧いてくるイメージを持てなければ、「逆算」という発想にも至れない。

「足りないものを補う」という作業そのものは、今までさんざんやってきたことだ。
ただ、それはいったい、何と比べて足りないのか? という問いがなかった。

世間の流布する幸福のイメージを、自分のもののように刷り込んで、ひたすら足りないものを補ってきた。


違う。

それは、「足りないもの」ではなく、「いらないもの」だった。
比べるのは、誰かの提案する幸福ではなく、自分の身体と心が求める幸福と、現状を比べるのだ。


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誰かの提案する幸福に向かっても、いっこうに幸せにならない。
比べるほど、苦しくなる。進むためのエネルギーが枯渇する。

私の幸福に向かうとき、一歩ずつ、確実に幸せを味わうことができる。
だから、目標と比べて、まだ至らない状態でも、とても楽しい。


20年後にどうなっているかわからなくても、私は私の20年後の幸福に向けて積み上げていく。

それは道半ばになっても構わない。
その過程を楽しんでいく。



質問[2]
あなたの目標......「夢をかなえる」は、何でしょう。



・5年分の年間表を作り、見渡した。「長いようで、あっという間」というイメージを「見える化」して掴んだ。

・ビジョンをもとに、とりかかるべき仕事の優先順位を、自分なりの仮説を持って選択できるようになった。
・具体的に仕事の準備を進めた。

・赤しそを揉んで、梅干しに漬け込んだ。
・好ましいと思っていた人間関係の一つに、違和感を覚え、断捨離する方向で考えた。

・自分で選択するための勉強の時間をとり、納得して選択をした。
・適度な時間のペースを感じながら過ごした。

・子どもと手仕事を楽しんだ。楽しむのに高いお金はかからないことを改めて知った。

・子どもの夏休みの計画を一緒に立てた。見通しが立って、私の漠然とした不安が解消した。子どもも「すごくスッキリした!」と話していた。自分が学んでいる時間のトレーニングを、少しでも子どもに伝えることができて嬉しい。