日々是好日 | あなたの道を、またひとつ、あなたの手足で[1]

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「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。


時間の進みは早いもので、昨日……8月8日は立秋。
暦の上では、秋のはじまりとなりました。


カレンダーって、すごいですよね。
歴史的に受け継がれている暦は、経験値の塊だと思う。

日本で言えば、旧暦。
西洋で言えば、いわゆる農事暦。
こういったものは、代々受け継がれた、先人の智慧の結晶。


すごいなあと、感嘆している次第です。
だって、雨と残暑を繰り返しながら、こうやって少しずつ、秋になってゆきますから。





そんな中、今のあなたも、自分のすべきことに、貴重な時間を注がれているさいちゅうだと思う。
そのことを、とても尊く感じ、共感します。



個人的に私は、「もう遅い」という言葉が、好きではないです。
だって、「もう遅い」って、……誰の基準で?


たとえば、あなたが「あっ!」と気づいた瞬間。
それは、あなたにとっては、いちばん最新の瞬間。

あなたにとっての、最新の「今」の、大切な気づきになる。



それなら、すべきことは、たったひとつ。

最新の「今」、自分にとってのすべきことを、はじめること。
周りが、そのことをどう考えようが、気にせずに。
だってこれは、あなたの人生なのだから。





私個人の場合もまた、そこからスタートしました。
自分の、最新の「あっ!」に素直に、一瞬ずつの時間を取りこぼさずに、コツコツと歩いた。

でも、ここで、なかなかおもしろいことが起こる。


というのも、小さなことというのは、案外、大きなこと
小さな一瞬が積み重なることで、最終的に、ものすごく大きな坂を登れる。



その坂は、私がずっと、登りたかった坂でした。
だから、私はこれからも、この方法を信頼してゆくつもり。

どんなに一歩が小さくとも、不器用でも、失敗しても。
自分の足で登る一歩だけが、自分の財産として残る。

その行動だけが、唯一実体の残る、信頼できるもの。
他は、消えてしまう。


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