ONSA TAT ( Tapas Acupressure Technique ) セッション 1:TAT ってなんだろう

ONSA TAT セッション
ONSA TAT ( Tapas Acupressure Technique ) セッション 1:TAT ってなんだろう


| 深いレベルで、人生が変わる。
TAT(ティーエーティー)は、新しい「今ここ」をとりもどす技術


「大きな物音がすると、おびえてしまう」
「人の目がこわい」
「過去のトラウマ的な体験が、くりかえし思い出されて怖い」


そのたびにわき上がる、身体の緊張。
足元がすっぽりなくなってしまうような、凍りつくような身体感覚。
目の前がぐるぐる回るような、めまいのするような感覚。
繰り返し、記憶が思い出されてしまうこと。

こんな状態から自由になれたら、人生が変わると思いませんか?

TAT(ティーエーティー)は、それを可能にする技術です。
TAT の技術によって、身体の中に細胞レベルで記憶された「痛みの感覚」と、「今ここ」の感覚が、切り離されるからです。


「今ここ」で繰り返し襲ってくる、痛みの記憶。
この記憶を、TAT の技術によって切り離す。

それによって、「今ここ」を、過去の痛みの繰り返しではなく、新しい「今」にすることができます。


| TAT(ティーエーティ)は、アメリカの研究上・分類上では、心理療法(サイコセラピー)に位置づけられています


TAT(ティーエーティー)は、鍼灸により発見されている「気」「生体エネルギー」の流れを利用した技術です。
人間の身体に備わった仕組みを利用して、「細胞レベルでの記憶」と「感情」の間についた、生きてゆくのに不都合な「やきつき」を切り離します。


TAT とは、Tapas Acupressure Technique の略。
開発者の Tapas Fleming(鍼灸師)の頭文字が冠されています。


TAT は、アメリカでは分類上「サイコセラピー」という分野に分けられています。

サイコセラピー(psychotherapy)とは、日本語訳で「心理療法」を差します。
これは、物理的また化学的手段にたよらず、学習・対話・訓練を通して、症状の回復をはかる理論や技法の体系をさします。

この TAT 、アメリカ合衆国ではすでに、Ph. D(博士号)や M. D.(医学博士号)を有する専門家に、多様に研究されています。
Kaiser Permanente’s Center(アメリカ合衆国・代替療法セクション)による2.1億ドル予算規模の調査によりますと、TATは「プラシーボ(偽薬効果)などによる錯覚ではない」「実際の効果がある」という調査結果が報告されています。

2012年現在、ONSA は、東アジアで唯一 TAT(ティーエーティー)の技術を提供している機関です。また、藤沢優月は2012年現在、東アジアおよび日本で唯一の公認資格所得者(TAT Professional/2013-14)となります。


| TAT(ティーエーティ)は、細胞レベルに記憶された、感情の「やきつき」を切り離すことができる

「トラウマ」とは、何だろう?
「トラウマ」とは、自然治癒力で受け止めきれるレベルを超えた、心の傷のこと


生きる上でとても困るのは、ほぼいつも、過去の記憶に悩まされることです。
「あ〜、また失敗してしまった!」
「どうして私ったら、何度も同じ間違いを……」
普通に生きているだけでも、過去の痛みの記憶に悩まされることは、とても辛い。

ところが、悩まされるレベルが、トラウマレベルの規模となったら、どうなる?

日常レベルの「お悩み」でも、けっこうなお悩み。
トラウマレベルの「お悩み」になると、自分の力で対処困難な、お悩みレベルになる

トラウマ(psychological trauma)とは、日本語訳で「心的外傷」と訳されています。

「心」には、形がありません。
でも私たちは、自分の中に「心」が入っていることは、疑わないでしょう。

「心」が入っていなければ、私たちは
「嬉しい」
「さみしい」
「痛い」
「苦しい」
「しんどい」
「もっと幸せになりたい」
などの気持ちを、感じるわけがないからです。

私たちには「心」が入っているから、「嬉しい」「悲しい」「さみしい」「苦しい」などの感情を感じる。


「心」は、手に取って見ることができません。

でも、ここで仮に、見えない「心」に形があると仮定してみましょう。
たとえば、革でできた、じょうぶなバッグだと想像してください。

日常の中で、このバッグを使っていると、擦れたり、汚れたり、コーヒーのしみがついたりします。
でも、布でふいたり、栄養クリームをすりこんで掃除したりすれば、いい感じに「使い込んだなあ」という雰囲気に、変化してゆきます。

多少粗雑にあつかっても、貫禄がつく程度。
これが、自然な使用状態です。


ところが、この革バッグが、何かの事故で裂けてしまったら……。

中にモノを入れても、中のモノは、裂け目からぼろぼろとこぼれ出てしまいます。
適切に修理をしなければ、バッグとしては、使い物にならなくなってしまいます。


受け止めきれるレベルを超えた心の傷は、不適切に放置されると、痛み続ける


トラウマ(心的外傷)とは、バッグにたとえるなら、日常の想定を越える事件・事故が起こったことで、大きく傷がついたようなもの。

「トラウマ = 心の傷」は、さまざまな「外側」「内側」のできごとにより、引き起こる

革バッグに傷がついた原因は、事故や事件・戦争や災害など、外側の原因かもしれません。
あるいは、いじめや暴言・理不尽な挫折経験など、内側の原因かもしれません。

その傷が、自然治癒力で癒される範囲の規模であれば、傷は自然と目立たなくなってしまいます。

傷は、たしかについたのですが、日常を送るレベルで、気にならなくなる。
出来事が起こったことは、確かに覚えているのですが、日常生活を妨げるほど気にはならない。

ところが、繰り返される暴力や、受け止めきれる規模を超えた痛みなど……。ついた傷が、心の自然な治癒力によって癒される規模を、超えている場合。
それにもかかわらず、適切な治療をされないまま、傷が放置された場合。
その結果、傷(バッグでいえば「裂け目」)が傷のまま残ってしまい、痛みがなおらないままの状態が続きます。


「トラウマ」とは、心についた傷のこと。
心の自然な治癒力を超えてついた、傷のことをさす。

ここでは、革バッグにたとえましたが、話を私たちの「心」に戻して……。

私たちの肉体や精神が、受け止めきれる以上の衝撃をうけたことで、「心」に傷がついた状態をのことを「心的外傷(トラウマ)」と呼びます。
そして、この傷がなおらない/なおさないまま、生きる上で健康とはいえない影響を発している状態を、PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)「心的外傷後ストレス障害」と呼びます。

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスがこころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。
震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。

突然、怖い体験を思い出す、不安や緊張が続く、めまいや頭痛がある、眠れないといった症状が出てきます。
とてもつらい体験によって、誰でも眠れなくなったり食欲がなくなったりするものですが、それが何カ月も続くときは、PTSDの可能性があります。

厚生労働省ウェブサイト:「PTSD」より


強烈な体験が、心の自然治癒力……時間が経てば、時とともに自然と癒えるレベルを、超えてしまった状態。傷が、傷のまま残ってしまい、「怖い」「眠れない」「身体が凍りつく」などの症状をうったえている場合。
これをPTSD(Post Traumatic Stress Disorder)「心的外傷後ストレス障害」と呼びます。

「トラウマ」が、一時的な傷としてではなく、心の自然治癒力の範囲を超えて、半恒常的な傷・大きな傷として残っている場合。
そして、その傷が、さまざまな症状をうったえている場合。
この状態を、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と呼びます。




トラウマ(心的外傷)は、身体レベル・細胞レベルの記憶として、記憶されている
だから、やっかい。


ONSA WORKSHOP では、機能不全家族問題からの回復作業のための、再訓練を提供しています。
機能不全家族問題に巻き込まれた/巻き込まれている方々の中には、

– 幼少から、暴力にさらされてきた
– 現在のパートナーから、DV(ドメスティック・バイオレンス)を受けている
– 暴言・言葉による虐待を受けている
– 性暴力の被害にあった

多くの方が、複合的な問題を抱えています。
また、そのような状況下に置かれている大多数の方が、身体レベル・細胞レベルでの、繰り返し襲ってくる「痛みの記憶」に悩まされています。

「機能不全家族問題」に巻き込まれた多くの方が、身体レベル・細胞レベルで繰り返し襲ってくる「痛みの記憶」になやまされている。

この「痛みの記憶」は、過去のものであると同時に、「今ここ」の中で、繰り返し再現されています。
つまり、何か新しいことをしようとしたり、新しい環境に進もうとしたり、前向きな一歩を踏み出そうとすると、

「こんなことをして、大丈夫だろうか」
「また、ひどいことを言われたりしないだろうか」
「また、ひどい目に遭わないだろうか」

反射的に、細胞レベルでの痛みがよみがえり、文字通り「凍りつく」ような身体感覚を味わいます。


身体レベル・細胞レベルの「痛みの記憶」は、過去の記憶の中だけでなく、「今ここ」でも、繰り返し再現されている。

こんな、過去の否定的な記憶の影響に悩まされる時、よく観察すると、身体の反応をともなっています。

「足元がふわふわする、地面がどこだか分からない」
「全身が凍ってしまう」

強い感情が再体験・追体験され、あたかも「今ここ」で、その出来事が起こっているように感じてしまいます。

つまり、「身体レベル・細胞レベルの記憶」と「今ここ」が、不適切に結びついている状態が、引き起こされています。
その状態が、変わろうとする・変わりたい私を、過去の痛みに引っぱりもどします。

身体レベル・細胞レベルの「痛みの記憶」は、「変わりたい」と前を向く私を、過去の痛みの中に引っぱりもどす。

出来事が起こったことは、たしかに覚えています。
でもその記憶が、「身体レベル・細胞レベル」の痛みを呼び起こすことが、なくなります


- 過去のつらい出来事の記憶
– それにまつわる強い感情/痛み
– 凍りつく感覚・痛み・恐怖などの身体反応

これらが、無意識の中で、つながっている。
どうがんばっても「意識的に」切り離すことができない。

これは、健康な日常生活を送る上で、大問題となります。


機能不全家族に生まれた皆さまが、新しくて健康な人生経験の一歩を踏み出そうとする時。

それは、ただでさえ、今まで試したことのない経験の連続となります。
緊張する、うまくできない、不安を覚える……。

それだけでも、じゅうぶん大変な経験。
しかし、それに加えて
「虐待を受けた経験が、繰り返しよみがえってくる」
「暴力を受けた恐怖が、どうやっても忘れられない」

こんな症状に悩まされていたら、新しい一歩に、集中するどころではありません。
それどころか、過去の痛みから脱出すること自体が、一生のテーマとなってしまいます。

TATは、この問題の具体的な解決になり得ます。

従来対処が難しいとされていた、

- 過去のつらい出来事の記憶
– それにまつわる強い感情/痛み
– 凍りつく感覚・痛み・恐怖などの身体反応

これらの間の不適切なつながりを、切り離します。

鍼灸の知識を応用した、科学的/化学的な身体の仕組みと、心理学の仕組みの両方を使って、身体レベル・細胞レベルの痛みの記憶を切り離します。

TAT の技術を使うと、身体レベル・細胞レベルの「痛みの記憶」が、過去のものとなる。
「今ここ」の感覚から、切り離される。

どういう状態になるかというと、このような状態になります。

「過去に、つらい出来事があったことは、記憶にある。しっかりと覚えている」
「しかし、もうその出来事に、引っ張られない。思い出しても、痛みや恐怖を感じない」
「思い出しても、めまいがしたり、身体が凍りついたりしない」
「その出来事は、『過去のこと』になった」
「『今ここ』で不安や恐怖を覚えても、そのことは、過去の出来事とは別のことだと、全身の感覚で理解できる」


過去の出来事のことは、しっかりと覚えています。
しかしその出来事はもはや、「今ここ」に繰り返し、痛みをもって再現されない。

身体レベル・細胞レベルの「痛み」の記憶から、私は解放された。

トラウマによって、不適切に結びついた、過去の記憶と、痛みの感覚。
これらが TAT の技術で「切り離される」ことによって、過去は、過去になります。


TAT の技術は、「過去」を「過去」とすることができる。

革バッグには、たしかに事故が起こり、裂けました。
しかし、適切な修理をほどこされたため、モノがこぼれ落ちたりすることは、なくなりました。

革バッグについた傷は、過去に事故が起こったことが、事実であったことを、物語っています。

しかしそれは、過去のこと。
「今ここ」の毎日には、もはや、影響がありません。


| ONSA TAT セッション
TAT を実際にお受けになった方の、ご感想


「それは、過去のことになった」


実際に TAT をご体験された方の言葉で、この体験を語っていただきましょう。
以下は、実際に「ONSA TAT セッション」にご参加された方の、ご感想の抜粋です。

「過去」は、「過去」のものとなった。

- 過去は過去、今度は今ある人生を大切にしようと思えるようになってきたこと。
未来を見つめれるようになってきたこと。
どんな自分であっても、いい意味で、もういいやと思えるようになりました。



- いらないものを取っていく感じの出来事であり、感覚が大きく変わりました。
うまく言葉にできないのですが、いらないものを持ちながら歩いていた人がいらないものを持っていることに気づき、降ろし、あら軽いわ~と思ったら、景色が変わったって感じです。



- (今までが)時間の無駄だった……の一言に尽きます。
私にとっては人生が大きく変わってしまうほどの重大な出来事に遭遇してしまいました。
それに完全にトラウマが消えてなくなった訳でもありません。
でも、そのことに捕らわれて生きていくことをやめました。そして、一人、心閉ざして生きてきた時間がとてももったいないと思うようになりました。

TAT を受ける前は、表面上の問題は解決できたけど、そのあとに残った傷が痛くてしょうがなくてつらい日々でした。TAT を受けた今ではその傷の痛みも和らいできているし、日に日に薄らいでいく気がします。
でも実は TAT を受けてみて、正直、自分に何が起こったかのかがよくわかりません。



- 感じ方が変わった。
つらくて飲み込まれそうな感覚から、ただしいポジションに戻ったと思う。

強い自己否定感から解放された。
子どもに戻ったような不思議な気持ち。

人生を取り戻した気がする。



- TAT セッション後は、過去は過去だと認識できるようになったのだと思います。
今までは、辛かった過去に影響されて生きてきたけれど、過去は過去、今は今というふうな区切りがついたように思います。



- 過去にあった事は変わらないけど、ずっとぐるぐる考えてしまっていた事が、気にならなくなりました。
考え方が、「何とかなるさ」という感じになったみたいで、良い意味で楽天的になったと思います。

ずっともやもやと私の中にあったものと、さよなら出来たので、気持ちが楽になりました。
今となっては、何であんなにこだわって悩んでいたんだろう? という感じがします。



- TAT だけでなく、ワークショップ(ONSA WORKSHOP での再訓練)の過程も含めて、自分の人生を自分が生きているという感覚をもつことができるようになりました。
過去は変わらないし、なくならないし、自分の人生は順風満帆だという認識にがらっと変わったわけじゃありません。
あーあと自分の人生に起こったことを残念に思う気持ちもあります。

だけど、絶望しなくなりました。
自分の人生はもうどうにもならないんだって思わなくなりました。
今の現実でつらいこともそれなりにありますが、自分で現実を変えていく力を自分がもっていると感じることができています。



あなたも、「過去」を「過去」にすることができます。
「先を進む仲間」が、あなたに残すメッセージをどうぞ


以下は、PAY FORWARD(ご参加者のご感想)へのリンクとなります。
実際に TAT をご経験された方が、どのような言葉でこの体験を語っているのか、もっと詳しく聞くことができます。

あなたも、「過去」を、「過去」とすることができる。

ご参加者からのご感想を、もっと読む 
ONSA TAT(ティーエーティ) session ご参加者のご感想へ >>

あなたも、「過去」を「過去」にすることができます。

TAT はサイコセラピー……つまり、科学療法。
奇跡や、魔法の類いではありません。

つまりそれは、言葉をかえれば「誰にでも効きうる」ということ。
もちろん、あなたにもです。



| TAT にできること。そして、できないこと。
できる・できないを理解して、回復に役立てる


TAT にできること:
「過去の記憶」と「痛み」の不適切でがんこな結びつきを、切り離します


TAT をひとことであらわすなら、時間の近道(ショートカット)。

繰り返し襲ってくる、過去に由来する痛み。
その痛みが、自然の力のみで癒されるには、長い年月がかかってしまうかもしれません。

トラウマ的な大きな痛みは、自然の力で癒えるまでに、果てしない時間がかかる。

特に、虐待などによって負った、深刻な痛みが癒えるまで。
それには、「人の一生」というほど、長い時間がかかる場合もあるでしょう。

それでは、人生を本当の意味で「生きる」間もなく、一生が終わってしまいます。
そのような理不尽さでは、痛みを受けた側は、痛みを乗り越えるために努力する動機すら、見つけられないかもしれません。


TAT は、科学の力で、時間を近道(ショートカット)します。

たとえ、理不尽な痛みを追ったとしても。
痛みを癒した向こうに、本当の意味で「生きる」ための時間が残っていることは、希望です。

痛みを癒し、つらい経験を乗り越える。
その先に、本当に「生きる」ための時間が残っていることは、希望。


TAT にできること:
人の身体に本来備わっている、自然のしくみを利用して、記憶の不適切な「焼きつき」を切る


TAT は、東洋医学の鍼灸でいうところの「つぼ(=身体のエネルギースポット)」を利用した、サイコセラピーの技術。

TAT では、記憶と結びついている「つぼ」を利用します。
この「つぼ」に刺激を与えながら、言葉による信号を、無意識レベルに送り込むのです。
この技法により、「痛みの記憶」と「痛みの身体感覚」を切り離します。

身体に自然と備わっている、「つぼ(=身体のエネルギースポット)」。
身体の自然のしくみをうまく利用することで、「痛みの記憶」と「痛みの身体感覚」を切り離すのが、TAT の技術。


TAT に、できないこと:
必要な働きかけなしに、状況を、魔法のように好転させること


TAT にできないことは、「TAT にできること」以外のすべてです。

スポーツに、たとえてみます。
たとえば TAT では、骨折事故の恐怖や、痛みの記憶、その時の身体感覚を癒すことができます。

過去を思い出すたび、繰り返しやってくる恐怖や痛みの記憶を、身体感覚から切り離すことができます。
これらの出来事を思い出しても、もはや感情が不適切に「引っ張られない」ようにすることが可能です。

「ああ、これは確かに起こった。でももう、終わったことなのだ」
そんなふうに、過去を「過去」にすることができるのが、TAT の技術。


一方で、TAT は骨をくっつけたり、腹筋背筋を強化したり、驚異的なタイムをたたき出したりすることは、できません。
骨は、医療技術に頼りながら、くっつける必要があります。
手術を受ける必要が、生じるかもしれません。

腹筋背筋は、トレーニングをすることで、強化することができます。
タイムは、適切な練習を繰り返すことで、たたき出されます。

TAT は、練習・再訓練の精神的負担を軽くしてくれるが、その代替にはならない。

TAT は「過去の事故で、タイムが伸びなかったらどうしよう」という、不適切な記憶の焼きつきを、切り離すことができます。
痛みの記憶から解放されることで、心が軽くなり、結果的にタイムが伸びるかもしれません。

でも、タイムが上がるのは、あくまで練習の結果。
TAT は、練習の代わりにはなりません。


機能不全家族問題においても、同じことがいえます。
TAT は、機能不全家族問題によって生じた、さまざまな痛みの記憶を、切り離すことができます。
そのことで、状況から立ち上がってゆくための時間を、ショートカット(短縮)することができます。

しかしながら、機能不全家族問題から距離を取るために、引っ越しをしたり、職をさがしたり、新しいライフスキルを身につけたりするのは、あなたの役目。
TAT はそれらを、魔法のように起こすことはできません。

みずからの現実努力なしに、問題に消えてもらいたい。あるいは、訓練や練習をしていないことでも、パッとできるようになりたい。そのように空想している人には、TAT はおそらく、役に立ちません。
そのようなことを引き起こすことは、現実には、できないからです。

しかしながら、本気でトラウマから解放されたいと願い、必要な準備をする用意のある方には、TAT は多大な貢献ができます。
旧来のやり方では、おそらく何十年もかかるような働きかけを、たった数回のセッションで、行うことができるからです。


TAT は、従来のやり方では長い時間がかかる働きかけを、「時短」してくれる技術。
それによって生まれた時間は、本当に「生きる」ための時間にすることができる。




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