2022.07-10月開催 「ONSA Web. WORKSHOP(2)コース2/STEP.1(後期日程)」あかみおおしまクラス

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タイトルはじまり目印

S. H. さん(30代/宮城県よりご参加) あかみおおしまクラス



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大切な私へ

私はいま、この私に向けて、ねぎらいの大拍手を送りたい気持ちになっている。
すごい。ここまでよくやってきたね。おつかれさま。

私は、コーススタート時、自分がこんなふうに力強く歩き続けていられるとは、まったく想像していなかった。
毎週の課題にしがみついて、夢中で進んできただけ、だったと思う。
でもそれは、とても勇敢で偉大なことだったのだと、私は今、感じている。


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私は「自分で決める」「自分で選ぶ」ということをこれまで本当にはやってきていないと気づき、その難しさに怯えていた。
自分で決めるなんて、どうすればいいのか分からず、誰かに訊ねて答えにお墨付きを得て、安心したい気持ちがあった。

でも今の私には、同じ気持ちもありながらも、少し違う意見が浮かぶ。
「自分のことを自分で決める」というのは、私の責任であり、権利であると思う。
私は、自分でこれをやっていかなくてはいけない。
そして私は、当然そうしていいのだ。

そこに「私」が存在するならば、私にとっての答えはおのずと決まってくる。
自分には無理と思ってきたことが、「できるかもしれない」と感じられるようになっている。
私にとって、これは大きな発見だと思う。


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この3ヵ月の間に、私にはいくつか決断が必要な出来事があった。
それは、数か月前には全く想像していなかったことだった。
以前の私であれば「自分には無理」と思考停止になり、向き合うことを避けていたかもしれないことだった。

私は、それぞれのことを考えることに、時間やエネルギーを注いだ。
結果的には、つい考えてしまってどんどん時間が過ぎていた、ともいえるかもしれない。
けれど私は、自分がどうしたいかということを、ようやく真剣に考え始めたような気がしている。
一つひとつ、「自分の基準」をさぐりながら行動したことで、現実的な変化が起こっている。


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私に起こったのはまさに、「私がどう生きたいの?」という問いに直結する決断や選択の機会だった。
外側の時間は待ってはくれない。
現実では、「変わりたくない」とか、「認めたくない」とか、「私の側の準備ができたらそのことを考える」というわけにはいかない。
私はそのときそのときの自分と、様々な対話を試みた。

私は、本気で心地よく暮らしたいと思っている。
そのためには、手放さなくてはいけないモノや習慣が多くあることが、改めて分かってきた。
どんな場所に住むか、どんな暮らしがいいかについて、いまの私の答えを示す必要があった。
私のために、私が行動しなくてはいけない。


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私は、働くということを真剣にやってみたいと思っている。

これまで、「そんなことは起こってほしくない」「そうなったら私はもうここに居られない」と思ってきた状況が近いうちにやってくる。
でも私は現実的に、逃げ出したくはないとも思う。

そして、やってみなければわからないけれど、新しい環境にも挑戦をしてみたいと思っている。
私は、自分に対して「失敗しないならやってもいい」とか「うまくできないならやるな」とは、言いたくない。
私は自分自身へ、挑戦するという機会も与えてみたい。


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私は、誰かの考えとか意見ではなく「私がそう感じる」ということを、私自身が真に受けるようになってきたと思う。
私は、身体が発するサインにも気づきやすくなったことで、日々のちょっとした動きや選択も変わってきている。
私が私のために行動するということが、自然と自分自身のことを信じられる根拠になっている。

私が、決めた。私が、やってみた。
その一つ一つが、何とも言えないどっしりとした安心なものとして、自分のなかに存在している。
それが、「私」なのかもしれない。
私は、たしかに、ここに存在している。


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私は、「共依存」状態の根深さを、ますます感じるようになっている。
私は、日々のなかで、何かに頼りたいような気持ちをたびたび感じる。

怖い、分からない、と思うとき、切羽詰まっているとき、困難や苦しさを感じるとき…。
私は、「誰か」「何か」にすがりたい気持ちを強く感じることがある。


また私は、さびしさや虚しさを自覚することも、増えてきたように感じている。
自分の時間やエネルギーや資産を簡単に「誰か」に差し出す状態を少しずつ変えようとしていて、私は自分の頼りなさや不安定さを感じる。

いざそれらが自分に戻ってきたら私はいったいどうしたいのか、自分の答えがない状態であることが、どうしようもなく不安なのだと思う。
私はこれまで考えてこなかったその答えを、自分で見つけていくのだ。

この「自分単体では存在意義が見出せない」状態は、本当に私を困らせている。
これまでなら、このような頼りたい気持ちや不安な気持ちを、私は何とかしてやり過ごしてきた。
私が独自に編み出す解決法は、本当に「子どもの魔法の解決法」だったと思う。

その対処は、ますます私を困らせてきたことが、いまであればよく分かる。
私は、これまでと違うやり方を試みていく必要がある。


文節区切りの線

私は、この3ヵ月もよく踏んばってきた私のことを、とても誇りに思う。

いつも一緒にいてくれて、ありがとう。
私はこの自分をもっと信じて、応援していきたい。

私は、自分を楽しませたり満足させることを、見つけていきたい。
私は、どんな私も私であるということを、もっと感じていきたい。
もっと学んで、もっと練習していこう。
これからもこの私と一緒に、歩いていこう。


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