[ ONSA 通信 ]の続き | 欧州著者地方の、カフェ店員の青年

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時間と命がメインテーマ、文筆業・藤沢優月です。
欧州の歴史ある街から、メッセージをお届けしています。


私は、欧州のとある地方に住んでおりまして、それは、いわゆる「西欧」ではないエリア。
フランスやイギリスとは、近くありません。

この欧州著者地方で、こんなことがありましたよ。





その日は、カフェにランチをお任せし、私は、仕事に集中。
メニューは、自家製スープと、普通のパンです。


私の住んでいる地域は、小麦の産地。

小麦粉は、真っ白ではなく、どこで買っても、普通のパンが美味しい。
なんというか、滋養味があります。

そして、このパンには、地元産バターの組み合わせが合う。
ミルク感がどっしりとあるバターは、最高なのです。





というわけで、パンとスープを注文。
でも、パンが来るならやっぱりバターよね……ということで、追加で「バターをお願いします」とオーダー。

ですがここで、「待てよ」と停止する私。


カフェで出てくる、これ。
それは、ほんとうに「バター」なのか。

いつも、自宅で食べているのと同じ、バターと考えていいのか。






わからなかったら、聞くに限ります。
そのようなわけで、カフェ店員・20代ぐらいの青年に、尋ねます。

「ええと……これは、バターですか?」


すると彼は、一瞬で状況を察したよう。

「そう。これはバター。地元産100%のバターだよ。マーガリンとか、そういう類じゃない」





私はここで、バター・マーガリン論争を繰り広げたくない。
そうではなく、これが言いたいです。


私が今、住んでいる国。
ここでは、20代の男の子でも、バターとマーガリンの違いを知っている。

20代の、どこにでもいそうな、普通の男の子が。






私たち日本人は、いろいろなことを知っている。

たとえば、全世界の SNS の送受信のけっこうが、日本人によって行われている。
さまざまなライフハックは、多分、世界一知っているでしょう。


でも、もしかしたら、命の土台に直結することは、案外、知らないかもしれない。
けれど、ほんとうはそれが、大事なものかもしれない。

とても、とても。



こんなことを、ふと想った、夏の昼下がり。
彼はどこで、これを学んできたのかと、想像を巡らせます。……おばあちゃんが、教えてくれたのかな。


それでは、また。
また、メッセージを書きに来ます。