2025.11月開催 「インナーチャイルド・ワークショップ(後期日程)」ことのいとクラス

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タイトルはじまり目印

S. H. さん(40代以上/岩手県よりご参加) ことのいとクラス



タイトル下の線


私は、今からでも、生命として埋まっていない部分を埋めていかなければいけない。


大人をやりながら、信頼の土台を厚くしていく。
大人をやりながら、思春期も生きる。

このことに今、絶望と希望の両方を感じるように思う。


実年齢を思えば、へんてこでちぐはぐな感じに襲われる。
この先、「今さら…」と何度も思うことになるのだろう。

けれど、本来の自然な順序に沿って土台を重ねていく以外に、私が命の実感をもって生きられる道は、おそらく無いのだろう。
現に、数年前に比べればはるかに「生きている感じ」がする自分が、ここにいる。


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今回、「正常な思春期の要素」の一つひとつが、自分により距離が近いものとして感じられてきたように思ったことが、大きな発見だった。

たとえば、親離れ、孤独、職業の選択…。
とっくに終えているはずのテーマの気配を、ようやく自分のこととして感じ始めている。

そしてそもそも、本来の思春期に入るためには、その前の健康な「学童前期」「学童期」が必要だったのだ。


私は、(独立した、他の誰でもない)この私である、ということ。
私は、(自分で感じることも、望むことも、選ぶことも)できるし、そうしてもいいのだということ。

今ならば、そんなこと当たり前じゃないか、と思えるが、それは後付けで学んできたからこそ。
本来は、学童前期や学童期のテーマとして、さまざまな体験や人との関わりから自然と身に着けていくはずだった。


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自分が自分の存在を感じられる。
自分の可能性を信じられ、もっと広げたいと思える。人と関わっていくことを学ぶ。

この時期に体験して学ぶことが、後に続く思春期の土台としてどれだけ大切なことか。
年齢とともに成長するということが、どれだけ貴いことか。

改めて、自分に欠けていたものの大きさを思い知らされる。


私はいったい、どれほどの時間や機会を失ってきているだろう。
悲しさ、悔しさ、という言葉では、もはや足りない。

私は、嘆くことばかりに時間を費やすわけにもいかない。
今の自分、これからの自分が幸せに生きることに、時間を使っていきたいのだ。


文節区切りの線


小さな私は、助けを求めていた。
もっと楽しみたかったし、冒険してみたかった。

納得がいっていないことも山ほどある。
私の声をきいて、と訴えていた。


大人の私が、大丈夫、と応じる。
私が、助けるから。私が、守るから。これから、一緒にやってみよう。


文節区切りの線


振り返ると、そう答えた自分に、思いのほか頼もしさを感じる。

けっして強がりというわけではなかったと思う。
自分が自分のためにそうしたいという、正直な気持ちだった。


これが、自分との信頼関係が深まっているということであれば、素直にうれしい。


私はこうして、大切な存在(私)との対話を続けていこうと思う。

私は、何が好きで、何をしていきたいのか。
これから、どのように生きていきたいのか。

この先を豊かに幸せに生きるために、私は私を、もっと知りたい。



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