運営方針と運営哲学 | 04 | 気づいた時には、はじまっていた

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運営方針と運営哲学 | PHILOSOPHY

ご縁をいただき、ありがとうございます。藤沢優月ならびに ONSA が関わる書籍やワークショップは、以下の運営哲学によりつくられています。


もう一段、深層をのぞいてみる



話がここまで進んできましたので、勇気を出して、もう一歩掘り下げたいです。

これは一般論になりますが、大人である私たちは、社会生活を送っているあいだ、心に蓋をしています。
社会から求められる仮面をつけ、社会性のある人間として、ふるまいます。
それが、一般的な大人のすることですから、あなたもそうしていらっしゃるでしょう。


ですが、その仮面をほんの少しだけゆるめ、心の声を聞こうとすると......。

えも言われぬ感覚に、押し流されそうになるかもしれない。
得体の知れない、違和感の洪水みたいなものが、やってくる感覚。
そのため、急いで蓋を戻し、いつもの日常の中に、戻ろうとしてきたかもしれません。


蓋の向こう側の世界を、言葉で確認すると、それは、こんな感覚であるかもしれないです。


・私は、本当には好かれないだろう
・関心を持たれない
・けっきょく、蚊帳の外
・私は、人生の楽しいことには、参加できない
・私に、よい時はこない
・私に、魅力を感じてくれる人はいない。みんな、私を利用するだけ
・けっきょく、よいことは起こらない
・誰も、私の幸せには興味がない
・私は、透明のような気がする
・私がどうなろうと、誰も興味を持たない
・計算外の存在なのだろう
・黙って奉仕していればいい
・私はこのまま、どこか絶望したまま、朽ち果ててゆくのかもしれない


そう感じる理由は、わからない。
でも、どれほど否定しても、そう感じるのだから、きっと私が、そういう存在であるということだろう。

ところが、いったん認めてしまえば、何かが崩れる。
だから、表面上の生活を忙しくし、これらについて、考える時間が発生しないようにしている。

結果、息をつく暇もないほどの努力と、詰め込み過ぎたスケジュールが、日々を圧迫しているかもしれません。


この感覚を抱いているのは、実は、あなただけではない



ところで、このような状態が、自然発生してくるわけはありません。
必ず、理由がある。
......もちろん、あります。


ONSA(弊社)のラインナップの中に、「PAY FORWARD」「チャレンジのきろく」というコンテンツがあります。
よろしければ、ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。
たくさんの「お仲間さん」の、生のメッセージを読むことができます。


[見る]ONSA WORKSHOP:「PAY FORWARD(ご参加者のご感想)」
[見る]Dream Quest WORKSHOP:「チャレンジのきろく」



この、不思議な空虚感。
感じているのは、実は、あなただけではない。

決して少なくない人が、同じ違和感を覚えているという、事実があります。
しかも、あなたと似た人々......社会的に「しっかり者」で、努力家である人々です。


自分の人生であるのに、自分の人生でない感覚



これは、何が中核になり、起こっている現象なのなのか......。

原因であり仕組みを、ひとことで話すのは難しいです。
それほど簡単なことではないからこそ、ONSA(弊社)ではプログラムを組み、ワークを提供しています。


このような前提で、きわめてシンプルに言うならば、中核は、このようなものであろうと思われます。


・自分がない
(「ない」という以上に、持つことが許されていないような、不思議な感覚)

・結果論として、「他人中心」の人生選択を、無意識のうちに、刻々行っている状況
・刻々の人生選択を、「自分軸」で行なっていない

 → 選んでいるつもりで、自分の価値基準、
   自分の意思で選んでいない

・結果、選択するものがことごとく、自分の幸福につながらない結果に落ち着く

→ 何となく逆算して、誰とも揉めない位置を選んでしまう
  それが「選択すること」であると、無意識に思い込んできた


その生き方は、気づいた時には、すでにはじまっていた



「自分の人生なのに、自分が、自分のために生きていない」
「結果論として、自分の時間(人生)を、他人の都合のために使ってしまっている」
「だから、違和感が止まらない」


当然ながら、虚しくなる。
でも、社会的な形が成り立っているので、気づけない状態になってしまっている。
たとえばですが、会社では、評判がいいでしょう。つきあいだって、「いい人」として好かれたまま、続いてゆきます。

しかもこの生き方、気がついた時には、はじまっていました。
教えられた通りに生きて、今に至ります。
でも、そのやり方で生きれば生きるほど、虚しさだけが、強くなってゆく。

「私はいつ、本音を言っていいのか」
「『私の』人生は、いつから、はじめていいのか」

どのようにして、そうすればいいのか......。


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