運営方針と運営哲学 | 02 | 言葉にし難い、不思議な違和感

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運営方針と運営哲学 | PHILOSOPHY

ご縁をいただき、ありがとうございます。藤沢優月ならびに ONSA が関わる書籍やワークショップは、以下の運営哲学によりつくられています。


ご縁をいただくのは、「しっかり者」のお客様



ところで、せっかくご縁をいただいたのですから、もう少しだけ、話を深めたいです。
もしかしたら、先の時間を変えてしまうような、話になるかもしれないからです。


あらためまして、著者の書籍はじめ、ONSA にご縁をいただく方々は、以下のような方が多いです。
あなたもきっと、そのようなお一人かもしれません。


いちばんに言えることは、まじめで、心根の優しい方ばかりということ。

たとえば人生には、さまざまなライフステージがあります。
受験、進学、就職活動。社会人として、コツコツと訓練を積む......。
おそらくですが、そのどのステージも、自分なりに努力を重ねてきた方とお見受けしています。

「責任感が強い」と言われることも、傾向かもしれません。
(ご自分では、「そうかな」という程度の認識かも)

困っている人が近くにいれば、つい、手を差し伸べてしまうかも。
仕事は、ひと区切り終わるまで片付けないと、落ち着かないタイプかもしれません。


不思議なことが、起こっているかもしれない



それた横道を、ふたたび、元に戻したいです。
そして、ほんの少しだけ、慣れたフィルターを外して、冷静に見てみたいと思っています。


不思議なことが、起こっていると思いませんか?


もしかして、これをお読みのあなたは、おそらく、
「自分らしく生きたい」
「今、生きている時間は、どこか、自分のものとは違う」
「しっくりこない」
このような感覚を覚えて、いろいろな探しものの、さいちゅうかと想像します。
その結果、選択肢の中のひとつとして、本コンテンツを探し当ててくださったかもしれません。


でも、......おかしいと思われませんでしょうか。


言葉にし難い「違和感」に、つきまとわれているかもしれない



純然たる事実として、あなたような方(以下、あなた)のように、ひたむきでまじめ、他者のことも気遣える人が、たくさんいるわけではない。
所属する会社や社会、あるいは、自身が縁のあるコミュニティを見回していただければ、状況が、冷静に理解できると思います。
最終的に、いつでも縁の下でがんばるのは、あなたでいらっしゃるかもしれません。

加えて、めったに、争いも起こさないでしょう。
争うぐらいなら、あなたのほうが、おそらく折れてきた。

場に溶け込み、人に頼られ、社会的にも、じゅうぶん成立している。
本来なら、向上心を持つことこそあれ、「違和感」を抱く理由は、ないのではないでしょうか。


それなのに、なぜ、ある種の空虚感や「満たされない」という感覚が、ついて回るのか。


この違和感は、何度無視しても、振り切ることができない



しかも、この違和感は、不思議です。
何度振り切ろうとしても、無視することができないのです。

加えて、物心ついた時から、すでにつきまとっていました。

ですが、目に見える問題があるわけでもないし、具体的に名前のつく症状があるわけでもない。
社会的に破綻しておらず、十分成り立っている。そのため、行きどころもない。
たとえばですが、心療内科のような場所をたずねることも、あるいは、宗教・信仰のようなものに答えを求めることも、妙に感じます。


結果、
「私が、まじめすぎるせい」
「考え過ぎのせい」
「もう少し、肩の力を抜いたほうがいい」
「人生、気楽に気楽に」
このような言葉でしか、違和感を説明することが、できていないかもしれません。


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