「自分を生きる」ことなら、誰にでもできる
ここまで、桁の大きな話が続いてきた。
でも、生きることはそもそも、手に負えないほど大きなことではないはず。
動物は、自分に与えられた能力の中で、十分に生きている。
私たち人間だって、本来なら、できないはずがない。
誰だって、自分の命の船長になら、なれるはずなのだから。
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その証拠に、自分らしく生きるために、実技として使える技術が存在する。
それは、「自分の声を聞くこと」。
ONSA(弊社)が一貫してこだわっているのが、これ。
「自分の声を聞くこと」
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そのために、道具を用意している。
使うのは、主に2冊。
「スケジュール帳」と「日記」。......こんなありふれたものが、生きるための有益な道具になる。
もっと言えば、長い歴史のあいだ、「手帳」と「日記」が、人間にとっての主要な道具であり続けた。
どんなにデジタルが普及しようとも、これからも、状況は変わらないだろう。
自社のプロダクトとしては、『夢をかなえる人の手帳』と『未来日記』がある。
最初は書籍を使って基本通りに試し、板についてきたら、自分で試してゆく。

「手帳」と「日記」。人間が、自分らしく生きるための、歴史的な道具
連綿と受け継がれる自己対話方法......「手で書く」
古典的なことだけれど、人は、手で書き出さないと、自分のことがわからない。
どんなにデジタルの時代になっても、
「手で書き出す」
このことは、自分を知る基本になる。
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作家やアーティスト、ミュージシャンといった「手を使う」人たち。
これらの人々が、自分をよく知っているのは、おそらくこの理由だ。
作り上げる工程で、ツールとしてのデジタルを使うとしても、
「手で書いて、試行錯誤し、考える」
このプロセスを踏むからこそ、自分の思考を、とらえることができる。
「自分は、どんな人間か」
「何を欲し、何を求めているのか」
デジタルから「プラグオフ」され、自分の心と対話すると、自分を知ってゆける。
もちろん、私たちも、同じことができる。
スケジュール帳。あなたの「命の帳面」
そのスタートとして、まずは、スケジュール帳の解説から。

フィルターを入れて、著者のスケジュール帳実物シェア
スケジュール帳を使う目的は、世間一般で信じられているように、
「限られた時間を、いかに効率良く使うか」
この目的では、断じてないと信じている。
そうではなく、まずは、考えるため。
思考放棄の状態を、やめるためだ。
考えるためには、当然、時間が必要になるから。
行動する時間もまた、必要になってくる。
その時間で、あなたは自分を幸せにし、恋をし、旅に出て、人生を味わってゆく。
時間がないなら、それらはできない。
そう考えると、時間は、あなたの命そのもの。
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この社会が求めてくる、さまざまな義務や「すべきこと」。
それらの影響により、日々、奪われてゆく時間......。
でも、あなたの時間には、「時間=命」と言えるほどの、とてつもない価値がある。
まずは、この事実に気づかないといけない。

著者の歴代の手帳。スケジュール帳1冊が、1年の時間のあかし
『未来日記』......自己対話の有用なツール
「手で書く」ための時間を、スケジュール帳を使い捻出したら、次は、自分との対話。

未来のための自己対話なので、日記は日記でも『未来日記』
「どういう人生が生きたいのか」
「本当は、何が好きなのか」
「何が、嫌いなのか」
「何から逃げたくて、本当は、どうなりたいのか」
『未来日記』に手で書いて、正直に、自己対話を重ねてゆく。

フィルターを入れて、著者の『未来日記』の実物をシェア
時間が、あっという間に過ぎてゆく感覚に、驚くかもしれない。
しかも、乾いた感じではなく、潤った感じの時間の過ぎ方だ。
この対話の時間は、実際に試してみると、とても楽しい。
というのも、自分と対話し、自分のことを知るのが、楽しくないわけがない。
なぜなら、あなたは長い間、自分のの本音を聞いてもらう瞬間を待っていたのだから。
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ずっと、自分以外の「誰か」のために時間をついやし、自分をいちばん後回しにしてきた。
そして、やっと自分の順番がきた。
誰よりも関心を持って欲しかった、自分自身。
その存在に、見てもらえる瞬間が、『未来日記』とともにやってきた。