『夢かな手帳2021』|「カレンダー」を、日々の暮らしの中で、刻んでゆこう

「時間」と「心」がテーマの著者、藤沢優月です。


ついに、このタイトルの記事を、書ける時がやってきました。

2020年も、カレンダー的には、折り返し。
そして、あと4ヶ月後には、『夢かな手帳』的・時間の区切りがスタートです。



奇しくも、世はコロナ。
人生の時間感覚や、方向性が、ぼんやりとしてしまいがちな時です。

だからこそ、2021年度も1日ずつ、時間を刻んでゆこう。


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話は少し、遠くからはじまって……。そもそも、「カレンダー」ってなんだろう。

「calendar」の語源は、ラテン語で「帳簿」を意味する「calendarium」。
「calendarium」は、ローマ暦で「朔日(ついたち)」を意味するラテン語「calendae」から。



古代ローマには、こんな習慣があったそう。

ついたち(月初日)に、帳簿を整理したり、税を払ったり、お金を清算したりしていたそうですね。
「カレンダー」という用語は、その名残なのだとか。


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私にとっては、こちらの方が、興味深いです。

ロビンソン・クルーソー。
無人島に漂流して、なんとか、生きられるめどが立って……。

彼が、すぐにしたことは、時間の進みを刻むこと。
木に線を入れて、1日ずつの刻みを、数えていったこと。

つまり、自分なりの「カレンダー」を、作りはじめたこと。



After I had been there about ten or twelve days, it came into my thoughts that I should lose my reckoning of time for want of books, and pen and ink, and should even forget the Sabbath days;

ここに来てからおよそ10~12日位経った頃、このままだと日にちの計算ができなくなるという考えが浮かんだが、(記録するにも)帳面もペンもインクも無いのでは、平日と日曜日(の区別)さえ忘れてしまいそうだった;

(引用:『対訳:ロビンソン・クルーソー』より)

Upon the sides of this square post I cut every day a notch with my knife, and every seventh notch was as long again as the rest, and every first day of the month as long again as that long one;

この四角い柱の側面に、私は毎日ナイフで(V字形の)刻み目を付け、そして7番目(日曜)のノッチ(刻み目)は他のものより倍の長くして、毎月最初の日には更にその倍の長さとすることにした;

and thus I kept my calendar, or weekly, monthly, and yearly reckoning of time.

このようにして私は自分のカレンダーを刻み、週と、月と、年の経過を計算したのである。

(引用:『対訳:ロビンソン・クルーソー』より)



危機の時ほど、人間は本能的に、時を刻みはじめる。

ただ漫然と、時間に流されたくない。
人生の中に、「意味」を見出したい。


時を刻むことは、人の、本能なのだと思う。



どんなに、意識の上では、
「いや、そんなことはない」
と、否定したとしても……。

誰でもきっと、自分の生きた痕跡を、残したい。

「私は、確かに、生きている」
そんなふうに、実感したい。



2021年度も、肯定的な意味で、時間に抵抗してゆこう。
あなたの痕跡を、あなたの時間に、たくさん、残してゆこう。

一緒に、時間を歩きましょうね。


しんどかったことも、乗り越えたことも。
乗り越えた後の、笑顔も……。

あなたの時間の痕跡は、全部、手帳の中に刻まれます。
1冊のスケジュール帳は、あなたが、夢中で時間を生きた証になります。


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