
全ワークショップ共通 |
肯定的な「NO」を恐れない
ONSA のワークショップ類にご参加後に、心がけるとうまくゆくことについて、知識をまとめています。
- はじめに
- 1-1 | 「NO」にも2種類ある。なるべく早く、この2つの差に慣れる
- 1-2 | あなたの未来を考えた「NO」は、「肯定的な『NO』」
- 何が私たちの現実をめちゃめちゃにしたか、考えてみる
- 2-1 |「肯定的な『NO』」がなければ、現実が、ますますめちゃめちゃに
- 2-2 |「これ以上傷つかないこと」は、安全な解決策ではないかもしれない
- 2-3 | どのような結果を招いたのか、静かに考えてみる
- 2-4 |「肯定的な『NO』」=「そのやり方は、うまくゆかない」
- 問題にとどまり続ける選択は、最終的に高くつく
- 3-1 | その場しのぎのごまかしは、けっきょく、高くつく
- 3-2 | 人は、本当に必要なことを、心で理解できる
はじめに
Point. 1-1
| 「NO」にも2種類ある。なるべく早く、この2つの差に慣れる
| 「NO」にも2種類ある。なるべく早く、この2つの差に慣れる
「肯定的な『NO』」という言葉は、世間には、ありません。
ONSA WORKSHOP の中で、よく使う用語です。
いわゆる「回復」作業の途中で、慣れるのが難しいかもしれないのが、この「肯定的な『NO』」。
こういった質のものです。
それが、どういった質のものであれ、考えに同意されないというのは、それ自体で、抵抗があるものです。
ONSA WORKSHOP の中で、よく使う用語です。
いわゆる「回復」作業の途中で、慣れるのが難しいかもしれないのが、この「肯定的な『NO』」。
「その考えは、現実をよくするのではなく、現実を害する考えのようなので、勧められない」
「それは、あなたのためにならないので、別のやり方をとった方がいい」
「それは、あなたのためにならないので、別のやり方をとった方がいい」
こういった質のものです。
それが、どういった質のものであれ、考えに同意されないというのは、それ自体で、抵抗があるものです。
Point. 1-2
| あなたの未来を考えた「NO」は、「肯定的な『NO』」
| あなたの未来を考えた「NO」は、「肯定的な『NO』」
いわゆる「回復」作業の、道のりの中、自分の意見に、ぜんぶ同意してもらえるとは、限りません。
別の方法を勧められることも、あるかもしれません。
ペースに関して、助言を受けることが、あるかもしれません。
自分自身では、
「これがいい、これがやりたい!」
と感じていても......。
「その方法は合わないと思う」
「早すぎると思う」
「今は、現実的ではないと思う」
こんなふうに意見されたり、進言されたり、断られるかもしれません。
でもそれは、未来を考えた「NO」。
つまり、理由があって、肯定的な文脈の「NO」です。
別の方法を勧められることも、あるかもしれません。
ペースに関して、助言を受けることが、あるかもしれません。
自分自身では、
「これがいい、これがやりたい!」
と感じていても......。
「その方法は合わないと思う」
「早すぎると思う」
「今は、現実的ではないと思う」
こんなふうに意見されたり、進言されたり、断られるかもしれません。
でもそれは、未来を考えた「NO」。
つまり、理由があって、肯定的な文脈の「NO」です。
何が私たちの現実をめちゃめちゃにしたか、考えてみる
Point. 2-1
| 「肯定的な『NO』」がなければ、現実は、ますますめちゃめちゃに
| 「肯定的な『NO』」がなければ、現実は、ますますめちゃめちゃに
いわゆる「共依存」者にとって、この「肯定的な『NO』」は、とても怖いことのように感じられます。
「NO」と言われることは、ただ単に、選択の問題。
選択には、「YES」か「NO」しかありません。
そして、人はいつでも大体、肯定的で前向き、建設的な選択の方を、提案してきます。
ところが、いわゆる「共依存」者にとって、「NO」という言葉自体が、時に、死活問題に感じます。
存在の拒絶や、考えの否定に、感じてしまうのです。
「NO」と言われることは、ただ単に、選択の問題。
選択には、「YES」か「NO」しかありません。
そして、人はいつでも大体、肯定的で前向き、建設的な選択の方を、提案してきます。
ところが、いわゆる「共依存」者にとって、「NO」という言葉自体が、時に、死活問題に感じます。
存在の拒絶や、考えの否定に、感じてしまうのです。
Point. 2-2
| 「これ以上傷つかないこと」は、安全な解決策ではないかもしれない
| 「これ以上傷つかないこと」は、安全な解決策ではないかもしれない
それどころか、逆に、こんなことをしまうかもしれません。
「私は、大変な思いをしてきました。だから、否定的なことは、言わないでください」
「私を傷つけないでください」
「私を、特別扱いしてください」
「都合の悪いことは、聞きたくありません。知りたくありません。都合のいいことだけで、上手に『回復』させてください」
「私を傷つけないでください」
「私を、特別扱いしてください」
「都合の悪いことは、聞きたくありません。知りたくありません。都合のいいことだけで、上手に『回復』させてください」
Point. 2-3
| どんな結果を招いたのか、静かに考えてみる
| どんな結果を招いたのか、静かに考えてみる
静かな頭で一度、よく考えてみます。
私たちの、今までの人生の中で......。
関わってきた多くの人......同じく「共依存」者や、不健康な現実観をもつ大人たちが、このリクエストに、暗に「イエス」と言ってきた。
「どんなことであれ、とにかく、私を傷つけないで」
「私を、否定しないで」
「何も、意見しないで」
この、暗黙のメッセージに守られる形で、私たちの問題や苦しさ、生きづらさは、依然として継続したまま。
おかげで、恐れと恥の意識の中に、いまだ閉じ込められています。
これと反比例するようにして、現実を建設的に、健康に生きてゆく知識やスキルは、つかぬまま。
盲目的な恐怖ゆえ、「肯定的な『NO』」を拒んだばかりに、他ならぬ自分に、現実を生きてゆく力がつかないまま、今に至っているとしたら......。
それは、とても苦しいことです。
そして、苦しいのは、他ならぬ自分です。
私たちの、今までの人生の中で......。
関わってきた多くの人......同じく「共依存」者や、不健康な現実観をもつ大人たちが、このリクエストに、暗に「イエス」と言ってきた。
「どんなことであれ、とにかく、私を傷つけないで」
「私を、否定しないで」
「何も、意見しないで」
この、暗黙のメッセージに守られる形で、私たちの問題や苦しさ、生きづらさは、依然として継続したまま。
おかげで、恐れと恥の意識の中に、いまだ閉じ込められています。
これと反比例するようにして、現実を建設的に、健康に生きてゆく知識やスキルは、つかぬまま。
盲目的な恐怖ゆえ、「肯定的な『NO』」を拒んだばかりに、他ならぬ自分に、現実を生きてゆく力がつかないまま、今に至っているとしたら......。
それは、とても苦しいことです。
そして、苦しいのは、他ならぬ自分です。
Point. 2-4
| 「肯定的な『NO』」=「そのやり方は、うまくゆかない」
| 「肯定的な『NO』」=「そのやり方は、うまくゆかない」
こんな状況を乗り越えて、新しいやり方を覚え、問題から解放されてゆくために。
威力を発揮するのが、「肯定的な『NO』」の力です。
この、「肯定的な『NO』」。
意地悪な「NO」でも、批判的な「NO」でもなく、問題解決のための「NO」です。
この、「肯定的な『NO』」に心を開き、慣れてゆくこと。
この勇気であり変化が、「回復」作業にとって、とても大切になります。
威力を発揮するのが、「肯定的な『NO』」の力です。
「そのやり方は、現実には、うまくゆかない」
「やり方を、変えなければならない」
「やり方を、変えなければならない」
この、「肯定的な『NO』」。
意地悪な「NO」でも、批判的な「NO」でもなく、問題解決のための「NO」です。
この、「肯定的な『NO』」に心を開き、慣れてゆくこと。
この勇気であり変化が、「回復」作業にとって、とても大切になります。
問題にとどまり続ける選択は、最終的に高くつく
Point. 3-1
| その場しのぎのごまかしは、けっきょく、高くつく
| その場しのぎのごまかしは、けっきょく、高くつく
「肯定的な『NO』」を受け入れることは、最初は少し、怖い感じがするかもしれません。
慣れない感じも、あるかもしれません。
とびきりの勇気も、必要かもしれません。
でも、その慣れない感じ。
それは、あなたが、今までやったことのない、新しい方法で、人生を歩こうとしているから、起こること。
慣れない感じも、あるかもしれません。
とびきりの勇気も、必要かもしれません。
でも、その慣れない感じ。
それは、あなたが、今までやったことのない、新しい方法で、人生を歩こうとしているから、起こること。
Point. 3-2
| 人は、本当に必要なことを、心で理解できる
| 人は、本当に必要なことを、心で理解できる
たとえ表面的に、感情や気持ちが、抵抗したとしても......。
(慣れないことは、怖い、イヤだ。恥をかきたくない!)
人間というのは、本当に賢く、健全な自己保存本能を持っています。
本当に自分のためになること・必要なことは、冷静に、理解できるもの。
表面的に、一時的に、「怖い」と感じたとしても。
深いレベルで「これは、自分にとって大切なこと/必要なこと」と、心で感じたら。
勇気を出して、肯定的な「NO」に、心を開いてみてください。
新しくて、自分のためになる、優しくて建設的な習慣。
習慣を再訓練して、古くて役に立たない習慣・パターンの外に踏み出すことは、素晴らしいことです。
(慣れないことは、怖い、イヤだ。恥をかきたくない!)
人間というのは、本当に賢く、健全な自己保存本能を持っています。
本当に自分のためになること・必要なことは、冷静に、理解できるもの。
表面的に、一時的に、「怖い」と感じたとしても。
深いレベルで「これは、自分にとって大切なこと/必要なこと」と、心で感じたら。
勇気を出して、肯定的な「NO」に、心を開いてみてください。
新しくて、自分のためになる、優しくて建設的な習慣。
習慣を再訓練して、古くて役に立たない習慣・パターンの外に踏み出すことは、素晴らしいことです。









