『光の航跡』| パンフレットが仕上がりました。強いメッセージの表面シェア

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「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。


標題の件、書籍『光の航跡』のパンフレットが仕上がりました。
何はともあれ、まずはぜひ、ご覧ください。
パンフレットは体(たい)をあらわすので、書籍のムードが伝わるでしょうか。


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散りばめられているのは、船乗りさんの言葉たち。

言葉が、輝いているでしょ。
これでも、本書の中にちりばめられている言葉の、ほんの一部です。





私は、船乗りという人たちが、心底好きです。

理由は、ふたつ。
……本当は、ふたつ以上あるけれど、まずは、ふたつ。



ひとつ目は、「シーマンシップ」と言われる、強い優しさと、思いやりの感覚。
「朱に染まれば朱くなる」の好例。
そういう環境にずっといると、そうなっちゃうんでしょうね。

礼儀正しくて、レディーファーストで、思いやりと心意気がある。
そんな、彼ら彼女たちの世界観が、とても好きです。



ちなみに、レディーファーストであるぐらいですから、もっとか弱い立場の子どもやご高齢の方々にも、とても優しい。

好きなのは、「そういうプロトコルである」という以上に、現場に、笑顔が咲いているから。
思いやりが、また思いやりを呼んで、笑顔にならない理由がなくなる。



たとえば、1冊目の船の本『たいせつなことは船が教えてくれる』の中に登場してくださった、ご高齢のかわいらしい女性。

彼女のお仕事は、着岸する船に、物品を売りにくること。
船員は、陸の上に、ものを買いにいく時間がない場合が多いので。

「この仕事は、好きだから、やっているの」
「みんな、とても優しいのよ」
「日本人も、外国の方もね、『お母さん、重いでしょ』と言って、運ぶの手伝ってくれるのよ」
「だから、続けられるのよ」


……おっと。ひとつ目だけで、長くなりました。
語りたいことが、山ほどありますね。





好きな理由の、ふたつ目。
それは、船乗りという人たちは基本的に、現実主義者であること。


「生きて、事故なく海を越え、目的地に着く」
「目的地に向かって、ひたすら進む」

こういう生き方の人には、現実主義者が多い気が。
判断を誤ったら、その船は、沈んでしまいますから。

……と、書いても書いても、魅力がつきません。
そのようなわけで、次に、裏面も紹介させてください。