2021.11-2022.2月開催 「ONSA Web. WORKSHOP(2)コース2/STEP.1(前期日程)」べにしゅすらんクラス

画像
タイトルはじまり目印

M. S. さん(40代以上/兵庫県よりご参加) べにしゅすらんクラス



タイトル下の線


このコースが始まった11月、2022年の新しい手帳に書いたこと。
それを今年はやっていけるのだろうか、そういう年にわたしはしていけるのだろうか、大きな振動があった年末年始を挟んだこのコースでした。

その余波はまだきている。
手帳やコース内で書いたわたしの好きなことや興味のあることは、「そんなことしている場合ではないのだろうか」とも見えたし、一瞬滑稽にすら思えてしまった時間もあった。


だけど、今、わたしは、それを大事にしたいと強く思う。

そういうことが安心してやっていける毎日がいい、わたしの好きなことや興味のあることはぜんぜん可笑しくもなんともないし、何かと比べて(例えば権威のあるやり方と比べて)過小評価されることでもない、それが脅かされることには断固して反対だ。


自分の大切なことを自分が大切にする、それをやっていくことが自分を主張していることじゃないかな。
そう思うようになってきています。

それらの中身が、今までやってきたことと同じ仕組みのように思う。
今までやってきたことは活きているのだとも思えました。


文節区切りの線

怜悧さのあるやり方や考え方の前では、自分のものがとても揺らぐことがある。
それは、確かにわたしには不器用さが元来あるからだと思う。

自分の甘さは認めます。
けれども、怜悧で心のないことに、わたしの大切なものを揺さぶられるわけにはいかない。

そう強く思っています。
その想いのまま、また次へと歩みたいと思います。




タイトルはじまり目印

A. S. さん(30代/新潟県よりご参加) べにしゅすらんクラス



タイトル下の線


今回のコースで、自分が共依存者であることをはっきりと自覚した。
ONSA の紹介文を読んでも、強烈な第3週の共依存者の一生を読んでも、「いやいや、自分はそこまでではないよ」と思っていたことが、自分の実体験と丁寧にすり合わせていくことで、「これは、自分のことなのだ」と少しずつ感じてきた。


文節区切りの線

第11週のあたりで、前職の上司から提案された仕事の一部を(自分の生活に無理が出ない範囲で)引き受ける旨のメールを送ったところ、「大変申し上げにくいのですが、あなたの示した条件では正直難しいです。もう少し家庭状況が落ち着いて、確実にできる範囲がせめて週1回でも増えてきたら検討します。また、4月からの人事は確定しているので、今からでは遅いです。」とお返事が返ってきた。

決して冷たい文面ではなかったし、相手なりに配慮してくれていることは伝わってきた。
それでも私は少しがっかりしていた。

前職に対して好きだと感じる気持ちは、今回のコースで丁寧に感じて、その上で返事をした。
相手の方が人手不足であることは間違いないので、前向きに返事をいただけるかなと楽観視していた自分が、甘かったかなと思う。

返事の期限を尋ねるメールをこちらから送ったまま、先方から連絡が来なくなったので、私も無期限に悩んでしまったところはある。
マイペースすぎたか。遅かったか…。


文節区切りの線

それと同時に、相手から(完全な拒絶ではないものの)断られて、もう自分はそこに戻れなくなるかもしれないのだと思うと、自分の中にぽっかりと穴が空いたような感覚で、今度はしがみつきたくなるような気持ちが襲ってきた。

「自分の都合でわがまま言ってごめんなさい。私、がんばりますから。みんなと同じように働けるようになんとかしますから、ここに居させてください」と言いたくなるような気持ちだった。


去年の今頃は、ブラックな側面のある前職に戻りたくなくて、どうしたらいいかと考えていたのに、いざ相手から断られるとしがみつきたくなる。
これって、DVパートナーから離れられない人とまったく同じ心理じゃないか、と愕然としていた。

私はこれまで、共依存者とはアルコール依存症者の妻など、かなり劣悪な環境に置かれている人を想像していた。
私は立場が違えど心理としては同じようなことをやっていたに過ぎないということに気付かされた。


文節区切りの線

前職への返事は、ここ1年くらいずっと心の中にあった懸案事項であり、それが急にぽこっとなくなってしまうと、空いた穴を塞がなければならないような不安定な気持ちになる。ああ、これが私の空っぽさなのか、と、今までで一番、強く自覚した。

この空虚感は、ONSA とつながっていなければ、まず耐えられなかったと思う。
それ以前に、空虚感だと気づきもしなかったかもしれないし、空虚感を無意識に避けて詰め込んで感じないようにしていたかもしれない。

前職からの返事から来たその日の夜から、子供が発熱し、それが落ち着いたら兄の退院手伝いがあり、疲労し、それを癒やし、怒涛の12週目が過ぎてなんとか今週にたどり着いた。
(提出が遅れてごめんなさい)


文節区切りの線

子どもが発熱してくれたおかげで忙しくなり、私が空虚感を感じる時間は長引かなかった。
ただ、この空虚感の埋め方は、続けてはいけないものだと強く感じている。

他人で埋めてはいけないのだと。子どもであっても。
そんなしがみつきかたをしたら、子どもが自立できなくなる。それは避けたい。

とりあえずこの春からも、前職には戻らず今の生活を続けることが決まった。
空虚を感じたら即座に、自分自身の穴を埋める時間に使いたい。
それを習慣として続けたい。そう決意している。


文節区切りの線

自分の足跡を読み返すと、夫との関係はみるみる改善している。
私が「私は」の意見を伝えられるようになったことで、夫が行動を見直してくれたこともあった。

夫と意見が合わないときは、それはそれでよしと思うように私も変わった。
私の気持ちや意見をうまく伝えられなくてモヤモヤすることが減った。
『未来日記』やこの場で、いったん言語化しておくということが、すごく有効であると実感している。


気づけば、母との距離は、3ヶ月前に比べてかなり離れていた。
3ヶ月前は毎週のように会っていたのだが、今年に入ってからはまだ2〜3回くらい。
ご時世と大雪で母が外出しなくなったことが大きい。それだけではなく私の方の変化も大きいと感じている。

ONSA のワークをやっていなかったら、空虚を埋めるために私の方から母に声をかけて外出に誘っていたかもしれない。
私から送る原家族へのメールもだんだん少なくなってきた。いい感じだ。
だんだん自分に集中できている変化を感じる。


| ONSA WORKSHOP は「回復者」が「主催者」のワークショップ

ONSA WORKSHOP は、「体験者」であり「回復者」が主催者のワークショップ。
実際に回復(リカバー)した者が主催であるため、現実的・実践的な内容が特徴です。

「その状況も気持ちも、"体験して" "知っている"」
詳しい略歴は、私たちの想い | 運営者情報からもお読みいただけます。