ちょっと、命のことを | クリスマスの欧州は燃えている。非常に緊張した、でも、そうあるべき空気感[1]

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時間と心がテーマ、藤沢優月(文筆業)です。
欧州の歴史ある街から、メッセージをお届けしています。



欧州は、クリスマスです。


いつも行くカフェには、手作りの、クリスマスの巨大ペストリーが山積みに。
洗面器ぐらいはありそうなサイズ感の、焼き色も美しい、小麦の芸術作品の山。

赤いリボンで華やかにラッピングされ、引き取り手の到着を、心待ちにしています。


これを、あらかじめ予約した人たちが、次々に取りにくる。
コーヒーを飲んでいると、人の出入りが、引きも切らずです。



ちなみに、日によって、食べるペストリーも違うそう。
日本の正月にたとえるなら、年越しそばと、お節のような感じでしょうか。

どこの国も、本式のお祝膳の前は、胃休めのために、シンプルなものを食べる。
考え方が、なかなか似ていて、おもしろいです。


ちなみに、欧州著者地方のクリスマス商戦は、超控えめ。
代わりに、家族で過ごす伝統的なクリスマスを、あちこちで見ることができます。






「家族で……」と言いましたが、留学生や単身者はそれぞれ、ご招待にあずかっているよう。


ボリュームのある食事の写真が、いくつも送られてきました。
この日のために、腕によりをかけ、伝統料理が用意されているのでしょうね。


「何はともあれ、みんなで過ごそう」

周りの仲間も含めて、「家族」。
この地の、こういう空気が、温かくて好きです。





そのような中、欧州は燃えてます。
クリスマスのさなか、しかも冷え込む中、農家の方が、デモを起こしてくださっています。

イギリスやベルギー・フランス近辺で、非常に大きな動き。
それが、周辺国へと伝播し、次々に広がっています。


ですがこれも、「報道しない自由」が発揮されていると思われ。
おそらく日本で、状況を詳しく知る人は、少ないのではないでしょうか。



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