[ ONSA 通信 ]の続き | 例の、森のキノコの掃除の件

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時間と心がテーマ、藤沢優月(文筆業)です。
[ ONSA 通信 ]2025年6月1日(ついたち)号の、続きです。


本編の[ ONSA 通信 ]のほうで、お話ししました。
路上で、森のキノコを売っている人から、はじめてキノコを買ったと。


本編の話は、ここで終わるのですが、……いや。
キノコの正念場は、ここからです。





あらためましてとなりますが、私は、秋田県出身。
きのこ自慢のおじいちゃん・おばあちゃんたちが、山から直接採って、売っているような県の出身です。

山から来たきのこは、ほんとうに、おいしいのですよ。


もちろん、栽培のしいたけや舞茸、エリンギも貴重。
きのこは、うっかりしたら、死ぬ可能性もありますから。

だから、栽培がふんだんにあることは、ありがたい話。
安全なきのこが、たっぷり食べられる日本は、天国です。





そして、欧州著者地方(= 私は現在欧州に居住)はといえば、森のキノコの有名地。
ですが、ふだん使いの栽培キノコは、絶望的な状況です。

白いマッシュルーム(栽培)と、茶色のマッシュルーム(栽培)。
おおむね、これだけ。


ちなみに、しいたけやえのき、エリンギも、特殊なお店に行けば売っています。
1パック1,000円ぐらいしますが。


このようなわけで、キノコライフは、秋のシーズンまで待つしかありません。





当然、キノコ禁断症状です。
ですが、そんな今週。

道を歩いていると、……あれっ!?
道端で、キノコを売っている人が。



旬のチェリーや、出始めの桃。
きゅうりやトマトも売っていますが、その脇で、ざるに入ったキノコも、売られています。

いかにも、昨日山から採ってきました、という感じ。
どうしてわかるかというと、キノコと草が、ざるの中で、一体化しているので。





もちろん、買いましたとも。
言葉が通じなくとも、絶対に買ってやるという意気込み。

(ちなみに、この態度が、外国語上達の重要なポイント)


念のため、同じアパートの人に、
「このキノコを食べたら、死ぬ可能性はあるでしょうか」
と聞きましたら、笑っていたので大丈夫。


そうなりましたら、次は、キノコの掃除。

実は、キノコブラシを持っています。
以前、北欧に出かけた時、必要もないのに、ジャケ買いしてしまった品。

それがまさか、ほんとうに活躍する日が来るとは。






ちょっと、縦に長い画像になりますが、ご紹介します。

草まみれなのですが、クローバーなども入っている。



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クローバーと、活躍することになったキノコブラシ

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マッシュルーム以外のキノコが、沁みました。作った人特権。つまみ喰い






欧州著者地方は、秋になると、ポルチーニも採れるそう。
他にも、香り高い森のキノコが、山ほど採れる場所。



幾度も、思い出されます。

私たちはどのみち、自然から離れては、生きてゆけない。
命を生かしてくれているのは、自然。


自然を無視しては、豊かには、生きられない。
そのことを、とりわけ強く感じた出来事。




それでは、あなた様も、素敵な1日を。
また、お会いします。