『夢かな手帳2021』| 12ヶ月の扉イラスト – 全体を見ながら、ストーリーを磨いてゆく

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「時間」と「心」がテーマの著者、藤沢優月です。



イラストの表現力って、すごい。

『夢かな手帳』のイラストレーターさんは、仲間として、とりわけの難事業を要求されます。
それゆえ、「チーム夢かな」の感謝もひとしおです。


それは、
「イラストカットを描いてください」
つまり、「静止画を描いてください」という依頼ではなく、

「一枚画の中に、ストーリーを描いてください
「動きであり、物語を描いてください」
と、依頼されること。

(ひー)



実はこれ、簡単なようで、なかなか、そうはいかない。
ところが、さらっと応えてくださる、イラストレーター村山さん。

……プロだ。
プロがいる。

すごい才能だと、いつも驚嘆します。

文節区切りの線

ちなみに、制作のプロセスは、共同作業。

ものづくりは、「読者(使う人)」「著者(考える人)」「出版社(以降、形にする人)」「デザイナー」「イラストレーター」「校正作業者」「印刷所」「書店(届ける人)」……。
ほか、たくさんの人が環状にに連なった、共同作業です。

それゆえ、制作のプロセスは、たとえば、こんなふうに進んだりします。


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| これだと、ちょっと、ため息感が出るので……
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| たとえば、こんな構図は? と著者提案(ちなみにまた、謎文字発生中)

著者は “コンテンツ責任者” なので、書籍1冊分の、全体を見渡している立場。

そして、読者が安心するバランスみたいなものを、いちばん知っている。
(……いや。熟知していてほしいですよね)


すると、制作のプロセスは、こんな感じになったりします。

後ろ姿の寂しさよりも、歩き出した力づよさが、出てほしいので……


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| 後ろ姿は、工夫がいります。入水感が出ては困る
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| 表現したい、「力強く、どんどん進んでいる」距離感

見よ。
この、相手の能力を信頼し切った、ざっくりとした指定。

また、変わったところでは、こんな指定も。


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| たけのこが、あまりにおいしそうです

さすが、イラストレーターさん。
孟宗筍が、あまりのいきおいで、おいしそう。

こんな筍を見つけたら、煮物にしたい。
かわいいけれど、これちょっと、人より筍に目が行くかもよ……というわけで、要工夫。


これは個人的に、とても好きなカットです。
6月です。


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| 何かが、流れてくる

本番で、すごく素敵になっています。
どう変わったのか、これはぜひ、注目してもらえたら嬉しいカット。



こんなふうに、細かな要素を整えて、全体の雰囲気を合わせてゆく。
そうすると、素敵なことが起こります。


「12ヶ月の、時間の旅」

いわば、2021年の、あなたの時間の旅です
この冒険は、どんな旅に、仕上がったのでしょう。


(続きます)